アパートのハウスクリーニング費用は?退去時・入居中も役立つケースを解説

アパートのハウスクリーニング費用は?退去時・入居中も役立つケースを解説

2024.09.16 2024.09.16

本記事では、アパートのハウスクリーニングについて詳しく解説します。ハウスクリーニングを利用したい気持ちはあるものの、タイミングや費用面で迷われている方も多いのではないでしょうか。

  • 急に退去が決まって掃除する暇がない!
  • さぼっていたら水まわりの汚れが蓄積してしまった
  • とにかくハウスクリーニングの費用を抑えたい!

上記のようなニーズに向けて、具体的な費用相場や安く抑えるコツなどをお伝えします。
入居中はもちろん、賃貸アパート退去時に借主・貸主双方に役立つ情報満載です。

アパートハウスクリーニングのタイミング

アパートハウスクリーニングのタイミング

アパートのハウスクリーニングは、主に以下のタイミングで実施されるケースが多く見られます。

  • 入居中の定期掃除
  • 【借主】退去時の原状回復
  • 【貸主】次の入居者にあわせたクリーニング

それぞれ、チェックしていきましょう。

入居中の定期掃除

アパートに入居中でも、定期掃除の一環としてハウスクリーニングをうまく活用できます。

水まわりの頑固な汚れやカビなど、自分では落としにくい箇所を根こそぎ掃除してもらったり、フローリングやカーペットのダニ除去対策に利用したりなど、日常生活でも便利な側面がもりだくさん。

普段から掃除を心がけていれば、退去時などに慌てておおがかりな掃除を実施する必要もありません。長い目でみると、コストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。

【借主】退去時の原状回復

アパート退去時には、借主が入居時と同じ状態に戻す「原状回復」の義務があります。この場合の「原状回復」には、経年劣化による汚れは含まれず、ハウスクリーニング自体を借主が依頼するケースはあまり見受けられません。

しかし、壁に付けてしまったシミや水まわりの汚れなど、通常の生活で発生した汚れはキレイに除去する必要があります

借主自身で掃除できる範囲であれば問題ありませんが、かなり汚れやゴミが溜まっている場合は、自ら専門業者にハウスクリーニングを依頼すると安心。プロの仕上がりで、敷金も多く戻ってくる可能性もあります

【貸主】次の入居者にあわせたクリーニング

賃貸アパートの貸主側は、次の入居者にアパートを清潔な状態で提供するために、退去後のハウスクリーニングを実施します。

特に、キッチン、浴室、トイレなどの水回りや床のワックスがけ、窓のクリーニングなどは、プロに清掃を依頼するのが一般的。専門技術で次の入居者が快適に暮らせる状態を整えます。

ハウスクリーニングは物件価値の維持にもつながるため、空室の場合は入居者も決まりやすいでしょう。

賃貸アパートのハウスクリーニング費用は誰が払う?

賃貸アパートのハウスクリーニング費用負担先

賃貸アパートの退去時などにハウスクリーニングを依頼する場合、ケースや契約内容によって負担元が変わります

  • 日常汚れの掃除は借主が負担
  • 経年劣化などで必要な原状回復は貸主が負担

それぞれのケースを見ていきましょう。

日常汚れの掃除は借主が負担

通常の範疇でしっかり掃除されている場合は、ハウスクリーニング代は貸主の負担です。

ただし、日常の手入れ不足で、換気扇などの油汚れや水回りのカビが生じているなら、借主がその分を負担しなければいけません。借主が負担する場合は、自分で依頼して精算するのではなく、退去時に敷金から差し引かれて支払うパターンのが一般的です。

経年劣化などで必要な原状回復は貸主が負担

原則、経年劣化で必要な原状回復は、貸主がハウスクリーニング代を負担します。しかし、清掃の程度に関する明確な定義が示されていないためトラブルになることも少なくありません。

常識的な生活習慣でも起こりうる汚れか否か、が争点となるでしょう。

契約書によっては、ハウスクリーニング代を賃借人が負担すると明記されているケースもあります。契約時にサインしている場合は、契約内容が優先されるため賃借人が支払わなければいけません。トラブルを回避するために、契約内容はしっかり確認しておきましょう

