2024.06.03 2024.06.08
この記事では、お盆の引っ越しについて徹底解説します。
仕事や休暇の都合でお盆に引っ越しする方もいるでしょう。しかし「お盆の引っ越しは良くない」「料金が高い」などの噂を聞いたことがある方もいるはずです。
本記事では、お盆に引っ越しするのは問題ないのか、メリットやデメリット、注意点などを紹介。記事後半では、お盆の引っ越し料金を安くするコツもご紹介しますので、ぜひお役立てください。
目次
「お盆の引っ越しはよくない」は本当?
「お盆に引っ越しするのは良くない」という噂を聞いたことがある方は多いはず。日本では、お盆に先祖や亡くなった人が浄土から帰ってくるとされており、引っ越しをするとご先祖さまが帰って来られなくなる、と言われているためです。
つまり、「お盆の引っ越しが良くない」はただの言い伝えであり、科学的な根拠はありません。引っ越し業者も、大手の業者はお盆の時期も営業していますし、縁起を気にしない方であれば、お盆の引っ越しは問題ないでしょう。
お盆の時期に引っ越しする4つのメリット
お盆の時期も引っ越しできることがわかりました。ここでは、お盆に引っ越しするメリットをご紹介します。
お盆の時期の引っ越しのメリットは、以下の4点です。
- 賃貸物件の家賃が下がる
- 引っ越しにまとまった時間が取れる
- 引っ越し業者の料金が安い
- 新学期にあわせて引っ越しできる
それぞれ詳しく解説していきます。
賃貸物件の家賃が下がる
お盆に引っ越すメリットの一つは、賃貸物件の家賃相場が下がる場合があること。4月中旬から8月は、不動産業界のオフシーズンに当たり、空室を埋めるために家賃を値下げする傾向です。
家賃交渉をすると応じてもらえる可能性が高いため、お盆の引っ越しは節約したい方に狙い目と言えるかもしれません。
引っ越しにまとまった時間が取れる
お盆の引っ越しは、引っ越し準備のためにまとまった時間が取りやすいのもメリット。引っ越しは荷物をまとめたり、不用品を処分したり、退去後の掃除をしたり、何かと時間がかかります
単身であっても3日前後、家族の引っ越しであれば1週間程度は必要でしょう。
なかなかまとまった休みが取れない方にとっては、お盆シーズンは集中して引っ越し準備ができておすすめです。
引っ越し業者の料金が安い
お盆の時期は、引っ越し業者の料金が安くなるのもメリットです。引っ越し業者の料金は、3月、4月の繁忙期が最も高く、5月以降は安くなります。
繁忙期に比べると半額以下の業者もあるため、なるべく引っ越し料金を節約したい方は、お盆の引っ越しも視野にいれましょう。
新学期にあわせて引っ越しできる
お盆は、新学期にあわせて引っ越しできるのもメリットです。お子さんにとって負担が少なく、スムーズに新学期をスタートさせられるでしょう。
お盆の時期に引っ越しするデメリット
次は、お盆に引っ越しするデメリットを解説します。お盆の時期に引っ越しするデメリットは以下のとおりです。
- 暑い中の作業することになる
- 場所によっては交通渋滞がある
- 湿気が高く雨に見舞われる可能性もある
- ガスの開栓の予約がとりにくい可能性もある
それぞれ解説していきます。
暑い中の作業することになる
お盆の時期は残暑が厳しく、引っ越しの準備がより大変に感じてしまう方もいるでしょう。猛暑日と引っ越しが重なるケースもあるため、熱中症対策と水分補給をこまめにしましょう。
場所によっては交通渋滞がある
お盆の時期は、場所によっては交通渋滞に巻き込まれる可能性があります。帰省ラッシュは8月10日前後から始まるため、可能であれば、荷物の搬出だけでもその前に済ませておくとよいでしょう。
湿気が高く雨に見舞われる可能性もある
お盆の時期は残暑が厳しいだけでなく、湿度が高く雨天の日が多いのもデメリットです。搬出・搬入の際に荷物が濡れてしまう恐れもあるため、ビニールシートを準備するなど、荷造りの際の防水対策は必須でしょう。
ガスの開栓の予約が取りにくい可能性もある
