クエン酸水の作り方は?【便利な使い方や効かせるコツまで徹底解説!】
2024.02.01 2024.02.01
この記事では、クエン酸水の作り方、洗濯やお掃除での効果的な使い方について、詳しく解説していきます。
クエン酸は液体の状態で購入することも可能ですが、粉の状態のものを買って自分でクエン酸水を作ることも可能です。自作のクエン酸水を、日々の洗濯やお掃除に使ってみましょう。
記事後半では、キッチンなど各水回りでの効果的な使い方までご紹介しています。クエン酸水を使いこなしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
クエン酸水の作り方【掃除・洗濯】
クエン酸水は、用途ごとに適した作り方があります。ここでは、掃除と洗濯、それぞれの用途ごとに、クエン酸水の適切な作り方を紹介します。
掃除に使うクエン酸水の作り方
掃除に使うクエン酸水を作るときに用意するものと、作り方を紹介します。
- 用意するもの
- クエン酸の粉末
- スプレータイプのボトル
- 水
掃除に使用するクエン酸水は、水100mlに対して、小さじ1/2が適切な配分です。水にクエン酸の粉末を入れて、粉末が溶けたら完成です。粉末をしっかりと溶かすには、冷たい水よりも少しぬるめのお湯を使うことがポイント。
完成したクエン酸水は、トイレの便器、蛇口、鏡、ポットや食洗機といった家電まで、幅白い場所やものの掃除に使えます。
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洗濯に使うクエン酸水の作り方
洗濯にクエン酸水を使うと、アルカリ性の汚れを落とすのに役立ちます。皮脂汚れまで落とすのは難しいですが、除菌ができるのは嬉しいポイントです。
洗濯に使用するときは、水10リットルに対して、クエン酸10gを目安にしてください。
クエン酸水の作り方と使い方のコツ【汚れ落ちをパワーアップ!】
クエン酸水だけでも汚れをある程度落とせます。汚れ落ちをよくするコツや方法を知っておくと、頑固な汚れを落とすときに役立ちます。
重曹と合わせる
クエン酸だけでは落としきれない汚れも、重曹と組み合わせて使うことで、落とせる汚れの幅が広がります。重曹を単体で使うと、クエン酸が苦手とする皮脂、血液、油といったたんぱく質汚れを落とす効果が期待できます。
一方で、クエン酸は水垢や消臭効果が高いです。そこで、両者を使い分けることで、さまざまな箇所を効率よくきれいにできます。
例えば、キッチンの排水溝のように油汚れや臭い、水垢といったさまざまなタイプの汚れが入り混じっています。そこで、油汚れには重曹、水垢にはクエン酸と使い分けられると、汚れがきれいに落ちて、しっかり除菌までしてくれます。
クエン酸水パック
クエン酸水をスプレーして拭き取るだけでは落とせない頑固な汚れは、クエン酸水パックを試してみましょう。
クエン酸水パックを作るときは、クエン酸水をキッチンペーパーを用意してください。キッチンペーパーにクエン酸水を染み込ませて、汚れた部分に貼り付けて5分程度置きます。
時間が経ったら汚れが落ちやすくなっているので、雑巾で汚れを拭き取ります。汚れが落ちたら、クエン酸水が残らないようにしっかりと拭き取るか、水で洗い流してください。
クエン酸水で落とせる汚れとは?【作り方も簡単でこんなに色々使える!】
クエン酸水は酸性なので、アルカリ性の汚れを落とすのに最適です。具体例を挙げると、水道水に含まれているカルシウムやミネラルが固まった水垢、トイレの黄ばみや尿石、アンモニア臭、お風呂の石鹸カス汚れなどです。そのため、以下の場所の掃除に使えます。
それぞれの箇所でのクエン酸の使い方は記事後半で解説しますよ!
