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【押入れ掃除】ホコリやカビ・ダニの撃退方法!かび臭さの取り方も解説

2024.02.01 2024.02.09

この記事では、押入れの掃除方法を徹底解説します。
押入れは普段ふすまなどの建具などで閉め切られているため、気づかない間に収納している物にホコリやカビ・ダニがついていることも。
押入れに収納している大切な物を長持ちさせるためには、定期的に掃除をして押入れ内を清潔に保つことが大切です。
今回は、押入れで大量発生しやすいホコリやカビ・ダニの撃退方法まで詳しくご紹介します!
これから押入れのカビ・ダニの対策をしたい方はもちろん、「カビを発見してしまった!」という方も、ぜひご活用ください。

押入れ掃除のキホン!【一般的なお手入れ手順】

ここでは押入れ掃除の必須アイテムと、押入れ掃除の基本の手順を紹介します。

  1. 押入れ掃除に必要なお掃除グッズを準備する
  2. 押入れ内のホコリを掃除機で吸い取る
  3. タオルまたは雑巾で押入れ内を拭く
  4. 消毒用エタノール
  5. .押入れ掃除の後はしっかりと乾燥させる

1. 押入れ掃除に必要なアイテムを準備する

押入れ掃除に必要なアイテムは以下のとおりです。

  • 掃除機
  • タオルまたは雑巾
  • 手袋
  • マスク
  • 消毒用エタノール
  • 扇風機

上記のアイテムを使った押入れの基本のお手入れを、次の項から解説します。

2.押入れ内のホコリを掃除機で吸い取る

押入れに入っている物をすべて出し、ホコリを掃除機で吸い取ります。
ホコリはカビの栄養源にもなるため、掃除機で入念に除去しましょう。ホコリにはダニの死骸やフンなども含まれていて、吸引するとアレルギー症状を引き起こす可能性もあり危険です。
押入れ掃除の際にはマスクを忘れず着用しましょう。

3.タオルまたは雑巾で押入れ内を拭く

掃除機で吸い取り切れないホコリを、硬く絞ったタオルまたは雑巾で拭き取ります。
押入れは、撥水性のないベニヤ板などの木材で作られていることが多いです。そのため、拭き掃除の後は、できるだけ水気を残さないことが大切です。
使わなくなったフェイスタオルを以下のようにたたむと、押入れの素材を傷めることなく拭き掃除ができますよ。

  • フェイスタオルの約半分を水に濡らして硬く絞る
  • 濡らした部分を半分に折る
  • 濡らした部分をタオルの乾いた部分(残りの半分)で包む

4.消毒用エタノールでカビを予防

消毒用エタノールは殺菌してカビを予防します。
ベニヤ板などの木でできた押入れに使用しても、すぐに揮発して水気が残ることもありません。
押入れ掃除に使用する消毒用エタノールは、アルコール濃度70~75%のものが殺菌効果が高くおすすめです。
消毒用エタノールは皮膚にかかると手荒れの原因になるため、使用時には手袋を着用しましょう。

5.押入れ掃除の後はしっかり乾燥させる

押入れの掃除が終わったら、扇風機やサーキュレーター(送風機)を使って押入れの内部をしっかりと乾燥させることが大切です。
乾燥の目安は2時間程度。乾燥させてから押入れに再び物を収納する際も、収納する物に湿気やホコリがついていないか確認してから収納しましょう。

押入れ掃除で難しい汚れの対処法【カビの黒ずみ・カビ臭さ・ダニ】

カビの黒ずみやダニなどは、ただ掃除機で吸い取ったり水拭きする程度では解決できないこともあります。
ここでは、カビの黒ずみ、カビ臭さ、ダニついて対処法をご紹介します。

「カビの黒ずみ」は次亜塩素酸水で落とす

「押入れ掃除のキホン」の手順で挙げた消毒用エタノールには、ついてしまったカビを除去する効果はありません。
あくまでもカビを予防するためのものです。
カビで黒ずみが発生している場合は、カビそのものを除去する必要があります。
タオルなどで拭き取っても取れない頑固なカビの黒ずみには、次亜塩素酸水がおすすめです。
カビキラーなど塩素系漂白剤でも黒カビは落ちますが、押入れの木部を変色させてしまう可能性が高いためあまりおすすめできません。
次亜塩素酸水を使ったカビの落とし方は以下のとおりです。

