2025.01.10 2025.01.10
この記事では、トイレの大掃除のやり方について徹底解説します。
毎日使用するトイレは、家の中でも汚れが溜まりやすい場所のひとつです。ただ、普段のお手入れだけでは完璧に汚れを落とすのは難しいことも。
とくに、便器と床の境目や換気扇、収納棚は見落としがちなので要注意!
記事内では、頑固な黒ずみの落とし方もご紹介。大掃除でトイレの汚れを徹底除去したい方は、最後まで確認してくださいね。
目次
トイレ「箇所別」の大掃除手順と注意ポイント
トイレの大掃除で徹底的に洗浄したいのは、以下のような箇所です。
掃除の順番に決まりはありませんが、上から下に進めるのが基本です。
それでは、掃除方法を見ていきましょう。
トイレ天井
トイレ天井の掃除方法は、以下のとおり。
- 乾拭き用ドライシートでほこりを取る
- 水拭き用ウェットシートで拭き掃除する
なかなか落ちない頑固な汚れは、直接拭き掃除するのが効果的です。
天井に手が届くように踏み台の上に乗り、洗剤を含ませた布で拭きましょう。ただし、踏み台上での清掃作業に慣れていない方は、落下や転倒するリスクがあります。
高所での作業には十分に気をつけましょう!
トイレの壁
壁の掃除方法は、以下のとおり。
- 掃除の邪魔になるものはすべて外す
- 布に中性洗剤を含ませて汚れを拭き取る
- 固く絞った布で洗剤を拭き取る
トイレの壁には、ほこりだけでなく、飛び散った尿が広範囲に付着しています。
思わぬ部分に尿汚れが見られる場合があるので、トイレの壁は念入りに掃除しましょう。壁に付着した尿石汚れは、弱酸性の性質を持つクエン酸を使用すると除去できます。
壁に付着したイヤな臭いの除去方法を知りたい方は、以下の記事を確認してください。
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便器のふた
便器のふたの掃除方法は、以下のとおり。
- 固く絞った布で水拭きする
- 頑固な汚れは洗剤を使用する
- 最後は水拭きで洗剤を拭き取る
トイレのふた裏には、多くの飛び散りが発生しているので尿石が溜まりやすいです。
頑固な尿石汚れは、クエン酸や中性洗剤を使うと効果的。尿石は放置すると、雑菌が増殖してイヤな臭いが発生することも。
定期的に掃除しておきたい箇所といえます。
便器
便器の中は、水垢やほこり、尿石などさまざまな汚れが蓄積しています。
便器の掃除方法は、以下のとおり。
- 便器内に洗剤をかける
- トイレ用ブラシでこすり洗いする
- 汚れを落としたら水を流す
汚れが落ちない場合は、洗剤を吹きかけてから数分放置してみましょう。
洗剤が浸透するのを待ってから洗浄すれば、頑固な汚れも落ちやすくなります。便器に溜まった汚れは固まると頑固汚れに変化するので、大掃除で徹底的に落としましょう!
便器掃除に役立つ掃除アイテムを知りたい方は、以下の記事を確認してください。
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トイレ便座
便座の汚れは、トイレ用掃除シートを使用して拭き取りましょう。
除菌成分が配合されているので、洗剤がなくても汚れを落とせます。拭き掃除後は、トイレに流せるので片付けもかなり楽です。
トイレ用掃除シートがない場合は、除菌タイプのものでも代用可能です。ただし、トイレに流せないのでゴミ箱に捨てましょう!
トイレタンク
トイレタンクの掃除方法は、以下のとおり。
- 止水栓を閉める
- トイレタンクのふたを外す
- タンク内を掃除する
- 止水栓を開ける
- 洗浄レバーを回して水を流す
トイレタンクには水垢が溜まりやすいです。
頑固な水垢には、クエン酸を使用すると効果的に落とせます。ただし、クエン酸を使うのはタンクの表面を掃除するときだけ!
クエン酸は、タンク内の器具を傷める可能性があるので使用すると故障するおそれも。タンク内の汚れを落としたいときは、中性洗剤を使用しましょう。
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トイレの床
床の掃除方法は、以下のとおり。
- 大きなゴミを取る
- 掃除シートで汚れを拭き取る
- クエン酸水で汚れを吹き上げる
トイレットペーパー片や髪の毛など目に見えるゴミは、ほうきなどで取り除きましょう。
少量であれば掃除シートで取れますが、ゴミが多いとうまく拭き取れません。掃除機でもゴミは取れますが、室内と同じ掃除機を使用すると、トイレの汚れを室内に持ち込んでしまう可能性があるのでかなり不衛生です。
トイレ床の頑固な汚れを落とす方法を知りたい方は、以下の記事を確認してください。
トイレの窓
基本的な掃除方法は、水拭き・乾拭きです。
水拭き後に乾拭きすることで、水滴の跡が消えるのできれいに仕上がります。ガラスに残った水分が乾くと水拭き跡がつくので、掃除したあとは早く乾拭きしてくださいね!
