2024.04.08 2024.09.04
ドラム式洗濯機の洗濯槽を掃除する方法を徹底解説します。
毎日使うドラム式洗濯機は気付かないうちに汚れが蓄積してしまうため、定期的に正しく掃除する必要があります。
この記事では、洗濯槽をはじめとするパーツ別の掃除方法や、使える洗剤まで丁寧にご紹介していきます。ぜひ自宅で実践してみてください!
目次
ドラム式洗濯機の洗濯槽を掃除する方法【洗濯槽〜排水口】
ドラム式洗濯機は、洗濯槽をはじめ、正しい方法で掃除することが大切です。
- 洗濯槽
- 洗剤投入ケース
- 乾燥フィルター
- 排水フィルター
- ゴムパッキン
- 洗濯パン
- 排水口
上記それぞれについて、掃除方法をご紹介します。
洗濯槽
洗濯槽は、下記の手順で掃除します。
- ゴミやホコリを取り除く
- 洗濯機の電源を入れる
- クリーナーを入れる
- 「槽洗浄モード」で洗濯機をまわす
まずは目立つゴミやホコリを取り除きます。
洗濯機の電源を入れたら、規定量のクリーナーを流し入れましょう。
あとは、「槽洗浄モード」でまわすだけで完了です。
槽洗浄モードがない場合は、標準モードで1回まわせば問題ありません。
洗剤投入ケース
残った洗剤などにより、ベタツキやカビが気になる、洗剤投入ケース。
軽度の汚れなら、下記の方法で掃除できます。
- 洗剤投入ケースを取り外す
- スポンジでこすり洗いする
- 水分を拭き取り乾燥したら取り付ける
頑固な汚れがついてしまった場合には、ぬるま湯でつけ置きしてからこすり洗いすると効果的です。
乾燥フィルター
乾燥をかけた際に、ホコリやゴミなどを取り除く乾燥フィルターには、さまざまなゴミが溜まってしまいます。
この汚れを落とすには、下記の方法が効果的です。
- 乾燥フィルターを取り外す
- 掃除機でホコリやゴミを吸い取る
- 取り切れなかった汚れは、ぬるま湯でつけ置きして歯ブラシなどでこすり洗いする
- 乾燥したら取り付ける
排水フィルター
糸くずフィルターとも呼ばれる排水フィルターは、排水時にホコリやゴミを取り除く溜めておくためのパーツです。
- 脱水をかける
- 排水フィルターを取り外す
- 歯ブラシでゴミを除去する
- 取り切れなかった汚れは、ぬるま湯につけ置きして歯ブラシなどでこすり洗いする
- 乾燥させてから取り付ける
最初に脱水をしておくことで、排水フィルターを取り外した際に大量の水が出てくるのを防げます。それでも取り外す時には水が出てくることがあるので、トレーなどを下に置いておくと安心でしょう。
また、ぬるま湯でも取れない汚れは、重曹やオキシクリーンを混ぜたぬるま湯つけ置きも有効です。
ゴムパッキン
洗濯機ドア部分のゴムパッキンも、ホコリやゴミが溜まりやすいです。
- 水で濡らした雑巾で拭き掃除する
- 取れない汚れがある時は、中性洗剤を少し含ませて拭き掃除する
- 中性洗剤使った場合は、水拭きする
拭き掃除では、マイクロファイバーを使うとホコリなどが取りやすくなります。
ホコリやゴミは、パッキンの溝にも入り込むため、丁寧に拭き取ることが大切です。
なお、細かい部分のゴミを取る場合でも、爪楊枝などは使いません。
パッキンが傷つくと水漏れを起こす可能性があるため、注意しましょう。
洗濯パン
洗濯機下に設置してある洗濯パンにも汚れが溜まるため、洗濯機本体とあわせて掃除が必要です。
- ホコリやゴミを掃除機で吸い取る
- 雑巾で拭き掃除する
- 排水口まわりは水で濡らした雑巾で拭き掃除する
上記の簡単な手順で掃除できますが、洗濯機の下部分のゴミを取るのは簡単ではありません。
- 針金タイプのハンガーを縦に開いて、菱形になるように形作る
- 不要なストッキングをハンガーの菱形部分に被せる
このアイテムを洗濯機の下部分に差し込むと、雑巾よりも手軽にホコリやゴミを除去できます。
排水口
洗濯機を使用する度に洗剤や汚れた水が通る排水口は、汚れやすい場所の一つです。
ぬめりが発生しやすいので、定期的に掃除する必要があります。
- 排水ホースを取り外す
- 排水口についている、蓋と排水トラップを取り外す
- 排水ホースに水を入れたら、口にラップをして輪ゴムで止める
- 排水ホース内の汚れが取れるよう、シェイクしてから水を捨てる
- 蓋と排水トラップは中性洗剤とブラシでこすり洗いする
- 水洗いして取り付ける
排水ホースは洗濯機下にありますが、状況によっては外すのが難しいこともあります。
無理に外すと故障の原因になることもあるため、難しい場合は業者へ依頼するのが安心です。
