2025.06.30 2025.06.30
この記事では、家の中に広がるカビ臭を消すための実践的な対処法や、再発を防ぐポイント、便利な掃除アイテムの選び方などを紹介します。
「家全体がカビ臭い…」と感じたら、すぐに行動するのが肝心です。放っておくと臭いが染みついたり、健康被害のリスクが高まることも。
記事の後半では、業者に頼むべきかどうかの判断基準やおおよその費用感についても詳しく解説します。家全体がカビ臭い悩みを抱えている方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
家全体がカビ臭い!やるべき最初のステップは?
「なんとなく家中がカビ臭い」と感じたとき、すぐに芳香剤や消臭剤でごまかすのはNGです。ニオイの原因を取り除かないままでは、すぐに再発するだけでなく、壁・家具・布製品などに臭いが染みついて取れなくなる恐れもあります。まずは以下のステップから始めましょう。
カビ臭の発生源を特定する
カビ臭の原因は、目に見えるカビだけとは限りません。見えない場所や空気中のカビの胞子が原因になっている場合もあります。以下の箇所は特に要注意です。
- エアコンの内部やフィルターまわり
- クローゼット・押し入れ・家具の裏
- 洗面所や浴室の壁や床の隙間
- 寝具・カーテン・カーペットなど布製品
家の中を「臭いの強さ」「湿気がこもっていそうな場所」から順にチェックしてみましょう。
まずは換気と除湿を徹底する
原因のあたりがついたら、次にやるべきは空気の入れ替えと湿気対策です。カビ臭は湿気とこもった空気によって部屋中に広がりやすくなります。以下の方法を試してみてください。
- 晴れた日は窓を2か所開けて風通しを良くする
- 扇風機やサーキュレーターで空気を動かす
- 除湿機やエアコンのドライ機能で湿気を取る
- クローゼットや収納も定期的に開けて換気する
とくに湿度が60%を超えるとカビが繁殖しやすくなるため、日頃から湿度計でチェックしておくのもおすすめです。
湿度が高い状態が続くと、掃除してもまたすぐにカビ臭が戻ってくる…という悪循環に。小まめな湿度チェックと空気の流れづくりが、日常の中でできる最もシンプルな予防策です。
家全体がカビ臭い!掃除手順【よくある場所別!】
カビ臭の原因は、家のあちこちに潜んでいます。ここでは特にニオイの元になりやすい場所と、基本的な掃除手順をまとめました。自力で対処できる範囲から、できるだけ早めに対応しておきましょう。
カビ臭が発生しやすい場所としては、次のような箇所が代表的です。
以下、それぞれの掃除方法やポイントを解説します。
壁・天井のカビ
壁紙や天井にカビがあると、部屋全体にニオイが広がりやすくなります。とくに壁紙の裏側にまでカビが入り込んでいると、表面を拭いただけでは完全に取りきれないことも。まずは次の手順で安全に拭き掃除をしてみてください。
- アルコールスプレーや中性洗剤で拭き取る
- 乾いた布で水分を拭き取る
- 窓を開けて換気する
掃除後は、湿気がこもらないように定期的な換気を心がけましょう。
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お風呂のカビ
浴室は湿気がこもりやすく、カビ臭が出やすい場所です。石けんカスや皮脂汚れが残っているとカビの栄養源になるため、汚れとニオイの両方を意識して掃除するのがポイント。カビが目立つ場合は、以下の手順でしっかり落としておきましょう。
- カビ取り剤を塗ってブラシでこする
- 水で洗い流してタオルで拭く
- 換気扇や除湿器で湿気を飛ばす
入浴後にドアを開けて換気するだけでも、再発を防ぎやすくなります。
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押入れのカビ
押入れは湿気がたまりやすく、気づかないうちにカビ臭の元になっていることも。とくに布団や収納ケースにニオイが移ると、寝具全体が不快なままになりがちです。まずは風通しをよくしてから、次の手順で対処してみてください。
- 中のものを出して風通しをよくする
- カビをアルコールで拭き取る
- 乾燥剤や重曹で湿気を抑える
収納前に防カビシートを入れておくと、カビの再発を防ぎやすくなります。
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カーテン・ラグなどの布類
布製品はニオイが染み込みやすく、カビ臭が気になる原因になります。特にカーテンやラグは日常的に触れることが多いのに、ついケアを忘れがち。次のような方法でリフレッシュしましょう。
- 洗濯表示を見て洗濯 or 除菌スプレーを使う
- 天日干しやアイロンスチームで乾かす
- 定期的に洗って清潔を保つ
使いっぱなしにせず、湿気が気になるときは早めにケアしておくのが大切です。
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エアコン内部のカビ
運転中にカビ臭がする場合は、エアコンの内部でカビが繁殖している可能性があります。フィルターだけでなく、送風ファンの奥にまでカビが広がっていることもあるため注意が必要です。以下の手順でセルフ掃除を試してみてください。
- フィルターを外して掃除機で吸う
- 専用スプレーで内部を洗う
- 送風運転でしっかり乾かす
ニオイが取れない場合は、分解洗浄を専門業者に依頼するのが安心です。
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家全体がカビ臭い!おすすめ消臭アイテム一覧
掃除や換気に加えて、消臭・除湿のアイテムを組み合わせるとカビ臭対策はぐっと効果的になります。手軽に使えるものから、しっかり対策できるものまで、以下のようなアイテムがおすすめです。
- 消臭スプレー
- 除湿剤
- 空気清浄機
- サーキュレーター
- 防カビ剤(スプレー・ジェル・シートタイプ)
