【排水溝がクサい!】臭い消しの手順からニオイの根本原因まで徹底解説!プロに依頼した方が良いケースも
2023.08.04 2024.07.15
今回の記事では、排水溝(排水口)のにおいの対策や原因などについて解説します。排水溝は湿気が多く、一度発生した悪臭を放置しておくさらに臭いがきつくなるだけでなく、生活や健康に支障をきたす可能性もあります。
また、自分で掃除してもなかなか臭い取り・臭い消しができない場合など、プロに依頼した方が良いケースについても紹介するので最後までお読みください。
目次
排水溝の臭い取り・臭い消し方法【キッチン・お風呂など場所別】
最初に、水回り場所別の排水溝の臭い取り・臭い消しの方法について解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
キッチンの排水溝
キッチン排水溝の臭い取り・臭い消しの方法は以下の通りです。
掃除手順
- できる限り排水溝に付着したゴミや汚れを取り除く
- 排水溝に重曹を振りかける
- クエン酸と水をかける
- 泡が消えるまで30分ほど放置する
- 重曹とクエン酸を洗い流して乾燥させる
まず、キッチンの排水溝にゴミや大きな汚れの塊がある場合、ビニール手袋をした手やブラシなどで取り除きましょう。
ある程度大きなゴミが取り除けたら、排水溝に重曹を1カップほど振りかけます。排水溝全体にいきわたるよう、広範囲にかけましょう。
次に、クエン酸小さじ2を水1カップで溶いた「クエン酸水」を排水溝にかけます。
すると重曹と混ざり合って泡が発生するので、そのまま泡が消えるまで30分程度放置します。
重曹とクエン酸が汚れを浮かせた状態にしてくれるので、最後はきれいに流水や使い古しの歯ブラシ等で洗い流して乾燥させましょう。
おすすめアイテム
重曹は料理にも使えるものではなく、べたつきの原因となるコーンスターチを使っていない「掃除用」の重曹がおすすめです。
例えば、ミヨシ石鹸の「暮らしの重曹」やシャボン玉石鹸の重曹があります。
キッチンで使うクエン酸は、電気ポットや食器洗浄機などでも利用可能な安全なものを選んでおくと、いろいろ使いまわせて良いでしょう。「地の塩社」のクエン酸もおすすめです。
お風呂の排水溝
お風呂の排水溝の臭い取り・臭い消し手順は以下の通りです。
掃除手順
- ヘアキャッチャーのゴミや汚れをできる限り取り除く
- 洗剤を付けて部品を磨く
- 発泡タイプの洗剤で排水管を綺麗にする
- 水で洗い流す
最初に、ヘアキャッチャーに溜まったゴミや汚れをできる限り手で取り除きましょう。
ヘアキャッチャーやフタなどを取り外し、洗剤を付けたスポンジや古い歯ブラシなどで磨きます。
排水管の汚れを手で磨ききることは難しいので、奥底まで届きやすい発泡タイプの洗剤を使って、綺麗にしましょう。
発泡タイプの洗剤の目安時間を過ぎたら、最後に水で洗い流して完了です。
おすすめアイテム
お風呂の排水溝の部品は、泡タイプの洗剤で手軽に洗うことがおすすめです。
例えば「バスマジックリン泡立ちスプレー」は、スプレーで泡状の洗剤が出るので、そのままスポンジやブラシで磨けばOKです。
排水管に使用する発泡タイプの洗剤は「カビハイター」が使いやすいでしょう。
錠剤タイプの洗剤は入れるだけで勝手に綺麗になるので、掃除の手間暇をかけたくない人におすすめです。
洗濯機の排水溝
洗濯機の排水溝の臭い取り・臭い消し方法は以下の通りです。
掃除手順
- 排水ホースや排水トラップに問題ないかチェックする
- 排水溝のゴミをできる限り取り除く
- フタや排水トラップなどを外して磨く
- 重曹+クエン酸またはパイプクリーナーで排水溝を綺麗にする
- 水で洗い流す
排水ホースにカビが生えていないか、排水トラップが正しい位置に設置されているかなどをチェックし、問題なければ排水溝に問題がある可能性が高いです。
排水溝に溜まったゴミや汚れをできる限り取り除いたあと、フタヤ排水トラップなどを取り外して洗剤で磨きましょう。
排水溝は重曹とクエン酸を2対1で足したものを注ぎ込み、ぬるま湯をかけて泡を発生させます。
泡が発生してから30分ほど放置し、最後は水で洗い流します。重曹とクエン酸の代わりに、パイプクリーナーを代用してもOKです。
