2024.03.08 2024.11.29
今回は、8月の引っ越しについて費用や注意点を解説します。
引っ越し業界では閑散期に該当する8月。繁忙期より引っ越し費用は抑えられるものの、8月ならではの注意点を把握しておく必要があります。
記事後半では、少しでも引っ越し費用を抑えたい方に向けて、手軽な節約方法もご紹介しています。ぜひ、最後までご覧ください。
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目次
8月の引っ越しはいつが安い?【前後月との比較も】
8月の引っ越し費用相場について確認していきましょう。
単身(荷物少なめ) | 単身(荷物多め) | 夫婦・カップル | 3人以上の家族 | |
---|---|---|---|---|
8月上旬 | 平均4万円 | 平均4万8000円 | 平均7万1000円 | 平均8万1000円〜8万8000円 |
8月中旬 | 平均3万6000円 | 平均4万4000円 | 平均6万8000円 | 平均8万3000円〜10万1000円 |
8月下旬 | 平均3万5000円 | 平均5万円 | 平均7万5000円 | 平均8万1000円〜11万6000円 |
※参照:価格.com
単身の場合は8月上旬〜下旬にかけて料金が安くなる傾向。2人暮らしの場合は、中旬が最も安く、ファミリーの引っ越しでは上旬が安くなっています。
続いて、前後月である7月・9月との比較も見てみましょう。
単身(荷物少なめ) | 単身(荷物多め) | 夫婦・カップル | 3人以上の家族 | |
---|---|---|---|---|
7月 | 平均3万6000円 | 平均4万7000円 | 平均7万6000円 | 平均8万2000円〜9万8000円 |
8月 | 平均3万8000円 | 平均4万5000円 | 平均7万2000円 | 平均8万1000円〜9万9000円 |
9月 | 平均3万8000円 | 平均4万7000円 | 平均7万4000円 | 平均8万8000円〜10万8000円 |
※参照:価格.com
ファミリーの引っ越しについては、9月の引っ越し料金が高くなる傾向に。それ以外は単身・カップルともに大きな差は見られません。
8月の引っ越し費用相場をもっと詳しく!【人数・距離別】
8月の引っ越し費用相場を、引っ越し人数と距離別で見ていきます。単身・2人暮らし・ファミリーに分けて解説しています。
単身(1人暮らし)の場合
単身の引っ越し費用相場は、以下の通りです。
8月上旬 | 8月中旬 | 8月下旬 | |
---|---|---|---|
15km以内 (同一市区町村程度) |
平均2万5000円〜3万円 | 平均2万5000円〜3万円 | 平均2万7000円〜3万3000円 |
50km以内 (同一都道府県内程度) |
平均2万7000円〜3万5000円 | 平均3万円〜3万5000円 | 平均2万9000円〜3万5000円 |
200km以内 (近隣地方) |
平均4万円〜4万5000円 | 平均3万7000円〜4万5000円 | 平均3万6000円〜5万円 |
200km以上 (遠方) |
平均4万9000円〜9万円 | 平均6万円〜8万5000円 | 平均5万6000円〜8万7000円 |
※参照元:引越し侍
距離関係なく、8月上旬の引っ越しが費用を安く抑えられる傾向です。ただし、時期によって大きな差はないと分かります。
2人暮らしの場合
カップルや夫婦など、2人暮らしの引っ越し費用相場は、以下の通りです。
8月上旬 | 8月中旬 | 8月下旬 | |
---|---|---|---|
15km以内 (同一市区町村程度) |
平均6万5000円 | 平均5万8000円 | 平均6万円 |
50km以内 (同一都道府県内程度) |
平均7万 | 平均7万円 | 平均6万5000円 |
200km以内 (近隣地方) |
平均10万 | 平均11万5000円 | 平均10万8000円 |
200km以上 (遠方) |
平均19万円 | 平均11万8000円〜13万5000円 | 平均13万5000円〜15万円 |
※参照元:引越し侍
2人暮らしの引っ越し費用相場は、8月上旬の場合遠方の引っ越しが高くなる傾向に。その他は、時期による違いは1万円程度です。
ファミリーの場合
ファミリーで引越す場合の費用相場は、以下の通りです。
8月上旬 | 8月中旬 | 8月下旬 | |
---|---|---|---|
15km以内 (同一市区町村程度) |