- 防カビコーティング剤
それぞれのアイテムに得意な役割があります。部屋の状況や目的に合わせて、無理なく取り入れてみましょう。除湿剤や防カビ剤は「空気がこもりがちな場所」に優先して使うと効果的。とくに押入れ・クローゼット・家具の裏などは、見落としがちなニオイの発生源になりやすい場所です。
家全体がカビ臭い!日常の3つ工夫【予防策】
一度カビ臭をリセットしても、日常のちょっとした油断でまたニオイがぶり返すことも。大がかりな対策をしなくても、ふだんの暮らしの中でできることを取り入れるだけで、カビ臭の発生はぐっと抑えられます。ここでは、手軽で効果的な3つの工夫を紹介します。
- 換気・除湿を習慣化する
- カビが発生しやすい場所をこまめに確認する
- 家具や収納の風通しを良くする
以下、それぞれのポイントを紹介します。
換気・除湿を習慣化する
湿気がたまると、目に見えないカビ菌やニオイのもとが空気中に残り続けます。毎日少しでも窓を開けて空気を入れ替えたり、除湿機やエアコンのドライ機能を使って湿度を50〜60%に保つよう意識しましょう。
カビが発生しやすい場所をこまめに確認する
見えないところほど油断しがちです。エアコン内部や家具の裏、押入れの奥など、ニオイが強い場所は定期的に点検し、必要に応じて早めに掃除や除湿を。
家具や収納の風通しを良くする
壁にぴったりつけた家具やぎゅうぎゅう詰めの押入れは、湿気がこもりやすくなります。家具は壁から少し離し、収納の中もときどき空けて風を通すだけでカビ臭の防止に役立ちます。
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家全体がカビ臭いときに、依頼すべきケースと費用感
「掃除してもニオイが取れない」「すぐに再発する」「体調にまで影響が出ている」そんなときは、自分で対応するよりも、早めに専門業者に相談した方が結果的に安心で確実です。このパートでは、どんなときに業者に頼るべきか、依頼する際の費用目安、注意点までまとめて紹介します。
自力での対処が限界なケース
カビ臭が家中に広がっていて、特定の場所だけではなく空間全体にこもっているような状態であれば、個人での対応には限界があります。特に次のような場合は、業者への相談を検討しましょう。
- 壁や天井に広範囲で黒ずみが見られる
- 掃除してもニオイがすぐ戻ってくる
- エアコンや換気設備からカビ臭が出ている
- 咳や鼻炎、頭痛など健康面への影響が気になる
- 壁紙の裏、床下、天井裏など見えない場所が怪しい
こうしたケースでは、ハウスクリーニングや除菌・消臭の専門サービスを活用すると、見えないカビやニオイの根本を除去できます。
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ハウスクリーニング業者の費用相場
カビ臭対策で業者を利用する場合の費用は、家の広さやニオイ・カビの程度、作業内容によって大きく変動します。以下は目安の料金帯です。
- 1K〜1LDK(単身向け):15,000〜30,000円前後
- 2LDK〜3LDK:30,000〜60,000円
- 一戸建てや4LDK以上:70,000円以上になることも
分解清掃・防カビ加工・オゾン消臭などを追加すると別途費用がかかるため、見積もり時にしっかり確認しておきましょう。
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依頼前にチェックすべきポイント
いざ業者を選ぶとなると、「どこに頼めばいいのか」「どんなことに注意すればいいのか」と迷う人も多いはず。トラブルや後悔を防ぐために、以下の点を事前に確認しておきましょう。
- 見積もりは無料か?
- 出張費やキャンセル料はかからない?
- 使用する薬剤の種類と安全性(低刺激・無香料など)
- 掃除してくれる範囲(壁・天井・エアコン内部など)
- 再発時の保証やアフターサポートがあるか
特にカビ臭対策では、「ニオイが消えるまでやってもらえるかどうか」がポイント。対応範囲と作業後の対応力を重視して、価格だけでなく信頼できる業者かどうかを見極めましょう。
家全体がカビ臭い…無理せずプロに依頼しよう!まずは無料相談から
家中がカビ臭い状態を放置すると、健康への悪影響や退去時の修繕費トラブルにつながるおそれがあります。カビの原因が見えない場所にある場合や、自力での除去が難しいと感じたら、プロに相談するのが確実です。
「セーフリー」なら、カビ除去やハウスクリーニングに対応した信頼性の高い業者を、地域・料金・口コミからかんたんに比較可能。見積もり無料の業者も多く、気軽に相談できます。
快適な住環境を取り戻すために、今すぐ一歩踏み出しましょう!
- 部屋に入るとカビ臭さが気になる…
- 掃除してもカビの臭いが取れない…
- カビの発生源が分からず不安…
家全体がカビ臭いとき、
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家全体がカビ臭い悩みに関するよくある質問
-
Q. 家がカビ臭いとき、どこから掃除すればいい?
A.まずはカビ臭の強い場所を特定するのが大切です。エアコン、押入れ、浴室、布製品など、湿気がこもりやすい場所がニオイの発生源になっていることが多いです。
-
Q. 空気清浄機でカビ臭は取れる?
A.空気清浄機は空気中のカビの胞子やニオイ成分を一部軽減する効果があります。ただし、カビの根本原因(壁や布などの素材に染みついたニオイ)までは取り除けません。あくまで補助的な役割として使い、まずは掃除と除湿が先決です。
-
Q. 引っ越し先がカビ臭かったらどうする?
A.入居直後にカビ臭に気づいた場合は、まず写真で状態を記録し、すぐに管理会社や大家へ連絡しましょう。建物側の原因であれば、対応や修繕が貸主負担になるケースもあります。無断で掃除を進める前に、責任の所在をはっきりさせるのが重要です。