2024.09.03 2024.10.02
騒音や悪臭などの被害をもたらすコウモリは少しでも早く駆除したいものですが、駆除に適した時期、適さない時期もあるので注意が必要です。さらに、駆除に効果的な時間帯もあり、作業前に知っておくと良いでしょう。
記事後半では、コウモリ駆除依頼にあたって「時期以上に大事なポイント」までご紹介します。コウモリ被害でお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
コウモリ駆除のオススメ時期とは?
コウモリ駆除には、オススメの時期と避けるべき時期があります。鳥獣保護法によって殺傷が禁止されているコウモリは、駆除に細心の注意が必要なためです。
そこで、まずはコウモリ駆除を避けるべき時期と依頼しやすい時期について見てみましょう。
避けるべき時期
傷つけたり殺したりすると法律違反となるコウモリは、無傷で追い出せる方法で駆除しなければなりません。
そこで、繁殖時期の夏と冬眠中の冬は、駆除を避けましょう。繁殖時期には生まれたばかりの赤ちゃんや子どものコウモリがいます。大人なら問題ないちょっとした刺激でも、赤ちゃんや子どもは死んでしまう可能性があるためです。
また、冬眠中も意図せず殺傷してしまうリスクがあります。さらに冬眠中のコウモリはほとんど動かないため、駆除効果は低いです。
依頼しやすい時期
コウモリ駆除を依頼しやすいのは、4~6月の春と、9~11月上旬の秋です。
春は、冬眠から覚めたコウモリが活動を始める時期。個体数が最も少ない時期なので、駆除に適しています。
冬眠の準備に入る秋は、春に比べると個体数が多いですが、年内に駆除できる最後のチャンスです。繁殖期も過ぎているので、比較的安全に駆除できる時期となります。
時期だけじゃない!コウモリ駆除にオススメの時間帯とは?
コウモリは夜行性なので、活動を始める日没以降に駆除するのがベストです。
コウモリ駆除は、退治ではなく追い出すことが目的なので、活動的ではない昼間に駆除作業をしても、効果は高くありません。それどころか、活動的でないため、追い出す目的の行動が殺傷につながる危険もあります。
効率的にコウモリを追い出すためにも、日没後に作業しましょう。
最適な時期に!コウモリ駆除のおおまかな手順【3ステップ】
コウモリ駆除は、春や秋の日没後に、正しい手順で進めることが大切です。
- 居場所を特定する
- 追い出す
- 再侵入を防ぐ
作業手順を、それぞれ順を追って見てみましょう。
1.居場所を特定する
まずはどこに住み着いているのか、居場所を特定します。
- 軒下や雨樋(関連記事:コウモリを軒下や雨樋から追い払うには?…)
- 屋根裏(関連記事:屋根裏にコウモリ!?確認方法や危険性など対処法を徹底解説…)
- 換気口や通気口
- 窓やドア、壁の隙間
- エアコンの室外機の配管
上記の場所に住み着きやすいので、念入りにチェックしてみましょう。黒っぽいパサパサしたフンが多く落ちている場所の周辺に、巣がある可能性が高いです。ただし、フンには菌が多く含まれるので、触れたり吸い込んだりしないように注意しましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
コウモリのフン?見分け方から掃除の仕方まで【軒下・シャッター等】
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2.追い出す
居場所を特定したら、いよいよコウモリを追い出すステップです。追い出す方法は、主に下記が有効です。
- 忌避剤を使う
- コウモリが苦手なニオイを活用する
- LEDライトを使う
- 超音波を使う
市販の忌避剤のほか、ナフタレンやハッカ油を使う方法も良いでしょう。LEDライトを設置して、追い出し効果をかけるのも効果的です。超音波はアプリなどでも流すことができますが、効果は一時的なので注意しましょう。
個体数が少ない春には手軽に追い出せることもありますが、個体数が増える秋の駆除は手間がかかるため、いくつかの方法を併用することも考えておくと良いでしょう。
3.再侵入を防ぐ
追い出しが完了したら、再度侵入されないように対策しなければなりません。
