ダニがいるかもしれない枕

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枕のダニに要注意!ひどい肌荒れも!?手軽な対策から徹底的な退治法まで解説

2024.01.08 2024.01.08

この記事では、枕のダニ対策について詳しくご紹介します。
布団だけでなく枕にもダニは発生するため、正しく退治し、予防していくことが欠かせません。
ダニが増殖すると肌荒れなどの原因になることもあるため、注意が必要です。
ご紹介する対処法や退治方法を参考にして、自宅の枕を快適に使っていきましょう。

枕のダニで肌荒れ?他の原因?

枕のダニが原因で肌荒れしている女性

「布団」で大量発生するイメージがあるダニ。「枕」が盲点になって肌荒れに悩まされている人も少なくありません。
スキンケアを毎日しているのに、なぜか肌荒れをしているのなら、枕のダニが原因かも?

布団以上に枕には湿気が溜まりやすく、髪の毛やフケなども多く付着。ダニが非常に増殖しやすい環境です。
では、なぜ枕のダニで肌荒れが起こるのかについても、その原因や症状、対処法を見ていきましょう。

肌荒れの原因とその他の症状

ダニは、生きている個体だけでなく、死骸やフンもアレルギーの原因になります。
アレルギーの原因物質が肌に触れると、触れた皮膚が反応してかゆみなどの症状を引き起こします

枕は、頭皮や顔に直接触れる寝具なので、ダニが発生していると肌荒れやニキビなどを起こすことがあるため注意しなければなりません。

枕に多く発生するのは、ヒョウダニやチリダニと呼ばれる種類です。
ヒョウダニは人を刺すことはありませんが、アレルギーの原因となるため注意しなければなりません。
さらに、ヒョウダニが大量発生すると、ヒョウダニを捕食するツメダニが発生します。
ツメダニは人を刺すことがあり、刺されると強いかゆみなどの症状が出るため駆除が必須になってきます。

また、枕は口に近いため、死骸やフンを吸い込んでしまうことも少なくありません。
口から吸い込むと、肌荒れだけでなく鼻炎や目のかゆみ、くしゃみなどの症状が出ることが多いでしょう。

肌荒れの対処法

枕が原因と思われる肌荒れには、状況に合わせて下記の対処が必要です。

  • 保湿する
  • 枕を清潔にする

対症療法的な処置にはなりますが、肌荒れをしてしまったら、まず保湿することが大切です。肌が乾燥するとバリア機能が低くなり症状が悪化してしまうため、こまめに保湿しましょう。
特に冬場は、空気が乾燥していて肌も乾燥しやすいため、入念な保湿ケアが欠かせません。保湿する際は、肌に刺激とならないよう、こすらずにやさしくケアすることがポイントです。
ただし、保湿しても良くならない、ひどく荒れているという場合は、早めに皮膚科を受診してください。

肌荒れしない環境を整えるためには、枕を清潔にすることも大切です。

枕カバーはもちろん、洗える場合は枕そのものもしっかりと洗濯し、アレルギーの原因物質を除去しなければなりません。
ですが、生きているダニは洗濯だけでは除去できないため、正しい方法で退治する必要があります。

枕のダニの正しい退治法【肌荒れ無縁の生活を!】

枕のダニ退治に使うドライヤー

死骸やフンは洗濯することで落ちるものが大半ですが、生きているダニには正しい対処が欠かせません。

ダニは熱に弱く、50度以上なら20~30分、60度以上ならすぐに死滅させることができます
ただし、熱に弱い素材を使った枕もあるため、状況に合わせて適切な方法を選びましょう。

  • 熱いお湯につけ置きする
  • ドライヤーを使う
  • 布団乾燥機を使う
  • コインランドリーの乾燥機を使う
  • ダニスプレーを使う

熱いお湯につけ置きする

熱いお湯に枕をつけ置きすると、ダニを退治することができます。
50度以上のお湯なら20~30分つけ置きが必要ですが、時間が経つとお湯の温度も下がってしまうため、60度以上のお湯を使うのがオススメです。
60度以上のお湯で10分以上つけ置きしてから、通常通りに洗濯しましょう。