「どこまでが日常汚れ?」「どこまで掃除すれば返金に反映されるの?」など退去時には掃除範囲に悩みますよね。適切なアパートの掃除範囲は、以下記事を参考にしてください。

アパートのハウスクリーニングにかかる費用

アパートのハウスクリーニングにかかる費用

それでは、具体的なハウスクリーニング費用を見ていきましょう。間取り別、場所別にそれぞれ解説していきます。

間取り別

ハウスクリーニングは、掃除する場所の広さに比例して費用が算出されます。アパートによく見られる間取りごとの費用相場を、表にまとめました。

部屋の間取り 空き家の費用目安 居住中の費用目安
1R・1K 15,000円~30,000円 16,000円~40,000円
1DK・2K 23,000円~30,000円 29,000円~40,000円
1LDK・2DK 29,000円~40,000円 41,000円~70,000円

空き家の状態と居住中の状態では、ハウスクリーニング費用に価格差が出ます。家具を移動させたり養生したりする手数料が含まれるためで、広さに比例して価格差も大きくなります。

場所別

部屋の場所別で、それぞれ依頼する方法も可能です。エリアごとの単価は高くなりますが、一部屋まるごとクリーニングするよりは費用を抑えられるでしょう。

ハウスクリーニング施工場所 費用目安
エアコン 8,000円~16,000円
浴室 12,000円~17,000円
キッチン 10,000円~20,000円
レンジフード・換気扇 7,000円~15,000円
トイレ 6,000円~10,000円
洗面所 6,000円~10,000円
水まわりのハウスクリーニングパック 3点セット15,000円~38,000円
5点セット18,000円~76,000円

業者によっては、水まわりパックなどのお得なプランを提供しているケースもありますよ。

ハウスクリーニングの費用相場は、以下記事でも詳しく解説しています。

アパートのハウスクリーニングで費用がかさむケース

アパートのハウスクリーニングで費用がかさむケース

通常のハウスクリーニング費用相場より高くつくケースをご紹介していきます。以下の4点に当てはまらないか、チェックしてみてください。

  • 引っ越しシーズンなどの繁忙期
  • タバコのヤニなどのしつこい汚れが多い
  • 入居中の家具や家電が多い
  • ゴミ屋敷化している

それぞれ、解説していきます。

引っ越しシーズンなどの繁忙期

引っ越しシーズン(3月~4月)や年末は退去のタイミングが重なり、ハウスクリーニング業者の繁忙期。そのため、料金が相場より高くなる傾向にあります。

また、繁忙期は作業のスケジュールが早々と埋まるため、予約時期によっては追加料金が発生するケースも。早めの予約やオフシーズンを狙うと、費用を抑えられるでしょう。以下でも詳しく解説しています。

タバコのヤニなどのしつこい汚れが多い

室内で喫煙していた場合は、壁や天井にタバコのヤニがこびりつき、通常の清掃では落としにくくなります。このようなしつこい汚れを取り除くには、専門の洗浄剤や技術が必要なので、通常のハウスクリーニングより割高になるでしょう。

喫煙者は、追加料金が発生する点を認識しておく必要がありますね

入居中の家具や家電が多い

入居中にハウスクリーニングを依頼する場合、部屋に家具や家電が多いと費用が高くなる傾向があります。

清掃の際に、家具や家電を移動する手間で作業時間が長くなるため、見積もりの段階で追加料金が発生しがち。特に大型の家具や家電が多いと、移動や清掃が困難になるため、業者にとって負担が大きくなります。

費用を抑えたい場合は、事前に自分で家具を移動したり、不要なものを処分したりすると良いでしょう。

ゴミ屋敷化している

部屋が、いわゆる「ゴミ屋敷」状態になっている場合、通常のハウスクリーニングよりもはるかに多くの時間と費用が必要です。

大量のゴミの片付け、床や壁の汚れの清掃、悪臭の除去など、複雑な作業が含まれるため、クリーニング費用が大幅に高くなります。また、特殊清掃が必要になってくるとさらに費用がかさむでしょう。

