

【1,000人調査】夏の草刈り経験者の4人に3人が体調不良——それでも8割超が「今年も自分でやる」と実態と、知っておきたい熱中症対策
2026.07.27 2026.07.23
「庭の草が伸びてきたから、ちょっと刈っておこう」——そんな気軽な気持ちで始めた作業が、命に関わる事態につながる。夏の草刈りには、多くの人が見落としがちな深刻なリスクが潜んでいます。
今回セーフリーは、この課題に向き合うため、草刈りや草むしりを自分で行ったことがある全国の男女1,000名を対象に、「夏の草刈り・庭の手入れに関する実態調査」を実施しました。
この記事では、調査で明らかになった驚きのデータと熱中症対策を詳しく解説します。
「夏場の草刈り」熱中症のリスクが高い理由

まず、夏場の草刈りがなぜ危険なのかを理解しておきましょう。
炎天下での直射日光と地面からの強烈な照り返し
真夏の庭は、日光が直接あたるだけでなく、乾いたコンクリートや土の地面からの照り返し(放射熱)が加わるため、発表されている気温以上に体が熱にさらされます。
都市部では「ヒートアイランド現象」も加わり、体感温度がさらに跳ね上がります。
草刈り特有の「低い姿勢」が体温調節を妨げる
草むしりや手作業での草刈りでは、しゃがんだ姿勢・中腰の姿勢を長時間続けることになります。この体勢は、血液の循環が悪くなりやすく、地面の熱が顔や頭部に近い位置で集中するため、特に体温が上がりやすい状態になります。
立ち仕事でも体力を使いますが、しゃがみ込む作業は脚や腰の筋肉に大きな負荷がかかり、全身の体温上昇を加速させます。
「あと少し」の感覚が水分補給を後回しにさせる
草刈りには「終わり」が見えにくいという特性があります。刈っても刈っても次の草が見え、「あと少しで終わる」という気持ちから、休憩や水分補給のタイミングを後回しにしてしまいがちです。
医学的に見ると、のどの渇きを感じた時点で体はすでに脱水状態に入っています。渇きの感覚が鈍くなりやすい高齢者では、このリスクがさらに高まります。
調査で明らかに!約4人に3人が体調不良を経験

「夏場に草刈り・草むしりをした際、体に不調を感じたことがありますか?」という質問に対して、回答者1,000名のうち、「よくある」18.0%、「たまにある」58.1%と答えた人の合計は76.1%にのぼりました。
つまり草刈り経験者の約4人に3人が、夏の草刈り中に何らかの身体的な不調を感じている、というのが現実です。
「そんなに多いのか」と思う方もいるかもしれませんが、これはある意味「自覚症状があった」人の割合です。自分では気づかないまま体に負荷をかけているケースも含めれば、危険にさらされている割合はさらに高い可能性があります。
最も多い症状は「めまい・立ちくらみ」と「体のだるさ」

具体的にどのような症状を経験したかを複数回答で尋ねたところ、以下のような結果になりました。
| 症状 | 割合 |
| めまい・立ちくらみ | 35.2% |
| 体のだるさ・疲労感 | 35.0% |
| 強いのどの渇き | 14.5% |
| 頭痛 | 11.9% |
| 吐き気 | 3.3% |
| 倒れた・救急搬送された | 0.1% |
「めまい・立ちくらみ」と「体のだるさ・疲労感」がほぼ同率で、1位と2位と並んでいます。
多くの人が「少し疲れたな」「ちょっとふらっとした」と感じながらも、「これくらいなら大丈夫」と作業を続けています。しかし、これらは体からの明確なSOSサイン。放置すると、意識障害や重篤な熱中症へと進行するリスクがあります。
「倒れた・救急搬送された」経験者も
1,000名の中に1名(0.1%)実際に「倒れた・救急搬送された」と回答した方がいました。
1,000人のうちの1名という数字は、統計的には「小さい」と見えるかもしれません。しかし逆に言えば、1,000人に草刈りをさせると、1人は救急車を呼ぶほどの状態になるということです。これは決して無視できない割合です。
それでも838人が「無理してでも自分でやる」
「今年も夏の草刈りを、無理してでも自分でやると思いますか?」という質問に対し、「そう思う」33.6%、「どちらかといえばそう思う」50.2%と答えた人の合計は83.8%にのぼりました。
| 回答 | 割合 |
| どちらかといえばそう思う | 50.2% |
| そう思う | 33.6% |
| どちらかといえばそう思わない | 10.8% |
| そう思わない | 5.4% |
さらに、「夏場の草刈りに対してどのような気持ちがあるか」という質問では、「熱中症が怖い」と感じている人が27.0%もいました。
この数字が示すのは、「リスクは分かっているけど、やらざるを得ない」という切実な現実です。
845人が「業者に一度も頼んだことがない」