頑固な汚れには、クエン酸水(200mlにクエン酸小さじ1を混ぜたもの)を使います。窓全体にクエン酸水を吹きかけて、しばらく放置したあとに乾いた布で拭きましょう。
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トイレ大掃除前に準備すべきアイテム【清掃道具&洗剤類】
お風呂場を掃除する前に用意したいのが、掃除道具と洗剤です。
掃除を始めるときに必要な道具や洗剤がないと、完璧に掃除するのが難しくなります。事前に確認してから作業を始めてくださいね!
トイレ掃除に必要な掃除道具
トイレの大掃除で必要な掃除道具には、以下のようなものがあります。
- トイレ用ブラシ
- トイレ用掃除シート
- ハンディモップ
- 雑巾
薬剤の強い洗剤を使用する場合は、肌を守るためにゴム手袋を用意しましょう。
また、細かい部分に溜まった汚れは、トイレ掃除用ブラシだけで落とすのは難しいです。隅々まで掃除したい場合は、使い古した歯ブラシを用意しておくと役立ちます。
トイレの掃除道具について詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してください。
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トイレ掃除に最適な洗剤類
トイレ掃除に役立つ洗剤には、以下のようなものがあります。
- トイレ用酸性洗剤
- トイレ用中性洗剤
洗剤は汚れの種類に応じて使い分けましょう。
たとえば、水垢は肌への刺激が少ない中性洗剤、尿石は洗浄力が高い酸性洗剤が最適。酸性洗剤は、塩酸を主成分とする製品が多いですが、クエン酸を主成分とする人体に優しい洗剤もあります。
効果的な洗剤の使い方について詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してください。
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トイレの大掃除で見落としがちな5箇所【清掃手順を解説】
トイレの大掃除で見落としがちなのは、以下のような箇所です。
それぞれの清掃手順を見ていきましょう。
換気扇
トイレの換気扇は、キッチンに比べて汚れが少ないので濡れ布巾で拭くだけで十分です。
換気扇の掃除方法は、以下のとおり。
- 電源を切る
- 換気扇のカバーを外す
- 掃除機でほこりを吸い取る
- プロペラ(ファン)を外す
- 水洗いをする
- 換気扇内部を掃除する
- 部品を取り付ける
換気扇掃除の掃除内容や注意点について知りたい方は、以下の記事を確認してください。
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ドアノブ
トイレを使うたびに触れるドアノブは、手垢が付着しやすいです。
掃除シートを使用して、ドアノブについた汚れを拭き取りましょう。頑固な汚れは、重曹水(お湯100mlに重曹小さじ1杯)やセスキ炭酸ソーダ水(水500mlにセスキ炭酸ソーダ水小さじ1杯)を使うのが効果的です。
それでも落ちない場合は、少量を吹きかけて少し放置してから布で拭き取りましょう!
収納棚
トイレの収納棚には、ほこりが蓄積していることが多いです。
トイレットペーパーでほこりを軽く除去したあとに、濡れ布巾や掃除シートで拭きましょう。なかなか落ちない頑固な汚れは、中性洗剤を使うと落ちる場合があります。
ウォシュレット
ウォシュレットは、以下を掃除します。
- ノズル
- ノズル収納口
- 脱臭フィルター
ウォシュレット掃除では、酸性洗剤・アルカリ性洗剤を使うのはやめましょう。
代わりに、薄めた台所用中性洗剤や便器用洗剤を使用してください。また、気化ガスがウォシュレット本体内に入り込むと故障の原因になるので、丁寧に拭き取りましょう。
各パーツの掃除方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してください。
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脱臭フィルター
温水洗浄便座の中には、脱臭フィルターが備え付けられている機種があります。
臭いを除去する際にフィルターに汚れが溜まるので、定期的な掃除が必須。脱臭フィルターは、基本的に簡単に取り外し可能です。
ただし、取り外し方が機種で異なるので取扱説明書を確認してから作業してくださいね!
