電子キーとは?種類やメリット、自力で取り付ける方法までを徹底解説

2024.03.15 2024.03.23

ここでは、電子キーの特徴から種類、メリット・デメリットなどについて詳しく解説します。電子キーに交換する方法や業者の利用がおすすめである理由、費用相場もまとめたので、製品や費用に納得した上で電子キーの取り付けができるでしょう。

様々な種類がある電子キーは、どのタイプを導入しようか迷います。使いやすく、セキュリティ面に優れているものを選びたいと考える人が多いでしょう。

この記事を読むと、安心して電子キーを導入できます。

電子キーとは?

スマホをドアにかざす人

電子キーとは、鍵の代わりにドアの読み取りリーダーにICカードやスマホなどをかざして解錠するものです。カードなどをかざす他、暗証番号を入力したり顔認証により解錠できる電子キーもあります。

鍵が不要なためドアの解錠がスムーズにでき、見た目もスタイリッシュなものが多いです。電子キーには様々な種類があるので、防犯面や費用面、自宅の玄関に設置できるかどうかなどを考えながらどのタイプを取り付けるのか考える必要があります。

電子キーの種類は主に6種類

電子キー

電子キーには、カードやスマホをかざしたり暗証番号を入力するなどいろいろな種類があります。ここでは、電子キーにどのような種類があるのか順に見ていきましょう。

暗証番号型

事前に設定しておいた暗証番号を入力して解錠するタイプが、暗証番号型です。鍵を持つ代わりに、暗証番号を覚えておき入力するとドアが開きます。何度か間違えるとロックがかかるシステムになっている製品もあり、セキュリティ面が高いのが特徴です。

鍵を持ち運ばなくて良いので紛失する心配がなく、家族の人数が増えても鍵を新たに用意する必要がありません。暗証番号を定期的に変更しておけば、よりセキュリティ面を高く維持できるでしょう。

便利で防犯性に優れた暗証番号型の電子キーですが、入力する番号を忘れると解錠できないシステムになっているものもあるのでよく確認しておきたいです。

指紋認証型

電子キーの中には、指紋認証型もあります。指紋認証型は、事前に登録した指紋を読み取って解錠するシステムの電子キーです。

暗証番号を覚えて置いたり鍵を持ち運ぶ必要がなく、指紋さえ用意できれば解錠できます。荷物を抱え両手がふさがっている状態でも、簡単に解錠できるのが特徴です。

とてもスムーズにドアの解錠ができる指紋認証型の電子キーですが、怪我をしたり手が汚れていると正しく読み取ってくれない場合があります。その他、指紋が薄いと登録が難しいケースもあるので覚えておきましょう。

指紋認証型の電子キーには電池式と電源式とがありますが、電池切れや停電になると使えなくなる点を把握しておいてください。

顔認証型

最近では、顔認証により玄関の解錠ができる製品も登場しています。鍵を持つ必要がなく、自身や家族の顔が鍵になるのが顔認証型の電子キーです。両手がふさがっていたり、鞄の中から鍵を探し出すなどの手間が省けて、スピーディーに解錠できるのが魅力です。

自身や家族の顔を読み取って解錠するシステムなので、セキュリティ面においても安心できます。

カード型

カード型の電子キーは、鍵の代わりにカードを使ってドアの解錠を行ないます。扉に設置した錠前に磁気カードを通す、ICカードをかざすなどして解錠が可能です。

カードをかざすだけで解錠できる点が手軽で、財布などに入れておけるので紛失するリスクも避けられます。新たにカードが増えるのでは・・・と考えるとき、すでに持っているICカードで対応できる場合もあるので導入しやすいでしょう。

一方、磁気が弱くなった磁気カードや破損しているものは使えないため、家の中に入れない状況が起きる場合があります。カードが手元にないと解錠できない点にも注意しましょう。

