レンタカーでの引っ越しに適したトラック種類は?業者の選び方も解説!
2024.08.05 2024.09.04
この記事では、レンタカーで引っ越し予定の方に向け、トラックの種類や選び方を徹底解説します。
引っ越し費用を抑えたい場合、自分でトラックを借りて荷物を運搬するのもひとつの方法です。ただ、トラックの選び方を間違えると、荷物を積み込めなかったり余計な費用が発生したりする場合も。荷物量に応じてトラックを決めることが大切です。
記事後半では、「レンタカーの費用相場は?」「注意点は?」といった疑問も解消。引っ越し費用を抑えたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
レンタカーでの引っ越しに適したトラック4選【荷物が多い場合】
荷物が多い場合に最適なトラックは、以下の4つです。
- ワンボックスバン
- 平ボディ
- アルミバン
- アルミウィング
それぞれの特徴を確認していきましょう。
ワンボックスバン
レンタカーの引っ越しで定番なのは、「ワンボックスバン」です。
シンプルな箱型の本体を持ち、荷物を運ぶことを目的として誕生しました。ワンボックスで引っ越す際におすすめのトラックは、「トヨタ ハイエース」です。私用車としても根強い人気があり、幅広い層に好まれています。
通常は5名乗りですが、後部座席を折りたたむと荷台が広くなるので多くの荷物を運搬可能。単身世帯や荷物が少ない場合に適しています。
平ボディ
荷物が多い場合に最適なのは、「平ボディ」です。
屋根のないフラット型の荷台トラックで、側面は「あおり」と呼ばれるもので覆われています。荷台に屋根がないので、大型の家電製品や家具など高さのある荷物を運ぶ際に便利です。
平ボディの種類には、以下のようなものがあります。
小型 | 中型 | 大型 | |
---|---|---|---|
荷台長 | 3,100mm | 6,100mm | 9,000mm |
荷台幅 | 1,800mm | 2,100mm | 2,400mm |
荷台高 | 380mm | 400mm | 500mm |
転居先に運ぶ荷物量に応じて選びましょう。
アルミバン
日本で使われている標準的なトラックが、「アルミバン(パネルバン)」です。
車体後部に箱型の荷台を装備しており、雨風や直射日光に晒されずに荷物を運べます。また、箱型なので走行中の落下防止や荷崩れ防止、盗難防止等のリスクを回避できるのも特徴です。荷台はアルミ素材で車体重量が軽いので、その分多くの荷物を運べます。
アルミバンの種類は、以下の3タイプです。
概要 | |
---|---|
小型 | 積載量は単身世帯、または2人家族の荷物を積める程度です。荷台が短い「ショートボディ」、荷台が長い「ロングボディ」から選べます。 |
中型 | 荷物が多い場合に適したサイズです。電化製品や家具を大量に運びたい際に活躍してくれます。短距離・中距離のどちらの輸送にも対応できるので、需要が高いです。 |
大型 | 積載量は2世帯分の荷物を運べる大きさです。大家族の引っ越しから建築資材の輸送など、大型貨物を一度に運搬したい場合に適しています。 |
運搬中に雨が降る可能性がある場合は、雨風がしのげる「アルミバン」がおすすめです。
アルミウィング
軽量かつ耐久性のあるアルミニウムパネルで、荷台部分が覆われている「アルミウィング」。
荷台の側面が翼のように左右に開いて、効率的に荷物の積み下ろしできます。側面から荷物を運べるため、荷台の後ろから積み込むのに比べて、きれいに並べられます。荷台は丈夫なアルミ製を採用しており、雨風や直射日光からも荷物を守れます。
ウィングの開く方式は、以下の3つです。
特徴 | |
---|---|
ターンオーバータイプ | 最大180度近くまで、側面のパネルが大きく開放されるタイプ。大型の家電や家具、自転車等の積み下ろしにも適しています。 |