クエン酸水の保存方法と作り方の注意点
クエン酸水を保存するとき、使うときにはいくつかの注意点があります。扱い方を誤ると、大きな事故につながることもあるので、使用する前にきちんと把握しておきましょう。
クエン酸水の作り置きと日持ち
クエン酸水は2~3週間で使い切りましょう。作ったクエン酸水を長期間スプレー保存していると、腐ったり雑菌が増えたりするリスクが高いからです。
塩素系洗剤と混ぜると危険
クエン酸水は酸性なので、塩素系の洗剤と混ぜると有毒ガスを発生させるリスクがあります。「混ぜるな危険」という表記のある洗剤とは、絶対に併用しないでください。塩素系洗剤だけでなく、他の洗剤と併用するときは、洗剤の成分を確認してから使うことをおすすめします。
長時間の浸け置きに注意
クエン酸水パックのように浸け置きして汚れを落とすときは、放置時間を5~10分にとどめてください。長時間浸け置きをしても洗浄効果は変わらないからです。
素材を確認してから使う
酸性の洗剤を合わない場所に使うと、素材を傷めることになるので注意しましょう。例えば、天然大理石や金属は酸に弱いため、変色や錆の原因になるからです。
クエン酸水で「キッチン」掃除【作り方の次は使い方をマスター!】
クエン酸水を使ってキッチン掃除をするときの方法を場所ごとに詳しく解説します。
- まな板や三角コーナーの「除菌」
- シンクや蛇口の「水垢」落とし
- 排水溝の掃除
- 各種キッチン家電の掃除
まな板や三角コーナーの「除菌」
クエン酸には臭いを取る効果があるので、臭いの強いものを切った後のまな板や生ごみをを捨てる三角コーナーの除菌に使ってみましょう。
クエン酸水をまな板や三角コーナーに振りかけて、しばらく放置して洗い流すだけです。まな板を漂白するときに使用する塩素系の漂白剤と混ざらないように、注意してください。
シンクや蛇口の「水垢」落とし
シンクや蛇口に付いた水垢を落とすときは、クエン酸水をスプレーしてスポンジでこすります。蛇口の付け根など、細かい箇所はいらない歯ブラシを使うと、汚れを落としやすいです。
排水溝の掃除
排水溝のぬめりや臭いには、クエン酸と重曹の組み合わせがおすすめです。排水溝のかごを取り出して、お湯を全体にかけまわしてから、重曹をまんべんなく振りかけて、クエン酸を溶かした水を注ぎます。
重曹とクエン酸が反応して泡が立つので、泡がなくなるまでしばらく放置してください。仕上げにスポンジで気になる箇所を洗い流します。
各種キッチン家電の掃除
- 電子レンジ/オーブン
- 食洗機(食器洗い乾燥機)
- ポット/ケトル
電子レンジの嫌な臭いを消すときは、耐熱容器にクエン酸水を入れて、電子レンジで2分加熱するだけ。
また、食洗機の掃除では、洗剤投入口にクエン酸を大さじ3杯入れて、そのまま洗浄をかけましょう。
湯沸かしポットやケトルにこびりついた水垢は、水を満タンにして大さじ1~2杯のクエン酸を入れて、沸騰させます。沸騰後2時間ほど放置して、中をしっかりとすすいで完了です。
クエン酸水で「お風呂」掃除【作り方の次は使い方をマスター!】
お風呂掃除でもクエン酸水が活躍してくれます。
鏡や蛇口の掃除
蛇口や鏡についた頑固な水垢は、クエン酸水を含ませたスポンジでこすり洗いします。こすっただけでは落とせない頑固な水垢は、クエン酸水パックを使って浸け置きしましょう。
シャワーヘッドの掃除
シャワーヘッドも以外と汚れが溜まっているので、クエン酸に浸け置きしてきれいにしましょう。洗面器にクエン酸水を入れて、シャワーヘッドを10分程度浸け置きしてから、スポンジでこすり洗いします。
クエン酸水で「トイレ」掃除【作り方の次は使い方をマスター!】
クエン酸水を使ったトイレ掃除のコツと使い方を紹介します。