リモコン型

リモコン型の電子キーは、鍵の代わりにリモコンで解錠します。車の鍵のように一定の距離内に近づくと解錠できるものがあるので、それぞれのタイミングで利用でき便利です。

リモコン型は電池式と電源式とがありますが、電池切れや停電によって機能しなくなる恐れがある点を理解しておきましょう。

スマホ型

電子キーの中にはスマホ型もあり、普段使っているスマホが鍵の代わりになります。スマートロックと呼ばれることもあり、スマホにアプリをインストールした上でドアの解錠ができるシステムです。

玄関に後付けの専用機器を取り付けておくと、スマホで解錠ができます。スマホがあれば解錠できるため、鍵やカード、リモコンなどを持ち歩かなくて良いです。

スマホを紛失しないよう注意しなければなりませんが、持ち物を減らしたい、よりスムーズに玄関の解錠を行ないたいなどのときにスマホ型の電子キーは選ばれています。

電子キーを導入するメリット5つ

MERITの文字

様々な種類がある電子キーを見ると、自宅に合うのはどのタイプだろうと迷う人が多いはずです。納得のいく電子キーを選べるよう、種類と合わせて導入するメリットについても押さえておきましょう。

電子キーには、以下のように多くのメリットがあります。

防犯性が高まる

電子キーを導入すると、より防犯性を高められます。鍵穴が表に出ていないため、ピッキングされるリスクが下がるのです。

暗証番号であれば番号を知っている家族だけが解錠できますし、顔認証型の電子キーであれば家族の顔を認識したときにのみ解錠してくれます。物理的な鍵が不要になるので、セキュリティ面を強化していけるのです。

鍵を持つ必要がなくなる

電子キーであれば、鍵を持つ必要がなくなります。バッグの中に入れたり車のキーと一緒につけておくなどの必要がなくなるので、外出する際の持ち物を減らせるでしょう。

さらに、鍵を落としてしまう心配もありません。荷物が減り、鍵を紛失するリスクが下がるのが電子キーのメリットといえるのです。

鍵の閉め忘れを防止できる

多くの空き巣被害は、鍵の閉め忘れによって起きていると言われます。一方、電子キーならオートロック機能が搭載されている製品が多いので鍵の閉め忘れを防止できるのです。

空き巣被害に遭う可能性が下がり、安心して家を空けられます。

遠隔操作ができる

電子キーのタイプによっては、インターネットを利用して遠隔操作できるものもあります。遠隔で解錠や施錠ができる電子キーであれば、家族の者が鍵を忘れたり急な来客があった際などに対応が可能です。

離れていても鍵の操作ができるのが、電子キーのメリットといえます。

入退室のログを残せる

電子キーには入退室の記録を残せる製品もあるため、いつ誰が出入りしたかも確認できます。入退室のログには基本家族の者しか記録されていないはずですが、管理者側で入退室の把握ができるので、より安心できるでしょう。

電子キーを導入するデメリット3つ

Demeritの文字

数多くのメリットがある電子キーですが、導入するにあたっていくつかのデメリットもあるので確認しておきましょう。デメリットも把握した上で、電子キーの導入を検討してみてください。

まとまった初期費用が必要になる

電子キーを導入するにあたって、製品を購入して設置しなければなりません。どのタイプの電子キーを取り付けるかによって、かかる費用には幅があります。

種類によっては数万円~数十万円必要になる場合があるので、まとまった初期費用が発生する点をよく理解しておきましょう。

ランニングコストがかかる

ランニングコストがかかる点も、電子キーのデメリットとして挙げられます。多くの電子キーが電池式であり、電池切れを起こすと機能しなくなるのです。

電池の残量が少なくなるとアラームで知らせてくれる製品もありますが、いつの間にか電池が切れているケースも起こり得ます。急な電池切れを防ぐためには、半年に一回など定期的に電池を交換しておくと良いでしょう。

