2024.07.02 2025.01.24
この記事では、エアコンのドレン掃除について徹底解説します。
エアコンは、本体だけでなくドレンホースやドレンパンの掃除も欠かせません。掃除を怠ると水漏れや異臭が発生するだけでなく、故障することもあるため注意が必要です。
ここでは、ドレンホースやドレンパンの具体的な掃除方法をご紹介します。ドレンホースの汚れを防止するためのポイントも解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
【エアコンのドレンホースとドレンパン】役割と掃除の必要性
エアコンのドレンホースとドレンパンは、それぞれ重要な役割を果たすパーツです。まずはその役割と掃除の必要性について見てみましょう。
ドレンホースについて
エアコン本体から室外に伸びている細い蛇腹ホースが、ドレンホースです。ドレンホースは、エアコン内部で発生した結露による水を排出する重要な役割を担います。
ドレンホースには、エアコン本体が吸い込んだ室内のホコリなどの汚れが蓄積します。また、ドレンホースの先は室外に露出した状態になっているため、砂ぼこりや小さな虫などが入り込むことがあります。
さらに、結露した水を排出するドレンホース内は高温多湿になりやすく、常にカビが発生しやすい環境です。ホコリや虫だけでなくカビによって汚れるドレンホースは、定期的に掃除しないとつまってしまうこともあります。
ドレンパンについて
ドレンパンは、エアコン内部のアルミフィン下部に設置されている受け皿のようなパーツです。ドレンパンは、エアコン内部で発生した結露による水を溜めておく役割を果たします。結露水は、ドレンパンからドレンホースへ流れて排出される仕組みです。
ドレンパンにも、エアコン本体が吸い込んだ室内の汚れが蓄積します。特に、アルミフィンに溜まった汚れは、結露による水と一緒にドレンパンに溜まりやすいです。汚れの多くは結露水と一緒にドレンホースへと流れますが、流れなかった汚れはドレンパンに留まってしまいます。
また、エアコン内部は高温多湿でカビが発生しやすいため、ドレンパンでもカビが増殖しやすいです。ホコリなどの汚れやカビによってドレンパンが汚れると、エアコンから不快なニオイがしたりドレンパンから水漏れしたりするため、定期的に掃除する必要があります。
エアコンのドレンホース掃除の方法
ドレンホースは、下記の手順で掃除します。
- エアコンの電源を切る
- 室外機のまわりを掃除する
- ドレンホースの先端内部にあるゴミを除去する
- 室外機のカバーを外して掃除する
- ドレンホースの先端をガムテープでとめる
- エアコン本体側からパイプ用洗剤を流す
- 30~40分時間を置く
- ガムテープを外して高圧洗浄機で洗浄する
ドレンホース掃除をするには、まず室外機まわりを掃除する必要があります。ほうきとちりとりを使ってゴミを除去し、ドレンホース内が汚れる原因をなくしましょう。
ドレンホース先端部分は、ブラシなどでゴミを除去します。この時、ブラシを奥まで入れすぎると破損の原因になるので注意が必要です。
室外機カバーを掃除したら、いよいよドレンホースの内部を全体的に掃除します。先端につけるガムテープは、耐水性のものがベスト。しっかりとめたら、室内のエアコン内部のドレンパン付け根部分にあるドレンホース接続部から、パイプ用洗剤を流し入れましょう。
時間を置いて高圧洗浄機でホース内部の汚れを徹底的に落としたら、ドレンホースの掃除は完了です。
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ドレンホース掃除の際の注意点
ドレンホース掃除の際は、必ず最初にエアコンの電源を落とします。電源が入ってしまうと漏電し火災が発生する危険があるためです。
また、室外機を動かすと故障したりガス漏れが発生したりするリスクがあります。室外機掃除の際も、絶対に動かさないことが大切です。
ドレンホース掃除では、掃除機を使う方法もあります。ホース先端に布を巻き付け、逆の先端から3秒ほど吸い込んでゴミを除去する方法です。この方法では、長く吸い込むと掃除機に水が入ってしまう危険があります。
また、ドレンホース先端部分の大きめなゴミをあらかじめ除去しておかないと、大きいゴミによって掃除機が故障するリスクもあるので注意しましょう。
エアコンのドレンパン掃除の方法
ドレンパンの掃除は、業者依頼が基本です。
ただし、自分で作業することも不可能ではないので、作業手順についてもご紹介します。
ドレンパンは基本的に業者へ依頼する
ドレンパンを掃除するには、エアコンを分解しなければなりません。本体カバーやルーバーの取り外しも必要になり、掃除後は正しい位置に設置する必要があります。
正しく設置できないとエアコンが故障したり水漏れが発生したりすることもあるので、注意しなければなりません。さらに、ドレンパンは破損しやすく、取り扱いには細心の注意が必要です。
このように、故障や破損の危険があるため、ドレンパンの掃除は業者へ依頼するのが安心です。
自分で作業する際の手順
自分でドレンパンを掃除する場合の手順は、下記のとおりです。
- エアコンの電源を落とす
- エアコン周辺を養生する
- エアコンの前面カバーを取り外す
- フィルターを取り外す
- ルーバーを取り外す
- 全体カバーを取り外す
- ドレンパンを取り外す
- ドレンパンを掃除する
- ドレンパン、全体カバー、ルーバー、フィルター、前面カバーを設置する
ドレンパン掃除の際も、必ずエアコンの電源を落としておきます。また、エアコン下部を含めて周辺には汚れが飛び散る可能性が高いため、養生しておきましょう。
前面カバーは、手前に開いた後ネジを取って外します。フィルターやルーバーは、取り外したらホコリなどの汚れを掃除機などで除去しておくと良いでしょう。
全体的なカバーの取り外し方法はエアコンにより異なるため、取扱説明書を参照して慎重に進めることが大切です。
ドレンパンはネジを緩めて取り外しますが、この時結露水がこぼれることがあるので、タオルなどを敷いておくと安心です。取り外したら、中性洗剤と柔らかいスポンジでこすり洗いします。