  • スプレーボトルに次亜塩素酸水を入れて、カビの部分にかける
  • しばらく経って次亜塩素酸水が黒カビに反応したら、硬く絞ったタオルなどで拭き上げる

「押入れ全体のカビ臭さ」に効果的な3つのアイテム

一度カビが発生した押入れは、カビを除去した後もカビ臭さが残ることがあります。
ここでは、押入れのカビ臭さに効果的な3つのアイテムを紹介します。

  1. 消毒用エタノール……「押入れ掃除のキホン」の手順にも登場する消毒用エタノールは殺菌効果の他に消臭にも効果的
  2. 重曹……消臭効果があるだけでなく、吸湿性も高いのでカビの予防にも効果的。重曹をそのまま紙コップなどに入れて押入れの隅においておくだけでOK
  3. 炭入りの除湿剤……備長炭などが含まれている除湿剤を使用すると消臭に効果的。もちろん炭そのものを置いてもOK

「増殖したダニ」は布団乾燥機やダニとりシートで退治する

ダニは目に見えないほど小さな生物ですが、95%の家に生息しているといわれています。
ダニはハウスダストアレルギーやアトピー性皮膚炎の原因になるなど人体への被害は深刻。
ダニは60℃以上の熱に弱いため、押入れ内の布団は布団乾燥機にかけることでダニを死滅できます。
死滅したダニの死骸も、吸引してしまうとアレルゲンに。布団乾燥機をかけた後は忘れずに掃除機をかけてダニの死骸を吸い取りましょう。
また、市販のダニとりシートも人気です。ダニとりシートは、居室や押入れなどの空間に置くだけで数十万匹のダニを捕獲できる優れもの。ダニにお悩みの方は検討の余地がありますよ。

押入れ掃除でやっかいなカビ!再発させないための予防策

常に建具で閉め切られている押し入れは、通気性が悪くなりがちです。
通気性が悪いと、部屋と押入れの温度差で結露が生じてカビが発生します。また、家の外壁に面した押入れでは外気と室温の差で結露が生じ、カビが発生することも……。
ここではカビを発生させないための予防策を紹介します。
カビは一度発生すると再発しやすくなるので、しっかりと対策しましょう!

押入れ内の物の収納量を減らす

押入れの掃除は、押入れの中に収納されている物を見直すいい機会です。
収納量が多ければ多いほど押入れ内の通気性も悪くなり、カビ発生のリスクも上がります。
押入れのベストな収納量は押入れ全体の70~80%。
不必要な物がないか検討する、普段使わない寝具などは圧縮袋を使って体積を減らすなど、できるだけ収納量を減らし、押入れ内の通気性を確保しましょう。

押入れ内の換気をこまめにする

襖などの建具で仕切られている押入れは、同じ室内でも居室との温度差の大きさから、結露を生じがちな空間です。
定期的に建具を開放して、換気することをおすすめします。
夏場や冬場などの冷暖房を使う時期は、特に押入れ内と居室の温度差が大きいので、こまめな換気が必須です。

押入れの断熱性を上げる

外壁に面した押入れや古い住宅の押入れなどは壁の断熱性が乏しく、これもまた温度差を作りだし、結露の発生を促します。
収納量や換気に問題がなくてもカビが発生する場合は、押入れそのものの断熱性を改善することが必要です。押入れの側面や底面にスタイロフォーム(発泡スチロールのような板)を貼り付けるだけでも、押入れの断熱性は大幅にアップします。
この方法なら、退去時の原状回復も比較的簡単。賃貸住宅などにもおすすめです。
スタイロフォームはホームセンターでも購入できます。

押入れ掃除の頻度を減らせる?カビ対策グッズ【おすすめ3選】

収納していた物を、いざ使おうとしたらカビが生えていた!ということのないよう、押入れのカビ対策はしっかりしておきたいもの。
ここでは、押入れのカビ対策グッズを紹介します。

