【エアコンクリーニングはしないほうが良い？】掃除せず使い続けるリスクも解説

この記事では、エアコンクリーニングは自分でしない方が良いなどと聞いて掃除をためらっている方、カビなどの汚れをどうしようか迷っている方にぜひ読んでほしい情報をご紹介していきます。

エアコンクリーニングを自分でしないほうが良いと言われる理由には、手間やコスト、故障のリスクなどがあります。しかし、だからといって、カビや汚れの放置は健康面に大きな悪影響があるのでおすすめできません。

汚れたエアコン本体や、吐き出される空気の臭いをどうにかしたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

エアコンクリーニングしないほうが良いと言われる理由

最初に、エアコンクリーニングをしないほうが良いと言われる理由について3つ紹介します。

業者に依頼する手間やコストがかかる

エアコンクリーニングをしないほうが良いと言われる1つ目の理由は、コスト面です。

自分で掃除する時間が無い場合、業者に依頼しようとする人もいるでしょう。

業者にエアコンクリーニングを依頼する場合、1回あたり10,000円程度が相場。

これを高いと思うかどうかは人それぞれですが、1回掃除してもワンシーズン使い終わった頃にはまたエアコンが汚れている……というサイクルで、エアコンクリーニングにきりがない点も、エアコンクリーニングをしないほうが良いと言う人がいる理由と考えられるでしょう。

セルフクリーニングは事故や故障の危険性がある

上記のコストを削減するために、セルフクリーニングを検討する人もいるでしょう。

しかし、いざエアコンをセルフクリーニングしようとネットなどで情報収集をしてみると「洗剤は使ってはいけない」「そもそも自分で掃除するとエアコンが故障してしまうことも多い」など、ネガティブな内容の記事を目にしてやる気を失うケースも多いものです。

エアコンのセルフクリーニングは自分でできる範囲を正しく把握し、手順を守れば事故や故障は防げます。しかし、一般的には、「エアコンクリーニングをしないほうが良い」と言われることが多いでしょう。

クリーニングしてもあまり効果が見られない

「エアコンクリーニングはしないほうが良い」理由として、あまり効果が見られないことも挙げる人もいます。

セルフクリーニングで掃除できる範囲は、あくまでも一時的・部分的なので、完全にエアコンを綺麗にはできません。

セルフクリーニングに限らず、業者に依頼しても効果が見られない場合、「エアコンクリーニングなんてしないほうが良い」と諦める人も出てくるでしょう。

エアコンクリーニング業者は数多く、サービスの質も同じではありません。質の悪い業者を選んでしまうと、当然効果が期待できません。業者依頼する場合は、しっかりポイントを押さえて厳選していきましょう。

「エアコンクリーニングはしないほうが良い」は本当？掃除しないデメリット

上記のエアコンクリーニングをしないほうが良いと言われる理由は、あくまでも口コミや自身の経験が元になったものが多いです。

しかし、実際にエアコンクリーニングをしないほうが良いと言い聞かせて、エアコンをクリーニングしないまま使い続けると以下のようなリスクにも繋がります。

日常生活でカビや汚れを吸い込み続ける

エアコンクリーニングをしないままだと、エアコンの送風口や内部など様々な箇所にカビやホコリが溜まった状態のままに。

エアコンに付着したカビは送風に混ざって、部屋中にまき散らされます。

日常生活でカビを吸い込んでしまい、エアコンを使用するうちにカビによる健康リスクを被ってしまうでしょう。

カビによる健康リスクとは、アトピーや喘息、肺炎など様々です。

夏型過敏性肺炎は夏風邪と間違えられやすく、軽視していると重症化するリスクもあります。

電気代が余分にかかる

エアコンクリーニングをせず内部にカビが溜まった状態にすると、部品の機能が低下してしまいます。

エアコンは部屋の空気を吸い込んで内部で冷却し、再度送り出すという構造です。

フィルターが汚れていると、効率的に空気を吸い込んだり送り出したりすることができません。

同じ温度設定にしても、無駄に電気を消費してしまいます。

あまり頻繁にエアコンを使っていない場合やあまり極端に高い・低い温度にしていない場合でも電気代が高いと感じられる際は、エアコン内部にカビが溜まっている可能性があります。

