2024.08.29 2026.04.24
この記事では、鍵の種類とそれぞれの特徴をわかりやすく整理し、「どれを選べばいいのか」を解説します。
鍵には多くの種類がありますが、選ぶときに重視すべきは防犯性・費用・使いやすさのバランスです。種類だけを見ても判断しにくいため、まずは全体像を把握しましょう。
主な鍵の種類を一覧で比較したうえで、それぞれの特徴や選び方、防犯性の高い鍵についても解説します。交換や取り付けを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
鍵の種類と特徴一覧
まずは鍵の種類と特徴を一覧でまとめました。
| 鍵の種類 | 特徴 | 防犯面の傾向 | 選び方の目安 |
|---|---|---|---|
| ディスクシリンダー | 鍵穴がくの字型で構造がシンプル | 不正解錠への耐性は低め | 古い住宅・交換前提の利用 |
| ピンシリンダー | 内部のピンを揃えて開錠する仕組み | 基本的な防犯性能にとどまる | コストを抑えたい場合 |
| ロータリーディスクシリンダー | 従来型を改良した回転構造 | 簡易的な不正解錠には対応 | 価格と性能のバランス重視 |
| ディンプルシリンダー | 表面に複数のくぼみがある複雑構造 | 解錠に時間がかかり防犯性が高い | 玄関の防犯対策を強化したい |
| CP認定錠 | 一定の防犯基準をクリアした鍵 | 侵入対策として高い性能を持つ | 防犯性を最優先にしたい住宅 |
| 電子錠・スマートロック | 暗証番号・カード・スマホで解錠 | 鍵の紛失リスクを抑えやすい | 利便性と防犯性を両立したい |
防犯性を重視するならディンプルシリンダーやCP認定錠、利便性を求めるなら電子錠を基準に検討すると判断しやすくなります。
鍵の種類は全部で25種類|タイプ別に解説
鍵の種類は、全部で25種類あります。
シリンダーとは、鍵を差し込む「鍵穴部分」のことで、鍵の種類によって防犯性が大きく変わる重要なパーツです。
一方、錠前はドアノブやラッチ、デッドボルト(鍵を施錠するためのボルトのこと)などを含めた「施錠機構全体」を指します。
シリンダーは鍵の中身、錠前はドアに取り付けられた鍵一式と考えると分かりやすいです。
玄関用シリンダー・錠前

玄関用シリンダー・錠前をみていきます。
玄関用シリンダー
玄関用のシリンダーは、鍵穴と鍵がセットになっています。
| 鍵の種類 | 特徴 | 交換費用相場 |
|---|---|---|
| ディスクシリンダー | ・鍵穴が「く」の字になっている ・子鍵の両側に非対称のギザギザとした山がある ・リーズナブルな価格で手軽に合鍵を作成できる ・防犯性が低く、現在は廃盤のメーカーも多い |
シリンダー交換:15,000円〜20,000円前後 錠前ごと交換:20,000円〜25,000円前後 >> 詳細記事はコチラ |
| ディンプルシリンダー | ・鍵の両面に大小さまざまなくぼみがある ・鍵パターンが多くピッキングに強い ・構造が複雑で価格はやや高め ・汚れや摩耗で不具合が出ることがある |
シリンダー交換:25,000円〜35,000円前後 錠前ごと交換:30,000円〜40,000円前後 >> 詳細記事はコチラ |
| ロータリーディスクシリンダー | ・ディスクシリンダーの防犯性を高めた構造 ・正しい鍵でないとタンブラーが回転しない |
シリンダー交換:20,000円〜30,000円前後 錠前ごと交換:25,000円〜35,000円前後 |
| ピンシリンダー | ・複数のピンが揃うことで解錠する仕組み ・鍵の片側のみギザギザがある ・低価格だが破壊開錠に弱い |
シリンダー交換:15,000円〜20,000円前後 錠前ごと交換:20,000円〜25,000円前後 >> 詳細記事はコチラ |
| ウェーブキーシリンダー | ・サイドバー構造で防犯性が高い ・鍵の両面に波状の溝がある ・玄関や車の鍵にも使われる |
部品代:約10,000円〜15,000円 作業費:約10,000円 合計目安:約20,000円〜25,000円 |
