2025.05.26 2025.05.26
本記事では、キクイムシ(木食い虫)の生態や発生原因、駆除方法などについて詳しく解説します。
「クローゼットの奥でカリカリ音がする…」
「タンスから木の粉がこぼれ落ちているけどこれは何?」
こういった疑問・不安を抱えている人必読!キクイムシは、古い家具の中で繁殖し、木材を食い荒らす害虫です。
放置し続けると、家具がボロボロになったり、木造の場合はフローリングや建材に深刻なダメージを与えたりするおそれも。記事後半では、自分でできる予防方法から駆除業者の選び方まで紹介します。キクイムシによる被害を抑えるために、ぜひ参考にしてください。
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目次
キクイムシの駆除の前に!特徴と発生のサイン
キクイムシは住宅や家具に被害を与える代表的な木材害虫です。気づかずに放置してしまうと、柱やフローリングなどの内部を食い荒らし、深刻な構造被害につながることもあります。 駆除を成功させるには、まずその生態や被害の兆候、他の害虫との違いを正しく理解しておくことが重要です。
キクイムシの種類と生態
キクイムシとは、木材を食害する甲虫の総称で、日本で被害が多いのは「ヒラタキクイムシ」と「アラゲキクイムシ」。これらは成虫が木材に卵を産み、ふ化した幼虫が木の内部を長期間にわたって食い続け、被害が進行します。
成虫は体長2〜5mmほどの小型で、茶色〜黒褐色の見た目で、湿気のある無垢材や合板に発生しやすいです。成虫は木材表面に小さな穴を開けて脱出するため、発生の痕跡と判断できます。
キクイムシが発生しているサイン
キクイムシの被害は、いくつかのサインに気づけば早期発見が可能です。 最もわかりやすいのは、木材表面に見られる「直径1〜2mm程度の丸い穴」です。これは成虫が木の内部から外へ脱出した痕です。
また、家具の下や床に白く細かい木粉が落ちている場合、内部で幼虫が活動している可能性が高いです。 時には「カリカリ」「カサカサ」といった食害音が聞こえることもあります。こうした兆候があれば、家具の内部でキクイムシが繁殖しているおそれがあると考えられます。
キクイムシが発生する原因
キクイムシの発生原因としてもっとも多いのが、適切に乾燥・防虫処理されていない木材の使用。
特に、古い家具や中古住宅では、既に虫が潜んでいた木材が使用されることもあり得ます。また、キッチン・床下などの湿気が多い場所では木材が柔らかくなり、食害の標的に! 木材にカビが生えていると、幼虫の成長環境として理想的になるため注意が必要です。
新築住宅であっても、安価な木製家具や合板フローリングを通じて持ち込まれることがあるため、使用材料のチェックが重要です。
シロアリや他の虫との違い
キクイムシは木材を食害する点ではシロアリと似ていますが、食害の仕方と発生のサインが異なります。キクイムシは乾いた木材を好み、木の内部をトンネル状にくり抜きながら進みますが、表面には小さな穴しか残しません。 一方、シロアリは湿った木材を好み、木材の表面ごと崩すようにして食べます。
また、よく誤認されるダニやチャタテムシなどの害虫は木材を食べないため、木の傷みが見られる場合はキクイムシやシロアリを疑うのが適切です。
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自分でできるキクイムシの駆除方法
キクイムシによる被害が軽度で、発生箇所がわかっている場合は、市販の薬剤などを使って自分での駆除も可能です。
以下の4ステップで確実に対応しましょう。
- 被害箇所である木材の穴を特定し、スプレー式の殺虫剤・マスクや手袋などを準備する
- キクイムシが開けた穴に殺虫剤を注入し、周辺にも散布する
- ②の作業を1〜2時間おきに数回繰り返す
- 殺虫剤を入れた穴を爪楊枝などで塞ぐ
特に、再びキクイムシの侵入を防ぐためにも、穴を特定して塞ぐのが重要です。1回の駆除で完全に除去できるとは限らないため、1~2ヶ月ほどは再度木粉が出ていないか、穴が増えていないかを定期的に確認しましょう。再発の兆候が見られる場合は、専門業者への相談を検討がおすすめです。
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キクイムシ被害を予防する方法【駆除後も対策を】
キクイムシは一度発生すると木材内部に深く潜み、気づかないうちに家の柱や家具を蝕んでしまいます。駆除後は一時的に被害が収まっても、適切な予防策を講じなければ再発のリスクは高いままです。
ここでは、駆除後に役立つ具体的な予防策を3つ紹介します。
通気・除湿・換気を徹底して湿気を抑える
