2024.02.08 2024.11.29
この記事では、6月の引越し費用相場を、時期や人数、移動距離などの違いから詳しく解説していきます。
「6月の引越しってどうなの?」
「費用は安い?引越すときのポイントは?」
6月に引越しを検討している方にとって、費用相場やメリット・デメリットは事前に知っておきたいですよね。
記事後半では、6月の引越し費用を抑えるためのポイントや注意点についても触れていきます。ぜひ最後までご覧ください。
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目次
6月の引越しは安い?【上旬・中旬・下旬で比較】
まずは6月の引越し費用相場を、6月上旬・中旬・下旬に分けて見ていきましょう。
単身(荷物少なめ) | 単身(荷物多め) | 夫婦・カップル | 3人以上の家族 | |
---|---|---|---|---|
6月上旬 | 平均3万4000円 | 平均4万5000円 | 平均7万4000円 | 平均8万1000円〜10万6000円 |
6月中旬 | 平均3万2000円 | 平均4万6000円 | 平均7万5000円 | 平均8万7000円〜9万2000円 |
6月下旬 | 平均3万7000円 | 平均4万8000円 | 平均6万8000円 | 平均9万4000円〜10万5000円 |
※参照元:価格.com
単身者の引越しでは、荷物量が多くても少なくても、6月上旬と中旬で費用の差はほとんどないことが分かります。下旬のみ、少し高くなる傾向です。
一方で、夫婦やカップルなど2人暮らしでは、月末の引越しが経済的だと言えます。3人以上の家族では、人数や荷物量にもよりますが、上旬と中旬に引越すことで、費用が抑えられる可能性が高まるでしょう。
5月・7月との比較
続いて、5月・7月の前後月と比較してみましょう。
単身(荷物少なめ) | 単身(荷物多め) | 夫婦・カップル | 3人以上の家族 | |
---|---|---|---|---|
5月 | 平均3万9000円 | 平均4万8000円 | 平均7万1000円 | 平均8万5000円〜10万4000円 |
6月 | 平均3万4000円 | 平均4万6000円 | 平均7万3000円 | 平均8万5000円〜10万3000円 |
7月 | 平均3万6000円 | 平均4万6000円 | 平均7万6000円 | 平均8万2000円〜9万8000円 |
※参照元:価格.com
上記の表を見てわかるように、単身の引越しでは6月、7月が費用面でお得となっています。一方で、2人暮らしの引越しでは、5月→6月→7月とどんどん費用が高くなっていく傾向に。
ただし、あくまでも費用相場なので、曜日や業者選定によっても費用は変動するでしょう。また、5月〜7月にかけて費用に大きな差はないことが分かりました。
6月の引越し費用相場【人数・距離・時期】
ここでは、引越しするときの人数・距離・時期に分けて、さらに詳しく見ていきましょう。
単身(1人暮らし)の場合
6月上旬 | 6月中旬 | 6月下旬 | |
---|---|---|---|
15km以内 (同一市区町村程度) |
平均3万円 | 平均2万8000円 | 平均3万円 |
50km以内 (同一都道府県内程度) |
平均3万1000円 | 平均3万4000円 | 平均3万3000円 |
200km以内 (近隣地方) |
平均4万2000円 | 平均4万3000円 | 平均5万円 |
200km以上 (遠方) |
平均5万〜7万800円 | 平均4万7000円〜9万円 | 平均6万〜8万9000円 |
※参照元:引越し侍
同一都道府県内での引越しであれば、時期による費用の差は大きくありません。200kmを超える移動距離であれば、「6月下旬」が最も費用が高くなる傾向にあります。
夫婦・カップル(2人暮らし)の場合
6月上旬 | 6月中旬 | 6月下旬 | |
---|---|---|---|
15km以内 (同一市区町村程度) |
平均5万4000円 | 平均6万円 | 平均7万1000円 |
50km以内 (同一都道府県内程度) |
平均6万4000円 | 平均7万円 | 平均11万円 |
200km以内 (近隣地方) |
平均11万2000円 | 平均9万3000円 | 平均10万円 |