「これまでに草刈り・庭の手入れを業者に依頼したことがありますか?」という質問に対し、「ない」と回答した人は84.5%。実に8割以上の人が、業者への依頼を一度も経験していないことが分かりました。
依頼しない最大の理由は「費用が高そう」
依頼したことがない人(845名)に、その理由を複数回答で尋ねたところ、以下の結果になりました。
| 理由 | 割合 |
| 費用が高そう | 42.4% |
| 自分でできると思っている | 35.4% |
| 業者を探すのが面倒 | 15.1% |
| 家の中に業者を入れたくない | 6.3% |
| その他 | 0.8% |
最大の壁は「費用が高そう(42.4%)」です。これは「実際に高い」ではなく、「高そう」という想像・先入観によるものです。
実際には、草刈り・庭の手入れの費用は業者によって大きく異なり、適切なサービスを比較・選択することで、想像より手頃な価格で依頼できるケースも多くあります。しかし、「いくらかかるか分からない」という不透明さが、行動を妨げている構図が見えます.
自由記述にも、費用への不安がリアルに綴られていました。
1,000人のリアルな声——数字には見えない「草刈りの辛さ」
アンケートの自由記述欄には、日々の葛藤が率直に綴られていました。数字だけでは見えない「生の声」をご紹介します。
体調不良・熱中症への恐怖
「夏場のみならず立ち眩みなど体調不良が多く、継続が前提であるためにモチベーションに困る」(20代男性)
「これだけ暑くなると、外で作業することが命の危険に感じます」(50代女性)
「しゃがんで草を取った後に立ちあがると立ちくらみがして辛い」(40代女性)
終わりの見えない徒労感
「刈っても刈ってもすぐに元気に生えてきますし、なぜこんな無駄なことを毎年しなければならないのかと泣きたくなります」(40代女性)
「せっかく綺麗に草を刈っても数週間で元通りになってしまう」(40代男性)
草刈りの辛さは熱中症リスクだけではありません。「終わりのなさ」がもたらす精神的な消耗も、大きなストレス要因になっています。
加齢とともに増す体力面の不安
「年齢を重ねてからは、夏の草刈りは以前よりずっと負担に感じるようになりました。少し作業しただけでも汗が止まらず、疲れがなかなか取れません」(60代男性)
「法面の草刈りが高齢になってからは自分たちでできないと思います。いまから信頼できる業者さんをさがしておきたい気持ちはあります」(40代女性)
年齢を重ねるほど熱中症リスクは高まります。60代以上の回答者は全体の5.9%でしたが、その声には切実さが滲んでいました。
それでも51.8%が「業者依頼に前向き」

「夏場の草刈り・庭の手入れを業者に依頼することについてどう思いますか?」という質問への回答は、以下のとおりでした。
| 回答 | 割合 |
| 条件次第では依頼したいと思う | 48.0% |
| あまり依頼したいと思わない | 30.0% |
| 依頼したいと思わない | 18.2% |
| ぜひ依頼したいと思う | 3.8% |
「ぜひ依頼したいと思う(3.8%)」と「条件次第では依頼したいと思う(48.0%)」を合わせると、51.8%が前向きな意向を示しています。半数以上の人が、条件次第では業者を使ってみたいと思っているのです。
「条件次第」というのは、多くの場合「費用が見合うなら」「信頼できる業者なら」「探すのが簡単なら」という意味です。言い換えれば、料金が透明で、口コミで評判を確認でき、簡単に依頼できる環境があれば、潜在的なニーズは現実の行動に転換できる可能性があります。
今すぐできる!夏の草刈りで実践すべき熱中症対策

