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引っ越しで冷蔵庫を処分する方法8選!費用や準備も徹底解説

2024.07.07 2024.07.07

 

この記事では、引っ越しで冷蔵庫を処分する方法や費用相場について徹底解説します。

引っ越しは、冷蔵庫の処分を検討するのに絶好のタイミング。ただ、処分する際は、家電リサイクル法に従わなければいけません。粗大ゴミとして捨てたりゴミ置場に放置したりすると、不法投棄で罰則を受けるので適切な処分が必要です。

記事後半では、冷蔵庫の処分にかかる費用もご紹介。「なるべく費用を抑えたい!」という方は、ぜひ参考にしてください。

引っ越しで冷蔵庫を処分する前に要確認【家電リサイクル法について】

引っ越しで捨てる冷蔵庫 の処分方法を調べる女性

冷蔵庫の処分は、家電リサイクル法に準じる必要があります。

家電リサイクル法とは、家電製品から有用な部品をリサイクルして廃棄物を減量しつつ、資源の有効利用を推進するための法律です。

対象となるのは、以下の家電4品目です。

  • エアコン
  • テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機

家電製品の正しい処分が求められるのは、無許可で廃棄物を処分する業者が存在するためです。高額料金を請求された事例も多く報告されており、悪質な業者とトラブルが発生することも。自分を守るためにも、正しい方法で処分してくれる業者への依頼が必要です。

さらに詳しく知りたい方はこちら

引っ越しで冷蔵庫を処分する方法8選【再利用の方法も】

引っ越しで捨てる冷蔵庫の処分方法を相談する家族

冷蔵庫を処分する方法は、以下のとおりです。

  • 家電販売店に回収してもらう
  • リサイクルショップで売却する
  • フリマやオークションに出品する
  • 不用品回収業者に引取を依頼する
  • 自治体の指定業者に処分を依頼する
  • 自治体の引取場所に持ち込む
  • 友人や家族に冷蔵庫を譲る
  • 引っ越し業者に処分を依頼する

それぞれの方法について詳しく解説します。

1.家電販売店に回収してもらう

家電販売店には、引っ越し時に処分する冷蔵庫を引き取る義務があります。

ただ、回収対象は販売した冷蔵庫のみ。冷蔵庫を購入した家電販売店がわかる場合は、その店舗で依頼しましょう。引っ越し時に冷蔵庫を処分する手順は、以下のとおりです。

  1. 冷蔵庫の処分を家電量販店に依頼する
  2. 冷蔵庫の回収日と回収費用が伝えられる
  3. 家電量販店が冷蔵庫の回収に自宅を訪れる

オンラインショップで購入した場合は、問い合わせ窓口に連絡しましょう。また、家電販売店に回収してもらう場合、自店舗での購入を確認するために、保証書やレシート等の提示が求められます。

冷蔵庫の搬出が完了したら、正しい方法で処分した証明になる「家電リサイクル券・排出者控」を必ず受け取りましょう!

2.リサイクルショップで売却する

まだ使える冷蔵庫は、リサイクルショップで売却する方法もあります

ただ、大型家電の冷蔵庫を車に積んで店舗に持ち込むのは難しいため、以下の方法で査定してもらうのが一般的です。

特徴
出張買取 買取業者が自宅を訪問し、その場で冷蔵庫を査定する方法。買取が成立すると、すぐに冷蔵庫を回収してくれる業者もあります。
オンライン買取 オンライン経由で、冷蔵庫の状態や写真を共有して査定する方法。後日査定額が伝えられ、買取が成立すると冷蔵庫を搬出します。

一般的に、「製造年が新しい」「主要メーカーの人気モデル」ほど高価買取が期待できます。一方、冷蔵庫に目立つ傷や色褪せ等が見られると、価格が下がるケースが多いです。

3.フリマやオークションに出品する

手軽に冷蔵庫を売却したい場合は、フリマやオークションに出品する方法もあります

出品方法はかなり簡単で、冷蔵庫の情報や、希望売却価格、写真を掲載するだけです。無料で利用可能なフリマやオークションも多いので、費用をかけずに処分できます。

ただし、出品後すぐに購入希望者が現れるとは限りません。また、購入者が確定したら、冷蔵庫を梱包して指定の送付先に送る必要があります。大型家電は送料が高く、1万円以かかることがあるため、その点を念頭に置いて売却するかどうかを決めましょう。

4.不用品回収業者に引取を依頼する

冷蔵庫の処分は、不用品回収業者に依頼するのもひとつの方法です。

家電リサイクル法の対象品目をはじめ、パソコンや電子レンジなど小型家電の回収に対応してくれます。また、不用品回収業者は不用品回収に個数制限を設けていません。

引っ越し時に不要な家電が多い場合は、不用品回収業者に依頼すると負担を軽減できます。さらに、不用品回収業者は即日回収も可能です。「フリマやオークションで売れない!」といった場合でも、不用品回収業者に依頼すれば当日に回収してもらえます