200km以上 (遠方) |
平均12万〜15万円 | 平均14万〜20万円 | 平均13万〜18万円 |
※参照元:引越し侍
2人以上の引越しでは、同一都道府県内だと下旬が最も高くなっています。一方で、200kmを超える遠方の引越しは、そこまで大きな差がないと分かります。
3人以上の家族の場合
6月上旬 | 6月中旬 | 6月下旬 | |
---|---|---|---|
15km以内 (同一市区町村程度) |
平均7万4000円 | 平均8万5000円 | 平均7万7000円 |
50km以内 (同一都道府県内程度) |
平均12万3000円 | 平均25万円 | 平均10万5000円 |
200km以内 (近隣地方) |
平均18万円 | 平均16万円 | 平均12万5000円 |
200km以上 (遠方) |
平均21万円 | 平均23万円 | 平均33万円 |
※参照元:引越し侍
3人以上の引越しでは、同一都道府県内だと「中旬」が高い傾向。一方で、200km以内だと上旬から下旬にかけて費用が安く、200kmを超える距離では下旬にかけて費用が高くなります。
6月の引越し費用を少しでも抑えたい!【6つのポイント】
引越しのコストを削減するためには、緻密な計画と節約術を知ることが大切です。ここでは、6月に引越しを予定している方に向けて、いくつかの節約ポイントを紹介していきます。
- 平日に依頼する
- 作業時間は指定しない
- 不用品は処分/自力で運ぶ
- ダンボールの調達・荷造りなどは自分する
- 相見積もりする
- お得なプランがあれば活用する
少しでも引越し費用を抑えたい方は、参考にしてみてください。
平日に依頼する
週末や祝日、吉日などは引越し依頼が集中しやすいため、料金が高めに設定されるのが一般的です。
対照的に、平日は需要が少ないため、引越し業者は安い料金でサービスを提供する傾向があります。そのため、平日にスケジュール調整できると引越し費用が抑えられるでしょう。
作業時間は指定しない
時間を指定しないフリー便の利用は、引越し業者のタイミングで作業するため、割引が適用される可能性があります。ただし、いつ作業し始めてもよい柔軟性が必要。引越し業者からの連絡に応じ、当日の計画を変更できる状態でなければいけません。
時間に融通が利くなら、フリー便はコスト削減の有効な手段となるでしょう。
不用品は処分/自力で運ぶ
引越し費用は、運ぶ荷物の量に大きく左右されます。不用品は事前に整理し、処分や売却などで荷物量を極力減らしましょう。また、自分で運べる小さなアイテムがあれば、自力で運ぶことも検討するとよいです。
ダンボールの調達・荷造りなどは自分する
梱包資材を自分で調達し、荷造りを自分ですることもコスト削減に繋がります。ダンボール箱はホームセンターやリサイクルショップ、オンラインで入手しましょう。
また、自ら荷造りすることで、荷物量を正確に把握でき、不要なアイテムを処分するよい機会にもなります。
相見積もりする
複数の引越し業者から見積もりを取ることは、引越し費用を抑える手っ取り早い方法です。各業者の料金とサービス内容を比較し、最も合理的な価格の業者が選べます。
見積もりを取る際は、同じサービス内容で比較できるよう、具体的な要望を明確に伝えましょう。
お得なプランがあれば活用する
引越し費用を抑えるため、お得なプランがあれば積極的に活用しましょう。多くの引越し業者が早割、平日割引、学生割引などの特典を提供しています。自分の引越し条件に合った割引があるか、業者に確認しましょう。
割引が適用されるための条件だけでなく、他に追加料金がかからないか確認することも忘れずに覚えておいてください。
引越しを6月にする3つのメリット
6月に引越すことで、いくつかのメリットがあることを知っておきましょう。
- 繁忙期が過ぎて料金が安い
- 希望日に引越せる可能性が高い
- 物件が探しやすい
一つずつ解説していきます。
繁忙期が過ぎて料金が安い
春の繁忙期が落ち着いた6月は、引越し業者の需要が減少し、それに伴って料金も下がります。そのため、費用の面で大きな節約が期待できます。特に平日に引越しを依頼することで、さらに割安な価格でサービスを利用できる可能性が高まります。
希望日に引越せる可能性が高い
