2026.02.03 2026.02.03
この記事では、「ジョリパットの吹き付け工法」について徹底解説していきます。
外壁塗装にはさまざまな手法がありますが、ジョリパット(アイカ工業株式会社の塗り壁材)の吹き付けは多くの住宅に採用されている定番とも言える手法です。これからジョリパット吹き付けの施工を考えているなら、メリットとデメリット、費用相場や人気のパターンを知っておくと良いでしょう。
記事後半では、風雨にさらされ劣化しやすい壁材を長持ちさせるコツもご紹介。美観をなるべく保ちたい方も、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ジョリパットの吹き付け工法とは?特徴をチェック

ジョリパット吹き付けは、アイカ工業株式会社のモルタル外壁用塗材である「ジョリパット」を使い、スプレーガンで壁に吹き付ける仕上げ工法です。細かい凹凸ができるのが特徴で、上品な雰囲気に仕上がります。
ジョリパットはセメントや水などで作られていて、外壁や内装などさまざまな場所で使われるのが特徴。セメントそのものに比べると、耐久性やデザイン性が高く、リフォームなどの再塗装でも使用できます。
ジョリパットは、吹き付け以外にローラーやコテで仕上げる方法にも使われます。
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ジョリパット吹き付けの単価と費用相場
ジョリパット吹き付けの費用は、1m²あたり3,000~6,000円ほどが相場。ローラーやコテの場合は1m²あたり3,200~12,000円ほどかかるため、ジョリパットを使用した施工方法の中では費用が安めです。
30坪ほどの一般的な戸建て住宅なら、総額65~130万円ほどかかるのが一般的。ジョリパット吹き付け以外で発生する費用は、主に以下です。
| 項目 | 単価費用目安(/m²) | 総額費用目安(30坪) |
|---|---|---|
| 足場設置費用 | 700~1,000円 | 15~20万円 |
| 高圧洗浄 | 200円 | 1~3万円 |
| 下地処理 | 1,000~2,000円 | 70~100万円 |
| 養生 | 200円 | 1~3万円 |
費用は、外壁の劣化具合によっても大きく変動します。詳細は、実際に現地での見積もりで確認しましょう。
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ジョリパット吹き付けのメリット

ジョリパット吹き付けには、主に以下のメリットがあります。
- 耐久性・耐火性が高い
- さまざまなデザインから選べる
- ひび割れしにくい
- 安全性が高い
どのような魅力があるのか、それぞれ詳しくご紹介します。
耐久性・耐火性が高い
ジョリパットはモルタルだけでなく特殊や顔料や樹脂を混ぜて作られているため、耐久性や耐火性が高いです。
定期的に適切なメンテナンスをしていけば、ジョリパットの耐用年数は15~20年。一般的なシリコン塗装の耐用年数が10~15年なので、ジョリパットは高い耐久性を誇っているのが分かります。
さまざまなデザインから選べる
ジョリパットのパターンは、40種類以上あります。またカラーも180色以上から選べるため、ほかと被らない唯一無二の仕上がりを目指せるのがメリットです。
豊富なデザインが用意されているため、こだわりが強い場合にも柔軟に対応できます。
ひび割れしにくい
粘性があるジョリパットは、揺れなどによるひび割れに強いのも大きなメリット。粘性によってある程度の揺れには追従できるため、ひび割れしにくい仕組みです。
ただし、下地がしっかり処理されていないとひび割れする場合があります。また、適切なメンテナンスをしていないと、小さな揺れでもひび割れが発生する場合があるので注意しましょう。
安全性が高い
安全性が高く安心して使えるのも、ジョリパットの大きな魅力。ジョリパットには、シックハウス症候群の原因になるホルムアルデヒドなどの成分が少ないためです。
居住者はもちろん近隣への影響も少ないため、長く安心して住める家に仕上げられます。
ジョリパット吹き付けのデメリット