フレキシブルオープンタイプ | 側面パネルがさまざまな角度や向きで自由自在に開くタイプ。開き方を調整できるため、スペースが取れない場所でも積み下ろし可能です。 |
上昇開閉タイプ | 天井のアルミ扉が上昇するタイプ。荷台のギリギリの高さまで荷物を積み込めます。 |
最大積載量は、2t、4t、10tから選べます。荷物の量に応じてサイズを選びましょう。トラックサイズと荷物量の目安については、以下の記事も参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
引っ越し時のトラックサイズと費用相場!自分で借りる注意点も解説
2024.07.01 2024.09.04
レンタカーでの引っ越しに適したトラック2選【荷物が少ない場合】
荷物が少ない場合に最適なトラックは、以下の2つです。
- 軽トラ
- 軽バン
それぞれの概要を確認していきましょう。
軽トラ
軽自動車の規格に合わせて作られた小型トラックが、「軽トラ」です。
狭い路地を通行することに長けており、荷物は荷台に積めるので荷物量が少ない方に適しています。最大積載量は350kgで、ほかの軽自動車に比べると多くの荷物を運搬可能。ただ、乗車定員は2名なので乗車人数が限られます。
軽トラの荷台寸法は、以下のとおりです。
サイズ | |
---|---|
荷台幅 | 1,410mm |
荷台長 | 1,940mm |
荷台高 | 285~290mm |
軽バン
荷物の輸送を目的としたワンボックス型の軽自動車が、「軽バン」です。
頑丈なサスペンションを採用しており、積載可能な範囲であれば、重い荷物を積んでも安全に走行できます。コンパクトなサイズ感で、狭い道や住宅街でも走りやすく、小回りも利くので初心者でも運転しやすいです。ただ、あくまで軽自動車なので積載重量は制限されます。
軽バンの荷台寸法は、以下のとおりです。
サイズ | |
---|---|
荷台幅 | 1,820~1,910mm |
荷台長 | 1,280~1,320mm |
荷台高 | 1,240mm |
大型の家電製品や家具を運搬しない場合は、軽バンで問題なく引っ越せるでしょう。
軽トラや軽バンは、「軽貨物車」の位置付けになるので、普通免許があれば運転できます!
レンタカーで引っ越しする際の費用相場【トラックの車種別】
レンタカーで引っ越しする場合は、以下の費用がかかります。
費用相場 | |
---|---|
レンタル料金 | 5,500円〜2万4,000円 |
ガソリン代 | 1,000円~1万円 |
有料道路料金 | 行き先による |
参照元:月刊トラックランド
それぞれの概要を確認していきましょう。
レンタル料金
車体のレンタル料金は、車種で異なります。
費用相場 | |
---|---|
ワンボックスバン | 1万1,000円/日(税込) |
平ボディ | 1万7,600円/日(税込) |
アルミバン | 1万3,200円/日(税込) |
アルミウィング | 2万4,200円/日(税込) |
軽トラ | 6,600円/日(税込) |
軽バン | 6,600円/日(税込) |
参照元:月刊トラックランド
単独世帯、または2人家族など荷物が少ない場合は、軽トラや軽バンを利用するのがおすすめ。
荷物が多い場合は、ワンボックスバンや平ボディ、アルミバンの利用を検討しましょう。大型の家電や家具、自転車を運搬したい場合は、荷台が広いアルミウィングを選ぶと安心です。
ガソリン代
レンタル料金に、ガソリン代は含まれません。
レンタカーのガソリン代は、満タンにして返却、または走行距離を計算して支払う方法があります。ガソリン代は一律ではなく、移動距離によって金額が変わるのが基本。隣町や県内の移動であれば、1,000〜2,000円程度です。
ただし、県外や片道数時間かかる場合は、ガソリン代だけで1万円程度かかります。
有料道路料金
有料道路料金もレンタル料金に含まれません。
