2026.05.02 2026.05.02
この記事では、漏電ブレーカーのテストボタンの役割について解説します。
漏電ブレーカーのテストボタンと聞いて、よく分からないという方も多いでしょう。
「テストボタンで何ができるの?」
「テストボタンの使い方は?」
などの疑問をこの記事で解決します。
記事後半では、テストボタンで異常が判明した際の対処法についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
漏電ブレーカーのテストボタンとは?仕組みと役割を解説

漏電ブレーカーのテストボタンは、漏電を検知したときに正常に電気が遮断されるかを確認するためのボタンです。普段は使うことが少ないため見落としがちですが、安全確認のために定期的に操作する前提で設計されています。
位置は分電盤の中にある漏電ブレーカー本体に付いており、上記画像でいうと中央の機器の右側にある黄色または赤色の小さな丸いボタンです。レバーの近くに配置されていることが多く、押すと意図的に電気を遮断する仕組みになっています。
テストボタンの役割
テストボタンの役割は、漏電時と同じ状態を疑似的に作り出し、ブレーカーが正常に作動するかを確認することです。実際に漏電が起きていなくても、このボタンを押すことでブレーカーが落ちれば正常と判断できます。
逆に、押しても反応しない場合は、ブレーカーの故障や内部の不具合が疑われます。
なぜ定期的に確認が必要なのか
漏電ブレーカーは常に作動するものではなく、異常が起きたときだけ動く設備です。そのため、長期間テストをしていないと、いざというときに作動しないリスクがあります。
例えば、内部の部品劣化や固着によって、レバーが落ちない状態になっているケースもあります。定期的にテストボタンを押して動作を確認しておけば、異常に気づきやすくなり、感電や火災といった事故を防げます。
漏電ブレーカーのテストボタンの使い方【点検手順】

漏電ブレーカーのテストボタンの使い方は、以下のとおりです。
- 家電製品の電源を切る
- ブレーカーのレバーが「入」の状態を確認しテストボタンを押す
- レバーが下がり「切」の状態に、電気が遮断されているかを確認
- レバーを上げて「入」の状態に、元通りに使えるか確認する
基本的にはこの流れで点検できます。テストが正常に行われているかの判断については、次の章で確認できますので、参考にしてください。
テスト頻度の目安
漏電ブレーカーのテストは、少なくとも月に1回を目安に行ってください。メーカーや電力会社でも定期的な動作確認が推奨されています。
特に、引っ越し後や長期間不在だった場合、または築年数が経過している住宅では、内部部品の固着や劣化が進んでいる可能性があるため、間隔を空けすぎないようにしてください。日常的に使う設備ではないからこそ、意識的に点検のタイミングを決めておきましょう。
テスト前の確認ポイント
テストボタンを押すと家全体の電気が一時的に止まるため、事前に影響を受ける機器を確認しておきましょう。
パソコンや録画機器などはデータ消失のリスクがあるため、必ず電源を落としてから行います。また、夜間や入浴中など、生活に支障が出るタイミングは避けてください。
復旧方法
レバーを上に引き上げて「入」の状態に戻すと、電気が復旧します。
レバーが中間の位置で止まっている場合は、一度「切」まで強く押し下げた後に、上まで引き上げましょう。
テストボタンを押すとどうなる?正常と異常の判断基準
テストボタンを押すと、意図的に漏電が起きた状態が再現され、ブレーカーが電気を遮断するかどうかを確認できます。このときの反応で、ブレーカーが正常に機能しているか、異常があるかを判断できます。
以下で、正常な状態と異常な状態について解説しますので、それぞれを参考にしてください。
正常な状態
テストボタンを押した瞬間にブレーカーのレバーが下がり、家全体の電気が止まる状態が正常です。漏電時と同じ動作が再現されているため、異常があればしっかり遮断できる状態と判断できます。
異常な状態
押しても反応がない、もしくは反応が不安定な場合は、ブレーカーや配線に問題がある可能性があります。具体的には以下のような状態です。
- テストボタンを押してもレバーが落ちない
- レバーは落ちたが、電気が止まらない
- 復旧してもすぐに落ちる
- レバーが固くて戻せない、またはすぐに戻ってしまう
これらの症状がある場合は、ブレーカーの故障や実際の漏電が起きている可能性があります。無理に復旧を繰り返さず、使用を控えたうえで専門業者に相談してください。
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漏電ブレーカーのテストボタンが落ちない・戻らないときの原因と対処法