エアコン内部のカビやホコリは無駄に電気を消耗し、電気代を上げてしまいます。

エアコンの故障に繋がる

エアコンクリーニングはしないほうが良いからと、エアコン内部にカビが溜まったままにしておくと、最悪の場合エアコンが故障してしまう可能性があります。

エアコン内部のカビや水分などからサビが発生し、熱交換器や金属部品の機能を低下させます。

エアコンが故障すると買い替えのコストがかかりますが、無理に使い続けることで大きな事故に繋がる可能性もゼロではありません。

エアコンの故障や事故を防ぐためにも、定期的なエアコンクリーニングをおすすめします。

「エアコンクリーニングはしないほうが良い」は正確でない！業者依頼のメリット

「エアコンクリーニングはしないほうが良い」は、下記のようなケースによるものと考えられます。

• 無理なセルフクリーニングや間違った方法で失敗した人
• 質の悪い業者に当たってしまった人

したがって、この情報は正確とは言えず、依然として、クリーニングせず放置するリスクのほうが懸念されるでしょう。

エアコンクリーニングは自分でやるとあまり効果が見られなかったり、無理に分解して故障してしまったりするリスクもあるためプロに任せた方が安心です。

エアコンクリーニングを業者に依頼するメリットとして、以下の3点が挙げられます。

エアコン内部を徹底的にキレイにしてもらえる

セルフクリーニングで掃除できるのはフィルターや送風口などごく一部であるのに対し、業者はエアコン内部から根本的なカビ汚れまで解消してくれます。

業者によっては分解して奥までカビを除去してくれたり、専用の洗剤などを用いて掃除してくれたりするので、カビ臭いにおいなどもしっかり除去できるでしょう。

セルフクリーニングではあまり効果が見られない、セルフクリーニングする時間が無いという人は、迷いなく業者に依頼することをおすすめします。

エアコンのクリーニングか買い替えを見極めてもらえる

「エアコンからカビ臭いにおいがする」「使用状況の割に電気代が高い」という場合、クリーニングで解決できるか買い替えが必要なのかを自分で判断するのは簡単ではありません。

業者に依頼すると、クリーニングか買い替えかを相談することもできます。

買い替えが必要であると早めにわかれば、機能性が低下したエアコンをずっと使い続けるデメリットも早めに解消できます。

長い目で見ると節約に繋がる

エアコンクリーニングは業者によって様々ですが、1回あたり10,000円程度が相場です。

セルフクリーニングで済ませれば数百円から数千円程度で抑えられるので、セルフクリーニングの方がお得と感じられるかもしれません。

しかし、長期的な目で見れば業者にエアコンクリーニングを依頼した方が節約になります。

プロによるクリーニングでエアコンを根本からキレイにすることで、エアコンを長持ちさせられます。

買い替えまでの期間を延ばせる点で、業者にエアコンクリーニングを依頼するとコスト的なメリットがあると言えるでしょう。

「エアコンクリーニングはしない方が良いらしい」から……と放置しないで！優良業者の見極め方3選

「エアコンクリーニングはしないほうが良い」という情報は正確ではなく、エアコンクリーニングなら業者依頼がおすすめと解説してきました。

エアコンクリーニングの業者は様々で、質の良し悪しにも差があります。

良い業者に依頼できるよう、以下3つのポイントを押さえましょう。

賠償責任保険に加入しているか

エアコンクリーニング業者は、作業中にエアコンや部屋を故障・破損させてしまうリスクがあります。

賠償責任保険はこのようなリスクに備えて加入する保険です。

万が一作業中の故障・破損が発生しても、賠償責任保険に加入している業者であれば費用は保険から支払われるので、利用者が負担する必要がありません。

しかし、賠償責任保険に加入していない業者は作業中に発生した故障・破損の費用を払えず、利用者に負担させる可能性もあります。

見積もりや費用が明確に表記されているか

エアコンクリーニング業者を選ぶ際、コストは重要なポイントですよね。

提示金額に意識をとられがちですが、見積りの内容が明確かどうかもチェックしましょう。

悪質な業者だと「思った以上に汚れ具合がひどいので追加料金が必要」と追加請求してくる場合もあります。

追加料金を請求されないかは確認した方がいいでしょう。

口コミや評判は良いか

実際にそのエアコンクリーニング業者を利用した人の口コミや評判を見て、安心して頼めるかの判断材料にしましょう。

口コミ内容がイマイチな場合だけでなく、そもそも口コミ自体があまり載っていない場合は、利用者があまりいない業者である可能性が高いです。

安心して依頼したい場合は、良い内容の口コミが多い業者を選ぶことをおすすめします。

まとめ

今回の記事では、本当に「エアコンクリーニングはしないほうが良い」のか、解説してきました。

「エアコンクリーニングはしないほうが良い」と言われることがある理由は、手間やコストなど様々でした。

しかし、クリーニングをせず使用し続けると多くのリスクがあるのでおすすめできません。安全に根本的な掃除をする場合は業者へ依頼しましょう。業者へエアコンクリーニングを依頼する際は、忘れずこの記事でご紹介したポイントをチェックしてくださいね。