また、下記の方法で定期的に排水管も掃除しておくと悪臭が発生しにくくなります。
- 排水ホースを外し、蓋と排水トラップを取り外す
- パイプ用クリーナーを規定量入れ、指定された時間放置する
- たっぷりな量の水で流す
パイプ用クリーナーは、商品によって使う量や放置する時間が異なります。
必ず説明書を読み、正しく使いましょう。
ドラム式洗濯機の洗濯槽の掃除に使える洗剤
ドラム式洗濯機の洗濯槽掃除には、下記の洗剤が使えます。
ドラム式洗濯機専用のクリーナー | 専用クリーナー。汚れもしっかり落ちる |
---|---|
オキシクリーン | つけ置きに最適 |
重曹やクエン酸 | 軽い汚れにおすすめ |
それぞれの特徴を見てみましょう。
ドラム式洗濯機専用のクリーナー
ドラム式洗濯機専用のクリーナーなら、規定量を入れて洗濯機をまわすだけで簡単に掃除できます。
ドラム式洗濯機専用のクリーナーには、「塩素系クリーナー」と「酸素系クリーナー」の2種類があります。
各メーカーが推奨しているのは塩素系クリーナーで、短時間で手軽に掃除できることが特徴です。
一方で強めのニオイがあるため、これが苦手な場合は酸素系クリーナーを使うのも良いでしょう。
酸素系クリーナーは強いニオイがないものの、使用できない機種があります。
特に粉末タイプは使用不可なケースが多いため、注意が必要です。
また、使える機種でも、掃除に4~6時間かかる点がデメリットです。
オキシクリーン
オキシクリーンは、酸素系漂白剤です。
酸素系クリーナー同様に掃除に時間はかかりますが、「ドラム式洗濯機の洗濯槽専用クリーナーは買いたくない」「家にあるオキシクリーンを活用したい」という場合におすすめです。
オキシクリーンはつけ置きすることで汚れを浮かせることができるため、投入から数時間たってから洗濯機をまわさなければなりません。
ですが、専用クリーナーと違い、キッチンやお風呂など、さまざまな場所の掃除アイテムとして使いまわせることがメリットです。
軽い汚れには重曹やクエン酸も
ナチュラル洗剤として知られる重曹やクエン酸も、洗濯槽の軽い汚れなら落とせます。
人や環境にやさしい重曹やクエン酸ですが洗浄力は低いため、洗濯槽掃除に使うなら、オキシクリーン同様に数時間つけ置きする必要があります。
つけ置きしても頑固な汚れは落としきれないため、軽い汚れの場合のみ使える洗剤です。
ただし、特に重曹は使用をおすすめしていないメーカーや機種があるため、事前に説明書を確認しておく必要があります。
ドラム式洗濯機の洗濯槽を掃除すべき頻度
ドラム式洗濯機は、それぞれ下記の頻度で掃除するのがおすすめです。
洗濯槽 | 1ヶ月に1回 |
---|---|
洗剤投入ケース | 1ヶ月に1回 |
乾燥フィルター | 乾燥機能を使う毎 |
排水フィルター | 2週間に1回 |
ゴムパッキン | 汚れが目立ったら都度 |
洗濯パン | 1ヶ月に1回 |
排水口 | 2~3ヶ月に1回 |
毎日使うドラム式洗濯機には、汚れが日々蓄積していきます。
衣類などをしっかり洗濯するためには、上記を目安にして定期的に掃除していくことが大切です。
ドラム式洗濯機の洗濯槽に掃除が必要な理由
ドラム式洗濯機には、衣類などに付着していたホコリやゴミ、皮脂汚れなどが蓄積します。
また水や洗剤を使用するため、水垢汚れや石鹸カス汚れも残ってしまい、これを放置するとカビが発生してしまうため注意が必要です。
洗濯槽にカビが発生すると、洗濯後の衣類に黒や茶色のワカメのようなカスが付着することがあります。これは洗濯槽内にあるカビが剥がれ落ちたもので、洗濯槽が汚れている証拠。
汚れを放置すると、蓄積した汚れにより洗濯機の洗浄力や乾燥力が低くなることもあります。重症だと故障の原因にもなるので、定期的な掃除が必須です。
ドラム式洗濯機の洗濯槽を掃除する際の注意点
ドラム式洗濯機の洗濯槽を掃除する際には、気をつけたい注意点が2つあります。
- ゴム手袋を着用する
- 移動の際は接続部にゆるみがないか確認する
- 塩素系クリーナー使用後は色落ちに注意
安全に掃除するために、それぞれの注意点を確認しておきましょう。
ゴム手袋を着用する
洗濯槽の掃除では洗剤を使用するため、ゴム手袋を着用します。
特に、塩素系クリーナーは洗浄力が高いだけでなく肌への刺激も強いため、ゴム手袋の着用が欠かせません。
直接触れると肌荒れを起こすこともあるため、注意しましょう。
移動の際は接続部にゆるみがないか確認する
