引っ越しで新居にエアコンを持っていく費用は高い?移設vs買い替え【コスパ徹底解説】

2024.02.07 2024.02.07

 

この記事では、引越し時のエアコン移設費用はどれくらいか、どうやって費用を抑えられるかを詳しく解説していきます。

「まだ使えるから、できれば持っていきたい…」

「エアコンの取り外しや取り付けにあまりに費用がかかるなら…買い替えも検討したい」

といった方も多いのではないでしょうか。今使っているエアコンを取り外して引越し先に持っていくべきか、それとも、いっそ処分して買い替えてしまった方がいいのか。気になりますよね。

記事後半では、費用総額に着目して、移設vs買い換えのコスパを徹底検証していきます。引っ越しに伴って「このエアコンどうしよう……」と悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

引越し時のエアコン移設費用はどれくらい?【取り外し+取り付け】

引越し時のエアコン移設

引っ越し時のエアコン移設費用は、以下2つの業者のどちらに依頼するかによって異なります。

  • 引っ越し業者
  • エアコン専門業者

エアコンの取り外し・取り付けは引っ越し業者も対応してくれます。

以下、それぞれの費用相場を紹介しますので、業者選びの参考にしてください。

引っ越し業者の費用相場

エアコンの取り外し・取り付けを引っ越し業者に依頼した場合の費用相場は、2万円~3万円です。

基本的には「取り外し+取り付け+運賃」すべてがセットになっていますので、プラスで料金を請求されるケースはありません。

ただし、業者によってもサービス内容は異なりますので事前に確認しておきましょう。

エアコン専門業者の依頼相場

エアコンの取り外し・取り付けをエアコン引っ越し業者に依頼した場合の費用相場は約2万円です。

引っ越し業者とは異なり、以下のように取り外し・取り付け・運賃で費用が分かれているケースもあります。

  • 取り外し…5,000円~1万円
  • 取り付け…1万2,000円~1万7,000円
  • 運賃…別途見積もり

取り外し・取り付け・運賃それぞれで費用がかかる料金体系だと、料金が高くなりがち。引っ越し業者にすべて依頼してしまった方が総額が安くなる可能性が高いでしょう。

引っ越し時のエアコン移設費用を把握する際の注意点

引っ越し時のエアコン移設

引っ越し時のエアコン移設費用を考える際には、以下の点に注意してください。

  • 自分での取り付け・取り外しはNG
  • 室内機と室外機は常にセット
  • 購入店舗の取り付けサービスは基本的に新しく設置する場合のみ
  • 置いていくには大家さんの了承が必要

以下で注意点について具体的に解説します。

いずれかの方法でエアコン移設費用を安くしようと考える人もいるかもしれませんが、注意点はしっかりと守ってください。

自分での取り付け・取り外しはNG

エアコンの移設費用を安く抑えようとして業者に依頼せずに自分で取り付け・取り外しを考える人もいるでしょう。しかし、危険ですのでおこなわないでください。

エアコンの取り扱いには専門の技術が必要です。

知識のない人が自分で作業をおこなおうとすると、冷媒ガスが漏れたり配管パイプに亀裂が入ったりする恐れがあります。もしこのようなトラブルになると多額の修理が必要になるので、下手に手を出さないようにしましょう。

室内機と室外機は常にセット

エアコンを移設する際は、室内機と室外機がセットだということを忘れないでください。室内機だけを引っ越し先に持っていっても稼働しません。

もし室外機を旧居に置き忘れて処分されてしまうと、室内機と同じメーカーの室外機を用意しなければいけません。別々のメーカーではまず稼働しないので、必ず室外機も忘れずに運び出しましょう。

同一メーカーの同一シリーズの室外機であれば動く可能性もありますが、早期損傷の恐れがあります。

購入店舗の取り付けサービスは基本的に新しく設置する場合のみ

エアコンの購入時には、購入店舗が無償で取り付けをおこなってくれたのではないでしょうか。そのため、同じように「引っ越し時に購入店舗に取り外しを依頼しよう」と考える人もいるかもしれません。

しかし、購入店舗のエアコン取り付けサービスは基本的に新しく設置する場合のみのサービスです。引っ越し時の取り外しをサービスでおこなってくれる店舗はほとんどありません。移設するにしても処分するにしても、必ず取り外し作業はどこかの業者に依頼しなければなりません。