トイレ大掃除で頑固な黒ずみ汚れを落とす方法【汚れ別に確認】
頑固な黒ずみの原因になるのは、以下のような汚れです。
それぞれの落とし方を見ていきましょう。
カビ
カビには、塩素系漂白剤を使いましょう。
カビ部分に塩素系漂白剤を回しかけてから、5分間ほど放置します。全体に浸透したらブラシでこすり、水で流せば掃除は完了です。
カビの効果的な落とし方について知りたい方は、以下の記事を確認してください。
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尿石
尿石とは、便器に付着している黄ばみです。
黄ばみには、洗浄力の強い酸性洗剤を使うのが最適。ただし、尿はねの汚れが長期間蓄積されると頑固な尿石がこびり付くことも。
頑固な尿石が付かないように、日頃から掃除しておくことが大切です。尿はねの予防方法を知りたい方は、以下の記事を確認してください。
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水垢
水垢汚れには、クエン酸などの酸性洗剤が最適。
クエン酸水(水200mlにクエン酸小さじ1杯)を吹きかけたあとにスポンジでこすり洗いし、濡れ布巾で水拭きしましょう。落ちない頑固な汚れの場合は、クエン酸水を浸透させるために30分ほど放置してください。
クエン酸水で落ちない場合は、塩酸を主成分とした酸性洗剤を使いましょう。
トイレ大掃除でイヤな臭いが消えない【3つの確認ポイント】
トイレを大掃除してもイヤな臭いが消えないときは、以下の箇所を確認しましょう。
イヤな臭いの対処法について解説します。
便座カバー
便座カバーには、直接汚れがつくのを防止する役割があります。
近年は抗菌・防臭効果のある便座カバーもありますが、布類は飛び散った尿や水滴が染み込みやすく悪臭を放つ原因になることも。
トイレのイヤな臭いが取れないときは、便座カバーを洗濯して様子をみてみましょう!
便器と床の境目
便器と床の境目は、はみ出た尿が垂れやすく汚れが蓄積しやすい場所です。
掃除を怠るとイヤな臭いが発生するだけでなく、床が傷んでしまうことも。床を掃除したら掃除シートでしっかり水拭きしましょう。
大掃除では、割りばしの先端にキッチンペーパーを巻いたもので掃除するのがおすすめ!
便座と便フタの隙間
便座と便フタの隙間は、尿が入り込んで臭いの発生源になる場合があります。
便座や便フタは、持ち上げるだけで簡単に取り外せるものが多いです。ただ、機種によって取り外し方が異なるので、事前に取扱説明書で確認しておくことをおすすめします。
便座や便フタの外し方がわからない場合は、綿棒を2本用意して掃除してください。1本目は中性洗剤を付け、2本目は水を湿らせてから汚れを拭き取りましょう。綿棒を使用すれば、隙間に溜まった汚れも落とせます。
トイレから出る悪臭の対処法について知りたい方は、以下の記事を確認してください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
「掃除しても臭い!」トイレ問題を解決【悪臭の原因と具体的な対処法】
2023.09.30 2025.02.04
トイレの大掃除はプロにお任せ!業者は相見積もりで徹底比較
この記事では、トイレの大掃除のやり方について解説してきました。
トイレは日々汚れが蓄積するので、隅々まできれいにしたいなら定期的な大掃除が欠かせません。ただ、自力掃除で完璧に落とすのには限界があります。徹底的に汚れを落としたいなら、掃除のプロにトイレクリーニングを任せるのがおすすめ。
効率的に業者を探したいなら、業者との出会いをサポートしてくれるマッチングサービス「セーフリー」を活用しましょう。セーフリーは利用者の口コミ評判が高い清掃業者と提携しているので、満足のいく仕上がりになること間違いなし!
気になる業者を見つけたら、まず無料見積もりを依頼しましょう!
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- トイレの頑固汚れが落ちない…
- 掃除してもイヤな臭いが解消しない
- 換気扇の掃除方法がわからない
トイレの大掃除は大変!
頑固汚れやイヤな臭いも
掃除のプロが徹底除去!
トイレの大掃除に関するよくある質問
-
Q. トイレの自力掃除と業者清掃に違いはある?
A.自力清掃でも汚れは落とせますが、徹底的に除去したいなら分解洗浄が必須です。業者に依頼すれば分解洗浄をお願いできるので、自力掃除より圧倒的に汚れを落とせます。
-
Q. トイレの頑固な汚れを落とせるおすすめ洗剤は?
A.頑固な汚れを落とすには、洗浄力が高い酸性洗剤を使うのがおすすめ。肌への刺激が少ない洗剤を選びたいなら、天然洗浄成分が含まれているクエン酸を用意しましょう。
-
Q. トイレの大掃除に役立つ便利グッズはある?
A.トイレブラシの衛生面が気になる方は、使い捨てのものを使いましょう。捨てるのは先端部分だけなので、柄の部分は一度購入すれば何度も使用できます。