| マグネットタンブラーシリンダー | ・磁石の反発力を利用して開錠する ・ディンプル状のくぼみがある ・磁力劣化により不具合が出ることがある |
部品代:約15,000円〜25,000円 作業費:約10,000円 合計目安:約25,000円〜35,000円 |
次は玄関用錠前を見ていきます。
玄関用錠前
次に、玄関用錠前について8種類解説します。錠前とは、鍵穴やドアノブ、鍵などを含めたものを指します。
| 錠前の種類 | 特徴 | 交換費用相場 |
|---|---|---|
| ケースロック | ・ドアノブとシリンダーが分かれている ・箱型の錠ケースが扉の中に埋まっている ・玄関や勝手口で使用されることが多い |
18,000円~25,000円程度 |
| サムラッチ錠 | ・親指でサムピースを押して開閉する錠前 ・戸建て住宅の玄関で多く使われていた ・近年は採用例が減少 |
40,000円〜80,000円前後 |
| 本締錠 | ・ドアノブを持たない補助錠 ・室内外から施錠可能 ・門扉やトランクルームで使用 |
26,000円〜30,000円 |
| プッシュプル錠 | ・ハンドルを押し引きして開閉 ・上下2ヶ所にシリンダーが付くことが多い ・防犯性と操作性に優れる |
シリンダー交換:30,000~50,000円/1ヶ所 錠前交換:40,000円~65,000円 |
| インテグラル錠 | ・ドアノブとシリンダーが一体型 ・勝手口や古い住宅で使用される |
20,000円~32,000円前後 |
| 召し合わせ錠 | ・引き戸の重なり部分に設置 ・引き違い戸で一般的 |
30,000円~50,000円前後 |
| 戸先錠 | ・引き戸の先端部分に取り付ける錠前 ・扉と枠を固定して施錠する |
30,000円~50,000円前後 |
| 面付箱錠 | ・箱型ケースを室内側に取り付ける ・集合住宅の玄関で多く使用 ・施工しやすく防犯性が高い |
50,000円〜20,000円前後 |
玄関用電子錠・スマートロック(4種類)

玄関用の鍵には、電子錠やスマートロックといった種類もあります。どの鍵も、防犯面に優れているのが特徴です。それぞれの特徴を押さえておきましょう。
| 鍵の種類 | 特徴 | 交換費用相場 |
|---|---|---|
| 指紋認証型 | ・登録した指紋を認証して開錠 ・物理鍵が不要で防犯性が高い ・指の状態によって反応しない場合がある |
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| 暗証番号型 | ・テンキーに暗証番号を入力して開錠 ・鍵を持ち歩く必要がない ・番号管理が重要 |
37,000円~48,000円前後 |
| スマートロック | ・スマートフォンと連携して開錠 ・外出先から施錠状態を確認できる |
10,000円〜40,000円 >> 詳細記事はコチラ |
| カード・リモコン型 | ・専用カードやリモコンで操作 ・合鍵複製が困難で防犯性が高い ・電池切れや磁気不良に注意 |
45,000円~10万円前後 >> 詳細記事はコチラ |
南京錠などその他の鍵(7種類)

玄関以外にも窓や勝手口、トイレ、お風呂などさまざまな場所に鍵が設置されています。設置場所によって採用される鍵の種類や特徴は異なるため、それぞれどのような鍵が使われているのか確認していきましょう。
| 鍵の種類 | 特徴 | 交換費用相場 |
|---|---|---|
| 円筒錠 | ・円筒形のドアノブと一体型 ・室内や勝手口で多く使用 ・構造が簡単で防犯性は低め |
3,000円~15,000円前後 |
| クレセント錠 | ・窓に設置される補助的な鍵 ・気密性を保つ役割が中心 ・ガラス破りに弱い |
6,000円~13,000円前後 |
| 南京錠 | ・門扉・ロッカー・倉庫などで使用 ・鍵式・ダイヤル式がある ・持ち運びできる簡易錠 |
5,000円~10,000円前後 |
| 間仕切り錠 | ・室内側からのみ施錠可能 ・トイレ・浴室で使用される ・外側から施錠状態が分かりにくい |
7,000円~15,000円前後 |