魅力的なメリットが多いジョリパット吹き付けですが、注意すべきデメリットもあります。
- 汚れが目立ちやすい
- カビや苔が付着しやすい
- 職人のスキルによって仕上がりが左右される
- 補修跡が目立ちやすい
- 外壁によっては施工が難しい
デメリットも理解して、ジョリパット吹き付けを採用するかどうかの判断に役立てましょう。
汚れが目立ちやすい
ジョリパット吹き付けは、外壁に小さなデコボコができるのが特徴。デコボコ部分は汚れが溜まりやすく、色によっては汚れが目立ちやすいのがデメリットです。
小さなデコボコに入り込んだ小さな汚れは、落としにくいのも注意点の一つ。放置すると落としにくくなる場合もあります。
カビや苔が付着しやすい
ジョリパット吹き付け表面のデコボコ部分には、汚れだけでなく水分も溜まりやくなります。水分が溜まっている部分はカビや苔にとって増殖に適した環境なので、徐々に広がってしまいます。
カビや苔は、放置すると根を張ってしまうのが大きなデメリット。根を張ると落としにくくなるだけでなく、外壁の劣化を早めてしまいます。
職人のスキルによって仕上がりが左右される
豊富なデザインで人気のジョリパット吹き付けですが、施工する職人のスキルによって仕上がりの美しさが左右される点も覚えておくと安心です。
スプレーガンで吹き付けていく工法なので、誰が施工しても同じ仕上がりになるわけではありません。場合によっては見栄えが悪くなってしまうケースもあるため、スキルがある職人に依頼する必要があります。
補修跡が目立ちやすい
ひび割れしにくいのがメリットでもあるジョリパット吹き付けですが、一度ひび割れてしまうと補修跡が目立ちやすくなるのはデメリットです。デコボコした表面は、補修の際にどうしても盛り上がってしまい完全に隠すのは難しいためです。
美しい外観を維持するためには、できるだけ補修しないのがベスト。ひび割れしないよう、定期的にメンテナンスするのが大切です。
外壁によっては施工が難しい
ジョリパット吹き付けは、モルタルやコンクリートの外壁に施工するのが一般的です。そのため、建物の外壁によっては施工できない場合があります。
たとえば、多くの戸建て住宅で採用されている窯業系サイディングは、ジョリパット吹き付け施工が難しい外壁の一つです。業者によっては施工できないケースもあるため、事前の確認が必須です。
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ジョリパット吹き付けで人気パターンと選び方

ジョリパットの中にも40種類以上のパターン、180以上のカラーがあるため、デザインで迷うケースも多いです。そこで、主なパターンや選び方も知っておきましょう。
主なパターン
ジョリパット吹き付けのパターンを、以下でいくつかご紹介します。
| パターン | 特徴 |
|---|---|
| ゆず肌 | ゆず表面のようは優しい雰囲気 |
| ビオラ | 扇状の模様で上品な印象 |
| ゲラーデ | 細かい横縞も要で暖かい雰囲気 |
| ロック | 大粒でランダムな凹凸で、高級感がある |
同じジョリパット吹き付けでも、パターンによって見た目の印象は大きく変わります。どのような印象の外壁にしたいのかを考慮して、最適なパターンを選びましょう。
選び方のポイント
多彩なデザインの中から最適な1つを選ぶためのポイントは、以下です。
- シミュレーションを活用する
- 塗り板見本で確認する
- 汚れの目立ちにくさを重視するのも選択肢
ぜひ実践して、自宅に最適なデザインを見つけましょう。
シミュレーションを活用する
アイカ工業株式会社のサイトには、専用のシミュレーションがあります。パターンや色による仕上がりの違いを、手軽に確認できるのがメリットです。
また、シミュレーションなら建物全体の雰囲気を確認できるのが大きな魅力。サイト上ではありますが、塗り板見本では分かりにくい全体像をイメージしやすくなります。
塗り板見本で確認する
シミュレーションでいくつかデザインの候補が決まったら、塗り板見本を取り寄せてみましょう。画面上だけでは分からない実際の雰囲気を、手に取って直に確認できます。