お盆は、ガス会社の開栓の予約が取りにくい可能性があります。ガスは電気と違い、現場で開栓してもらわないと使えるようになりません。
通常、ライフラインの開通手続きは2週間程度前の予約で大丈夫ですが、引っ越しがお盆の場合は早めに予約しましょう。
お盆の引っ越し業者の料金相場
ここでは、お盆の時期の引っ越し業者の料金相場を解説します。
お盆の引っ越し料金を、引っ越し人数と距離別で見ていきましょう。
単身(1人暮らし)の引っ越し料金
単身のお盆の引っ越し費用相場は以下のとおりです。
料金 | |
---|---|
15km以内 (同一市区町村程度) |
平均2万5000円〜3万円 |
50km以内 (同一都道府県内程度) |
平均3万円〜3万5000円 |
200km以内 (近隣地方) |
平均3万7000円〜4万5000円 |
200km以上 (遠方) |
平均6万円〜8万5000円 |
※参照元:引越し侍
2人暮らし(1DK~2DK)の引っ越し料金
2人暮らしの引っ越し費用相場は以下のとおりです。
料金 | |
---|---|
15km以内 (同一市区町村程度) |
平均5万8000円 |
50km以内 (同一都道府県内程度) |
平均7万円 |
200km以内 (近隣地方) |
平均11万5000円 |
200km以上 (遠方) |
平均11万8000円〜13万5000円 |
※参照元:引越し侍
家族の引っ越し料金(2DK~)
家族で引っ越す場合の費用相場は以下のとおりです。
料金 | |
---|---|
15km以内 (同一市区町村程度) |
平均6万3000円〜7万円 |
50km以内 (同一都道府県内程度) |
平均7万2000円〜15万円 |
200km以内 (近隣地方) |
平均15万7000円〜23万1000円 |
200km以上 (遠方) |
平均16万円〜41万3000円 |
※参照元:引越し侍
お盆の引っ越しはどんな特徴がある?【費用と縁起について】
お盆に引っ越しを予定している方は、お盆だけでなく8月の引っ越し料金や縁起についても知っておくと良いでしょう。順番に解説していきます。
閑散期の中でも引っ越し料金は高め
8月の引っ越し費用相場をまとめましたので、まずは以下をご覧ください。
単身(荷物少なめ) | 単身(荷物多め) | 夫婦・カップル | 3人以上の家族 | |
---|---|---|---|---|
8月上旬 | 平均4万円 | 平均4万8000円 | 平均7万1000円 | 平均8万1000円〜8万8000円 |
8月中旬 | 平均3万6000円 | 平均4万4000円 | 平均6万8000円 | 平均8万3000円〜10万1000円 |
8月下旬 | 平均3万5000円 | 平均5万円 | 平均7万5000円 | 平均8万1000円〜11万6000円 |
※参照:価格.com
8月は引っ越しの閑散期ですが、他の月に比べると若干高い傾向があります。ちなみに閑散期の中でも、もっとも安いのは12月から1月です。
8月の引っ越しについてさらに詳しく知りたい方は、下記記事も参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
8月の引っ越しではお盆に注意!費用相場や節約方法まで徹底解説
2024.03.08 2024.03.08
縁起が悪いと言われている
先述でもお伝えしたように、8月の引っ越しが良くないと言われるのは、縁起が悪いという言い伝えがあるからです。
特に「土用」の時期は、土を動かしたり、新しいことを始めるのはタブーという古い習慣もあります。しかし、科学的根拠があるわけではないため、縁起を気にしない方であれば、8月の引っ越しは問題ないでしょう。
縁起が気になる方は、土用の引っ越しについて下記記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
土用の期間の引っ越しはあり?なし?注意点や料金相場・節約のコツも解説
2024.05.07 2024.11.20
