2024.06.07 2024.07.25
本記事では、畳のダニ退治におすすめの駆除・除去方法やグッズを紹介します。
畳の原料である「イ草」は湿気がたまりやすく、放っておくとダニが大量に繁殖してしまいます。直接肌に触れる畳は、適切なダニ対策を習慣付けましょう。
自分でできる駆除方法や注意点、おすすめの駆除剤もあわせて解説します。記事の後半では、ダニ退治を業者依頼するメリットもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
まずは畳のダニ退治!自分でできるおすすめの駆除方法
まずは、自力でできる畳のダニ退治方法を解説していきます。
- 布団乾燥機で畳を熱処理する
- 天日干しする
- ダニの駆除剤を畳に散布する
- スチームアイロンで熱処理→乾燥する
上記の4つの方法をチェックしていきましょう。
布団乾燥機で畳を熱処理する
布団乾燥機は、布団を乾燥させて熱処理するアイテムですが、畳にも応用できます。
ダニは50℃の熱だと20分程度、60℃の熱だとすぐに死滅するため、布団乾燥機の温風温度を調整してください。
本来は、敷き布団と掛け布団の間で布団乾燥機を挿入し、上下で乾燥させます。そのため、畳だけでなく挟む役割の掛け布団を用意しましょう。畳だけでなく、布団の乾燥やダニ退治にも役立てられるので、一石二鳥ですね。
掛け布団の大きさに合わせて、移動させながら乾かしましょう。
天日干しする
もし自宅の畳が取り外せるようであれば、天日干しする方法もあります。
真夏の日当たりの良い場所では、天日干しの表面温度は50℃近くまで上昇します。ダニは50℃以上の環境が続くと死滅するため、長時間日に当てるとある程度のダニ退治効果が見込めます。温度だけでなく、除湿効果もあるのが嬉しいポイント。
しかし、表面温度が上がりきらない、畳の素材を傷めてしまう、などの注意点を覚えておきましょう。
この方法は一定の効果は見込めますが、根絶は難しいので、他の駆除対策と併用してください。
ダニの駆除剤を畳に散布する
畳に効果的なダニ駆除剤が販売されているので、活用してみましょう。
パウダー状の薬剤をまき、ダニや雑菌とともに掃除機で吸いこむタイプや、畳に直接注入するアイテムなどがおすすめです。
効果の持続期間が1ヵ月ほどの商品が多いため、湿気の多い梅雨の時期や夏などは、こまめに散布すると良いでしょう。畳内部まで根絶させるのは難しいので、継続しても皮膚がかぶれるなどの症状が出る場合は、他の方法を試してください。
スチームアイロンで熱処理→乾燥する
熱に弱いダニは、スチームアイロンなどの高温で死滅するため、畳のダニ退治にも使用できます。当て布を敷き、ゆっくりとアイロンをかけましょう。
熱処理後に、しっかりと乾燥させるのが大事なポイント。畳の中にスチームアイロンの蒸気が残ったまま放置すると、結果的にダニの好きな多湿環境になってしまいます。布団乾燥機などでしっかりと乾燥させ、ダニの死骸を処理するまでが、スチームアイロンを使用する対策の流れとなります。
畳のダニ退治におすすめの除去方法【アレルゲン対策について】
ダニを退治しただけでは、ダニ対策は完璧ではありません。ダニの死骸やふん、抜け殻などの「ダニアレルゲン」が残ったままだと、アレルギーが発症してしまう可能性があります。
ダニ退治の後は、しっかりとダニアレルゲン除去しましょう。
- 掃除機をかける
- ダニ捕りシートを設置する
効果的な方法を2つ、ご紹介します。
掃除機をかける
掃除機で吸い取る方法は、シンプルで誰でも簡単にできます。生存しているダニの根絶はできませんが、ダニアレルゲンの除去には効果的です。
ただ吸い取るだけでなく、以下の手順を意識するとより効果的でしょう。
- 吸引力に優れた機種を選ぶ
- 1時間程度部屋を暗くし、ダニを畳表面におびき出す
- 丁寧にじっくり畳に掃除機をかける
夜行性のダニは部屋を暗くすると活動しはじめます。畳の表面に出てくるまで待てば、表面のダニを掃除機が吸い取るわけです。しかし、根絶は難しいので、他のダニ退治方法と併用をおすすめします。