おすすめアイテム
「パイプユニッシュ」や花王の「パイプハイター」などのパイプクリーナーは多くの店舗で売られており、安価なので手に入れやすいでしょう。
ジェル状の洗剤なので、排水溝全体にかけるだけでOKです。
使用方法や時間をそれぞれの商品に合わせて、正しく使いましょう。強力な洗浄剤なのでしっかり換気してください。
洗面台の排水溝
洗面台の排水溝の臭い取り・臭い消し方法は以下の通りです。
掃除手順
- ゴミ受けやヘアキャッチャーのゴミをできる限り取り除く
- ゴミ受けやヘアキャッチャーを洗剤付きのスポンジ・ブラシなどで磨く
- 重曹+クエン酸またはパイプクリーナーをかけて排水管の汚れを除去する
- 水で洗い流す
最初に、ゴミ受けやヘアキャッチャーに溜まった髪の毛やゴミをできる限りビニール手袋をした手で取り除きましょう。
ゴミ受けやヘアキャッチャーにカビや水垢が付いている場合、洗剤を付けたスポンジやブラシで磨いてください。
排水管の掃除には、重曹とクエン酸を合わせた水、または市販のパイプクリーナーがおすすめです。
重曹2に対してクエン酸1を合わせた水、もしくはパイプクリーナーを排水溝の側面に沿って流し、約30分放置します。
汚れが浮いたら、洗面器などに入れた水で綺麗に洗い流しましょう。
洗い流したあとは、すぐに洗面台を使用せずできる限り乾燥させることがおすすめです。
おすすめアイテム
パイプユニッシュなどのジェル状洗剤は、しっかり排水管の側面に沿って汚れを浮かせられるのでおすすめです。
また、より手軽に掃除したい人には錠剤タイプの「かんたん洗浄まる」もおすすめです。
排水溝の臭いの原因
上記で各排水溝(排水口)の臭いの消し方について解説しました。
排水口が臭う原因は、各所によって異なります。ここでは各所の排水溝の臭いの原因について解説します。
キッチンの排水溝の臭い原因
キッチンの排水溝の臭いは、大きく分けて食べ物・油・洗剤が挙げられます。
「調理中に出た生ごみはしっかり袋に入れて捨てている」という場合でも、みじん切りにした材料や調味料に含まれる細かい原材料などは、取り切れずに排水溝に流れている可能性が高いです。
食べ物と同様に、鍋やフライパンに付いた油はシートでふき取ってから洗うようにしても、完全にふき取ることはできません。
そして、食べ物や油が洗剤カスと混ざり合うことで、ヘドロのような塊になります。
このヘドロやカビなどが元となって、キッチンの排水溝の臭いに繋がります。ヘドロやカビが排水管の奥底までこべりつくほど、セルフクリーニングで解決しづらくなるでしょう。
その他にも排水管や排水ホースが故障している場合も、キッチンの排水溝が臭いに関係します。
お風呂の排水溝の臭い原因
お風呂はシャンプーやボディソープなどの洗剤カスと、皮脂や髪の毛などが混ざり合うことでカビやヘドロなどが発生します。
ヘドロやカビやお風呂の排水溝の臭いの元となります。風呂釜や床を掃除しても、実は洗剤カスや皮脂などは排水溝の奥底まで流れているため、毎日の掃除で完全に除去するのは難しいでしょう。
そして、浴室は湿気が高いので、湿気によるカビも排水溝の臭いに繋がりやすいです。
排水溝だけでなく排水管にまでカビが発生していると、どれだけ掃除しても排水溝が臭いという状態になります。
洗濯機の排水溝の臭い原因
洗濯機の排水溝は洗濯機の下にあり、掃除する機会が少ないことが一般的です。
そのため、ホコリが多く溜まっていたり、排水溝自体が壊れていたりすることに気づきにくいと言えるでしょう。
ホコリや水気と混ざってカビになり、洗濯機の排水溝の臭いとなるケースは少なくありません。
また、排水トラップが破損して水が溜まらなくなっていると、悪臭の原因となります。
その他には、排水溝が臭うと思っていても、実は排水ホースに生えたカビが原因だったというケースもあります。
洗面台の排水溝の臭い原因
洗面台は皮脂や髪の毛の他にも、歯磨き粉やクレンジングなど様々なニオイの元が日々混ざり合っています。
一つひとつは小さな物質であっても、水や他の成分と合わさることで大きなヘドロの塊となります。
カビやヘドロが溜まると悪臭を発し、洗面台の排水溝の臭いとなるので、こまめな掃除を心がけましょう。
また、排水トラップや排水パイプなどの部品の故障が原因という可能性もあります。
