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エアコンの室外機掃除は自分でできる?清掃方法や適切な頻度、注意点まで徹底解説

2024.05.08 2024.10.19

この記事では、エアコンの室外機を自分で掃除する方法について徹底解説します。

常に雨風にさらされている室外機は、汚れがたまりやすいです。定期的に掃除しないとエアコンの運転効率が下がり、電気料金が高くなることも。また、内部に溜まったほこりやゴミが原因で故障につながるリスクもあります。

記事後半では、室外機を清掃する際の注意点や自力掃除と業者依頼の使い分けも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

さらに詳しく知りたい方はこちら

室外機掃除を自分でやる方法【パーツ別清掃の仕方】

室外機の掃除をする清掃員

自分で掃除可能なのは、以下の場所です。

  • 外カバー(前面カバー)
  • 熱交換器(フィン)
  • 吹き出し口・ルーバー(フラップ)
  • 排水ホース(ドレンホース)
  • 室外機周辺

それぞれの掃除手順について詳しく解説します。

外カバー(前面カバー)

室外機は、直射日光が当たらないように外カバーを設置します。室外機の上に屋根のように取り付けられているか、周りを囲うように設置されているのが一般的です。外カバーは、汚れが溜まりやすいので定期的な掃除が必須です。

掃除の手順は、以下の通りです。

  1. 天板のほこりを落とす
  2. 乾いた雑巾でサッと拭く

まずは、天板の上に溜まった砂ぼこりや泥などの汚れをホウキで払い落としましょう。

ホウキで落とせない汚れは、濡れた雑巾で拭き取ります。室外機は雨に濡れることを前提に作られているので、少量であれば水を使用しても問題ありません。ただ、室外機全体に水をかけると故障する可能性があるので水の量には気をつけてください。

また、しつこい汚れは洗剤を使用するのも有効です。しかし、室外機メーカーが推奨していない洗剤を使用するのはやめましょう。推奨の洗剤を使用すると、部品を傷めたり変質したりする可能性があります。故障につながる場合もあるため、マニュアルや取扱説明書を確認し、室外機メーカーが推奨する洗剤を使用しましょう。

熱交換器(フィン)

熱交換器(フィン)は、室外機の背面や側面に設置されている部品です。

室内の温度調節を行う上で重要な部品ですが、目に付きにくい場所に設置されています。汚れが溜まるとエアコンの効きが悪くなるため、定期的な掃除が必要です。

掃除の手順は、以下の通りです。

  1. ブラシ付きの掃除機でゴミを取る
  2. 歯ブラシで細かい汚れを取り除く

熱交換器は、砂ほこりやゴミ、クモの巣などが張り付いていることが多いです。

ブラシ付き掃除機などで汚れを除去しましょう。ただ熱交換器は金属板で作られており、掃除機の本体が強く当たると変形してしまうことも。ブラシの部分だけが部品に触れるようにやさしく掃除しましょう。

ブラシ付き掃除機で取れない汚れは、歯ブラシを使用するのがおすすめです。決して強くこすらず、熱交換器を傷つけないようにやさしく汚れを落としていきましょう。また、室外機の設置場所によっては熱交換器が見えないことがあります。室外機を動かすとガス漏れなどの大事故につながるので、見えている範囲での掃除にとどめましょう。

吹き出し口・ルーバー(フラップ)

吹き出し口とは、空気を取り込んで排出するための出入り口です。

室外機の正面部分に設置されており、「フィルター」とも呼ばれています。ルーバーは、空気を送り出す際に風向きを調整するための部品です。どちらも汚れが溜まりやすいため、こまめに掃除する必要があります。

掃除の手順は、以下の通りです。

  1. ほうきや掃除機でゴミを取り除く
  2. 細かい汚れは歯ブラシで取り除く

吹き出し口・ルーバーは、放射線状の形態でゴミの侵入を防げますが、外気に含まれる砂ぼこりや排気ガスなどの微細な汚れが溜まりやすいです。吹き出し口・ルーバーに溜まった砂ぼこりや排気ガスは、ホウキ、または掃除機で取り除きましょう。そのほか細かい汚れは、歯ブラシで掻き出して落としていきます。

汚れが目立つ場合は、水を濡らした歯ブラシを使ったこすり洗いがおすすめ。また吹き出し口・ルーバーの掃除で注意したいのは、ホウキや掃除機を奥まで突っ込まないことです。無理やり掃除しようとすると、室外機が壊れる可能性があります。自分で掃除できる場所には限界があるので、できる範囲での掃除にとどめておきましょう。