ただし、ウレタン素材など、洗濯できない枕はつけ置きには向きません

ドライヤーを使う

一般的に100度以上の温風が出るドライヤーを使えば、ダニ退治に効果的です。
ただし、ドライヤーでは枕全体に一気に熱を加えることができないため、ダニが熱が伝わらない場所へ逃げてしまうことも考えられます。
枕の形状や大きさによっては、ドライヤーでは退治しきれないこともあるため、他の方法との併用がおすすめです。

布団乾燥機を使う

低くても50度以上の熱を加えられる布団乾燥機なら、枕全体に効率的に熱を加えることができます。
枕の上に布団を置いてから布団乾燥機をかけることで、表も裏もしっかり熱が伝わります。

コインランドリーの乾燥機を使う

コインランドリーの乾燥機も、50度以上の高温が出るためダニ退治に有効です。
乾燥機なら枕を全方位からしっかり熱が加わるため、効率的なダニ退治ができます。

ダニスプレーを使う

熱に弱い枕の場合は、熱を使ったダニ退治ができません。

  • ウレタン
  • 羽根
  • 羽毛

これらの素材を始め、熱を加えるとダメージになってしまう枕には、ダニスプレーを使う手もあります。
ただし、ダニスプレーに含まれる成分が肌に刺激となることもあるため、事前に成分を調べておくことが大切です。自然由来の成分を使っていたり、アレルギーテスト済みであったり、できるだけ肌に刺激を加えないものを選びましょう。

枕のダニを退治したら必ず除去まで!

熱やスプレーでダニを退治した後は、死骸やフンを除去することも忘れてはいけません。
死骸やフンが残っているとアレルギーの原因になるため、必ず除去までの対処をセットで考えましょう。

ただし、枕にダメージを与えないために、洗える枕の場合と洗えない枕の場合それぞれで、適切な方法を実施することが大切です。

洗える枕の場合

洗える素材の枕であれば、水洗いで除去します。
洗濯機や手洗いで、枕の奥に入り込んだ死骸やフンも押し出すように入念に洗うと効果的です。
洗った後は、しっかりと乾燥させることで、ダニが住み着きにくい環境を整えることができます。

洗えない枕の場合

水洗いできない枕であれば、掃除機を使って死骸やフンを取り除きます。
布団クリーナーを使うのも良いですし、一般的な掃除機であれば布団用のヘッドを付けて使っても良いでしょう。
掃除機は、1箇所あたり数秒と、ゆっくりかけていくことがポイントです。

枕のダニ除去でのポイント【素材別】

さまざまな素材がある枕の場合、素材ごとにダニ退治のポイントも異なります。
ここでは、「ポリエステル・綿」の枕「パイプ・ポリエチレン」の枕に分けてダニ除去の際のポイントをご紹介します。

ポリエステル・綿

ポリエチレン製の枕は洗えないものもありますが、洗えるものは洗濯機ではなく手洗いが基本です。
洗えるポリエチレン製や綿の枕は、汚れやダニの死骸などを押し出すようにして洗います。ぬるま湯を使って、ゆっくりと丁寧に押し洗いをしたら、数回水を換えて洗いましょう。

パイプ・ポリエチレン

パイプやポリエチレンの枕は洗濯機で洗えるものがほとんどですが、弱水流などのやさしいコースで洗濯ネットに入れることが重要です。
洗濯中にファスナーが開いて中の素材が出てしまうこともあるため、必ずネットに入れましょう。干す際には、パイプ部分の水を残さないよう、何度は枕の向きを変えると効果的です。

枕のダニを予防する方法【肌荒れ防止にも】

ダニ対策をした枕で眠っていた女性

一度ダニを退治しても、条件が整えばダニはまた住み着いてしまいます。
そこで、ダニ予防も忘れずに行っていきましょう。

  • 寝室はこまめに換気する
  • 定期的に洗濯・掃除をする
  • 枕カバーは数日ごとに変える
  • 枕だけでなく寝具もダニ対策をする

こまめに換気することで湿気を溜めないようにし、定期的に洗濯や掃除をすることでダニの栄養源となる汚れを除去します。
また、少し手間になるかもしれませんが、数日後とに枕カバーを換えると清潔な状態を維持しやすいです。