テストボタンを押しても反応しない、またはレバーが戻らない場合は、ブレーカー本体や配線に問題がある可能性があります。この状態を放置すると、いざというときに電気を遮断できず危険です。
以下で原因と対処法を解説します。
考えられる原因
テストボタンが通常どおり動作しない場合、いくつかの原因が考えられます。動かないのか、落ちたまま戻らないのかによっても疑うポイントが変わるため、状態ごとに整理して確認しましょう。
| 状況 | 考えられる原因 |
|---|---|
| テストボタンを押してもレバーが動かない、動作が不安定 | ブレーカー本体の故障・寿命 |
| 電気がそもそも来ておらずテスト機能が働かない | 通電していない |
| レバーが落ちたまま戻らない、復旧してもすぐ落ちる | 漏電している |
| 特定の家電を使うとブレーカーが落ちる | 接続機器の不具合 |
| 長期間未使用でレバーや機構が固くなっている | 内部部品の固着 |
単なる故障だけでなく、実際に漏電が起きているケースも含まれるため、症状だけで自己判断せず慎重に見極めましょう。
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原因別の対処法
原因が確認できたら、それぞれに合った対処を行います。ただし、安全に関わる設備のため、無理に操作せず対応できる範囲で行ってください。
| 主な原因 | 対処法 |
|---|---|
| ブレーカー本体の故障・寿命 | 電気工事業者へ依頼し、本体交換または部品交換を行う |
| 通電していない | 分電盤の他のブレーカーや契約ブレーカーを確認し、復旧する |
| 漏電している | 家電の電源をすべて切ってから順番に入れ直し、原因箇所を特定する。特定できない場合は業者に調査を依頼する |
| 接続機器の不具合 | 該当の家電の使用を中止し、修理または交換を検討する |
| 内部部品の固着 | 無理に操作せず、改善しない場合は業者に点検を依頼する |
異常が出ている状態で使い続けると、感電や火災につながる可能性があります。自分で切り分けができない場合や不安がある場合は、早めに専門業者へ相談してください。
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漏電ブレーカーの交換・点検の目安と費用
漏電ブレーカーの一般的な交換の目安は10〜15年とされています。長期間使用すると内部部品の劣化や動作不良が起きやすくなり、いざというときに遮断できないリスクがあります。そのため、年数が経過している場合やテストで異常が出た場合は、点検や交換を検討してください。
費用については、種類や工事内容によって変わります。
- 漏電ブレーカー本体:5,000円〜20,000円
- 交換工事費:10,000円〜30,000円
- 点検のみ:5,000円〜10,000円
分電盤ごと交換する場合や配線工事が必要な場合は、さらに費用がかかることもあります。
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漏電ブレーカーのテストボタンは定期的にチェック!異常が出たら早めに対応を
漏電ブレーカーのテストボタンは、電気の安全を守るために定期的な確認が欠かせない重要な機能です。
もし「落ちない」「戻らない」といった異常がある場合は、故障や漏電の可能性もあるため、無理に使い続けるのは危険!原因が特定が難しい場合は、電気工事業者へ相談しましょう。
セーフリーでは、お近くのエリアから電気工事業者を検索でき、口コミやサービス内容を比較できます。テストボタンを試してみて不安がある場合は、ぜひ検索してください。
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漏電ブレーカーのテストボタンに関するよくある質問
-
Q. テストボタンはどのあたりにありますか?
A.分電盤の中にある漏電ブレーカー本体に付いています。レバーの近くにある小さな丸いボタンで、機種によって黄色や赤色で表示されていることが多いです。
-
Q. テストボタンの役割を教えてください。
A.漏電時と同じ状態を疑似的に作り、ブレーカーが正常に電気を遮断できるか確認するためのボタンです。
-
Q. テストボタンで異常が発生したらどうしたらいいですか?
A.まず家電の電源を切って原因の切り分けを行い、それでも改善しない場合は使用を控えて電気工事業者に点検・交換を依頼します。






