ゴミ屋敷の清掃は通常のハウスクリーニングの相場が当てはまらないケースが多いので、事前にしっかり見積もりを取りましょう。以下の記事も参考にしてください。

アパートのハウスクリーニング費用を抑えるコツ

アパートのハウスクリーニング費用を抑えるコツ

最後に、アパートのハウスクリーニング費用を安く抑えるコツをご紹介します。

  • 退去時の依頼は荷物や家具の移動が終わってから
  • あらかじめ可能な場所を掃除しておく
  • 複数箇所をまとめて依頼する
  • 繁忙期を避ける
  • 複数のハウスクリーニング業者から相見積もりを取る

上記5点を、ぜひ参考にしてみてください。

退去時の依頼は荷物や家具の移動が終わってから

賃貸アパートからの退去時にハウスクリーニングを依頼する場合、荷物や家具の移動が終わってからクリーニング業者を呼ぶと、だいぶ費用が抑えられます

すべての荷物がない状態で清掃すれば、作業効率が上がり、料金も安くなる傾向があるのです。ある程度引っ越し作業が進んだタイミングでクリーニングを依頼するようにしましょう。

あらかじめ可能な場所を掃除しておく

自分でできる範囲の掃除を、あらかじめ済ませておくのも費用節約のコツ。基本的な箇所を掃除してから依頼すると、見積もり額が安くなるケースが多く見受けられます。

ハウスクリーニングを依頼すると決めたエリア以外を、自分で掃除するのも良いでしょう。もし、自己精算ではなく敷金から回収される場合は、キッチンの油汚れや浴室のカビ取りなどを自分で落としておくと、手間はかかる分費用は節約できますよ。

複数箇所をまとめて依頼する

キッチン、浴室、トイレなどの「水まわりパック」など、複数個所をまとめて依頼すると費用が割安になるプランを提供している業者も多く、それぞれ単独で依頼するよりもお得です。

事前にどの箇所を依頼するか決めて、セットプランがないか確認してみましょう。

繁忙期を避ける

調整できるようであれば、引っ越しシーズンや年末などの繁忙期を避けてハウスクリーニングを依頼するのがおすすめ。

繁忙期は予約が取りにくいだけでなく、需要が高いため、一般的に費用相場が上昇します。逆に、オフシーズンであれば、業者の手が空いているため、料金の割引交渉が可能な場合も。

引っ越しの時期に余裕がある場合は、あえて繁忙期を避けて依頼すると、だいぶ費用を抑えられるでしょう。

複数のハウスクリーニング業者から相見積もりを取る

もっとも重要なポイントと言える鉄則として、複数のハウスクリーニング業者から相見積もりを取る点が挙げられます。

業者によってサービス内容や料金が異なるため、複数の見積もりを比較検討すれば、最もコストパフォーマンスの良い業者を見つけられるでしょう。クリーニングの実績や口コミ・評判を参考にしつつ、条件に合う業者2~3社から見積もりを取ると、納得のいく料金でクリーニングを依頼できます。

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アパートのハウスクリーニング費用は『セーフリー』で相見積もりしよう

アパートのハウスクリーニングについて、費用相場や安く抑えるコツなどをご紹介しました。

ハウスクリーニングは、上手に活用すれば、賃貸アパートの入居者入れ換え時の費用を抑えられたリ、退去時の敷金が多く返金されたりなどのメリットがたくさん。

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アパートのハウスクリーニング費用は?退去時・入居中も役立つケースを解説のよくある質問

  • Q. アパートの退去時にハウスクリーニングは必要ですか?

    アパートの退去時のハウスクリーニングは、必須ではありません。ただし、原状回復のための最低限の掃除は、借主側に義務があります。
    もしかなり部屋が汚れているようなら、専門業者にクリーニングを依頼するほうが得策と言えます。

  • Q. 一部分だけでもハウスクリーニングを依頼できますか?

    はい、一部分だけでもハウスクリーニングを依頼できます。水まわり限定やエアコン掃除などが人気メニュー。全体を依頼するよりも費用を抑えられるため、予算に応じて必要な箇所だけをきれいにしたい場合に便利です。

  • Q. ハウスクリーニングをお得に利用するコツを教えてください。

    必ず複数の業者から相見積もりを取りましょう。「セーフリー」では、全国のハウスクリーニング業者を絞り込み検索でき、それぞれ見積もり依頼も可能。比較検討すれば、適正料金も把握しやすいですよ。

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