遠方への引っ越しや短時間で移動したい場合は、有料道路の利用がおすすめです。転居先に到着したあとは、荷物の積み下ろしや荷解き等の作業をしなければいけません。当日に引っ越し作業を完了させたい場合は、有料道路を利用して移動時間を短縮しましょう。
レンタカーでの引っ越し手順【トラックはいつ借りる?】
レンタカーでの引っ越しは、以下の手順で進めるのが一般的です。
- 引っ越しの日程を決める
- 荷物量やサイズを確認する
- 手伝ってくれる人を探す
- 車種を決めて予約する
それぞれの概要を確認していきましょう。
1.引っ越しの日程を決める
まずは、引っ越しの日程を決めることから始めましょう。
退去日は、不動産会社や管理会社に入居可能な日程を確認したうえで決めるのがおすすめ。入居可能日より前に退去してしまうと、荷物の置き場に困ってしまいます。
また、新居に運ぶ荷物の量が多い場合は、退去日までに運搬できないこともあるので気をつけてください。
2.荷物量やサイズを確認する
運搬する荷物量やサイズを確認しましょう。
新居に運ぶ荷物量を正確に把握しないと、レンタカーの手配に困ります。トラックのサイズの選び方を間違えると、「すべての荷物が積めない!」といった問題が起きることも。
段ボール何箱分になるのかをきちんと確認したうえで、トラックのサイズを選ぶことが大切です。
3.手伝ってくれる人を探す
引っ越しを手伝ってくれる人を探しましょう。
荷物が少ない場合はひとりでも問題ありませんが、「荷物が多い」「大型の家電製品や家具を運びたい」という場合は、人手がないと運搬するのが難しいです。
無理すると、運搬中に怪我したり物件に傷をつけたりするケースも考えられます。
4.車種を決めて予約する
レンタカーの車種を決めて予約しましょう。
引っ越しが増える土日や連休中は、レンタカーの予約が埋まりやすいです。早めに予約しないと、希望日時に引っ越せなくなることも。
選択する車種は、段ボールのサイズや数量、荷物の多さに合わせてトラックを選びましょう。
レンタカーでの引っ越し決定!トラックの選び方は?
トラックを選ぶ際のポイントは、以下の3つです。
- 全荷物を積み込めるトラックを選ぶ
- トラックの最大積載量を確認する
- 自宅付近の道幅を確認してから選ぶ
それぞれのポイントを確認していきましょう。
全荷物を積み込めるトラックを選ぶ
トラックは荷物の量に合わせて選びましょう。
新居までの距離が近くても、一度ですべての荷物を運べたほうが効率的に作業できます。また、自転車やバイクなど複雑な形をした荷物がある場合は、それらの大きさや形を考慮したうえで、適切なトラックを選択してください。
トラックの最大積載量を確認する
自動車には、最大積載量が定められています。
最大積載量を超えると「過積載」になり、法律に違反してしまうので要注意です。道路交通法や貨物自動車運送事業法等の法律に基づいて、罰則が課せられることも。
罰則の対象は、車両の運転者だけでなく、運送事業者や荷主にまでに影響する場合もあるので気をつけましょう。
過積載の状態にならないように、余裕を持って積み込めるトラックを選ぶと安心です。
自宅付近の道幅を確認してから選ぶ
旧居・新居付近の道幅を確認しましょう。
場所によっては、道幅が狭くてトラックが通れないことも。通常、荷物を搬出するときは、自宅のすぐ側までトラックを停めて作業します。
トラックが通れないと荷物の搬入搬出が大変になるので、確認してから予約しましょう。
トラックで引っ越しするメリット【料金はレンタカー業者で変わる】
主なメリットは、以下の3つです。
- 費用を安く抑えられる
- 予定に応じて引っ越せる
- プライバシーを守れる
それぞれのメリットを確認していきましょう。
費用を安く抑えられる
自分でトラックを借りて引っ越すことで、業者に依頼するより費用を抑えられます。
引っ越しを業者に依頼した場合、トラックの手配代やガソリン代、人件費等が必須です。「荷物量が多い」「移動時間が長い」場合は、引っ越し費用がさらに高くなることも。
