2023.10.05 2024.09.03
「ネズミを捕まえたらどうすればいいの」「捕獲したけどその後のことが分からない」と悩む人も多いでしょう。
今回は、行政でも一般的に推奨されている殺処分の方法をご紹介します。死骸の画像は使わず手順に絞って解説しますので、苦手な人も安心して読み進めてください。
また、処分時の注意点や殺せないときにおすすめのトラップなども紹介していますので、ぜひ最後まで参考にしてみてください。
目次
ネズミを捕まえたら殺処分が適切
多くの自治体でも推奨されている通り、ネズミを捕まえたら殺処分するのが基本的な考えです。その際は以下の2点を知識として覚えておきましょう。
- ネズミは燃えるゴミで処分できる
- 生きたまま放置しない
ネズミの処分に特別な工程はありませんが、捨てるときにいくつかポイントがあります。
ネズミは燃えるゴミで処分できる
ネズミは燃えるゴミとして処分することが可能です。神奈川県川崎市では、粘着シートでネズミを捕獲した場合、生ゴミとして廃棄すると定められています。
粘着シートで捕獲した場合は、しっかり折り畳んで姿が見えない状態で生ごみとして廃棄します。
引用元:川崎市HP
粘着シートごと捨てるときは、しっかり折りたたむか、袋に入れるなどして、外から見えない状態で捨てるようにしましょう。
生きたまま放置しない
カゴなどのトラップで生捕りにした場合、溺死させてから処分するのが一般的です。この方法についても、川崎市のHPで解説が掲載されています。
カゴで捕獲した場合は、水をはったバケツにカゴごと沈めて溺死させ、死骸をビニール袋に入れ、生ごみとして廃棄します。
引用元:川崎市
以上のことから、捕獲したネズミは死骸のまま、見えない状態で燃えるゴミとして処分することを覚えておきましょう。
ネズミを捕まえたらどうやって死なせる?
粘着シートや捕獲器で生きたネズミを捕まえた場合、前述でも解説しているように水につけて溺死させ方法が一般的です。外に逃すと再び家に戻り巣を作る恐れがあるため、殺処分がポイントとなります。
また、トラップにかかったネズミを水に沈める際、キッチンのシンクや浴槽を使用するのはNGです。ネズミの処分用に使い捨てのバケツを用意しましょう。
ドブネズミのように泳ぐことができるネズミは、しっかりと閉じ込めて溺死させる必要があります。ネズミが溺死したのを確認したら、新聞紙や袋に包んで目立たないようにし、燃えるゴミとして処分しましょう。
ネズミ捕獲後:処分時の注意点とは
ネズミを捕獲し、次のアクションを起こす際にいくつか注意点があります。
- すぐに処分する
- 素手で処分しない
- ネズミの処分だけを業者に依頼することはできない
迅速かつ安全を考えながら、ゴミとして処分することが大切です。
すぐに処分する
ネズミの死骸からは、非常に強い臭いが発生します。腐敗した食べ物やチーズが腐ったようなイメージです。特に、死後しばらく経つと匂いはさらに強まり、腐敗が進むとウジ虫が湧き出るなど衛生的にも問題が生じます。
そのため、ネズミの死骸は早急に処分してください。
素手で処分しない
ネズミを処分する際の注意点として、絶対に素手で触れないことです。周囲の掃除も、手袋とマスクを着用して作業を行いましょう。
その理由として、ネズミの体には多くの病原菌やダニ、ノミが寄生している可能性が高く、フンや尿にも感染リスクが伴っているからです。
ネズミの処分だけを業者に依頼することはできない
ネズミの死骸に抵抗がある場合、処分を業者に依頼しようと考えている人もいると思います。しかし、駆除業者にネズミの死骸処分だけを依頼することは難しいです。
駆除業者は駆除と処分をセットで行う場合がほとんどです。「ネズミが多くて一人では手に負えない」「死骸を処分するのは抵抗がある」といった場合は、はじめから業者に駆除を依頼しましょう。
ネズミの捕獲後に殺さなくて済むトラップは?
ネズミ捕獲後、殺すのに抵抗がある場合は、ネズミが死んだ状態で捕獲できるトラップを使用しましょう。代表的なもので以下の2つがあります。
- 殺鼠剤
- ネズミ捕り
殺鼠剤とネズミ捕りは色々な種類があるため、ネズミを殺すのに特化したものを紹介していきます。
①殺鼠剤
殺鼠剤は毒餌のことです。ネズミの餌に混ぜて使用します。ネズミが毒餌を食べると、神経系の異常や血液の凝固などで命を失います。しかし、毒餌を使用する際の課題は、ネズミがどこで死ぬか予測できないため、死骸を自分で見つけ出さなければならないことです。
さらに、殺鼠剤はいくつかのタイプに分かれます。即効性のものは強力な毒を含んでいるため、摂取したネズミはすぐに死亡します。ただし、ネズミが警戒し毒餌を避けることがあります。
一方、遅効性のものは毒の効果が徐々に現れるのが特徴。即効性の毒餌より警戒されにくく、餌に対しての食いつきも良いです。
②ネズミ捕り
板挟み式のネズミ捕りは、ネズミを圧迫して殺すトラップです。ネズミの首や胴体を挟み、処分時には死んだ状態となります。ただし、ネズミを捕まえるだけで、トラップのパワーが弱く殺せないものも存在します。
確実に殺処分したいなら、海外製のトラップをおすすめします。海外製のものはパワーが強く、ネズミを苦しませずに殺せるでしょう。
ネズミを捕まえたら早急に処分しよう
この記事では、ネズミを捕まえたら次は何をすればいいのかや注意点をご紹介してきました。ネズミは殺してから燃えるゴミで処分するのが一般的ですが、捨てる前に自治体のルールを確認しておきましょう。
ネズミには、大量の菌や寄生したダニが住み着いているケースが多く、早急な処分が必要です。
「どうしてもネズミを殺せない」「家にいるネズミをまとめて駆除したい」といった場合は、専門の駆除業者に依頼するのが安全で確実な方法ですので、これから駆除される場合は、ぜひ一度ご検討ください。
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Q. ネズミを生捕りにしたまま放置は危険?
A.ネズミはさまざまな病原菌を持つため、放置は危険です。
-
Q. 溺死以外の処分方法は?
A.トラップを設置して殺処分する方法があります。
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