- 忌避剤を散布する
- 隙間をふさぐ
一度追い出しても、コウモリは再び戻ってくる可能性が高いです。そこで、巣があった場所や侵入口になっていた場所に、定期的に忌避剤を散布します。
また、再侵入を防ぐためには、侵入できる隙間をしっかり埋めなければなりません。
- 壁の隙間
- 窓やドアの隙間
- 屋根の隙間
- エアコンの室外機配管部の隙間
上記をはじめ、隙間を見つけたら埋めるようにしましょう。2cmほどの小さな隙間からでもコウモリは進入するため、通気口や換気口には、網目の細かいネットを設置するのも効果的です。
コウモリ駆除の注意点【時期よりも重要な2つのポイント】
コウモリ駆除の際は、下記2つのポイントを押さえておかなければなりません。
- 鳥獣保護法で殺傷が禁止されている
- 駆除にあたってのリスクが大きい
それぞれについて、具体的に見ていきましょう。
鳥獣保護法で殺傷が禁止されている
コウモリは、鳥獣保護法によって殺傷が禁止されている生物です。そのため、故意的ではなかったとしても、傷つけたり殺したりすると法律違反として罰則が科されてしまいます。
また、捕獲も鳥獣保護法により禁止されているので注意しましょう。
駆除にあたってのリスクが大きい
コウモリの体やフンには、菌が多く含まれています。エボラ出血熱やSARSなどの感染症を媒介することもあるため、駆除作業をするなら防備が欠かせません。また、ノミやダニが発生しているケースも多いため、ゴム手袋やマスクなどを着用して万全な体制で臨みましょう。
ただし、ゴム手袋やマスクで完全に防げるわけではありません。安全に駆除するなら、専門の業者に依頼するのがベストです。
さらに詳しく知りたい方はこちら
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時期を待つべき?コウモリ駆除をすぐやらないリスク4つ
コウモリは冬眠する生物なので、今被害に困っていても冬になれば活動しなくなり被害もストップします。しかし、冬眠のタイミングを待っていると、それまで下記のリスクを負うことになります。
- 騒音被害を被る
- 悪臭が発生する
- 感染症にかかる危険がある
- 建物が損傷する
コウモリの鳴き声や羽音による騒音被害やフンによる悪臭被害のほか、コウモリの体やフンに付着している菌によって感染症にかかる危険もあります。また、フンが蓄積することで建物が損傷するリスクもあります。
そのため、コウモリはできるだけ早いタイミングで駆除するのがベストです。たとえ夏場だったとしても、秋まで待てばそれだけリスクも大きくなってしまうため、できればすぐに駆除するのが良い方法です。
専門の業者ならば、夏場でも専門知識を駆使して安全にコウモリを駆除できます。
コウモリ駆除は最適な時期と時間帯で!業者依頼がベスト!
コウモリは鳥獣保護法によって守られているため、殺傷しないよう追い出さなければなりません。特に夏場はリスクが高いため、無理して自力で駆除せず、専門家の力を借りると良いでしょう。
どの時期でも、安全に、かつ徹底的に駆除したいなら、専門の業者へ依頼するのがベストです。経験と専門的な知識があるので、自分で作業するよりも効果的でしっかり駆除できます。
セーフリーには、コウモリ駆除の業者を多数掲載しています。依頼先を決める際は複数社を比較検討すると相場が分かりやすいため、セーフリーを活用して最適な業者を見つけましょう!
コウモリ駆除に最適な時期・タイミングとは?ベストな時間帯や具体的な作業の流れもご紹介のよくある質問
-
Q. コウモリ駆除に最適な時期は?
A.個体数が少ない4~6月の春と、冬眠準備に入る9~11月上旬の秋が最適です。
-
Q. コウモリの駆除におすすめの時間帯は?
A.コウモリは夜行性なので、日没後がおすすめです。
-
Q. コウモリ駆除の依頼時、時期・タイミング以外で注意すべきことは?
A.コウモリの駆除は、下記の2点についても注意しなければなりません。
・鳥獣保護法で殺傷が禁止されている
・駆除にあたってのリスクが大きい
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