トラックを借りることで作業負担は増えますが、引っ越し料金を最低限に抑えられるのでお得です。
予定に応じて引っ越せる
レンタカーでの引っ越しは、自分の都合のよい日程を調整できるメリットがあります。
引っ越す人が増える繁忙期は、業者への依頼が殺到するので予約が埋まりやすいです。閑散期であれば依頼は一段落しますが、その時期に引っ越せるとは限りません。
引っ越し日程を自由に決められない場合は、自分でトラックを借りて荷物を運搬するのがおすすめです。
プライバシーを守れる
プライバシーを守れるのも、レンタカーで引っ越しする大きなメリットです。
引っ越し業者の多くは、個人情報を守るために「プライバシーポリシー」を定めています。各業者で情報管理は徹底されていますが、見ず知らずの作業員を自宅に入れることに抵抗を感じる方は多いはず。
とくに、女性の一人暮らしの場合は不安に感じる方も少なくありません。自分でレンタカーを借りて引っ越しすれば、プライバシーや安全面での不安を解消できます。
レンタカーで引っ越しする際の注意点【トラックに荷物を積むコツも】
主な注意点は、以下の3つです。
- 荷物を運搬する負担が大きい
- 荷物が破損する危険性がある
それぞれのポイントを確認していきましょう。
荷物を運搬する負担が大きい
レンタカーで引っ越しするなら、自分で荷物を搬入・搬出する必要があります。
荷物が比較的少ない単身世帯であれば、そこまで作業負担は大きくありません。ただし、人数が多い家族世帯は荷物量が増えるので、搬入搬出がかなり大変です。
荷物を運搬したあとは、荷解きしなければいけません。体力を残したい場合は、業者への依頼も検討しましょう。
荷物が破損する危険性がある
自分でレンタカーを借りて引っ越しする場合、荷物が破損したときの保証制度はありません。
ソファ等の大型家具や大型家電製品を運搬中に、床や壁に傷をつけてしまう事例もよくあります。傷がつくと、退去時に原状回復費用として修理代を請求されることも。荷物や物件の破損によって余計な出費が増えてしまいます。
保証制度がないリスクがあることを踏まえて、引っ越し方法を検討しましょう。
レンタカーでの引っ越しはトラック選びが重要!
今回は、レンタカーで引っ越しする方に向け、トラックの種類や選び方について解説してきました。
引っ越しに適したトラックは、ワンボックスや軽トラなど多様な種類があります。ただし、選び方を間違えると「荷物を積めない」といった問題が起こることも。また、基本料金以外に、ガソリン代や有料道路料金が別途かかります。
業者に依頼したほうが安く抑えられる場合もあるでしょう。引っ越し費用を抑えたいなら、どちらが費用を抑えられるのか比較検討してから決めるべきです。引っ越し業者は、出会いをサポートしてくれるセーフリーで探すのがおすすめ!
無料見積もりも可能なので、気になる業者を見つけたら気軽に連絡してみましょう!
レンタカーでの引っ越しに適したトラック種類は?業者の選び方も解説!のよくある質問
-
Q. トラックに荷物を積み切れない!対処法は?
A.トラックに荷物が積み切れない場合、宅配便で送る方法があります。数箱分であれば、そこまで高額になりません。余計な費用をかけたくない場合は、荷物量をきちんと把握したうえで、適切なサイズのトラックを選びましょう。
-
Q. レンタカーでの引っ越し費用を抑える方法は?
A.レンタカーでの引っ越し費用を抑えたい場合は、不用品はなるべく処分するのがおすすめ。荷物量が多いと大型トラックの手配が必要になるので、引っ越し費用が高くなります。
-
Q. レンタカーでの引っ越しに適した車種は?
A.家族世帯や荷物が多い場合は、以下のトラックがおすすめです。
・ワンボックスバン
・平ボディ
・アルミバン
・アルミウィング単身世帯や荷物が少ない場合は、「軽トラ」や「軽バン」で十分です。
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