ハイターを使ってトイレ掃除をする女性

トイレ掃除にキッチンハイターはダメ?注意点を解説【泡ハイターやブリーチは?】

2023.12.02 2024.06.03

今回は、(キッチン)ハイターを使ったトイレ掃除について解説します。
特に、トイレの黄ばみや黒ずみ、悪臭が気になるときはハイターを使った掃除がおすすめです。
高い漂白効果、除菌効果が期待できるハイターは、トイレをきれいにする際も活躍してくれるアイテム。ハイターを使ったトイレ掃除の方法から注意点まで、詳しく紹介していきます。ぜひトイレ掃除の参考にしてください。

トイレ掃除に使えるハイターの種類は?

トイレ掃除にハイターを使おうとしているところ

ハイターと一口に言ってもさまざまな種類があります。そこで、トイレ掃除に使えるハイターの種類について解説します。

キッチンハイターはOK!

キッチンハイターはトイレ掃除に使用できます。ただし、キッチンハイターはあくまでも台所用洗剤です。そのため、誤った使い方をするとトラブルや事故につながるリスクも。ぜひこの後紹介する方法で活用してみてください。

キッチンブリーチも使用できる

キッチンブリーチもトイレ掃除に使えます。キッチンブリーチは、キッチンハイターと同様に、食器など台所用品に付いた頑固な汚れ、臭いを取り除いてくれます。トイレに付着しやすい黒ずみや黄ばみもきれいに落としてくれるでしょう。

液体タイプと泡タイプ両方とも使用OK

キッチンハイターには液体タイプと泡タイプがありますが、どちらも使用できます。掃除する箇所に合わせて、使い分けるのがおすすめです。

便座の裏側などブラシが届きづらい箇所は、泡タイプが使いやすいです。また、便座の奥まった部分にある水の出てくる穴の掃除、ウォッシュレットの掃除にも、キッチン泡ハイターが適しています。

液体タイプは、基本的にどこの掃除にも使えますが液だれしやすいので、トイレットペーパーなどに染み込ませて使うと、効果的に汚れを落とせます。

トイレ用ハイターとキッチンハイターの違い

トイレ用のハイターも販売されていますが、成分もほぼ変わらないため、キッチンハイターをトイレ掃除に使用できます

キッチンハイターとトイレハイターの成分を比較してみると、「トイレハイター」の成分は、界面活性剤(アルキルアミンオキシド)と水酸化ナトリウム、次亜塩素酸。一方、「キッチンハイター」の成分は、次亜塩素酸ナトリウム、界面活性剤、水酸化ナトリウムアルカリ剤です。

キッチンブリーチと衣料用ブリーチの違い

ブリーチにはキッチン用と衣料用がありますが、両者の違いは、成分です。キッチンブリーチが、界面活性剤を使用しているのに対して、衣料用には界面活性剤が含まれていません

また、キッチンブリーチは塩素系の商品がほとんどであるのに対して、衣料用は大半が酸性です。キッチンブリーチは漂白効果が高いため、白いものにしか使えませんが、衣料用は色柄物にも使えます。

トイレ掃除でハイターが使えない場所は?

ハイターを使ってトイレ掃除をするときには、使えない場所もあることに注意が必要です。漂白効果が高いハイターを色柄が付いている箇所(トイレの床や壁)に使用してしまうと、色落ちするリスクがあります。

また、トイレタンクの掃除には使用できません。タンク内にある金属やゴムといった部品を劣化させる恐れがあるからです。

ハイターを使ったトイレ掃除の手順

ハイターを使ってトイレ掃除をするための準備をしている女性

ここからは、キッチンハイターを使ったトイレ掃除の具体的な手順について解説します。

用意するもの

トイレ掃除をするときは以下のものを用意してください。

  • ハイター
  • ゴム手袋
  • マスク
  • トイレ掃除ブラシ

トイレ掃除の手順

ハイターを使ったトイレ掃除はとても簡単です。まず、ハイターを便器全体にかけます。便器の裏側、フチ裏なども忘れずにハイターをかけてください。

2〜3分ほど放置します。汚れがひどいときは、30分から1時間ほど放置しましょう。ハイターは強い洗剤なので、使用するときは換気しながら使ってください。放置時間が過ぎたらこすらずに流します。ほとんどの汚れが落ちるはずですが、落ちない汚れはブラシでこすり洗いしましょう。