排水ホース(ドレンホース)

排水ホースは、室内機で発生した水滴を室外に排出するための排水管のことです。

排出される水滴にほこりやゴミが含まれている場合があり、掃除を怠ると詰まりが発生することがあります。詰まり予防のためにも定期的なお手入れが必須です。

掃除の手順は、以下の通りです。

  1. ホース内の大きなゴミを取る
  2. 掃除機を入れて汚れを吸い込む

ホースの中に大きなゴミがある場合は、市販のドレンホースクリーナーを用いて汚れを掻き出します。取り切れない小さなゴミは、排水ホースの先端に掃除機を押し当てて吸い込みましょう。ただし、汚れを取るために長く吸い続けると掃除機に水が入り、故障の原因になる可能性があります。

また排水ホースは非常に掃除しにくく、きれいに汚れを除去するのはかなり難しいです。無理やり汚れを取ろうとすると故障する可能性もあります。自分で掃除するのが不安な場合は、クリーニング業者に依頼すると安心です。

室外機周辺

室外機の周りに砂ぼこりやゴミが溜まると、ファンが吸い込んでしまうことがあります。詰まりの原因にもなるので、室外機周辺もきれいに掃除しておくことが大切です。

また、室外機の近くに、鉢植えやガーデンオブジェなど邪魔になる物がないかどうかも確認しておきましょう。エアコンは、室外機の吹き出し口から排熱することにより温度調節しているため、室外機周辺に物を置くと、十分に排熱できなくなることも

こうやって吹き出し口を塞いでしまうと、冷暖房の性能が落ちてエアコンの効きが悪くなります。室外機周辺には物は置かず、十分なスペースを開けるようにしましょう。

室外機掃除が必要な3つの理由【自分でできる範囲だけでも清掃を!】

室外機のホースを掃除をする清掃員

主な理由は、以下の3つです。

  • 故障のリスクを軽減できる
  • 省エネ効果が期待できる
  • エアコンの効きが良くなる

それぞれの理由について詳しく解説します。

故障のリスクを軽減できる

室外機に汚れが溜まると、冷暖房の性能が落ちてしまうことがあります。

冷暖房の性能が低下すると室内機に負荷がかかり、故障につながる可能性も。真夏や真冬に室外機が故障すると、一番必要な時にエアコンが使えなくなるのでかなり不便です。故障のリスクを軽減したいなら、室外機を定期的に掃除することをおすすめします。

省エネ効果が期待できる

室外機は屋外に設置されており、砂ぼこりや泥で徐々に汚れていきます。

そのままの状態を放置すると、稼働効率が落ちて冷暖房の効きが悪くなることも。冷暖房も効きづらくなり、長時間の使用で電気代が上がることもあります。エアコン本来の省エネ性能を活かすためにも、こまめに室外機を掃除することが大切です。

エアコンの効きが良くなる

室外機を掃除して正しく作動するようになると、エアコンの効きが良くなります。

冷暖房の効きが良くなるのは、室外機の汚れを除去することで熱交換がスムーズに行えるためです。また、無駄な電力を消費するのを防いで電気代を削減できることも。ただ、自分で掃除できる範囲には限界があるため、しっかり汚れを落としたいなら、クリーニング業者に依頼するのがおすすめです。

室外機掃除のおすすめ頻度は?【自分でやる箇所と業者依頼の使い分け】

掃除すべき室外機

ここからは、室外機の掃除頻度、自力掃除と業者依頼の使い分けについて解説します。

室外機は年に1回の頻度で業者に依頼する

室外機の汚れを放置すると、冷暖房の効きや電気代に影響するため、定期的なお手入れが欠かせません。ただ自力掃除でできる範囲には限界があり、完璧に汚れを落とせないことも多いです。完璧に汚れを落とすためにも、年1回の頻度でクリーニング業者に依頼しましょう。

業者に室外機清掃を依頼し作業してもらっている様子

業者に依頼する時期としては、冷房を使い始める前の5〜6月、暖房を使い始める前の10〜11月頃が最適です。室外機の掃除を単体で対応する業者は少ないため、エアコンと合わせて依頼しましょう。

エアコンは地域や気候で使い始める時期が大きく変わるので、それを見極めて掃除のタイミングを決めましょう!