| 表示錠 | ・施錠状態が外側から確認できる ・主にトイレで使用 ・円筒錠と構造が近い |
15,000円〜30,000円前後 |
| ダイヤル錠 | ・暗証番号で開閉する錠 ・集合住宅のポストなどに多い |
3,000円~15,000円前後 |
| ウォード錠 | ・内部構造が単純な旧式錠 ・破壊や複製が容易 ・現在は玄関ではほぼ使用されない |
3,000円〜15,000円 |
鍵交換の費用は以下の記事でも解説しています。
さらに詳しく知りたい方はこちら
2024.03.30 2026.02.09
鍵の主要メーカーと特徴

鍵メーカーはそれぞれ得意分野が異なるため、「何を重視するか」で選ぶのがポイントです。防犯性・使いやすさ・デザイン性など、目的に合わせて選びましょう。
| メーカー | 特徴 | 選び方のポイント |
|---|---|---|
| 美和ロック | 国内シェアが高く、幅広い鍵を展開 | 迷ったらまず検討したいバランス型 |
| GOAL | 精度の高いシリンダーを多く開発 | コストと品質のバランスを重視したい |
| KABA | 高精度なディンプルキーで知られる | 防犯性を重視したい場合に適している |
| WEST | 機能性とデザイン性を両立 | 見た目や高級感にもこだわりたい |
| 長沢製作所(キーレックス) | 機械式の暗証番号錠が有名 | 鍵を持ち歩きたくない場合に便利 |
| シブタニ | マンション向けシリンダーに強み | 集合住宅の交換や管理用途に適している |
| アブロイ | 高セキュリティ南京錠や特殊錠が強み | 倉庫・屋外設備など防犯性重視の用途 |
防犯性を最優先にするなら、KABAなどディンプルキーに強いメーカーを選ぶと安心です。
見た目や操作性も重視する場合はWEST、コストと実績を重視するなら美和ロックやGOALといったように、用途に合わせて選ぶと失敗しにくくなります。
防犯性の高い鍵の種類はどれ?おすすめの種類4選

以下に防犯性に優れた鍵の種類を4つ挙げるので、鍵の交換や取り付けを検討している人はご覧ください。
ディンプルキー
ピッキングに強いという点から防犯性が高いとされているのが、ディンプルキーです。構造が複雑であるだけでなく、鍵の複製が難しい点からも防犯性に優れているといえます。
ディンプルキーの合鍵を作成する場合、専用の機械と技術が必要です。多くのディンプルキーが耐鍵穴壊し性能に重視して作られているので、ホールソーなどを使って破壊するのが難しくなっています。
電子錠
電子錠には、シリンダーのように鍵穴がありません。鍵がないためピッキングが不可能、カードを紛失してもすぐに無効化できることから、防犯性に優れていると注目されています。オートロック機能が搭載されている電子錠も多いので、鍵の閉め忘れも防止できるのがメリットです。
ただし、スマートロックに関しては鍵穴を残さないと取り付けが難しいため、設置の際にはよく確認しておきましょう。
CP認定錠
CP認定錠とは、「Crime Prevention」の頭文字をとった言葉で、防犯という意味です。侵入に5分以上の時間がかかるという条件をクリアした鍵が、高性能で防犯性に優れているといえます。
耐ピッキング性能や耐サムターン回し性能などの厳しい試験を通過した高性能な鍵は、防犯建物部品としてCPマークを表示できます。玄関やサッシ、シャッターなどにもCPマークが表示されている場合があるので、防犯面にこだわって鍵の交換や取り付けを行ないたいときはCPマークに注目してみてください。
面付補助錠
錠前と鍵穴がセットになっているのが、面付補助錠です。面付タイプなので錠前が室内側に出ており、外側から錠前をこじ開けようとするのが難しいです。頑丈なつくりになっているため、防犯性が高いといえます。
一方、ドアに穴を開ける必要があるので、賃貸物件では勝手に設置できません。設置を検討している場合は、あらかじめ管理人や管理会社に相談しましょう。
鍵交換については以下の記事も参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
鍵交換完全ガイド!鍵の種類・選び方・交換費用相場などを徹底解説!
