冷房16度で1時間運転でエアコンの臭いは消えるのか?

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エアコンの冷房の臭いを取る方法は?冷房で臭いを取り除く方法も解説【簡単】

2023.05.02 2024.08.22

エアコンの冷房が臭いと感じる人は要チェック!冷房を付けると、空気が酸っぱい・臭い・雑巾臭い・アンモニア臭がする……そんなことはありませんか。

今回の記事では、冷房のにおいを改善する対策だけでなく、冷房機能による臭い対策なども解説します。

冷房から異臭がする原因はエアコンの構造などに問題があり、対策がわかれば改善できるかもしれません。

早めの対応で、エアコンのにおいによる健康リスクを防ぎましょう。

エアコンの冷房が臭い場合の対策は?

エアコンの冷房をつけて臭いと感じるシーン

冷房でエアコンのにおい対策ができる一方、冷房をつけたときの送風が酸っぱい・臭いというケースもあります。

冷房が臭い場合の対策として、以下の3点が挙げられます。

暖房30度で1時間程度運転する

冷房で酸っぱい・臭い・アンモニア臭・雑巾臭いなどのにおいがする場合、エアコン内部にカビが発生している可能性が高いです。

暖房30度で1時間程度運転することで、エアコン内部のカビを熱で死滅させる効果が期待できます。

ただし、暖房30度でのカビ対策は、完全にカビを死滅させるわけではありません。

一時的な効果しか発揮しない可能性が高いので、あくまでも応急処置程度に考えましょう。

フィルターやルーバーを掃除する

フィルターやルーバーを掃除することで、エアコン内部に溜まったカビを除去し、においの元を減らせます。

フィルターとはエアコンのカバーを外した際に、最初に目にする網状の部品です。

自分でも簡単に取り外せるので、掃除機でホコリを取ったあと、浴槽などで中性洗剤で洗いましょう。

フィルターを洗ったあとは、日光などでしっかりと乾燥させます。

そして、ルーバーは送風口にある部品で、冷暖房や除湿の風が当たる面積が大きいためカビが発生しやすいです。

ルーバーにカビや汚れが付着していると送風が臭くなってしまうので、やわらかい布で水拭きしましょう。

部屋を換気する

部屋を定期的に換気することも、冷房のにおい対策として有効です。

エアコンは空気を吸い込んで再び排出するため、取り込む空気が汚れていると送り出される風も臭くなってしまいます。

部屋の空気は特に汚れていないと感じていてもホコリや皮膚、毛などが舞っており、完全に綺麗というわけではありません。

部屋を換気することで、空気中のホコリや汚れを減少できます。

ドレンホースが正常に機能しているかチェックする

ドレンホースとはエアコンの水分や汚れを屋外に排出するためのホースです。

ドレンホースが詰まっていたり、排出口付近が汚れていたりすると、生臭い・アンモニア臭い・雑巾臭いなどの不快なにおいに繋がるケースもあります。

ドレンホースの不調によってにおいを屋外に排出できないだけでなく、屋外の不快なにおいを取り込みかねません。

ドレンホースの中がゴミや水滴などで詰まっていないか、排出口が排水溝などに浸かっていないかなどをチェックしてください。

ドレンホースは掃除機などを使用して自分で掃除できますが、汚れがひどい場合は買い替えがおすすめです。

また、ドレンホースは使用しているうちに劣化するので、3年から5年程度の頻度で交換しましょう。

エアコンの冷房が臭いときの原因は?

上記でエアコンの冷房が臭いときの対応について紹介しました。

次に、エアコンの冷房が臭い原因について解説します。

エアコンの冷房が臭い原因として、以下の3点が挙げられます。

エアコン内部のカビや汚れ

エアコンの酸っぱい・臭いにおいの原因は、たいていの場合はカビや汚れが原因です。

エアコン内部のカビや汚れを除去しなければ、酸っぱい・臭いにおいを根本的に解決しづらいでしょう。

エアコンは内部にカビが発生しやすい構造です。

エアコンの冷房は、取り込んだ空気を内部で冷却し、再び送り出すという流れです。

冷房は冷却時に特に水分が発生しやすく、放置しておくとカビが繁殖しやすい点に注意してください。

部屋の空気に含まれるホコリや汚れ

上記でエアコンの酸っぱい・臭いにおいの一因として内部の水分を挙げましたが、水分だけではにおいは発生しません。

部屋の空気に含まれるホコリや汚れがエアコン内部の水分と合わさることで、カビが発生します。

つまり、部屋の空気に含まれるホコリや汚れが少なければ、エアコン内部に発生するカビも抑えられるということです。

そのため、先述したように、部屋の空気はこまめに換気するようにしましょう。

ドレンホースなどエアコン自体の不調

冷房のにおいが酸っぱい・臭い一因として、ドレンホースなどエアコン自体の不調があります。

先述したように、ドレンホースが正常に機能していなければにおいを排出できなかったり、屋外の不快なにおいを取り込んでしまったりするリスクもゼロではありません。

また、どれだけ部屋の空気やエアコンをケアしてもにおいが改善されない場合は、エアコン自体が故障している可能性もあります。

【エアコンの臭いにおい対策】冷房16度で1時間運転で解決できる?