平均7万1000円〜8万8000円 | 平均6万3000円〜7万円 | 平均7万5000円〜11万1000円 |
50km以内 (同一都道府県内程度) |
平均8万1000円〜11万2000円 | 平均7万2000円〜15万円 | 平均10万円〜14万7000円 |
200km以内 (近隣地方) |
平均14万円〜24万6000円 | 平均15万7000円〜23万1000円 | 平均11万円〜16万2000円 |
200km以上 (遠方) |
平均16万〜31万9000円 | 平均16万円〜41万3000円 | 平均18万4000円〜31万7000円 |
※参照元:引越し侍
同一都道府県内での引っ越しであれば、8月中旬が費用面でお得だと分かります。また、ファミリーの引っ越しは人数と距離によって費用が大きく異なると理解しておきましょう。
8月の引っ越しはどんな特徴がある?【費用と縁起について】
8月に引っ越しを検討するなら、費用面について、また縁起について知っておくと良いでしょう。
順番に解説していきます。
閑散期の中でも引っ越し料金は高め
一般的に引っ越し閑散期に位置づけられる8月ですが、実際は料金が比較的高めに設定されている場合もあります。夏季休暇やお盆の連休を利用して引越す人が多いためで、特にファミリー層や転勤者などが8月に引越す傾向があります。
その結果、引っ越し業者の予約が埋まりやすくなり、見積もり料金が高騰するのも珍しくありません。早めの予約と、複数業者から見積もりを取るのが、費用を抑える上での鍵となります。
縁起を気にして引っ越しを避ける人もいる
文化的な背景から、8月の引っ越しを避ける人もいます。特にお盆の時期は先祖の霊を供養する期間とされており、この時期に引越すのは避けるべきだという風習が存在します。また、夏土用の時期に土を動かすことをタブーとする古い習慣も影響しています。
しかし、現代ではこうした縁起や大安などの六曜を重視しない人が増えており、文化的な観点から引っ越しのタイミングを選ぶ人は少なくなっています。それでも、こうした伝統や風習を尊重する人もいるため、縁起を重視しなくても周囲への配慮は欠かさないようにしましょう。
引っ越しを8月にする3つのメリット
8月の引っ越しは、お盆や閑散期ならではのメリットがあります。
- 閑散期で費用が安い
- 夏休み・お盆休みなどで引っ越し日を確保しやすい
- 業者・物件探しで焦らなくてよい
順番に見ていきましょう。
閑散期で費用が安い
8月は引っ越しの閑散期に当たり、引っ越し費用は繁忙期に比べると低く設定されています。休暇を利用して引越す人が多く、場合によっては料金を高めに設定している業者も存在するかもしれません。それでも春先の引っ越しシーズンと比較すると、全体的に費用は抑えられるでしょう。
特に単身者の小規模な引っ越しについては、費用面でメリットが大きいと言えます。
夏休み・お盆休みなどで引っ越し日を確保しやすい
8月はお盆休み、子供の夏休みなど、連休が取りやすい時期です。連休を利用して引っ越せば、準備や移動、整理などに必要な時間を十分確保できます。また、学校が夏休み中であるため、子供の転校手続きもスムーズに進められるでしょう。
引っ越し準備には多くの時間と労力が必要になるため、8月の長期休暇は大きな助けとなります。
業者・物件探しで焦らなくてよい
繁忙期に比べると、8月の閑散期は引っ越し業者や物件の選択に余裕がもてます。自分の希望する日程で引っ越し予約が取りやすく、引っ越し準備も焦らず進められるでしょう。
また、物件探しの面でも、借り手に有利な条件での契約が期待できます。賃料や敷金・礼金の交渉、水回りなどの設備更新やフリーレント物件の提供など、お得なオプションが増える時期でもあります。
8月の引っ越しにおける注意点【お盆に注意!】
メリットが多い8月の引っ越しですが、暑さや連休が関係する注意点もいくつかあります。
- 夏本番でとにかく暑い
- 業者のお盆休みを事前に確認しておく
- 渋滞も考慮しておく
- エアコン工事は早めに予約を
8月の引っ越しを検討している方は、この機会に把握しておきましょう。
夏本番でとにかく暑い
8月の厳しい暑さは、引っ越し作業中の課題です。熱中症のリスクが高くなるこの時期には、こまめな水分補給が不可欠。また、熱中症対策グッズを携帯し、可能な限り休憩を取りながら作業を進めていきましょう。
また、食材は引っ越し前に使い切るようにし、準備も徹底してください。
業者のお盆休みを事前に確認しておく
8月のお盆時期は、多くの業者が夏季休暇を取るでしょう。これにより、電気、ガス、水道、インターネットなど必要な手続きが遅れる可能性があります。