置いていくには大家さんの了承が必要

取り外しの費用を抑えたいという気持ちから、エアコンを置いていこうと考える人もいるかもしれません。しかし、原則として退去時には原状回復が求められ、そのまま置いていくことはできません。

ただし大家さんや不動産管理会社の承諾があれば置いていくこともできます。無断で置いていくと元の状態に戻していないとみなされるので、必ず許可をとってください。

もしどうしても取り外して持っていけない場合は、エアコンの買い取り業者や専門業者に引き取ってもらいましょう。

引越し時のエアコン買い換え費用はどれくらい?【処分+購入】

引越し時のエアコン買い換え

引っ越し時のエアコン買い替え費用の目安について、解説します。

状況によっては移設ではなく買い替えた方が良いケースもありますので、自身の状況に合わせて最もお得な方法を選んでください。

また、処分のみで新しく買わなかった場合の費用についても解説します。

処分+購入

エアコンを新しく購入する場合は、前のエアコンの処分費用と購入費用で約6万5,000円ほどが目安だと考えてください。内訳は以下のとおりです。

  • エアコン専門業者による取り外し…5,000円
  • 新しいエアコンの購入…7万円
  • エアコンの買い取り…+1万円

ただしどのグレードのエアコンを購入するかによっても異なりますし、買い取りしてもらうエアコンがどれほど古いものかによっても買い取りの価格は大きく変わります。

また、エアコンの購入をする際は以下を参考にしてください。

  • 10年以上経過している
  • 部屋の広さが変わる

比較的新しくまだ使えるエアコンであれば、処分せずに移設した方が良いです。

処分のみ

エアコンの処分のみであれば、約5,000円程度のプラスになる可能性があります。内訳は以下のとおりです。

  • エアコン専門業者による取り外し…5,000円
  • エアコンの買い取り…+1万円

ただし、買い替え同様、処分するエアコンの型や状況によって大きく異なります。

【引っ越し時のエアコン費用を抑えたい】結局、移設と買い替えどっち?徹底コスパ検証

引っ越し時のエアコンは、移設と買い替えどちらを選ぶべきなのか解説していきます。

それぞれの特徴を以下の表にまとめました。

移設 買い替え
費用 安い 高い
手間・依頼先の数 少ない(1社のみ) 多い

上記の表を参考にしながら、以下でより具体的に解説します。

「移設」は費用が安い

エアコンの移設と買い替えであれば、断然移設の方が安上がりです。

本体購入費が無い分、買い替えと比べて費用もだいぶ安いです。依頼する業者も1業者のみで済む点もメリットでしょう。全体的な手間と費用だけで比べると、移設の方が良さそうです。

買い替え

「買い替え」は、かかる費用の面では良いとは言えません。

表にもあるように、費用もかかりますし依頼する業者の数も多いです。エアコンの取り外し・エアコンの引き取り・新しい購入店舗と3つの業者に依頼しなければなりません

ただし、現状エアコンがあまりに古い型なら、買い替えて生活の質が高まったり、電気代が下がるメリットも。エアコンの状態によって最適な方法を選んでください。

引っ越し時のエアコン費用を抑えたいならまずはプロに相談を!

エアコンの移設は引っ越し業者への依頼を検討しましょう。ほとんどの引っ越し業者であればエアコンの移設に対応していますよ。

セーフリーでも多くのエアコン移設対応業者を紹介しています。エアコン移設まで依頼したい場合も、買い替えで悩んでいるような場合も、総合的な判断が必要になるためまずはプロに相談してみましょう。

引っ越しで新居にエアコンを持っていく費用は高い?移設vs買い替え【コスパ徹底解説】のよくある質問

  • Q. エアコンの取り外し・取付は自分でやっても良いですか?

    エアコンの取り付け・取り外しは専門の知識が必要なので自分でおこなわないでください。

  • Q. エアコンを取り外さずに置いて行っても問題ないですか?

    エアコンを置いていくには大家さんの許可が必要です。承諾が得られればおいていっても問題ありません。

  • Q. 移設と買い替えでは、どちらが費用面でお得ですか?

    コスパで考えるなら移設を選んだ方がいい場合が多いでしょう。