ハイターを使ったトイレ掃除の効果

ハイターを使うことでトイレ掃除が楽に、トイレをきれいにできます。ハイターを使うことで期待できる効果について解説します。

漂白

ハイターの漂白効果で、黒ずみや雑菌をきれいに落としてくれます

便器に付着した頑固な黄ばみや黒ずみもきれいになるでしょう。白い陶器の便器なら塩素系漂白剤を使えますが、色付きの便器の場合、色落ちすることがあるので使用を控えます。

黄ばみ落とし

便器の黄ばみ落としにも効果的です。

ハイターの主成分である次亜塩素酸ナトリウムは、飛び散った尿による黄ばみを漂白する効果が期待できます。ただし、漂白効果が強いため、色付きの便器への使用は控えましょう。

消臭

トイレの嫌な臭いの原因は雑菌です。

消臭効果が高いハイターは、トイレの嫌な臭いにも効果的に働いてくれます。便器の汚れだけでなく、臭いを何とかしたいときにも、ハイターを使ってみましょう。

殺菌

ハイターは、便器に付着したウイルスや菌に対して、高い殺菌効果を発揮します

例えば、家族がノロウイルスや大腸菌などに感染してしまったとき、トイレ掃除にキッチンハイターを使うと、家庭内感染の予防効果が期待できます。消毒除菌にぜひ使いたいところです。

ハイターをトイレ掃除に使うときの注意点

ハイターは漂白、除菌、消臭効果が高い洗剤ですが、使用時には十分な注意が必要です。誤った使い方をすると、事故につながる恐れがあるため十分に注意しながら使いましょう。

他の洗剤と同時に使わない

大きな事故につながるリスクが高いので、他の洗剤と一緒に使わないでください。特に、酸性の洗剤と一緒に使うと有毒ガスが発生するため大変危険です。

特に、トイレ掃除では、さまざまな汚れに対処するため、同時に使ってしまいがち。絶対に一緒に使わないでください。

また、酸性の洗剤を使ってしっかりと拭き取ったつもりでも、洗剤の成分が残っていることもあり得ます。酸性の洗剤を使った後で塩素系の洗剤を使うときは、しばらく日を開けてから掃除するようにしましょう

肌や目に付かないように注意する

ハイターを使うときは、手袋やマスクをして肌や目に洗剤が触れないように気を付けます。万が一皮膚に付いたり、目に入ってしまったりしたときは、早急に洗い流してください。目に入った場合は念のため、眼科を受診しておくと安心です。

また、自分が気を付けていても、子供やペットがハイターに触れてしまう可能性があります。ハイターは、子供やペットの手が届かない場所に保管しておきましょう

換気しながら使う

刺激臭が強いため、ハイターを使うときは換気が必須です。

窓や扉を開けるのはもちろん、換気扇を回してください。もし、掃除をしているときに気分が悪くなったときは、ハイターの使用をやめて、顔や目をしっかりと洗い、うがいをしましょう。

掃除後はしっかり洗い流す

掃除後は、ハイターの成分が残らないようにしっかりと洗い流すことを徹底してください。

ハイターが他の洗剤と混ざると、事故につながる可能性が高まります。トイレでは、酸性の洗剤を使う機会も多いことから、残ったハイターと混ざってしまうと、大変危険です。

ハイターを使ったトイレ掃除で清潔な空間をキープしよう

トイレの黄ばみや黒ずみ、悪臭が気になるときは、ハイターが大活躍。ハイターにも色々な種類がありますが、キッチンハイターやキッチンブリーチもトイレ掃除に使えます。

ただし、洗浄効果や除菌効果が高い分、注意しながら掃除する必要があります。自分で掃除するのが不安な場合や、あまりにもトイレが汚れている場合は、一度業者に依頼して、リセットするのがおすすめです。

清潔なトイレ空間をキープしていきましょう!

トイレ掃除にキッチンハイターはダメ?注意点を解説【泡ハイターやブリーチは?】のよくある質問

  • Q. ハイターはトイレ掃除に使える?

    使えます。頑固や汚れや臭いの除去に効果的です。

  • Q. トイレ掃除に使えるハイターの種類は?

    トイレ用ハイターはもちろん、キッチンハイターやキッチンブリーチもトイレ掃除に使えます。

  • Q. ハイターを使ったトイレ掃除の注意点は?

    刺激が強いため、手袋やマスクを着用すること、他の洗剤と一緒に使わないことです。