そして、枕といっしょに使うマットレスや布団など、寝具全体でダニ予防することも欠かせません。さらに、寝具だけでなく、寝室も常にキレイにしておくとダニ予防に効果的です。

ダニだけじゃない!枕が原因の肌荒れを予防する2つのコツ

枕のダニ退治をして、肌荒れがなくなった女性

ダニは肌荒れの原因になりますが、ダニだけでなく寝具の汚れから菌が繁殖して肌荒れになることももちろんあるでしょう。
そこで、最後にダニが原因かどうか判断がつかない場合の、寝具の肌荒れ対策を2つだけご紹介します。

  • 柔らかいタオルを枕カバーの代わりに使う
  • 無添加の洗剤で洗う

柔らかいタオルを枕カバーの代わりに使う

枕カバーそのものが、肌に刺激を与えているケースもあります。
タオル地やガーゼ生地、シルクなどさまざまな材質の枕カバーがあり、自分の肌に合うものを探して買い替えるのも効果的ですが、手っ取り早いのは柔らかいタオルを枕カバー代わりに使うことです。

柔らかいタオルであれば肌への刺激は抑えられ、肌荒れを予防しやすくなります。

また、枕に巻き付けるだけのタオルであれば、毎日交換してもそこまで手間にはなりにくいです。

枕にはスキンケアクリームなどの成分がつきやすく、この成分が酸化すると菌が繁殖して肌荒れやニキビの発生につながることもあります。
これを予防するためにも、手軽に洗い替えができる柔らかいタオルを使うと効果的です。

無添加の洗剤で洗う

どんな素材の枕カバーを使っても肌荒れしてしまうのならば、洗剤が原因かもしれません。
洗剤のほとんどは洗濯時に洗い流されますが、ほんの少し残った洗剤によって肌に刺激を与えている可能性が考えられます。
この場合には、すすぎ回数を増やすことも効果的ですが、洗剤を無添加のものにすることも選択肢の一つです。

直接肌に触れる枕や寝具は特に、無添加の洗剤を使って肌に負担をかけないようにすると良いでしょう。

枕も寝具もまとめてダニ対策するなら業者への依頼がおすすめ!

枕にダニが増殖すると、肌荒れ以外にアレルギー症状を引き起こすことがあります。
猛烈なかゆみは快眠を妨げる大きな原因になり得ます。健康に過ごすためにも、枕のダニ対策はしっかり行っておきましょう。

自分で対策をしても改善しない、自分では対策が難しいなどの場合には、業者の利用がおすすめです。

徹底的に退治して、快眠を手に入れ、肌荒れしにくい環境を手に入れましょう。

枕のダニに要注意!ひどい肌荒れも!?手軽な対策から徹底的な退治法まで解説のよくある質問

  • Q. なぜ枕にダニが発生する?

    A.

    枕は、1日何時間も連続で使用する寝具。体温により温められ湿気を溜めやすく、髪の毛やフケなどが多く付着します。
    高温多湿で栄養源が多くあるため、ダニが発生しやすくなります。

  • Q. 枕についたダニは洗濯で落ちる?

    A.

    死骸やフンは、洗濯することで落とすことができます。
    ただし、生きているダニは洗濯しても退治できません。熱を加えたりダニスプレーを使ったりして、死滅させてから洗濯で落とす必要があります。

  • Q. 枕についたダニの退治方法は?

    A.

    枕の素材に合わせて、ダニの退治方法を選ぶ必要があります。
    熱に強い素材であれば、布団乾燥機やコインランドリー、熱湯などを使います。
    熱に弱い素材の場合は、ダニスプレーを使って死滅させると効果的です。
    どちらのケースであっても、ダニを死滅させた後は洗濯したり掃除機をかけたりして、死骸やフンを除去することも大切です。

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