外壁への施工を考えているなら、塗り板見本を外でチェックするのもポイント。実際に外壁に当ててみて、光が当たるとどう見えるのかを確認しておきましょう。
汚れの目立ちにくさを重視するのも選択肢
好みのデザインを選ぶだけでなく、汚れの目立ちにくさを重視するのも良いでしょう。たとえば、デコボコが少ないパターンを選べば、汚れや水分が溜まりにくく、お手入れもラクになります。
また、グレーやベージュなどの汚れが目立ちにくいカラーを選ぶのも選択肢の一つです。黒などの濃い色は色褪せが目立ちやすい点も考慮して、最適なデザインを選びましょう。
ジョリパット吹き付けを長持ちさせるためのコツ4選
ジョリパット吹き付けを少しでも長持ちさせるなら、以下でご紹介する4つのコツを実践しましょう。
- 定期的にメンテナンスをする
- 5~15年ごとに塗装する
- ジョリパット向け塗料を使用する
- 高圧洗浄機は水圧に要注意
耐久性が高いジョリパット吹き付けですが、長持ちさせるためには定期的なお手入れが必要な点も忘れないでおきましょう。
定期的にメンテナンスをする
定期的に掃除をしたり劣化がないかをチェックしたりするのは、とても重要です。特に汚れやカビなどが付着しやすいジョリパット吹き付けは、デッキブラシなどで定期的に水洗いする必要があります。
また、劣化症状を見つけたら、早めに対処するのも大切。放置すると修繕が難しくなるケースもあるため、早めの対処がおすすめです。
5~15年ごとに塗装する
5~15年ごとに塗装をすると、劣化症状を予防できます。元々の風合いを生かしつつ外観を美しく維持できるため、再塗装は欠かせないお手入れの一つです。
ジョリパット向け塗料を使用する
ジョリパット向けの塗料を選べば、施工後の美しい仕上がりを維持しやすくなります。
特に、ジョリパット向けの「つやなし」塗料がおすすめ。ジョリパットらしい質感は、つやなし塗料を選ぶとキープしやすくなります。
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高圧洗浄機は水圧に要注意
外壁の掃除で高圧洗浄機を使うなら、水圧には十分に注意しましょう。強すぎると、表面が剥がれてしまう危険があるためです。
高圧洗浄機を使うなら、低い水圧から始めるのがベスト。ただし、高所も含めて全体をキレイかつ安全に掃除するなら、専門業者にまかせるのがおすすめです。
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ジョリパット吹き付けは優良業者に施工依頼しよう!
耐久性にも耐火性にも優れているジョリパット吹き付けは、さまざまなパターンから好きなデザインを選べるのも魅力。ただし、仕上がりは職人のスキルによって左右されるため、優良業者へ依頼するのが大切です。
対応エリアの業者が見つかったら、複数業者をピックアップして比較検討してみましょう。職人のスキルや費用などを徹底的に比べ、納得できる業者を見つけるのがおすすめです。
- ジョリパット吹き付けの魅力が知りたい
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ジョリパット吹き付けに関するよくある質問
-
Q. ジョリパット吹き付けの魅力は?
A.ジョリパット吹き付けの魅力は、主に以下です。
- 耐久性・耐火性が高い
- さまざまなデザインから選べる
- ひび割れしにくい
- 安全性が高い
-
Q. ジョリパット吹き付け依頼時の足場費用はどれくらい?
A.ジョリパット吹き付け依頼時の足場費用は、1m²あたり700~1,000円ほど、30坪では15~20万円ほどかかるのが一般的です。
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Q. ジョリパット吹き付けの注意点は?
A.ジョリパット吹き付けの注意点は、以下です。
- 汚れが目立ちやすい
- カビや苔が付着しやすい
- 職人のスキルによって仕上がりが左右される
- 補修跡が目立ちやすい
- 外壁によっては施工が難しい




