調査結果を踏まえ、夏の草刈りを少しでも安全に行うために、具体的な対策をご紹介します。
時間帯は朝か夕方を選ぶ
熱中症リスクが最も高くなるのは、気温が上がりきる11時〜15時の時間帯です。草刈りをするなら、朝6〜8時台の涼しい時間か、日が傾いた夕方16〜18時を選びましょう。
ただし、夕方でも地面や外壁に熱がこもっていることがあるため、体感温度に注意が必要です。
水分と塩分を「渇く前」に補給する
熱中症予防の基本は水分補給ですが、大切なのは「渇きを感じる前に飲む」こと。作業を始める前にコップ1杯(約200ml)の水を飲み、作業中も15〜20分おきに100〜200ml程度を目安に補給しましょう。
スポーツドリンクや経口補水液のように塩分を含む飲料は、発汗による塩分補給にも効果的です。
適切な装備を整える
| 装備 | 効果 |
| 帽子・サンバイザー | 直射日光から頭・顔を保護 |
| 長袖・吸汗速乾素材 | 肌への直射を防ぎ、汗の蒸発を促す |
| ネッククーラー・冷却タオル | 首元の動脈を冷やし体温を下げる |
| 日焼け止め | 紫外線ダメージを軽減 |
「暑いから薄着で」と思いがちですが、肌の露出が多いと直射日光で体温上昇が加速します。吸汗速乾素材の長袖シャツの方が、半袖より涼しく感じることもあります。
「15〜30分に1回」の休憩を必ず入れる
集中して作業していると時間感覚が麻痺します。タイマーを使って強制的に休憩を取るのが効果的です。休憩は日陰や室内で行い、冷えたタオルで首・脇・太腿を冷やすとより効果的です。
作業を中断すべき「危険なサイン」を覚えておく
以下の症状が出たら、即座に作業を止め、涼しい場所に移動してください。
- めまい・ふらつき
- 強い頭痛・吐き気
- 大量の汗または急に汗が止まる
- 体の力が抜ける感覚
- 意識がぼんやりする
これらは熱中症が進行しているサインです。水分を補給し、自力での回復が難しい場合はためらわず救急車を呼んでください。
草刈り業者探しはセーフリーにお任せ!
今回の調査で明らかになった最も重要な視点は、「体調不良を経験しながらも、ほかの選択肢を知らずに自分でやり続けている人が多い」という現実です。
業者依頼への前向きな意向を持ちながら、「費用が分からない」「探すのが面倒」「信頼できるか不安」という壁が行動を阻んでいます。
以下のようなケースでは、特に専門業者への依頼を検討することをおすすめします。
- 高齢者や体力に自信がない方:熱中症リスクが高く、転倒などの危険もある
- 法面(斜面)や広い敷地の草刈り:バランスを崩しやすく、危険度が高い
- 草刈り機を扱ったことがない方:取り扱いを誤ると怪我のリスクがある
- 夏の最盛期(7〜8月)に作業が必要な方:最も熱中症リスクが高い時期
業者を選ぶ際は、複数の業者を料金・口コミで比較することが大切です。「実際に依頼した人の声」を参考にすることで、費用の相場感や業者の信頼性を確認できます。
「頑張れば自分でできる」という責任感や、費用への不安から業者依頼をためらう方も多いですが、体の安全と家族の安心を守るためには、「無理せず頼る」ことは怠慢ではなく合理的な判断です。
業者を探す際は、実際に依頼した人の口コミで比較できる「セーフリー」をぜひご活用ください。安心して依頼できる業者を見つけることができます!
今年の夏は、「頑張りすぎない」という選択を、ぜひ一度考えてみてください。
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■ 引用・参考データ
農作業中の熱中症事故発生事例【農林水産省関東農政局】
https://www.maff.go.jp/kanto/seisan/nousan/sizai/attach/pdf/annzenn-1.pdf