引っ越し計画を立てる際は、関連業者の休業期間を事前に確認し、必要に応じて手続きの時期を調整してください。準備を怠ると、新居での生活開始に支障を来たします。
渋滞も考慮しておく
お盆時期は多くの人が移動するため、交通渋滞が起こりやすいです。結果、引っ越し業者が到着する時間が予定より遅れる可能性があります。引っ越し業者が遅れると、引っ越し作業自体が予定通りに進みません。
個人の移動計画においても、渋滞による遅延を見込んでおく必要があります。計画を立てる際は時間に余裕を持たせ、予期せぬ遅延に備えましょう。
エアコン工事は早めに予約を
8月はエアコンの新規設置や取り替え、修理の依頼が急増します。エアコンの取り付けや移設を伴う引っ越しでは、早めの予約が必須でしょう。場合によっては、引っ越し日の数日前に取り外し・取り付け作業する必要があるかもしれません。
引っ越し予定のある人は、新居でのエアコン設置計画を早めに立て、適切なタイミングで工事業者に連絡を取りましょう。新居での生活が快適にスタートできます。
8月の引っ越しをもっと安くしたい!【6つのポイント】
「8月の引っ越しを少しでも安くしたい…」と考えるなら、以下6つのポイントを確認してください。
- 土日祝日の引っ越しを避ける
- 時間指定しない
- 不用品は処分・売却して荷物を減らす
- 相見積もりで業者を絞る
- 有料オプションは利用しない
- お得なプラン/割引を利用する
日取りや荷物量を工夫することで、引っ越し費用が節約できます。一つずつ見ていきましょう。
土日祝日の引っ越しを避ける
引っ越し費用を削減するには、週末や祝日を避けて平日に引っ越しすると良いです。週末や祝日は引っ越しの需要が高まるため、料金も割高になりがち。平日ならば、比較的リーズナブルな料金でサービスが受けられます。
時間指定しない
引っ越しの時間帯を指定しないことで、料金が安くなる場合もあります。時間指定なしの「フリー便」は、料金が割安に設定されている場合が多いでしょう。時間に融通が利くなら、積極的にフリー便してください。
不用品は処分・売却して荷物を減らす
引っ越し費用は荷物の量に大きく依存します。不用品を計画的に処分することで、荷物を減らし、必要なトラックサイズや人数を削減できます。
自治体のゴミ回収サービスを利用する、フリマアプリやリサイクルショップで売却する、または不要品回収サービスを利用するなど、さまざまな方法があります。不要品回収サービスは、手間が少なく一気に不用品を処分できる便利な方法でしょう。
相見積もりで業者を絞る
複数の引っ越し業者から見積もりを取ることで、各社の料金を比較し、最もコストパフォーマンスの良い業者が選べます。セーフリーの無料見積もりサービスを利用すれば、手間を省いて複数の見積もりを簡単に取得できるため、ぜひ活用してください。
有料オプションは利用しない
引っ越し業者から提供されるダンボールや梱包材は有料の場合があるため、自分で用意することで追加料金を節約できます。食料品店や家電量販店などで無料、または安価でダンボールが入手可能です。
お得なプラン/割引を利用する
時期によっては、引っ越し業者が特別なキャンペーンを実施している場合があります。キャンペーンを利用することで、引っ越し費用が節約できるでしょう。キャンペーン内容は業者によって異なるため、事前に情報をチェックしておきましょう。
8月の引っ越しで迷ったらプロに相談しよう!
引っ越しを8月にする場合の費用相場や、注意点について解説しました。
繁忙期よりもゆとりをもって引っ越し計画を立てられる8月。一方で、ライフラインの手続きやエアコン工事などは、特に注意して進めなければいけません。
本記事で紹介した費用相場も参考に、8月の引っ越しを検討しましょう。セーフリーでは、あらゆる条件にマッチする業者を複数掲載しています。業者選びに悩んでいる方は、ぜひご活用ください!
8月の引っ越しではお盆に注意!費用相場や節約方法まで徹底解説のよくある質問
-
Q. お盆の前と後だったらどっちがおすすめ?
A.お盆前後で費用の差に大きな違いはありません。できるだけ安くするならお盆前が良いかもしれません。
-
Q. 8月の引っ越しは値引き交渉がしやすいって本当?
A.一年を通して閑散期であることから、値引き交渉がしやすいかもしれません。
-
Q. 8月の引っ越しを計画している場合、物件探しはいつ頃から始めるべき?
A.お盆を過ぎると退去予定の人が増えるため、物件が探しやすくなります。
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