除湿剤(使い捨てタイプ)

使い捨てタイプの除湿剤は塩化カルシウムが使われています。
塩化カルシウムは元の体積の2倍の水分を吸収することが可能です。そのため、押入れなど空間全体の除湿に適しています。
塩化カルシウムの除湿剤には、主に以下のタイプがあります。

標準使用期間 価格帯 特徴・使用方法
タンクタイプ 3~6カ月 3個パック 209円~ 押入れの隅などに置く
シートタイプ 2~6カ月 2枚 499円~ 引出しに入れるタイプ、吊下げタイプがある
スタンドパックタイプ 1~3カ月 1個 259円~ タンクタイプよりもゴミがかさばらない

除湿剤(繰り返し使えるタイプ)

天日干しをすれば繰り返し使える除湿剤にはシリカゲルB型が使われています。
シリカゲルB型は元の体積の50%の水分を吸収することが可能です。
先に挙げた塩化カルシウムタイプよりも除湿効果は低いため、収納ケースの中や靴の中など小さなスペースの除湿に適しています。シリカゲルB型の除湿剤は繰り返し使えることが最大のメリットです。
主に以下のタイプがあります。

標準使用期間 価格帯 特徴・使用場所
置き型タイプ 約1年間 50個 1212円~ 靴用
シートタイプ 約1年間 1枚 548円~ 押入れの底面
ハンギングタイプ 約1年間 2枚 1381円~ クローゼット・洋服ダンス用

すのこ

押入れの通気性確保には、底面へのすのこ設置がおすすめです。
底面を5cm程度浮かすだけでも押入れの通気性は大きく向上します。すのこを設置する際は、根太(すのこ板を支えている木)が通気を遮らないように注意しましょう。
すのこは押し入れ用のものがホームセンターでも販売されています。

押入れ掃除をサクッとプロに任せて日々の暮らしを快適に!

日本の住宅に古くから採用されている押入れは、布団など寝具やオフシーズンの衣類などの収納に不可欠な収納です。
しかし、現代では住宅の洋式化が進み、布団など寝具を収納しない押入れも増えました。
押入れを寝具の収納ではなく「物入れ」として使用する場合、押入れの一般的な奥行き(90cm前後)では深すぎて物が収納しづらく感じます。
その結果、収納のプランニングがうまくいかず、カビが発生してしまったというケースも聞かれます。押入れでカビが増殖してしまうと、根絶するのは至難の業です。
収納している物を長く安全に保つためにも、押入れのカビ除去はハウスクリーニングの依頼をおすすめします。
セーフリーでは、押入れ掃除にも精通した業者を多数掲載しています。まずはご相談ください。

【押入れ掃除】ホコリやカビ・ダニの撃退方法!かび臭さの取り方も解説のよくある質問

  • Q. 押入れ掃除に使用する次亜塩素酸水は自分で作れますか?

    A.

    「次亜塩素酸水の素」という市販されている粉末を水で薄める方法がお手軽です。

  • Q. 押入れの除湿剤「塩化カルシウムタイプ」と「シリカゲルタイプ」はどのように使い分ければいい?

    A.

    押入れ全体をタンク型の「塩化カルシウムタイプ」で除湿し、押入れに収納している物それぞれに繰り返し使える「塩化カルシウムタイプ」で除湿するのがおすすめです。

  • Q. 押入れ掃除のおすすめアイテムは?

    A.

    拭き掃除には「マイクロファイバークロス」がおすすめです。
    押入れの拭き掃除は不要になったタオルでもOKですが、マイクロファイバークロスなら細かなホコリもしっかりからめとります。
    マイクロファイバークロスは吸水性・速乾性に優れているため、水拭きの後も乾きやすいこともメリットです。

    一方、アルコール除菌なら「パストリーゼ」がおすすめ!パストリーゼは酒造メーカーが作るアルコール除菌スプレーです。
    醸造アルコールや精製水などから作られているため、万が一口に入っても問題ありません。押入れ以外にも食品の防カビなどにも幅広く使えます。

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