洗濯槽掃除と同時に、洗濯パンや排水口を掃除することも少なくありません。
この時、状況によってはドラム式洗濯機を移動させなければならないこともあるでしょう。
洗濯機本体を移動する際には、排水ホースと排水口の接続部がしっかり接続されているかチェックしておくことが大切です。
接続部がゆるんでいると、移動途中に水が漏れてくることがあるので、忘れずに確認しておきましょう。
塩素系クリーナー使用後は色落ちに注意
洗浄力が高い塩素系クリーナーは、衣類に付着すると色落ちすることがあります。
洗濯槽掃除後に少しでも塩素系クリーナーが残っていると、直後に洗濯した衣類が色落ちすることがあるため、注意が必要です。
ドラム式洗濯機の洗濯槽掃除のコツ5選【手間を減らそう!】
ドラム式洗濯機の掃除を少しでもラクにするなら、ここでご紹介する5つのコツを実践してみましょう。
- 洗濯する衣類を洗濯機の中に放置しない
- 洗濯機の蓋は閉めたままにしない
- 汚れが目立つ場合は洗濯前に除去する
- お風呂の残り湯を使わない
- 洗剤は適量を使う
洗濯する衣類を洗濯機の中に放置しない
これから洗濯する予定の衣類は、どんどん洗濯機の中に放り込んでおくという家庭も少なくありません。
洗濯機の中に溜めておけばラクに洗濯できますが、湿気が多い洗濯槽に放置された衣類には雑菌が繁殖しやすくなります。
雑菌は洗濯槽の汚れにもつながるため、衣類を洗濯槽内に放置するのはおすすめできません。
ランドリーボックスを使い、洗濯機をまわすタイミングでまとめて入れるようにしましょう。
洗濯機の蓋は閉めたままにしない
湿気が溜まりやすい洗濯機は、蓋を閉めるとさらに湿気がこもってしまいます。
湿度が高い状態になるとカビが増殖してしまうため、蓋は閉めたままにしないようにしましょう。
どうしても閉まってしまう場合は、ドアストッパーを使うのもおすすめです。
汚れが目立つ場合は洗濯前に除去する
はねた泥汚れやペットの毛などの汚れは、洗濯機に入れる前に前洗いします。
少し手間になりますが、汚れは洗濯機内に蓄積されてしまい、洗濯機掃除の手間が増えるためです。
前洗いが面倒な場合は、泥汚れを乾かしてできるだけ払っておいたり、お掃除用のコロコロを使ってゴミを除去しておくと良いでしょう。
お風呂の残り湯を使わない
節水のために残り湯を使うケースもありますが、洗濯槽掃除をラクにするならおすすめできません。
残り湯には皮脂汚れや雑菌、石鹸カスなどが多く含まれるためです。
残り湯に含まれる汚れも洗濯槽に蓄積されるため、洗濯槽掃除は手間がかかりやすくなります。
洗剤は適量を使う
キレイにしたいという思いが強くなると、洗剤を多く入れたくなるかもしれません。
しかし、洗剤を規定以上に多く入れてしまうと、溶け残りが発生してしまいます。
溶け残った洗剤は洗濯槽に留まり、カビの増殖を助けてしまうため、注意が必要です。
洗剤はそれぞれ使用量が決められているので、規定量を守って使いましょう。
ドラム式洗濯機の洗濯槽掃除はプロに任せるのもおすすめ!
ドラム式洗濯機の洗濯槽は、適切な洗剤を使って定期的に掃除するとキレイな状態を保ちやすくなります。
また、衣類を洗濯機の中に放置しないなど、日頃から湿気を溜めない工夫をしていくと良いでしょう。
どうしても落ちない汚れが…、掃除の時間が取りづらい…、そんな時は業者依頼がおすすめ!
セーフリーに掲載されている業者なら、汚れを一掃してドラム式洗濯機を徹底的にキレイにできますよ。
業者依頼の際は、脱衣所からお風呂場までをまとめて依頼するとお得です。キッチンなどの水回りをまとめて依頼するのもおすすめです。ぜひ検討してみてください。
まずは、ぜひセーフリーでピッタリの業者を見つけて問い合わせてみましょう。
ドラム式洗濯機の洗濯槽を掃除する方法を徹底解説!注意点も紹介のよくある質問
-
Q. ドラム式洗濯機の洗濯槽クリーナーはどこに入れる?
A.洗濯槽にそのまま入れます。
クリーナーはそれぞれで使用量が決められているので、容量を守って使いましょう。 -
Q. ドラム式洗濯機に洗濯槽カビキラーは使える?
A.洗濯槽専用の「洗たく槽カビキラー(塩素系)」が使えます。
-
Q. 洗濯槽のワカメみたいなものは何?
A.洗濯槽内部で発生したカビが剥がれ落ちたものです。
早めに洗濯槽の掃除をして、カビを除去するのがおすすめです。
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