電池を定期的に交換しなければならない点から、電子キーはランニングコストがかかるといえるのです。

うっかり閉め出されるリスクがある

電子キーでは、うっかり閉め出されるリスクがある点をよく理解しておきましょう。オートロック機能が付いている電子キーにおいて多いのが、閉め出しトラブルです。

暗証番号型の電子キーなら、閉め出されても番号を入力すれば解錠できます。カードキーやスマホ型の電子キーの場合は、それらを持たずに外に出ると閉め出され、家の中に入れなくなるので注意しましょう。

閉め出されるという点では、停電や電池切れで電子キーが作動しなくなることから家の中に入れなくなる場合もあります。キーの持ち出しによる閉め出しが不安なときは、暗証番号型の電子キーを選ぶと良いでしょう。

6ステップで完了!自宅の鍵を電子キーに交換する方法

Step

自宅の鍵を電子キーに交換するとき、手順を押さえると自身でも無事に取り付けられます。以下に記載する交換の流れを確認して、一つずつ慎重に作業を進めてみてください。

Step1.電子キーを購入する

はじめに、自宅に取り付けたい電子キーの製品そのものを購入しましょう。暗証番号型やカードキー型などいくつか種類がある電子キーの中から、希望のものを選んで手元に用意します。

Step 2.取り付けに必要な道具を揃える

電子キー本体が手元に用意できたら、次に取り付けに必要な道具を揃えます。道具としては、以下のものを用意しておくと順調に交換作業を進められるでしょう。

  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • ペンチ
  • ホールソー

その他、電子キーの説明書に書いてある取り付け方を参考にしながら、必要な道具を揃えてみてください。

Step 3.取り付ける位置を決めて印をつける

電子キー本体と道具まで揃ったら、玄関ドアのどこに取り付けるのか位置を決めていきます。取り付ける位置が決まったら、忘れずに印をつけておきましょう。

一度付けたら変更は難しいので、どの位置が良いかじっくり考えて印をつけてください。

Step 4.印に合わせて穴を開ける

電子キーを取り付ける位置に印がつけられたら、その印に合わせて穴を開けます。必要なサイズのホールソーを用意して、ドアに穴を開けましょう。

穴を開けるとき粉が舞う場合があるので、マスクをつけてから行なってください。木製のドアであれば、短時間で穴が開きます。

Step 5.コード等を通して本体を設置する

穴が開いたら、扉の表面に電子キー本体を取り付けましょう。位置をよく確認しながら取り付けていきます。

穴にコードを通し、電子キー本体が扉の表側に来るよう設置してください。

Step 6.鍵の受け側を取り付ける

コードを通し本体の設置ができたら、室内側に回り鍵の受け側を取り付けます。電子キーの説明書を見ながら作業を進め、表側につけた本体と受け側が正しく合致するよう設置するのがポイントです。

部品ごとの特徴や取り付ける順序などをよく調べた上で、無事に設置できるよう進めていきましょう。

電子キーの取り付けが不安なときは鍵業者に相談しよう!

鍵業者

電子キーの取り付けは、タイプや玄関ドアの素材などによって自身で設置するのが難しい場合があります。電子キーに交換したいけれど自信がないとお悩みのときは、鍵業者に相談するのがおすすめです。

鍵業者の魅力を以下にご紹介するので、電子キーの取り付けで不安を感じているときに参考にしてください。

プロなので失敗する心配がない

鍵屋は、鍵に関するプロです。電子キーにもいろいろな種類がありますが、自宅玄関の状況を見た上で確実に取り付けてくれます。

どの電子キーなら取り付けられるかなども相談できるので、電子キーの設置について検討段階であっても尋ねやすいです。電子キーは取り付けるのに工事が必要になる場合もありますが、プロなら失敗することなくきちんと設置してくれます。

困っているときにすぐに来てくれる

困っているときにすぐに現場に駆け付けてくれるのも、鍵業者の魅力です。電子キーを取り付けようとしたらうまくいかなくなった、急に電子キーを設置する流れになったなどの際にも、鍵業者ならスピーディーに対応してくれます。