キクイムシは湿気の多い環境を好む性質があるため、室内の湿度管理は予防の基本です。特に床下・押し入れ・家具の裏側など空気がこもりがちな場所は要注意です。
除湿機やサーキュレーターを使って空気を循環させ、湿気を溜めない環境を日常的に維持し再発防止を目指しましょう。 また、風通しを良くするために定期的に家具の移動、壁との隙間の確保だけでも効果があります。カビの発生もキクイムシにとって好条件となるため、カビ対策もあわせて実施しましょう。
家具に殺虫剤を噴霧する
木製家具を使用している場合は、表面に木部用殺虫スプレーを定期的に噴霧すれば、キクイムシの侵入・再繁殖を防ぐ効果が期待できます。
被害が出ていない家具でも、裏面・底面・棚板の裏などキクイムシが好む箇所を中心に予防的に処理しておくことが有効です。特に、気温が上がってくる春から夏にかけては、成虫が脱出孔から出てくる季節なので、この時期に合わせて薬剤を使用すると効果的です。
防虫処理がしてある家具を選ぶ
新しく家具を購入する際は、防虫処理済みの製品を選ぶと長期的な被害予防につながります。 特に無垢材の家具は魅力的ですが、虫害のリスクが高いため、購入時に防虫加工済みかどうかの確認が大切です。
また、輸入家具や中古家具にはキクイムシの卵や幼虫が潜んでいる可能性もあるため、信頼できる販売店から購入するか、導入前に薬剤処理を検討するのも有効です。 防虫性能のある塗料やワックスを自分で家具に塗る方法もあり、購入後の予防ケアとして取り入れやすいでしょう。
キクイムシ駆除を業者に依頼すべきケースとは
キクイムシは木材内部に潜むため、被害が表面化しにくく、気づいたときには深刻な状況に陥っている場合もあります。 以下のようなケースに当てはまる場合は、自己対処にこだわらず、プロの力を借りることが安全かつ確実です。
- 家の構造材まで被害が広がっている
- 自力駆除後も被害が再発している
- 音がするのに姿が見えない
家の構造材まで被害が広がっている
キクイムシの被害が床下や柱、梁など建物の構造材にまで及んでいる場合、専門業者による処理が必要です。 このレベルだと、市販の殺虫剤などの処理では内部の幼虫まで駆除するのが難しく、木材の強度が低下し、耐震性や安全性にも影響を与える可能性があります。
特に、同じ部屋で複数の木材に穴や木粉が見られる場合は、被害が広範囲に及んでいるサイン。業者であれば、木材の内部状態を調査し、必要に応じて穿孔注入や熱処理、全体防虫施工など適切な方法で対応してくれます。
自力駆除後も被害が再発している
自力で駆除した後も被害が再発した場合は、早めに業者への依頼を検討すべきです。
市販の殺虫剤や表面処理で一時的に被害が収まったように見えても、数週間〜数ヶ月後に再び木粉が出る、穴が増えるなどの再発例は少なくありません。 これは木材の奥深くに幼虫が残っていたか、新たな個体が産卵した可能性があるためです。
業者であれば、専用機材による穿孔注入処理や、木材全体への薬剤処理など、再発リスクを前提にした対応が可能です。
音がするのに姿が見えない
夜間など静かな時間に、「カリカリ」「カサカサ」といった音が聞こえるのに、虫の姿が見当たらない場合、木材の内部でキクイムシが活動している可能性が高いです。こうした状況では、表面処理だけでは対処できないうえ、どの部材が被害を受けているかの判断も難しいです。
業者に依頼すれば、専門的な調査機器や経験に基づいて被害箇所を特定し、効果的な駆除と補修の提案が受けられます。被害が見えないからと言って放置は禁物、早めの相談が望ましいでしょう。
キクイムシの駆除を業者に依頼した際の費用相場
キクイムシの駆除を専門業者に依頼した場合の費用相場は、被害の範囲・建物の構造・使用する薬剤や施工方法によって大きく異なりますが、一般的には2万円〜5万円程度が目安です。
たとえば、家具1点や部分的な木材に限られた軽度の被害であれば、スポット処理で2万前後に収まるケースもあります。一方、住宅全体に被害が広がっていたり、床下や構造材への施工が必要な場合は、穿孔注入処理や全面噴霧処理、再発防止処理を含めて5万〜10万円以上かかることも珍しくありません。
施工後に一定期間の保証がつくかどうかでも価格に差が出るため、契約前には必ず保証内容を確認しましょう。
キクイムシの駆除を依頼する業者の選ぶ際のポイント
キクイムシは木材内部に長期間潜んで家屋を蝕むため、駆除には専門知識と経験が必要です。確実かつ安全に対処するには、信頼できる業者を見極めることが重要です。
ここからは、4つのポイントを紹介します。
実績豊富な業者を選ぶ
キクイムシの駆除には、木材害虫に関する専門的な知識と経験が求められます。施工実績が豊富な業者は、さまざまなケースに対応してきたノウハウを持っているため、被害状況に応じて的確な判断と処置が可能です。