排水トラップや排水パイプが壊れていると、カビのような臭いだけでなく、下水のような臭いにも繋がります。
この場合はなかなか個人での対処は難しいので、掃除してみて臭いが取れない場合は一度業者に相談してみるといいでしょう。
排水溝の臭いをプロに依頼した方が良いケース
ここまで排水溝の臭いを自分で掃除する方法について解説しました。
しかし、以下の3つのケースに当てはまる場合は、自力でのニオイ解消が難しいのでプロに依頼すべきです。
パイプユニッシュなどの洗剤を使っても効果が見られない
パイプユニッシュやカビハイターなど市販の洗剤で解決できる臭いは、基本的に軽度なものに限られます。
排水溝の汚れやカビを何ヶ月・何年も放置してこべりついた場合などは、市販の洗剤では落としきれず、残った汚れやカビから臭いが発生します。
また、排水管が掃除しきれない場合も排水溝の臭いに繋がるケースも少なくありません。
排水管の掃除はプロの技術やアイテムを必要とする場合が多いため、プロに依頼することをおすすめします。
さらに詳しく知りたい方はこちら
【パイプユニッシュが効かない!】排水溝の臭いや詰まりが取れない原因や対処法を徹底解説!
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自分で掃除することに抵抗がある
排水溝の掃除用洗剤の中には、錠剤を入れるだけ・スプレーするだけという便利なものもたくさんあります。
しかし、どうしても排水溝を見たくない・触りたくないという場合は、洗剤の使い勝手にかかわらずセルフクリーニングに抵抗があるでしょう。
自分で掃除することに抵抗があると、放置期間が長くなり、臭いが日々悪化していきます。
排水溝の臭いは嗅覚的な問題だけでなく、健康上の問題にも繋がりかねません。
セルフクリーニングに抵抗がある場合は、放置せず定期的にプロに掃除してもらうことをおすすめします。
1ヶ所でなくいくつかの排水溝から臭いが出る
家中の各所の排水管は、1本の排水管で繋がっています。
1ヶ所ではなく家中の排水溝から臭いが発生している場合、排水管に問題がある可能性が高いです。
排水管の修理には専門的な技術や知識を必要とするため、自分で対応せず、すぐにプロに依頼しましょう。
まとめ
今回の記事では、排水溝の臭いを取る方法や原因などについて解説しました。排水溝の臭いはカビや湿気など様々な要因によって発生しており、発生源を掃除しなければ解決できません。キッチンやお風呂、洗濯機、洗面台など場所に合わせた方法で掃除しましょう。掃除しても臭いが改善されない場合などは、速やかにプロに依頼することをおすすめします。
さらに詳しく知りたい方はこちら
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【排水溝がクサい!】臭い消しの手順からニオイの根本原因まで徹底解説!プロに依頼した方が良いケースものよくある質問
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Q. 排水溝の臭いの消し方は?
A.ゴミ受けやヘアキャッチャーのゴミを取り除いたあと、重曹やクエン酸をかけます。泡が出てから30分ほど放置し、水で洗い流します。重曹やクエン酸の代わりに市販のパイプクリーナーを使ってもOKです。
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Q. 排水溝の臭いが下水のようになるのはなぜ?
A.排水管が故障している可能性があります。その場合は自分で掃除することは難しいので、プロの業者に依頼しましょう。
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Q. 排水溝の臭いがパイプユニッシュを使っても消えない原因は?
A.ヘアキャッチャーや排水トラップなど他の部品に発生したカビが臭っている可能性があります。また、汚れが頑固な場合、パイプユニッシュでは落としきれない可能性があるので、業者への依頼がおすすめです。
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