茶色いカビ?汚れの落とし方を徹底解説【シミ・カスの正体から除去方法まで】
2024.08.03 2024.09.02
この記事では、カビが疑われる茶色いシミ(斑点)やカスの落とし方について徹底解説します。
「洗濯機の掃除をサボっていたら、茶色いカスが浮いてくる」
「タンスに眠らせていた洋服やバッグに、茶色っぽいシミ」
「水回りのパッキンに茶色い斑点があって汚い」
そんな茶色い汚れの正体から、しっかり落とせる効果的な洗剤・アイテムまで、それぞれ紹介していきます。
記事の後半では、手軽に落とすコツも紹介しています。茶色いシミやカスに困らされている方はぜひ最後までご覧ください。
目次
茶色いカビのような汚れの正体はナニ?
まずは、茶色いカビのような汚れの正体が何か、解説していきます。
洗濯槽についた 「茶色いカス」 |
服やカーテンなどの布についた 「茶色いシミ」 |
パッキンなどについた 「茶色っぽい汚れ」 |
---|---|---|
・カビ ・洗剤カス ・衣類の繊維の蓄積 など |
・カビ ・酸化した油脂 ・金属のサビ など |
・薄い黒カビ ・酸化したゴム など |
洗濯槽についた「茶色いカス」
洗濯槽に付着する茶色いカスの正体は、以下のものが考えられます:
- カビ
- 洗剤カス
- 衣類の繊維
湿気が多い洗濯槽内ではカビが発生しやすいため、1番に疑われるのはカビです。その他にも、洗剤の使用過多やすすぎ不足により蓄積してしまったカスや、洗濯中に剥がれ落ちた繊維の可能性もあります。
>> 洗濯槽カビの掃除方法へ
服やカーテンなどの布についた「茶色いシミ」
布やカーテンにつく茶色いシミには、以下3つの要因が考えられます。
①カビ | ②サビ | ③水に溶けない汚れの変色 |
---|---|---|
・湿度が高い場所で保管されていた ・茶色に見えるのは酸化による |
・衣類の金属部分で発生 ・古い家での洗濯で付着しやすい |
・こぼした食事の油など ・時間が経つと茶色く定着してしまうことも |
「カビ」によるシミは、主に湿気が多く、通気性の悪い環境で保管されていた場合に発生します。カビ臭がする場合も多いので、臭いで判断できる場合はカビとして対処しましょう。
「サビ」によるシミは、鉄分を含む水道水や衣類の付属品(ファスナーなど)が原因です。特に古い家では、水道管の鉄サビが衣類に付着することがあります。金属部分が酸化して茶色く変色している場合は、サビを疑いましょう。
水に溶けない汚れの「変色」は、食事の際に脂っこい食べ物をこぼしたなどの原因が考えられます。脂分などの汚れの多くははじめ無色透明ですが、時間が経つと酸化して茶色くなります。しつこい皮脂や食べ物の油分は、洗濯後にも残ってしまうことも。
パッキン・目地などについた「茶色っぽい汚れ」
パッキンなどに見られる茶色っぽい汚れの正体には、以下の可能性があります:
- 薄い黒カビ
- 酸化したゴム
湿気が多い場所で発生しやすい薄い黒カビの可能性や、ゴムパッキン・目地が経年劣化し、酸化して茶色くなることで、茶色い汚れとして目立ってしまった可能性もあります。
洗濯機の茶色いカスはどうやって除去する?【3つの掃除方法を解説】
茶色いカスをどうやって除去したら良いのか、洗濯機の種類や、パーツ別に詳しく解説します。
- 縦型洗濯機の場合
- 縦型/ドラム式両対応
- 部品・洗濯パンの掃除方法
それぞれ見ていきましょう。
縦型洗濯機の場合
重曹や酸素系漂白剤を使って掃除が可能です。
まず、洗濯槽に40~50℃のお湯をはり、規定量の重曹または酸素系漂白剤を加えます。次に、約5分間「洗い」設定で運転し、4~6時間そのまま放置。浮いたゴミを取り除き、標準コースで2回運転します。
その後、底にたまったゴミを取り除いたら、「洗い」から「脱水」まで通常運転を行い、再度底にたまったゴミを取り除きます。
薬剤などに触れずに掃除できるので、肌が敏感な方や塩素系の臭いが苦手な方でも実践しやすい掃除方法です。
この方法は、ドラム式洗濯機には適さない場合があるため、必ず取扱説明書を確認してください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
掃除したことない洗濯槽はカビだらけ?【洗濯機汚れ放置のリスク〜簡単お手入れ方法】
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縦型/ドラム式両対応