エアコンのにおい対策の一つとして、冷房16度で1時間運転するというものがあります。

ここでは冷房16度で1時間運転することで、どのようなにおい対策ができるかについて解説します。

結露を発生させてカビを排出する

冷房はエアコン内部に水滴が発生しやすくカビが繁殖しやすい一方で、極端に低い温度に設定して大量の結露を発生させることで、内部に溜まったカビを洗い流す効果が期待できます。

冷房16度で1時間運転すると、ドレンホースをつたって汚れた水が屋外に排出されます。

熱交換器やドレンパンなどに付いたカビを取り除く手段として、冷房16度での1時間運転を試してみてください。

冷房運転中は部屋の換気も行う

冷房16度で1時間運転する際の注意点として、部屋の換気が挙げられます。

閉め切った部屋で冷房16度で運転していると、極端に部屋の中が低い温度になり、結露が発生する可能性があります。

部屋の壁や家具が結露で濡れてしまわないように、事前に窓を開けておきましょう。

また、エアコンから水滴が垂れてしまう可能性もあるので、エアコンの下の壁や床にはビニールシートを貼っておくことをおすすめします。

除湿モードや暖房でもエアコンのにおい対策ができる

冷房16度で1時間運転する他にも、除湿モードや暖房でのにおい対策もあります。

除湿モードも冷房と同様に、エアコン内部に結露を発生させてカビを排出する効果を期待できます。

また、暖房は先述したようにエアコン内部のカビを死滅させられます。

除湿モードでも暖房でも、冷房と同様に運転中は忘れずに換気しましょう。

除湿モードで長時間エアコンを運転していると、冷房と同じように部屋に結露が発生する可能性があります。

30度で1時間暖房を付けていると、暑さで体調不良になる可能性もゼロではありません。

冷房でエアコンの臭いを消す際の注意点

冷房でエアコンの臭いを消す際の注意点を示す人

冷房16度で1時間エアコンを運転する際、以下のような注意点が挙げられます。

温度はできる限り最低温度で設定する

冷房16度は、あくまでも目安の温度設定です。

できる限り結露をたくさん発生させるためには、できる限り最低温度での設定をおすすめします。

また、酸っぱい・臭いにおいがなかなか消えない場合は、冷房を運転する時間を延長してもいいかもしれません。

冷房で不快なにおいが軽減しているか、様子を見ながら運転しましょう。

梅雨シーズンなどは不快なにおいが強い傾向にある

梅雨シーズンなどはエアコンの不快なにおいが強い傾向にあるので注意してください。

梅雨シーズンのエアコンの不快なにおいが強い原因として、しばらくエアコンを稼働していないことが挙げられます。

冷房や暖房を使用したあと、そのまま対策をしていなければエアコン内部でカビが発生し、放置期間が長引くほど増殖します。

3月から5月くらいまでエアコンを使用せず、6月に久しぶりに電源を入れた場合、内部で増殖したカビがにおう可能性が高いので注意しましょう。

しばらくエアコンを使っていない場合、事前に掃除したり、冷房や暖房でカビ対策をしたりすることをおすすめします。

エアコンのにおいが消えない場合は買い替えや修理も要検討

冷房が臭い、冷房16度で1時間運転してもエアコンのにおいが消えない場合、エアコン自体が不調という可能性もあります。

エアコンの調子が悪い場合、一度業者にチェックしてもらうといいでしょう。

業者に依頼することで、掃除をすればにおいが消えるのか、交換が必要なのかを判断できます。

業者によるエアコンクリーニングは、10,000円程度が相場です。

エアコンのにおいを放置していると、においが不快なだけでなく、カビを吸い込むことで健康リスクに繋がるかもしれません。

また、内部に発生したカビが部品の機能を劣化させ、結局交換しなければならない事態になる可能性もあります。

エアコンのにおいを放置するデメリットは多いので、できる限りはやめに業者にクリーニングや点検を依頼することをおすすめします。

まとめ

今回の記事では、エアコンの冷房が臭い場合の対策や原因、冷房を16度で運転することによるにおい対策などについて解説しました。

エアコンは内部で取り込んだ空気を冷却して排出する構造です。

冷房は冷却時の水滴量が多くなる傾向にあり、空気中に含まれるホコリや汚れと合わさりカビになります。

エアコンのにおいを改善するには内部の掃除が大切ですが、健康リスクを回避するためにも早めに業者への依頼も検討しましょう。

エアコンの冷房の臭いを取る方法は?冷房で臭いを取り除く方法も解説【簡単】のよくある質問

  • Q. エアコンの冷房がにおうのはなぜ?

    A.

    エアコン内部で空気を冷やす際、水分が発生します。水分と空気中のホコリが混ざるとカビが発生し、酸っぱい・臭いにおいに繋がります。特に気温や湿度が高い季節は注意が必要です。

  • Q. 冷房がにおう時どうすればいい?

    A.

    フィルターの掃除や高い温度での暖房運転、低い温度での冷房運転などの対策があります。
    暖房によってカビを死滅させる効果、冷房によって水滴でカビを洗い流す効果が期待できます。

  • Q. 冷房で臭い取りする際の温度は?

    A.

    冷房16度に設定し、1時間運転させる方法が効果的とされています。エアコン内部に通常よりも多くの水分を発生させ、付着しているカビや汚れを洗い流します。部屋ににおいがこもらないように、臭い取り中は部屋の窓を開けておきましょう。

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