ダニ除去用のおすすめ掃除機は、以下記事で詳しく解説しています。
さらに詳しく知りたい方はこちら
ダニの掃除機は効果あり?おすすめアイテムや使用時のコツ・選び方も紹介
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ダニ捕りシートを設置する
市販の「ダニ捕りシート」を設置する方法もあります。即効性や根絶させるほどの効力はありませんが、置いておくだけでダニを除去できます。極力薬剤を使用したくない方に、手軽に活用できるおすすめの方法だと言えるでしょう。
湿度の上がる梅雨時期前後に、畳に敷いて置くと良いかもしれません。もちろん畳以外にも応用できるので、他箇所のダニ対策にも使えます。
畳のダニ退治は駆除と除去を併せた方法が鉄則
ダニ対策は、ダニを死滅させるだけでなく、死骸やふんなどのアレルゲンを除去するまでの一連の流れが必須です。
自力でできる退治方法にあわせて、以下のように掃除機を併用するのがおすすめ。
- 布団乾燥機+掃除機
- ダニ駆除剤+掃除機
アレルギーや喘息などの健康被害を引き起こすのは、ダニ退治後に残されたアレルゲンです。畳表面のアレルゲンを除去する習慣を付けましょう。
畳のダニ退治におすすめの駆除剤【畳の内部までしっかり効果】
畳のダニ退治ができる市販の駆除剤もご紹介します。
- ダニアース ダニ駆除 スプレー
- キンチョー ダニがいなくなるスプレー
- ラクラクバルサン ダニよけ 霧タイプ
効果の持続期間は1ヵ月程度なので、定期的に使用する必要がありますが、手軽に続けられるアイテムを3つお伝えしていきます。
ダニアース ダニ駆除スプレー
「ダニアースダニ駆除スプレー」は、畳の底に直接スプレーできるため、表面だけにとどまらず、畳全体にダニ退治効果が及びます。殺虫機能がありますが、低刺激で使用後のにおいも少ない点が嬉しいポイントです。
キンチョー ダニがいなくなるスプレー
キンチョーの「ダニがいなくなるスプレー」は、畳や寝具、ソファーなどに直接スプレーするだけで、手軽かつ速乾性があるダニ対策スプレーです。肌に直接触れるような気になる場所や広範囲にも、楽に行き渡るミストタイプで、使用感も高く設計されています。
ラクラクバルサン ダニよけ 霧タイプ
「ラクラクバルサンのダニよけ」は、霧タイプで部屋のすみずみまでケアできるタイプ。畳やカーペットだけでなく、布団や枕などの寝具にも使用できます。
30分の閉め切り時間を守るだけで、植物や精密機器へのカバーも不要、火災報知器にも反応しにくい優れものです
ダニ用のおすすめ殺虫剤は、以下記事でも紹介しています。
さらに詳しく知りたい方はこちら
ダニの殺虫剤おすすめアイテムを紹介【場所・タイプ別で徹底比較】
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駆除剤のダニ対策効果は、長くても1ヵ月程度。あくまでも一時的な効果のみなので、除去や予防を徹底したいなら専門業者に依頼しましょう。
畳のダニ退治でおすすめできないNG行動
畳のダニ対策の注意点を解説します。
- 駆除対策しか実施しない
- 熱処理をしたまま放置する
知らないままだと、対策の効率が悪くなるばかりか、逆にダニがより繁殖するきっかけにもなるので、しっかりと確認してください。
退治対策しか実施しない
ダニ対策は、退治と除去の併用が大切だとお伝えしました。
定期的に熱処理や駆除剤などで退治しても、そのままでは死骸やふんの残りは畳に残ります。定期的にダニ退治しているはずなのに効果が感じられない場合は、退治方法に問題があるというより、退治後のダニアレルゲンを除去していないからです。
アレルギー反応がでるのは、生きているダニよりもむしろ死骸やふんなので、退治だけでなく、アレルゲンの除去まで徹底してください。
熱処理をしたまま放置する
スチームアイロンを当てて熱処理する方法をお伝えしましたが、それだけではマットレス内部に蒸気がこもったままになります。たまった蒸気によって畳が湿り、湿度が上がるため、かえってダニが生息しやすい環境になりかねません。