ホームページに事例写真や施工レポートが掲載されているかを確認し、「キクイムシ対応」や「木材害虫専門」と明記されているかを見ると安心です。さらに、地域に根ざした業者であれば、地元の気候や建築様式に合った対応が期待できます。
事業者の顔写真や口コミを確認する
顔写真やプロフィールが掲載されている業者は、責任ある対応を心がけている傾向が強く、信頼性が高いと判断できます。 また、Googleマップや口コミサイトでの評価も確認しましょう。
特に、「説明が丁寧だった」「再発後も無料で対応してくれた」などの声が多い業者は、顧客目線のサービスを提供している証拠です。
施工内容と保証期間を確認する
業者選びでは、提示された施工内容が具体的かも重要です。「木材への薬剤注入処理」「再発防止のコーティング」など、作業内容が明確に記載されている業者を選びましょう。
また、施工後にどのくらいの期間保証がつくのかも見逃せないポイントです。保証期間が1年~3年と長く設定されている場合、結果に自信があることの表れ。 再発時の対応条件や、保証が適用されないケースも契約前にしっかり確認しておくと、後のトラブルを避けられますよ。
複数の業者に見積もりを依頼する
最低でも2〜3社に相見積もりを依頼し、料金・作業範囲・保証内容を比較しましょう。 その際、「調査・見積もり無料」の業者を選べば、コストをかけずに比較が可能です。
極端に安い業者は作業が雑だったり、後から追加料金を請求されたりするケースもあるため注意しましょう。 安さだけでなく、説明の丁寧さや担当者の対応から、総合的に信頼できる業者を選ぶことが大切です。
キクイムシを駆除せずに放置するとどうなる?
キクイムシは家具や建材などの木材を食害する害虫です。目に見える被害が少ないからといって放置してしまうと、気づかないうちに深刻な問題に発展する場合も。
ここでは、キクイムシを駆除せずに放置した場合に起こりうる「人体への影響」と「建物への被害」を解説します。
人体への影響
キクイムシ自体は人を刺したり毒を持ったりするわけではありませんが、間接的に人体へ悪影響を及ぼす可能性があります。
例えば、幼虫が木材を食べた際に発生する木粉(フラス)は、アレルギーや喘息の原因となることも。特にアレルギー体質の方や小さな子ども・高齢者がいる家庭では、長期的に吸い込むことで健康被害が出るリスクが否定できません。
木くずの堆積により掃除の手間も増えるなど、生活の質にも影響を与えるでしょう。
建物への被害例
キクイムシは軽く見られがちですが、長期的に放置すると家の構造にまで深刻なダメージを与えます。 幼虫は木材内部を長期間かけて食い進み、数年かけて木の芯まで到達する場合もあります。その結果、柱・梁・床材・フローリングがスカスカになり、踏むと軋む、割れるといった危険が生じることも。特に木造住宅では致命的な被害につながるため、早めの対応が欠かせません。
キクイムシかも?と思ったら駆除業者に相談!まずは見積もりを
本記事では、キクイムシの生態や発生原因、駆除方法などについて詳しく解説しました。キクイムシが家に棲みつくと、家具や家屋に深刻な被害を与える恐れがあります。キクイムシが棲みついているかも?と気づいた段階で業者に問い合わせをして、見積もりをとっておくことをおすすめします。
セーフリーでは、キクイムシをはじめとした害虫の駆除実績が豊富な業者を多数掲載しています。キクイムシの被害に悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。
- 家具から木の粉が出てる…
- これってキクイムシ?
- どんな業者に相談したらいい?
キクイムシ被害に
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キクイムシ駆除に関するよくある質問
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Q. キクイムシを放置したらどうなる?
A.木材の内部を長期間かけて食い荒らすため、建物や家具の強度が低下します。放置すると床の軋みや柱の劣化など、深刻な被害に発展するおそれがあります。
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Q. キクイムシは自力で駆除できる?
A.軽度の被害であれば市販の木部用殺虫剤で対処可能ですが、木材内部に潜んでいるため再発しやすいです。完全な駆除には発生源の特定と専門的な処置が必要です。
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Q. キクイムシ駆除を業者に依頼するメリットは?
A.木材内部の被害状況を正確に調査し、再発防止策を含めた的確な施工が受けられます。保証付きのプランを選べば、万が一の再発にも安心です。