2024.08.03 2024.09.03
今回は、害虫退治の定番アイテム「バルサン」の効果や使い方について解説します。
「バルサンは本当に効果があるの?」
「使用前・使用後に注意点はある?」
「ダニは予防できるの?」
上記のような疑問を全て解決。
記事後半では、バルサンと併用すべき駆除方法についても紹介しています。ダニによるかゆみや赤みに悩まされている方も、ぜひ最後までご覧ください。
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ダニが大量発生?実際のリスクや退治方法を徹底解説【駆除の手順と予防策も】
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目次
ダニ退治で定番のバルサン!ただし効果は限られる【3つの効かないケース】
ダニ退治の定番として知られるバルサン。しかし、すべてのダニに対して万能なわけではありません。効果が限られる場合もあるため、使用時には注意が必要です。
ここでは、バルサンが効かない3つのケースについて解説します。
布団のダニは駆除できない
バルサンは空間に漂う薬剤がダニを駆除する仕組みですが、布団の内部に潜むダニには効果を発揮しません。布団の繊維の奥深くに入り込んでいるダニに、バルサンの成分が浸透しにくく、駆除が難しいのです。
特に厚手の布団や密度の高い素材の場合、効果はさらに限定的となるでしょう。そのため、布団のダニ対策は掃除機での吸引や洗濯、乾燥機での高温処理など、物理的な方法が推奨されます。
寝具のダニ駆除については、以下の記事もご確認ください。
ダニの卵にバルサンは効かない
バルサンは成虫や幼虫には有効ですが、ダニの卵にはほとんど効果がありません。ダニの卵は非常に頑丈で薬剤が効きにくいため、孵化するまでの間に駆除するのは難しいのです。
バルサンを使用しても、1〜2週間後に再度処理しなければいけません。
そもそもダニではないケースだと効かない
ダニだと思っていた害虫が実は別の種類だったという場合も、バルサンは効果を発揮しないでしょう。特に、近年問題視されているトコジラミは、バルサンなどの市販薬剤では駆除が難しいとされています。
トコジラミはピレスロイド系の成分に耐性を持つ場合が多く、繁殖力も高いため、専門的な駆除が必要です。ダニの駆除を併せて、専門業者に相談するのがおすすめです。
ダニ退治で使用するバルサンは3タイプ
バルサンは効果の強さや使用感の違いによって、「煙タイプ」「水タイプ」「霧タイプ」の3種類に分類されます。それぞれの特性に応じて使い分けましょう。
煙タイプ|効果強め
煙タイプのバルサンは、3種類の中でも最も強力な効果が期待でき、濃厚な煙が室内の隅々に行き渡る仕様です。確実にダニを駆除したい場合に最適と言えるでしょう。
使用方法は、フタの始動用スリ板で本体上部を擦ると着火し、直ちに煙が放出。その後、部屋の外に出て窓やドアを閉め切った状態で約3時間待ち、効果的にダニを駆除します。
煙が多く発生するため、使用後はしっかりと換気してください。
水タイプ|煙・ニオイが少ない
水タイプのバルサンは、煙タイプよりも発生する煙の量が少なく、ニオイも控えめ。ニオイや煙で室内を汚したくない場合に適しています。
使用方法としては、付属の容器に規定量の水を入れ、その中に殺虫成分が含まれた本体をセットします。フタを閉じると約1分後に煙が発生し始め、3時間ほど待つと効果を発揮。使用後は室内のニオイが少ない点が魅力です。
霧タイプ|煙が出ない
霧タイプのバルサンは、煙を出さず霧状の殺虫成分を室内に広げるのが特徴です。待ち時間が他のタイプよりも短く、煙の影響を気にせずに使用できます。
また、火災報知器に反応しないため、カバーをかける必要がなく、使い勝手が良い点もメリット。使用方法は、本体上部のペダルを押すことで霧が放出され、約1時間待ちます。少々ニオイは残りますが、煙タイプよりはるかに少ないでしょう。
ダニ退治で使用するバルサンの使い方
バルサン使用時は、正しい準備と使用方法を守りましょう。バルサン使用時の手順は、以下を確認してください。
- 部屋の窓や換気口を閉め、戸棚や押入れを開放する(食品や寝具などはカバーするか部屋の外へ出す)
- 精密機器や楽器にはカバーをかける(ペットや植物を部屋から出す)
- 火災警報器やガス警報器は袋で覆う
- 部屋の中央にバルサンを置き、内側のシールをはがす
- 始動用スリ板で緑色のヘッドをこすり、煙が出始めたら部屋を出る