畳を乾かす主な方法は以下の3パターンです。
- 畳を天日干し
- 畳を壁に立て掛けた状態でエアコン、扇風機の風を当てる
- 布団乾燥機で乾かす
もし上記のような方法で乾燥まで対応できないなら、スチームアイロンやスチームクリーナーの使用は控えましょう。
畳のダニ退治でおすすめの予防習慣2つ
日常生活の習慣として、ダニ予防につながる方法をご紹介します。
- こまめに掃除・換気する
- 定期的に業者に依頼する
順番に解説していきます。
こまめに掃除・換気する
ほこりや髪の毛、フケなどの老廃物は、ダニの餌となり繁殖を促進します。
掃除機がけや水拭きをこまめに実施し、畳にたまるダニの餌を極力減らしましょう。水拭き時は、水気をしっかり絞ったぞうきんで拭き取り、その後の水分をしっかり乾かす点も重要なポイントです。
また、ダニは日本の夏のような高温多湿の環境を好みます。定期的に換気したり、除湿器を設置したりして、湿度と温度を下げる習慣が大切です。
ダニ駆除業者を定期的に利用する
こまめにダニ対策を続けても根絶は難しいのが現実。アレルギー反応や皮膚炎が収まらない場合は、ダニ駆除の専門業者に相談しましょう。
定期的な駆除作業だけでなく、アフターフォローなどのメリットもあるため、長い目で見て一番確実でお得な対策でしょう。
徹底的に畳のダニ退治をするなら【駆除業者をおすすめする3つの理由】
害虫駆除専門業者にダニ退治を依頼するメリットをお伝えします。
- 駆除効果が高い
- アフターフォローがある
- 他の害虫駆除にも対応してくれる
順に確認していきましょう。
駆除効果が高い
ダニ退治を専門業者に依頼する最大のメリットは、高い駆除効果が期待できる点です。
市販の駆除剤は、持続効果が長くても1ヵ月程度しか持ちません。その点、専門業者は、プロ専門の駆除剤や機材を使用して駆除対策を徹底します。
ダニの繁殖原因や発生場所、家の構造なども考慮した予防策も実施してくれるでしょう。
アフターフォローがある
アフターフォローを提供しているダニの駆除業者も多く存在します。アフターフォローとは、一定期間ダニの再発が起きない状態を保証する制度。
プロによる徹底的な駆除作業に加え、アフターフォローなどのサポートや、ダニがすぐに再発しないためのアドバイスをしてくれるのは、専門業者ならではのメリットでしょう。
他の害虫駆除にも対応してくれる
専門業者は、ダニだけでなく他の害虫の駆除作業も請け負っているケースがほとんどです。
家の内外で害虫や害獣の生存にいち早く気づき、被害が拡大する前に対処できる場合もあるでしょう。定期的な点検は、家全体をあらゆる害虫被害から未然に守る予防策となるのです。
畳をしっかりダニ退治したいならセーフリーに相談!
畳に潜むダニの退治方法や、おすすめグッズをご紹介しました。
日頃から清潔にしているつもりでも、湿気のたまりやすい畳は、ダニの発生は防げません。日々のダニ対策は重要ですが、ダニを退治・除去・予防まで徹底するには、プロの駆除業者に依頼すべきでしょう。
ダニの駆除業者を探すなら、実績が多い優良業者を比較できるセーフリーがおすすめです。気になる業者を見つけたら、無料で見積もり依頼してみましょう!
畳のダニ退治おすすめ方法を徹底解説【効果的な駆除剤も紹介】のよくある質問
-
Q. 畳でも即効性のあるダニ退治方法はありますか?
A.ダニは60℃の熱で即死します。 布団乾燥機の熱風の温度を60℃以上に調節すれば、ダニを退治できます。そのあと掃除機などで死骸を吸い取る作業を忘れずに。
-
Q. 畳のダニ退治は自分でできますか?
A.熱処理や駆除剤で、ある程度のダニ退治は可能です。しかしダニはどんな環境でも繁殖します。かぶれやアレルギーの症状が気になる場合は、業者に徹底駆除を依頼しましょう。
-
Q. 畳のダニ退治を依頼する業者の選び方を教えてください。
A.比較サイトの「セーフリー」なら、ダニ退治の実績が豊富な業者を比較検討できます。一括見積もりも簡単に依頼できるので、ぜひ活用してください。
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