お盆の時期の引っ越し料金を安くするコツ4選
お盆の時期の引っ越し料金を安くするコツを解説します。以下4点をチェックしてください。
- 複数の業者の見積もりを比較
- 検討する割引キャンペーンを利用する
- できるだけ荷物を減らす
- 必要のないものを売る
詳しく解説していきます。
複数の業者の見積もりを比較・検討する
まずは、複数の引っ越し業者に見積もりを依頼しましょう。相見積もりすれば、一番料金が安い業者が一目でわかります。
セーフリーの無料見積もりサービスを利用すれば、一度の入力で複数の見積もりを簡単に依頼できるため、ぜひご活用ください。
割引キャンペーンを利用する
お盆の引っ越しを安くしたいなら、割引キャンペーンを利用しましょう。割引キャンペーンの内容は業者によって異なりますが、最大で数万円安くなるケースもあります。
引っ越し業者の割引キャンペーンの一例をご紹介します。
割引対象者 | 金額 | |
---|---|---|
初回割引 | 初めて依頼する人 | 作業料金の10%OFF程度 |
リピート割引 | 2回目以降に利用する人 | 作業料金の10%OFF程度 |
ネット割引 | HPを見た人 | 1,000円~ |
口コミ割引 | 口コミ投稿をした人 | 1,000円~キャッシュバック |
紹介割引 | 業者を紹介した人 | 1,000円~ |
必要のないものを売る
お盆の引っ越しは、必要ないものを売ることで結果的に安くできます。引っ越しは荷物の量が少ない方が料金は安くなるため、断捨離をして荷物を減らすと良いでしょう。
状態の良い家電や、家具、ブランド品、未着用の服などは、リサイクルショップや引っ越し業者が買い取ってくれる可能性が高いです。
引っ越し料金を安くするコツについて、さらに詳しく知りたい方は下記記事も併せてご覧ください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
引っ越し費用を抑えるための12のコツ【とことん節約したい人必見】
2024.02.05 2024.11.20
お盆に引っ越しする際の注意点2つ
最後に、お盆の時期に引っ越しする際の注意点を解説します。お盆の引っ越しの注意点は以下の3つです。
- 道路情報をチェックする
- ライフラインの開通手続きは早めに
順番に解説していきます。
道路情報をチェックする
お盆の引っ越しは、道路情報を確認しましょう。引っ越し業者の中には、稼働時間に応じて追加料金が発生する業者もあるため、帰省ラッシュ時の依頼は避けるのが賢明です。
ライフラインの開通手続きは早めに
お盆の引っ越しは、ライフラインの開通手続きを早めにしましょう。通常は2週間前の予約で問題ありませんが、お盆の時期は予約が取りにくい可能性もあるためです。
また、お盆の時期に対応していないガス会社もあるので、事前にHPで確認するか直接問い合わせましょう。
お盆に引っ越しても問題なし!できるだけ料金を抑えたいなら
お盆の引っ越しは可能です。縁起を気にする方は、お盆は避けて8月上旬・下旬の引っ越しも検討しましょう。
セーフリーでは、コストパフォーマンスが高く、対応がスピーディーな優良業者のみを掲載しています。お盆の時期にも対応している業者も多数掲載中。気になる業者が見つかったら、気軽に見積もりを依頼してみましょう!
お盆に引っ越しはできる?メリットとデメリット・料金相場も解説のよくある質問
-
Q. お盆の引っ越しは縁起が悪いって本当?
A.ご先祖様の魂が帰ってこられなくなるため縁起が悪いとされています。しかし、根拠はありませんので過度に気にする必要はないでしょう。
-
Q. お盆シーズンの引っ越し料金は他の時期より安い?
A.3月や4月の繁忙期に比べると割安です。
-
Q. お盆は引っ越し業者は営業している?
A.大手の引っ越し業者は営業しているところが多いでしょう。
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