掃除をしたらしっかり乾燥させ、すべてのパーツを元の場所に取り付けて作業は完了です。
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【エアコン掃除】ドレンホースやドレンパンの汚れを放置するリスク
フィルターなどはこまめに掃除する人が多い、エアコン。その一方で、ドレンホースやドレンパンまではなかなか掃除しないケースも少なくありません。
ドレンホースやドレンパンの汚れを放置すると、下記3つのリスクを負うことになります。
- 水漏れが発生する
- 故障の原因になる
- カビが発生し異臭がする
それぞれのリスクについても、しっかり覚えておきましょう。
水漏れが発生する
ドレンホースとドレンパンは、エアコン内部で発生した結露水を排出する役割があります。ドレンホースに汚れが溜まればつまってしまい、排水が上手くいかなくなるでしょう。ドレンパンに汚れが蓄積されれば、溜められる結露水の量が少なくなってしまいます。
排水がスムーズにできなくなると、エアコンの吹き出し口から水漏れすることがあるので注意が必要です。
故障の原因にも
ドレンホースやドレンパンに汚れがたまり水漏れが発生すると、エアコンそのものが故障してしまう危険もあります。電子パーツに水がかかれば漏電し、火災を引き起こすこともあるため注意しなければなりません。
カビが発生し異臭がする
高温多湿の環境を好む、カビ。エアコン内部は高温多湿な上にホコリなどの汚れも溜まりやすく、カビは汚れを養分にしてどんどん増殖します。するとエアコンの風にカビが含まれるようになり、異臭が発生します。
また、室内にもカビが放出されることで、アレルギー症状などを引き起こす危険があることも覚えておかなければなりません。
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エアコンドレンのおすすめ頻度頻度
ドレンホースは、2~3年に1回程度の頻度での掃除がおすすめです。
一方ドレンパンは、2年に1回がおすすめの掃除頻度です。そのため、ドレンホースと同じタイミングで掃除してしまうのもおすすめです。
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エアコンのドレンホース掃除をラクに!汚れにくくするコツ3つ
ドレンホースは2~3年に1回と掃除頻度は多くないものの、なるべく汚れないようにしたいもの。汚れにくくして掃除をラクにするためには、下記3つのコツを覚えておきましょう。
- 室外機を掃除する
- 逆流防止弁をつける
- エアコン本体の掃除も効果的
それぞれの内容について、詳しくご紹介します。
室外機を掃除する
室外機や室外機のまわりにゴミや落ち葉などが溜まっていると、ドレンホースも汚れやすくなります。特に、近くに木があると落ち葉が入りやすくなるため、こまめに掃除すると効果的です。
また、室外機裏は汚れが溜まりやすいので、ブラシや掃除機を使って定期的に汚れを除去しましょう。
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逆流防止弁をつける
落ち葉やゴミがドレンホース内へ入らないようにするためには、逆流防止弁を付ける方法もおすすめです。虫の侵入を防止する「防虫キャップ」も良いでしょう。
ただし、逆流防止弁をつけると排水の流れも阻害される場合があります。取り付けたら、定期的にドレンホース出口を掃除しましょう。
エアコン本体の掃除も効果的
特に、室内の空気に含まれるホコリをキャッチするフィルターは、2週間に1回を目安に定期的な掃除をすると効果的です。
フィルターには油汚れが含まれる場合もあるため、汚れが落ちにくい場合は中性洗剤を使ってやさしくこすり洗いする方法もおすすめです。
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ドレンパンはエアコン掃除でキレイを維持しやすくなる
ドレンパンの汚れを予防するためにも、エアコン掃除が効果的です。
- 本体カバー
- フィルター
- ルーバー
上記は自分でも掃除しやすいため、定期的に掃除しましょう。
エアコンのドレン掃除はプロに任せて徹底的にキレイにしよう!
ドレンホースもドレンパン掃除も、正しい手順で進めなければエアコンそのものが故障するリスクがあります。自分で作業するなら、ご紹介した注意点をおさえて、とにかく丁寧に作業してみてください。
エアコンを長く使っていくなら、ドレンホース・ドレンパン含めてエアコン全体をプロの業者に掃除してもらうのが確実です。汚れがひどい場合でも一度リセットしてもらえるので、おすすめです。セーフリーではエアコン掃除を請け負う優良業者を多数掲載しています。業者探しにぜひご活用ください。
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Q. エアコンのドレンホースとドレンパンの役割は?
A.エアコンのドレンホースは、下記の手順での掃除が基本です。
1.エアコンの電源を切る
2.室外機のまわりを掃除する
3.ドレンホースの先端内部にあるゴミを除去する
4.室外機のカバーを外して掃除する
5.ドレンホースの先端をガムテープでとめる
6.エアコン本体側からパイプ用洗剤を流す
7.30~40分時間を置く
8.ガムテープを外して高圧洗浄機で洗浄する -
Q. エアコンのドレンホースを掃除しないとどうなる?
A.ドレンホースにはゴミなどの汚れが溜まるため、掃除しないと下記のリスクを負うことになります。
・水漏れが発生する
・故障の原因になる
・カビが発生し異臭がする -
Q. エアコンのドレンパンは自分で掃除できる?
A.ドレンパンは自分での掃除も可能ですが、分解して取り外す必要があります。そのため、業者へ依頼するのが一般的です。
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