2024.03.31 2025.10.06
鍵の種類を選ぶときのポイント
鍵は種類を選ぶポイントを解説します。
防犯性で選ぶ
空き巣対策を重視するなら、解錠に時間がかかる鍵を選びましょう。防犯性の高い鍵ほど安心感があります。
ディンプルシリンダーやCP認定錠は、不正解錠への対策が施されており、玄関の防犯性を高めたい場合に適しています。さらに補助錠を追加することで、防犯効果をより高めることも可能です。
使いやすさで選ぶ
日常的に使う鍵だからこそ、操作性も重要な判断基準です。開け閉めのしやすさや鍵の管理方法によって、ストレスの有無が大きく変わります。
鍵の持ち運びを減らしたい場合は、暗証番号やスマートフォンで操作できる電子錠・スマートロックが便利です。一方で、シンプルな操作を求めるなら従来型のシリンダー錠が向いています。
費用で選ぶ
鍵は種類によって価格帯に差があるため、予算に応じた選択も欠かせません。高性能な鍵ほど費用は上がりますが、その分防犯性や利便性も向上します。
費用を抑えたい場合はピンシリンダーや既存の鍵の交換のみで対応できますが、防犯性を重視するならディンプルキーや電子錠への交換も検討しましょう。長期的な安心を考えると、初期費用だけで判断しないことが大切です。
設置環境で選ぶ
鍵は設置場所によって適した種類が異なります。ドアの構造や住宅の条件によっては、取り付けできる鍵が限られるケースもあります。
例えば、賃貸住宅では穴あけが必要な鍵の設置が難しい場合があるため、後付けタイプや工事不要のスマートロックが選択肢になるでしょう。設置環境に合った鍵を選ぶことで、トラブルを防ぎやすいです。
鍵交換は種類を問わず専門業者への依頼が安心|プロに任せるメリット

鍵交換は、種類や構造に関係なく専門業者へ依頼するのが確実です。鍵は見た目以上に構造が複雑で、自己判断で作業すると不具合や防犯性の低下につながります。
専門業者に依頼すれば、適切な鍵の選定から取り付け、トラブル対応まで一括で任せられるため安心です。ここでは、業者に依頼する具体的なメリットについて解説します。
幅広い種類の鍵を取り扱っている
鍵業者は、ここで挙げた鍵の種類について数多く取り扱っているのが利点です。種類も豊富に揃えてあるので、一人ひとり異なる鍵のお悩みやトラブルにもしっかり対応してもらえます。
防犯性に優れた鍵、鍵を持たなくて良い電子錠などいろいろな種類の鍵を取り扱っているため、気軽に相談できるでしょう。鍵業者ごとにサービス詳細が少しずつ異なるので、事前にホームページや電話で確認しておくと安心です。
鍵トラブルに早急に対応してくれる
鍵トラブルにすぐに駆け付け対応してくれるのが、鍵業者の魅力です。鍵業者の中には24時間や即日で現場に来てくれるところもあり、急な鍵トラブルもスピーディーに解決することが可能です。
鍵が壊れた、鍵をなくしたといった緊急事態の場合も、素早く駆け付け対処してくれます。業者の対応エリアもチェックしておくと、さらにスムーズに対応してもらえるでしょう。急なことも多い鍵トラブルに、早急にやってきてくれるのが鍵業者です。
鍵のプロが揃うので失敗しない
鍵業者には、鍵のプロが多数在籍しています。そのため、鍵のトラブルや悩み事を相談した際、確実に対応してもらえるのがメリットです。日々多くの現場に出向き作業を行なっているスタッフが、状況を把握した上で速やかに動いてくれます。
鍵のプロが揃う点から、複雑なつくりの合鍵作成や鍵の設置なども相談できます。鍵についての疑問点なども尋ねられるので、より納得できた状態で鍵のことを任せられるでしょう。
鍵の種類が多くても安心!交換・解錠など緊急時は専門業者へ!
鍵は種類によって構造や対応方法が異なるため、自己判断で対処するとトラブルが悪化します。鍵が回らない、開かない、紛失したといった緊急時は、無理せず専門業者へ相談しましょう。
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鍵の種類に関するよくある質問
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Q. 自宅の玄関にはどんな種類を選んだらよい?
A.防犯性を重視するなら、ディンプルシリンダーやCP認定錠など解錠に時間がかかる鍵を選ぶのが安心です。使いやすさも重視したい場合は、電子錠やスマートロックも選択肢に入れましょう。
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Q. 鍵の種類によって防犯性はどれくらい違う?
A.鍵の構造によって、防犯性能には大きな差があります。刻みキーは不正開錠に弱い一方、ディンプルキーや電子錠はピッキングや複製に強く、侵入対策として効果的です。
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Q. 鍵の種類が分からない場合でも交換や修理は依頼できる?
A.鍵の種類が分からなくても問題ありません。専門業者であれば現地で鍵を確認し、状況に合った交換や修理方法を提案してくれるため、まずは相談するのがおすすめです。


