塩素系漂白剤を使った掃除方法は、縦型洗濯機だけでなくドラム式洗濯機にも適しています。
塩素系漂白剤を洗濯槽に投入し、槽洗浄コースで運転します(通常コースでも問題ありません)。これだけで掃除が済むので、とても簡単です。
ただし、使用時には熱湯を避け、常温の水を使用してください。熱湯を使うと漂白剤の成分が急速に分解し、健康に害を及ぼす塩素ガスが発生する恐れがあります。
縦型洗濯機を使用している場合は、どちらの方法でも構いません。掃除アイテムが手に入りやすい方法を選んでみてください。
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洗濯機を塩素系漂白剤(クリーナー)で掃除!方法や注意点を解説
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部品・洗濯パンの掃除方法
洗濯パンの掃除は、ストッキングをハンガーに巻き付けて洗濯機の下を拭くだけでできます。
洗濯パンはホコリや髪の毛が溜まりやすいので、定期的な掃除がおすすめ。洗濯機を動かさずに簡単に掃除できるので、ぜひ実践してみてください。
布・生地の茶色いシミの落とし方【キホンのお手入れ方法3選】
湿度の高い時期や、結露の多い時期には、カーテンなどの布にもカビが発生することがあります。布や生地のシミを効果的に除去する方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- つけ置き洗いをする
- アルコールで除菌する
- 酸素系漂白剤を使う
以下、簡単にそれぞれのステップを解説します。
つけ置き洗いをする
まず、大きなバケツや洗面器に水を入れ、衣類用の洗剤を適量溶かして洗剤溶液を準備します。シミがついた部分を洗剤溶液に浸し、数時間放置したあと、優しく揉み洗いします。
最後に十分にすすいだら、水分をしっかり取り除いて終了です。
アルコールで除菌する
市販のアルコールスプレーを用意し、シミがついた部分にスプレーして数分間放置します。その後、シミを布で優しく拭き取ったら、風通しの良い場所に干して乾燥させます。
酸素系漂白剤を使う
40〜50度のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、カーテンなどの布をつけ置きします。お湯が冷めたら、ゴム手袋をしてもみ洗いし、カビ汚れが落ちたら洗濯機へ。最後に洗濯をして干したら完了です。
厄介なカビには塩素系漂白剤の方が効果的ですが、色や柄が落ちてしまう恐れがあります。まずは酸素系漂白剤を試してみるのがおすすめ。
カーテンの掃除方法の詳細は、こちらの記事もぜひご参照ください。
パッキン・目地の茶色いカビ除去方法【水まわり・冷蔵庫等】
頑張っても取れない、水まわりなどのパッキン・目地に生えてしまった茶色っぽいカビ(薄い黒カビ)には以下の方法が有効です。
- 重曹で除去する
- 塩素系漂白剤を使う
以下、それぞれの方法について簡単に解説します。
重曹で除去する
まず、重曹に少量の水を加え、ペースト状にします。重曹ペーストをカビの部分にべっとり塗り、効果を高めるならラップなどでパックしましょう。
数分間放置した後、ブラシでカビをこすり落とし、最後に水で洗い流してしっかり乾燥させます。
塩素系漂白剤を使う
よりひどいカビには漂白剤を使用します。塩素系漂白剤を水で薄め、漂白剤溶液を作りましょう。カビが発生している部分に塗布して15〜20分放置してから、ブラシでカビをこすり落とします。
最後に、十分にすすいで漂白剤を完全に洗い流して完了です。
以下、掃除場所別の注意点やコツを説明します。
注意点やコツ | |
---|---|
お風呂など水まわり (ドアパッキン・タイル目地) |
・便座から裏ゴムを取り外して掃除する ・裏ゴムを洗剤で漬け置きする >> お風呂ドアパッキンのカビ落とし詳細 |
窓ガラス周囲のパッキン | ・カビの状態に応じて、 食器用洗剤や中性洗剤、ゴムパッキン専用洗浄剤などを使用する ・掃除後の床や壁の除菌を徹底する >> 窓パッキンのカビ落とし詳細 |
冷蔵庫のドアパッキン | ・食器用洗剤やキッチン用ウェットシートなど身近なもので掃除可能 ・冷蔵庫内や製氷器、ドアなど場所別に掃除するのがコツ >> 冷蔵庫のドアパッキンのカビ落とし詳細 |
茶色いカビ掃除におすすめの道具は?
