コウモリがいるかもしれない軒下

コウモリを軒下や雨樋から追い払うには?住みついていそうな場合の対処法も解説

2024.09.03 2024.09.03

この記事では、軒下や雨樋のコウモリ退治方法について徹底解説していきます。

コウモリは、軒下や雨樋などを好んで住み着くことが多いです。住み着かれると騒音などのリスクがあるため駆除したいですが、鳥獣保護法に沿って正しく追い出す必要があります。

ここでは、軒下や雨樋に住み着いたコウモリの正しい追い出し方を詳しく解説します。業者依頼した場合の費用相場もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

軒下や雨樋をコウモリが好む理由

軒下に住んでいるコウモリのイメージ

コウモリが軒下や雨樋を好んで住み着くのには、下記の理由があります。

  • 雨風をしのげる
  • ぶら下がりやすい
  • 天敵から身を隠せる
  • 効率的にエサを確保できる

雨風などの悪天候を凌いで快適に過ごせるだけでなく、コウモリが一番リラックスできる「ぶら下がり」姿勢になれる場所がある軒下や雨樋。猫や鳥類などの天敵から身を隠しやすい点を見ても、軒下や雨樋はコウモリにとって快適な住処(すみか)です。

また、家屋の近くに蛍光灯があれば、夜になるとエサとなる虫が集まってくるため、コウモリは効率的にエサを確保できます。そのため、軒下や雨樋はコウモリにとって最高の住処だと言えるのです。

コウモリが多数住み着いている場合は、フンや騒音被害が広がる前に、早めに駆除すると安心です。数が少なくても、夏の繁殖期を過ぎると数も増え被害が拡大するリスクがあるため、早めに駆除しましょう。

軒下や雨樋のコウモリを追い払う方法3選【自力でできる?】

軒下や雨樋のコウモリは、自力でも追い出せます。ただし、高所となるため、安全への配慮を十分にした上で作業しなければなりません。少しでも不安がある場合は、無理せず専門の業者へ依頼しましょう。

  • 忌避剤を使う
  • 蚊取り線香を使う
  • LEDライトを使う

コウモリは鳥獣保護法により殺傷や捕獲が禁じられているため、上記の方法で追い出さなければなりません。それぞれの方法について、詳しくご紹介します。

忌避剤を使う

市販の忌避剤なら、簡単に追い出し効果が期待できます。スプレータイプやジェルタイプ、燻煙タイプなどがあるので、状況に合わせて使い分けると良いでしょう。

軒下や雨樋は手が届かないこともあるので、忌避剤を遠くまで届かせるためには、ノズルが長めのスプレーを使うと効果的です。

ジェルタイプは効果が長く続きますが、万が一コウモリが忌避剤に落ちてしまうと、抜け出せなくなり死んでしまうことがあるので注意が必要です。ジェルタイプを設置するなら、間違ってコウモリが接触しない場所を選びましょう。

市販の忌避剤以外に、ハッカ油やナフタレンも忌避効果が期待できます。

蚊取り線香を使う

蚊取り線香のニオイや煙も、コウモリを追い出すのに効果的です。ただし、軒下や雨樋に住み着いているコウモリに対して使うには、風向きなどを見極めなければなりません。

LEDライトを使う

強い光が苦手なコウモリには、明るいLEDライトも効果的です。軒下や雨樋にあるコウモリの住処に光が当たるように設置すれば、効率的に追い出せます。

ただし、一度追い出しても戻ってきたり、光が届かない場所に再び住み着かれたりする可能性もあるため、ほかの方法と合わせて実戦すると良いでしょう。

軒下や雨樋のコウモリを追い払う際のコツ【2つのポイント】

コウモリが住んでいる雨樋

軒下や雨樋のコウモリを自分で追い払う際には、下記2点を覚えておきましょう。

  • 適した時間帯に作業する
  • 天井裏・換気口などにもいないかチェックを

効率的にしっかり追い出すためにも、各項目についてご紹介します。

適した時間帯に作業する

コウモリは夜行性で、昼間は活動量が少ない生物です。昼間に追い出してもなかなか逃げてくれない可能性があるだけでなく、思うように動けずに落下して傷ついたり死んでしまったりすることもあるでしょう。

そのため、効率的かつ安全に追い出すためには日没後に駆除することが大切です。

天井裏・換気口などにもいないかチェックを

住み着いているコウモリすべてが、軒下や雨樋にいるとは限りません。天井裏や換気口などにもコウモリは住み着きやすいので、作業前に家中を隈なくチェックしておきましょう。