- 黄ばみと尿石
- 排水管や蛇口
- 床や壁
トイレ掃除でもクエン酸水は大活躍。それぞれの箇所での使い方を見ていきましょう。
便器の黄ばみと尿石
尿石は簡単に落とせないので、クエン酸水パックを使って掃除しましょう。トイレットペーパーにクエン酸水を染み込ませて、尿石が目立つ部分に貼り付けてしばらく放置します。
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トイレ排水管や蛇口
トイレの排水管や蛇口は、クエン酸だけでなく重曹と合わせて使うことで汚れを効果的に落とせます。特に、ぬめり汚れはカビ汚れの可能性が高いため、弱アルカリ性の重曹を使うとぬめりが解消します。
トイレの床や壁
トイレの床や壁に尿が飛び散ると臭いの原因になります。そこで、クエン酸水を使って壁や床を掃除すると、臭いの軽減や予防効果が高まります。
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クエン酸水で「加湿器」掃除【作り方の次は使い方をマスター!】
冬場を中心に活躍する加湿器は、クエン酸水を使ってきれいに掃除できます。それぞれのタイプごとに掃除の方法を解説します。
スチーム式
スチーム式加湿器は、内部に熱源を持ち、水を沸騰させて蒸気を発生させるタイプです。クエン酸水を使った掃除方法は以下の通りです。
- 加湿器を切り、冷ます
- 水タンクを空にし、クエン酸水を入れる
- 15分程度放置し、内部の水垢や汚れを浮かせる
- タンクをすすぎ、乾燥させて完了
気化式
気化式加湿器はフィルターを通して水分を気化させるタイプです。フィルターの汚れもしっかりと落としましょう。
- 加湿器を切り、フィルターを取り出す
- フィルターと水タンクにクエン酸水を使用する
- フィルターは浸け置きし、タンクは15分程度放置
- すすいでから、しっかり乾燥させる
超音波式
超音波式加湿器は、超音波振動によって水を微細な霧として放出します。振動板の掃除が重要です。
- 加湿器を切り、水タンクを空に
- クエン酸水を振動板に直接塗布し、10分程度放置
- やわらかい布で振動板を拭き、タンクはすすぎ洗い
- 全部をよく乾かしてから再組み立てる
ハイブリッド式
ハイブリッド式はスチーム式と超音波式の特徴を併せ持つ加湿器です。そのため、両方の掃除方法を適宜組み合わせて使用します。
- 加湿器を切り、水タンクを空に
- 振動板や熱源部分にクエン酸水を塗布し、15分程度放置
- タンクやフィルターをクエン酸水で浸け置きし、その後すすぐ
- すべてのパーツを十分に乾燥させる
クエン酸水の作り方をマスターしたら!掃除や洗濯に活用しよう!
クエン酸水は水回りを中心にさまざまな場所の掃除に使える万能アイテムです。また、洗濯にも使えるなど、多様な用途に活用できます。
家じゅうの掃除に使えるアイテムですが、使い方を誤ると大きな事故につながることがあるので、注意が必要です。
適切な作り方で作ったクエン酸水を、掃除や洗濯に有効に使ってみましょう!
クエン酸水の作り方は?【便利な使い方や効かせるコツまで徹底解説!】のよくある質問
-
Q. クエン酸水は自分で作れますか?
A.市販のクエン酸の粉末と水を使って簡単に作れます。
-
Q. クエン酸水はどこの掃除に使えますか?
A.酸性のクエン酸はアルカリ性の汚れを落とすのに効果的で、水回り全般に使えます。
-
Q. クエン酸水の使うときの注意点はありますか?
A.酸性のクエン酸水は、塩素系の洗剤と併用しないでください。他にも、金属や天然大理石への使用は不向きです。
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