茶色いカビの除去に役立つお掃除アイテムを紹介します。スーパーやドラッグストアで手に入るものばかりなので、ぜひ参考にしてください。
- 重曹・クエン酸
- 塩素系漂白剤
- すきまブラシ
以下、それぞれのお掃除アイテムについて解説します。
重曹・クエン酸
重曹は自然由来の洗浄剤で、カビの除去に効果的です。ドラッグストアやスーパーで手軽に入手できます。
また、クエン酸は酸性の成分でカビを分解し、除菌効果もあります。重曹と併用することで、効果が高まります。
塩素系漂白剤
塩素系漂白剤は強力な漂白効果を持っており、カビや汚れをしっかり落とすことができます。特に、頑固なカビやしつこい汚れには非常に効果的です。
使う際は必ず換気を行い、使用方法を守って安全に使用してください。
すきまブラシ
すきまブラシは、狭い隙間や細かい部分の掃除に最適です。洗濯機のパッキンや、他の狭い場所に溜まったカビや汚れを取り除く際に特に役立ちます。
「スコッチ・ブライト」で販売されているすきまブラシなどがおすすめ。掃除箇所に応じて、ぜひ活用してみてください。
茶色いカビ落としの際の注意点【3つのポイント】
茶色いカビを除去する際に、気をつけるべき点を3つ紹介します。
- 部品はすべて外して掃除する
- 掃除した場所周辺の除菌も忘れない!
- 掃除後はしっかり乾燥させる
以下、それぞれのポイントついて解説します。
部品はすべて外して掃除する
洗濯機やその他の掃除箇所の部品は、すべて取り外してから掃除を行うことがおすすめです。部品を外すことで、隅々までしっかりと掃除でき、カビを根本的に除去することができます。
掃除した場所周辺の除菌も忘れない!
カビが発生しやすい場所の周辺も忘れずに除菌してください。特に、洗濯機の周囲やカビが発生した場所の壁なども、消毒液や除菌スプレーを使ってしっかりと除菌しましょう。
掃除後はしっかり乾燥させる
掃除が終わったら、すぐに乾燥させましょう。湿気が残っていると、再度カビが発生する可能性があります。できるだけ風通しの良い場所で完全に乾燥させるよう心がけてください。
茶色いカビを予防する3つの対策
では、茶色いカビの再発を予防するには、どのようなことを実践したらよいのでしょうか。大事な点を3つ紹介します。
- 常に換気を心がける
- 結露など水滴をこまめに拭き取る
- 洗濯物はすぐに干す
以下、それぞれのポイントついて解説します。
常に換気を心がける
部屋や洗濯機周辺の換気を定期的に行いましょう。湿気がこもらないようにすることで、カビの発生を予防できます。
結露など水滴をこまめに拭き取る
窓際のカーテンなどで発生する結露は、カビの温床になります。窓の水滴は可能な限りこまめに拭き取り、カビの発生を防ぎましょう。
洗濯物はすぐに干す
濡れた洗濯物をカゴなどにためておくと、湿気が増えてカビが発生しやすくなります。洗濯物はできるだけ早く干しましょう。
茶色いカビが落ちないなら…プロに頼んでスッキリきれいに!
長年放置してしまった頑固な汚れは、市販の洗剤などでなかなか落ちないことも。自分で洗濯機の茶色カビを除去するのが難しい場合は、プロの清掃サービスに相談してみましょう。
業者に依頼すれば、頑固な汚れも一度リセットできます。また仕事や家事で忙しい場合も、短時間で洗濯機をきれいにすることができて便利です。
ハウスクリーニングの専門業者を比較検討するには、多数の業者が掲載されている「セーフリー」がおすすめです。気になった業者をいくつか選んで、ぜひ問い合わせてみてください!
茶色いカビ?汚れの落とし方を徹底解説【シミ・カスの正体から除去方法まで】のよくある質問
-
Q. 茶色いシミや茶色いカスの正体はカビですか?
A.茶色いシミやカスの正体はカビであることもありますが、酸化した油脂やサビ、洗剤カスなどが原因の可能性もあります。
-
Q. 洗濯機の茶色カビを防ぐにはどうしたらいいですか?
A.定期的な換気を行い、洗濯後はすぐに乾燥させることが重要です。また、洗濯機内部の湿気を防ぐために、定期的に掃除を行い、カビの温床を作らないようにしましょう。
-
Q. 茶色カビを簡単に除去できる掃除方法は?
A.重曹とクエン酸を使った掃除が効果的です。重曹をペースト状にし、カビ部分に塗り、クエン酸溶液をスプレーして放置後、ブラシでこすり洗いします。水でよくすすいで乾燥させると、効果的に除去できます。
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