ほかにも住み着いている場所があると、軒下や雨樋から追い出しても別の場所に住み着いてしまうリスクがあります。

軒下や雨樋のコウモリ駆除を業者依頼すべきケース2選

軒下や雨樋のコウモリの駆除は、自分でできる場合もありますが業者へ依頼すべきケースもあります。

  • スプレーが届かない
  • 数が多い・住み着いている

特に上記に当てはまるなら、業者依頼がベストです。当てはまらなくても、安全のため業者にお願いするのがおすすめです。

スプレーが届かない

ノズルが長いスプレーでも忌避剤が届かない場合、作業の安全性が確保できないだけでなく追い出し効果も低くなります

専門の業者であれば、高所で安全に作業するためのアイテムや知識を持ち合わせています

また、コウモリに対する効果的なアプローチ方法も知っているので、効果的な追い出しが可能です。

数が多い・住み着いている

多くのコウモリがいたり、定住してしまったりしているなら、業者の技術で徹底的に追い出してもらうのがベストです。数が多いと、すべてのコウモリを一斉に追い出すのは難しくなります。また、住み着いてしまっていると、追い出すのにも手間がかかるためです。

すべてのコウモリを徹底的に撃退するなら、プロの業者に一任しましょう。

軒下や雨樋のコウモリ駆除を業者依頼した場合の費用相場

軒下のコウモリを駆除するのにかかる費用

コウモリ駆除にかかる費用は、1ヶ所につき20,000~30,000円が相場です。

ただし、コウモリの数や軒下や雨樋の状況によっては、費用が大きく変動することもあります。

たとえば、高所作業のための装具が必要だったり駆除アイテムが多く必要だったりするためです。また、調べてみたら屋根裏などほかの場所にもコウモリが住み着いていたとなれば、駆除する箇所が増えて費用負担も大きくなります。

実際の費用については、見積もりを取って確認してみると良いでしょう。

軒下や雨樋にコウモリが住み着いたまま放置するリスク

軒下や雨樋にコウモリが住み着いてしまったまま放置すると、下記のリスクを負うことになります。

  • 悪臭や騒音被害が出る
  • 感染症にかかる危険もある

フンによる悪臭や鳴き声・羽音による騒音は、自宅だけでなく周辺の住民も被害を受けます。コウモリは夜行性なので、夜の騒音によって眠れず、健康被害をもたらすこともあるでしょう。

また、コウモリの体やフンには、SARSやエボラ出血熱などの病原菌が多く含まれています。フンを放置して病原菌が空気中に舞ってしまえば、菌が体に入ってしまうリスクも考えられます。

リスクを抑えるためには、早めの駆除が必須です。

軒下や雨樋にコウモリを寄せ付けない方法

軒下や雨樋のコウモリを駆除したら、二度と住み着かせないための対策をしましょう。有効なのは、主に下記3つの方法です。

  • テグスを使う
  • 忌避剤を定期的に散布する
  • 隙間をすべて埋める

超音波で自分の居場所や障害物、住処などを把握するコウモリには、テグスを軒下や雨樋に張り巡らせておくと効果的です。テグスによって超音波が妨害され、軒下や雨樋に寄りつけなくなります。

また、忌避剤を定期的に散布して、コウモリが寄り付きにくくする方法も良いでしょう。

あわせて、コウモリが侵入できる小さな隙間はすべて埋めておく必要があります。

2cmほどの隙間があれば侵入できてしまうため、壁や屋根裏などの小さな日々や穴も徹底的に埋めておきましょう。

軒下や雨樋はコウモリの絶好の住処!業者に駆除依頼して安心して住める家にしよう!

作業しにくい軒下や雨樋は、無理して作業せず業者へ依頼するほうが安心です。まずは自分で対処してみて、効果がなければ業者へ依頼するのも良いでしょう。ただし、殺傷しないよう十分に注意しながら作業することを忘れてはいけません。

業者依頼するなら、セーフリーをご活用ください。軒下や雨樋のコウモリ駆除を請け負う業者を多数掲載しているので、比較検討して自分に合う業者を見つけましょう。

>> コウモリの駆除業者を比較検討してみる

コウモリを軒下や雨樋から追い払うには?住みついていそうな場合の対処法も解説のよくある質問

  • Q. 軒下のコウモリを追い出す方法は?

    軒下のコウモリには、下記の追い出し方法が有効です。

    ・忌避剤を使う
    ・蚊取り線香を使う
    ・LEDライトを使う
    ・業者に依頼する

  • Q. 軒下のコウモリにスプレーなどが届かない時の対処法は?

    軒下のコウモリにスプレーが届かない場合は、専門の業者へ依頼して駆除してもらうのがベストです。

  • Q. コウモリ駆除に適した時間帯は?

    コウモリは夜行性なので、日没後に駆除するのがベストです。

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