数週間に1回の頻度で自力掃除する

本体カバーや吹き出し口など自分でできる範囲は、数週間に1回の頻度で掃除しましょう。

特に吹き出し口は、砂ぼこりやクモの巣などが付きやすいです。その状態を放置すると、吹き出し口に大量の汚れが溜まり、冷暖房の効きが悪くなることも。最悪の場合、室外機の故障につながることがあるので定期的にお手入れすることが大切です。

室外機掃除が必須のサイン3選【清掃では改善しない?】

掃除すべき室外機

室外機の掃除が必要なサインは、以下の3つです。

  • 「ブーン」など異音がする
  • 内部に汚れが蓄積している
  • 室外機の周辺が汚れている

室外機は、室外に設置することを前提として頑丈に作られています。

ただ日々使用し続けるなかで、砂ぼこりやクモの巣などが室外機に入り込み、しつこい汚れになることも多いです。特にブーンなど異音がする場合は要注意で、内部に異物が混入している可能性があります。早めに対処しないと室外機の故障につながるため、異音の原因となる異物を見つけて取り除きましょう。

室外機掃除の際の注意点【清掃リスクも】

室外機の掃除をする清掃員

主な注意点は、以下の3つです。

  • エアコンの電源は切る
  • 室外機は絶対に動かさない
  • 室外機を分解しない

それぞれの注意点について詳しく解説します。

エアコンの電源は切る

室外機を掃除する際は、エアコンの電源を切りましょう。

室外機の掃除中にエアコンを付けてしまうと、ファンが回転して怪我をするおそれがあります。特に室内機と室外機の設置場所が離れている場合、誰かが使用してしまう可能性があるので、エアコンの電源は必ず切りましょう。

室外機は絶対に動かさない

室外機を掃除する時は、絶対に本体を動かしてはいけません。

設置した場所から動かすと、室外機から配管が外れる可能性があります。室内機に溜まった水滴を室外に排出する配管が破損すると、水漏れするおそれも。配管を破損させないためには、室外機は動かさずに掃除することが必須です。室外機を動かさないと掃除できない場合は、業者に依頼することをおすすめします。

室外機を分解しない

室外機には、人が怪我しないように外カバーが付いています。

掃除する際は邪魔になるので、つい外カバーを外したくなる人も多いです。ただ、掃除中に手や指を怪我する危険性があるため、室外機は分解せずに掃除しましょう。内部まで掃除したい場合は、エアコンクリーニング業者に依頼して汚れを落としてもらうのがおすすめです。

室外機掃除は極力こまめに!内部洗浄はプロにお任せ

室外機の掃除をする清掃員

この記事では、エアコンの室外機を自分で掃除する方法について徹底解説してきました。

主なポイントは、以下の通りです。

  • 室外機の掃除頻度は年に1度程度が理想
  • フィルター掃除は数週間に1度が目安
  • 内部の洗浄はプロに任せるのがおすすめ

「エアコンの効きが悪い」「変な音がする」と感じる時は、室外機が目詰まりを起こしていることが多いです。ここで室外機掃除をせず放置すると、電気代の高騰や故障のリスクも。しかし、熱交換器や排水ホースなど、エアコン室外機や室内機の内部パーツを自力で掃除するのは難易度が高く、さまざまなリスクが伴います。

室外機の掃除は、経験豊富なプロに任せてきれいに洗浄してもらいましょう。優良業者を見つけるには、業者との出会いをサポートしてくれるマッチングサービス「セーフリー」の活用がおすすめ。利用者の口コミも多数掲載されているので、自分に合う業者を見つけたい方は、ぜひ活用してください!

エアコンの室外機掃除は自分でできる?清掃方法や適切な頻度、注意点まで徹底解説のよくある質問

  • Q. エアコンの室外機は自分で掃除できる?

    A.

    外カバーや熱交換器、吹き出し口などのパーツは自分で掃除できます。ただし、室外機本体は動かせないため、隅々まで掃除するのは難しいです。徹底的に汚れを落としたい場合は、クリーニング業者への依頼を検討しましょう。

  • Q. エアコンの室外機を掃除する頻度は?

    A.

    外カバーや吹き出し口など自分でできる範囲は、数週間に1回の頻度で掃除しましょう。ただ自力掃除では完璧に汚れを落とせず、掃除が中途半端になることも多いです。きれいに汚れを落としたい場合は、クリーニング業者に依頼しましょう。

  • Q. 室外機の掃除で洗剤を使用しても大丈夫?

    A.

    室外機は中性洗剤で掃除しても問題ありませんが、内部に入り込んでしまう可能性があります。室外機を動かすのはNGなので、洗剤をきれいに拭け取れず余計に汚れが目立つことも。しつこい汚れがある時は、プロに依頼することをおすすめします。

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