あらかじめ業者の対応エリアを調べ、自宅のある住所にも来てもらえるか確認してから問い合わせると素早く現場に来てくれるでしょう。

様々な電子キーの取り付けに対応している

鍵業者は、様々な種類の電子キーを取り付けてくれます。電子キーと一言にいっても、自宅の状況や希望などから設置したい種類がそれぞれ異なるでしょう。鍵業者は、日々多くの現場で鍵の取り付けや交換、故障などを行なっているため、電子キーにも幅広く対応してくれます。

対応エリア内である鍵業者を見つけたら、電子キーの取り付けが可能か、どんな種類の電子キーでも設置してもらえるのか尋ねてみましょう。事前に問い合わせて疑問点を解消しておくと、不安を抱えずに作業を依頼できます。

電子キーの取り付けを業者に依頼した際の費用相場

電卓

鍵業者に依頼すると、電子キーであっても迅速・確実に取り付けてもらえるので助かります。電子キーの場合は、全く同じ製品同士を交換するとき以外新規取り付けになるため、費用相場をチェックしておくと良いです。

暗証番号型 50,000円~120,000円
指紋認証型 100,000円~
顔認証型 100,000円~
カード型 80,000円~120,000円
リモコン型 80,000円~120,000円
スマホ型 家電なので鍵屋では取り扱いなし

電子キーの取り付けを検討中なら『鍵のトラブル・セーフリー』へ!

電子キーの特徴から種類、メリット・デメリット、交換方法などをご紹介しました。

セキュリティ面の高さや日常生活での使いやすさなどから、電子キーを導入する家庭も増えています。

自宅の玄関の特徴からどんな電子キーがぴったりか考えつつ、困ったときは鍵屋に相談してみましょう。鍵屋であれば、電子キーも短時間で取り付けてくれます。

鍵に関する困り事は『鍵のトラブル・セーフリー』にもご相談ください。鍵の取り付けや交換、修理など幅広いサービスを提供する業者を多数掲載しています。信頼できる優良業者に電子キーを取り付けてもらえるでしょう。

電子キーとは?種類やメリット、自力で取り付ける方法までを徹底解説のよくある質問

  • Q. 電子キーにはどのような種類がありますか?

    電子キーには、以下のように6つの種類があります。

    ・暗証番号型
    ・指紋認証型
    ・顔認証型
    ・カード型
    ・リモコン型
    ・スマホ型

    電子キーには様々な種類があるので、取り付ける場所や費用面などから適した鍵を選ぶ必要があります。

  • Q. 電子キーを導入するメリットを教えてください。

    電子キーを導入すると、以下のようなメリットが期待できます。

    ・防犯性が高まる
    ・鍵を持つ必要がない
    ・鍵の閉め忘れを予防できる
    ・遠隔操作ができる
    ・入退室のログを残せる

  • Q. 自宅の鍵を電子キーに交換する方法を教えてください。

    電子キーに交換するときは、次の手順で作業を進めてみてください。

    1 電子キーを購入する
    2 設置に必要な道具を揃える
    3 取り付ける位置を決めて印をつける
    4 印に合わせて穴を開ける
    5 コード類を通して本体を設置する
    6 鍵の受け側を設置する

  • Q. 電子キーの取り付けを業者に依頼するメリットは何ですか?

    業者に電子キーの取り付けを依頼すると、こんなメリットが期待できます。

    ・プロなので失敗する心配がない
    ・困っているときにすぐに駆け付けてくれる
    ・様々な種類の電子キーを取り付けてくれる

  • Q. 電子キーの取り付けを業者に依頼した際の費用相場を教えてください。

    業者に電子キーの取り付けを依頼した場合、種類によって以下のように費用相場が変わってきます。

    ・暗証番号型・・・50,000円~120,000円
    ・指紋認証型、顔認証型・・・100,000円~
    ・カード型、リモコン型・・・80,000円~120,000円
    ・スマホ型・・・家電なので鍵屋では取り扱いなし