煙が出た後、2〜3時間は部屋を閉め切って入らないようにしてください。また、バルサンの種類によっては若干使用方法が異なる場合があるため、商品の使用方法や注意書きをしっかり守りましょう。
ダニ退治でバルサン使用後の注意点
バルサン使用後は、以下の点に注意して処理しましょう。
まず、所定の時間が経過したら、窓や扉を開放し十分に換気します。その後、床に掃除機をかけ駆除された害虫やダニの死骸を除去してください。畳やカーペットの上は念入りに掃除し、ダニのアレルゲンを取り除きます。
また、煙に触れた可能性のある食器は、水洗いしてから使用しましょう。使用後の容器は各自治体の指示に従って適切に廃棄します。寝具類は天日干しやクリーニングし、残ったダニやアレルゲンを処理しましょう。
ダニ退治でバルサンが効かない場合の駆除方法5選【熱と乾燥がポイント】
ダニ退治にバルサンを使用しても、効果が不十分な場合があります。特に布団やマットレスの内部にいるダニは、薬剤の影響を受けにくいため、別の方法での駆除が必要でしょう。
熱や乾燥の力を利用した、以下5つの方法を試してみましょう。
- スチームアイロン・布団乾燥機を使用する
- コインランドリーを活用する
- ダニ駆除用グッズを使用する
- 布団クリーニングを依頼する
- 専門業者に依頼する
順番に解説します。
スチームアイロン・布団乾燥機を使用する
スチームアイロンや布団乾燥機を使うと、熱でダニを効果的に駆除できます。
ダニは50℃の熱を20〜30分当てると簡単に駆除できます。60℃以上なら即死させられます。
スチームアイロンは100℃以上の高温蒸気を放出するため、布団やカーペットの表面にいるダニを撃退できます。使用する際は、あらかじめ部屋を暗くしてダニを表面に集めるとより効果的。
また、布団乾燥機は内部まで熱を伝えるため、ダニの隠れた場所まで駆除するのに役立つでしょう。布団の端までしっかりと包み込むように設置し、乾燥機を稼働させることで、隅々まで熱が行き渡ります。
使用後は掃除機でダニの死骸をしっかり吸引しましょう。大量発生したダニの駆除は、以下の記事もご確認ください。
コインランドリーを活用する
自宅に布団乾燥機がない場合や、購入を検討していない場合は、コインランドリーの乾燥機を利用するのも一つの手です。大型の乾燥機を使用すれば、布団全体をしっかりと乾燥させ、ダニを駆除できます。
高温設定で乾燥すれば、高い駆除効果が期待できるでしょう。コインランドリーの乾燥機を使うときは、布団の素材に適した設定を選びましょう。シルクやウールなどのデリケートな素材には注意してください。
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布団のダニでアレルギーに!?主な症状と効果的な対策・予防策を徹底解説!
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ダニ駆除用グッズを使用する
ダニ駆除のための専門グッズも活用しましょう。例えば、即効性のあるダニ駆除スプレーは、広範囲に散布すればダニを退治できます。また、ダニ取りシートは薬剤を使わないので、小さな子供やペットがいる家庭でも安心して使用できるでしょう。
アレルギーに配慮した製品もあり、ダニアレルゲンを除去する効果も期待できます。
布団クリーニングを依頼する
布団クリーニング専門店に依頼すれば、ダニの駆除と布団の洗浄を同時に済ませられます。クリーニング専門店では、専用の機械で布団をしっかりと洗浄し、その後高温の乾燥機で乾かすため、ダニを効果的に除去できるのです。
さらに、防ダニ加工のオプションを選択すれば、ダニの再発生を防ぐ効果も期待できます。費用は布団の種類や加工内容によって異なりますが、羽毛布団や敷布団のクリーニングは多くの専門店で対応しています。
クリーニングの所要時間は約1週間から10日ほどですが、その間に布団を完全に清潔な状態に戻せるでしょう。
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布団のダニは洗濯で落とせる?手軽にしっかり退治できる方法を解説
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専門業者に依頼する
ダニ駆除に特化した専門業者に依頼するのが、最も確実で有効な方法でしょう。蓄積された経験とノウハウ、専用機材で、深部のダニまで徹底的に退治してくれます。
ダニの成虫だけでなく、卵も駆除してくれるため、駆除と予防をセットで依頼できるのも専門業者に依頼する魅力です。