4月や5月の繁忙期は、新年度のスタートに合わせ多くの人が引越しするため、引越し業者のスケジュールは早々に埋まります。6月になると引越しラッシュは一段落し、希望する日にちで引越しの予約が取りやすくなるでしょう。
物件が探しやすい
新学期や新しい職場への就職・転職による引越し需要が過ぎた6月は、賃貸市場にもゆとりが生まれます。これにより、物件の選択肢が増え、条件に合った住居を見つけやすくなります。
また、物件によっては家賃の交渉がしやすくなるなど、賃貸契約の条件面で有利に働くこともあるでしょう。
引越しを6月にするデメリット
メリットがある一方で、6月に引越すデメリットも把握しておきましょう。
- 梅雨の影響を受ける
- 新規物件が見つからないことがある
- 祝日に引越しができない
6月に引越しを検討している方は、目を通してください。
梅雨の影響を受ける
6月は梅雨の時期であるため、不安定な天気が続きます。雨が降る中での引越しは、晴れた日に比べ作業が困難になり、荷物を濡らさない対策が必要になるでしょう。
引越し業者は雨天でも対応しますが、運ばれる荷物が多少濡れることは避けられません。
新規物件が見つからないことがある
引越しシーズンが落ち着いた6月は、新規物件が市場に出にくいです。3月から5月にかけて多くの物件が埋まってしまい、6月には理想の家が見つかりにくい可能性も。
希望する物件が見つからないと、引越しの計画が遅れてしまう場合もあるでしょう。
祝日に引越しができない
6月は祝日がありません。平日に休みを取るのが難しい人にとって、引越しの日取りが困難になるかもしれません。6月に引っ越さなくてはならないなら、最悪のケースで平日の引越しも視野に入れておきましょう。
6月の引越しで注意しておきたいこと【食品管理とキャンセルについて】
最後に、6月に引越すときの注意点について解説していきます。
- 食品の管理を徹底する
- キャンセルする場合の料金・ルールを把握しておく
梅雨や気温にかかわる注意点なので、事前に把握しておきましょう。
食品の管理を徹底する
6月は高温多湿な気候のため、食材が傷みやすい時期です。引越し前に冷蔵庫内の食品を計画的に消費し、廃棄を抑えるよう計画しましょう。使い切れなかった食材は、可能な限りクーラーボックスを使用して新居へ運ぶとよいです。
また、常温保存できない調味料は、液漏れしないようしっかり蓋をして、クッション材で包むと安心です。
キャンセルする場合の料金・ルールを把握しておく
6月は梅雨時期であるため、悪天候の場合は引越しをキャンセルすることもあるでしょう。その場合は、キャンセル料やルールについて事前に把握しておきましょう。
ほとんどの引越し業者は、国が定めた「標準引越運送約款」に基づいてキャンセル料を設定しています。以下を確認してください。
- 当日キャンセル:見積もり運賃の50%以内
前日キャンセル:見積もり運賃の30%以内
2日前のキャンセル:見積もり運賃の20%以内
また、業者から提供してもらった梱包資材の費用は、引越しをキャンセルしても支払う必要があります。
悪天候を避けるために日程を変更する場合、キャンセル料がかからない期間を事前に確認し、余裕を持ったスケジューリングを心がけましょう。
6月の引越しは繁忙期に比べメリットが多い
いかがでしたでしょうか。6月の引越し費用相場、節約ポイントについてお分かりいただけたかと思います。
また、繁忙期を過ぎた6月は、引越し料金が安い、物件が探しやすいなどの大きなメリットがあります。一方で、梅雨の時期であるデメリットも理解しながら、引越しプランを立てていきましょう。
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6月の引越しってどう?費用相場や安く抑える方法などを徹底解説のよくある質問
-
Q. 6月に引越すとき物件探しはいつから?
A.引越し日の2ヶ月前から物件探しを始めると、余裕がもてるでしょう。
-
Q. 6月の引越しで縁起の悪い日は気にするべき?
A.縁起や吉日を気にすると料金が高くなるため、費用重視なら気にしなくて良いでしょう。
-
Q. 6月は業者に値引き交渉できる?
A.時期や業者によっては、値引き交渉に応じてくれる場合もあるでしょう。
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