また、専門業者による作業は、一度の施術で広範囲のダニを駆除できる上に、アレルギーを引き起こすダニの死骸やフンも効果的に除去します。徹底的なダニ対策を求めるなら、専門業者に依頼しましょう。
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バルサンよりも大切!ダニ退治をラクにする予防方法5つ
ダニを効果的に退治するには、日々の予防策が欠かせません。バルサンなどの駆除剤に頼るだけでなく、生活環境を整えることでダニの発生を防ぎましょう。
- 家を清潔に保つ
- 湿度50%以下をキープする
- 寝具を定期的に洗う
- ペットのケアを怠らない
- 虫除けグッズを使用する
日常生活で簡単に取り入れられるダニ予防のポイントを5つ紹介します。
家を清潔に保つ
ダニは汚れやホコリが溜まった場所を好むため、日々の掃除は欠かせません。カーペットやソファなど、繊維が多くダニが隠れやすい場所は注意が必要です。
掃除機を使って定期的に掃除するのはもちろん、ダニの餌となる人間の皮膚や髪の毛も放置NG。食べこぼしにも気をつけ、リビングやダイニングでは食事後の掃除を怠らないようにしましょう。
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カーペットのダニ退治は温度がポイント?方法と予防策を徹底解説
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湿度50%以下をキープする
ダニは湿度の高い環境を好むため、室内の湿度を50%以下に保ちましょう。エアコンや除湿機を活用し、梅雨の時期や冬場の結露に注意を払いましょう。
湿気がたまりやすい浴室やキッチンの換気も欠かさず、湿度のコントロールを心がけてください。また、適度な換気で室内の空気を新鮮に保つのも重要です。
寝具を定期的に洗う
ダニは温かく湿度の高い場所を好み、特に寝具に多く発生します。そのため、布団や枕を定期的に洗濯してください。
布団乾燥機を使用してダニを死滅、さらに洗濯によって清潔な状態を保ちましょう。布団や枕の洗濯が難しい場合は、コインランドリーの乾燥機を利用しましょう。
ペットのケアを怠らない
ペットもダニの影響を受けやすいため、定期的なケアが必要です。ブラッシングやシャンプーで、ペットの毛に付着したダニを除去し、家の中へ持ち込まないようにしてください。
特に、散歩後はペットの足を拭くなどケアしてあげましょう。必要であれば獣医師に相談し、ダニ予防薬の使用も検討しましょう。
虫除けグッズを使用する
虫除けスプレーや防虫剤も、一定の効果が期待できます。置き型の防虫剤やシートタイプの製品は、手軽に使用できるためおすすめです。
ただし、使用期限を守り、効果が薄れないよう定期的に交換してください。また、アロマオイルを使った自然な虫除けも、ダニ対策に効果的です。
ダニ退治はバルサンと他の方法を併用!完全駆除は業者へ依頼しよう
今回は、ダニ退治にバルサンは効果があるのか、使い方や注意点などについて解説しました。バルサンと併用すべき駆除方法や、予防方法についてもお分かりいただけたかと思います。
バルサンは家の中、広範囲に使えるダニ退治アイテムですが、寝具に潜むダニや卵には効果が期待できないのを覚えておきましょう。スチームアイロンや乾燥などを併用するか、完全駆除ならプロの業者に任せると良いでしょう。
ダニ駆除の業者を探すときは、セーフリーの検索システムをご利用ください。エリアと条件を指定しながら、必要な業者を選定できます。いくつか業者をピックアップしたら、無料見積もりに進んでみましょう!
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ダニ退治でバルサンは使えるの?限定的?注意点や確実に駆除する方法も解説のよくある質問
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Q. バルサンはダニ以外の害虫もまとめて退治できる?
A.バルサンはダニ専用のものと、ゴキブリやノミなどの害虫も対象とした製品が展開されています。必要なものを使用しましょう。
-
Q. バルサンの効果持続時間はどれくらい?
A.3ヶ月間効果が持続するものもあれば、一回の駆除効果で終わるタイプなど、製品によって異なります。
-
Q. そもそもダニは部屋のどこにいる?
A.ダニは寝具が置いてある寝室や、畳の部屋に多く潜んでいる傾向です。
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