5.自治体の指定業者に処分を依頼する

冷蔵庫の購入店が不明の場合は、自治体の指定業者に処分を依頼する方法があります

指定業者は、自治体の公式サイトで検索可能です。引っ越す前に冷蔵庫を処分したい場合は、現在の住まいの自治体が指定する業者を探して依頼しましょう。

自治体の指定業者で処分する手順は、以下のとおりです。

  1. 自治体の公式サイトで指定業者を探す
  2. 冷蔵庫を処分したい旨を連絡する
  3. 指定日に冷蔵庫を回収してもらえる

冷蔵庫の処分費用は、「リサイクル料金+収集・運搬料金」です。リサイクル料金は2,500〜5,500円が相場で、収集・運搬料金は各指定業者で変わります。

6.自治体の引取場所に持ち込む

「処分費用を抑えたい」「すぐに処分したい」という場合は、自治体の引取場所に冷蔵庫を直接持ち込みましょう

冷蔵庫を載せられる車があれば、冷蔵庫を搬出できるので収集・運搬料金はかかりません。平日も受取に対応する引取場所もあるので、不要な冷蔵庫をすぐに処分可能です。

最寄りの取引場所や営業時間等は、自治体の公式サイトや窓口で検索可能。引取場所に直接持ち込んだ際のリサイクル料金は、2,500〜5,500円が相場です。

7.友人や家族に冷蔵庫を譲る

処分したい冷蔵庫が使えるのであれば、友人や家族に譲る方法もあります

実際に冷蔵庫を見てもらい、お互いに納得したうえで譲れば友人や家族間でトラブルも起きにくいです。ただし、冷蔵庫を運搬できる車がない場合、リサイクル料金はかかりませんが運搬費用がかかります。

冷蔵庫は大型家財道具に含まれるので、運搬費用として1万円程度かかる場合も。場合によっては冷蔵庫を処分するより高い費用がかかるため、友人や家族に受け渡しの方法を相談しながら作業を進めましょう。

8.引っ越し業者に処分を依頼する

引っ越し作業と一緒に冷蔵庫を処分したい場合、引っ越し業者を依頼するのも方法です。

見積もり時に冷蔵庫の処分があることを伝えれば、処分費用が含まれた見積もり金額を提示してくれます。

引っ越し業者に冷蔵庫の処分を依頼するメリットとしては、準備の手間を省けることです。家電量販店や自治体の指定業者でも処分はできますが、やり取りや準備に時間や手間がかかります。負担を抑えたい方は、引っ越し業者に依頼するのが一番です。

引っ越しで冷蔵庫を処分するメリット2つ

引っ越しで捨てる冷蔵庫の処分方法を調べる女性

引っ越しで冷蔵庫を処分するメリットには、以下のようなものがあります。

  • 引っ越し費用を安く抑えられる
  • 新しい冷蔵庫に買い替えられる

引っ越し当日までに冷蔵庫を処分すれば、引っ越し費用が安くなります。一般的に、引っ越し料金は荷物量や運搬距離で決まることが多いです。冷蔵庫を処分して運搬が不要になれば、全体の荷物量を抑えられるため、引っ越し費用を大幅に抑えられるでしょう。

また、新しい冷蔵庫に買い替えられるメリットも。「冷蔵庫を買い替えたいな……」と考えていても、変えるタイミングが見つからず、そのままの状態でいる方も少なくありません。引っ越しのタイミングで処分すれば、転居先の雰囲気に合う冷蔵庫に買い替えられます。

引っ越しで冷蔵庫を処分する際にかかる費用相場

引っ越しで捨てる冷蔵庫の処分方法を調べる女性

冷蔵庫の処分費用の相場は、以下のとおりです。

費用相場
家電量販店 1,500〜3,000円
リサイクルショップ 無料
フリマ・オークション 販売手数料:売上金5〜10%
不用品回収業者 単品回収:500〜4,000円
自治体の指定場所 1,500〜3,000円
引っ越し業者 単品回収:1,000〜9,000円

参考:粗大ゴミ回収本舗

処分費用は、冷蔵庫の処分方法によって大きく変わります。ただ、料金の安さだけでなく、冷蔵庫を運ぶ手間なども踏まえて、処分する方法を決めるのが大切です。

引っ越しで冷蔵庫を処分する際の3つの事前準備

引っ越しで捨てる冷蔵庫の処分方法を調べる女性

処分に必要な事前準備は、以下のとおりです。

  • 前日までに水抜き・霜取りする
  • 再利用の場合は冷蔵庫を掃除をする
  • 冷蔵庫の処分は計画的に進める

それぞれの事前準備について解説します。

前日までに水抜き・霜取りする

冷蔵庫を処分する際は、前日までに水抜き・霜取りを済ませておきましょう

水抜きは冷蔵庫の受け皿に溜まった水を排出すること、霜取りは庫内に発生した霜を溶かすことです。水抜きや霜取りをしないと、運搬時に水漏れを起こす可能性があります

【霜取りの方法】

霜取りの方法は、以下のとおりです。

方法
霜が薄い場合 40度程度のぬるま湯で濡らしたタオルを、霜の部分に当てて拭き取りましょう。食材をすべて外に出す必要はなく、霜のついた部分にゆとりがあれば掃除できます。
霜が厚い場合 霜が厚い場合は、ぬるま湯で濡らしたタオルで溶かすのが難しいです。この場合は、食材を外に出して冷蔵庫の運転を止め、氷が自然に溶けるのを待つ必要があります。

冷蔵庫の霜を溶かすために、ドライヤーを使用するのはやめましょう。ドライヤーを使用すると、熱が1カ所に集中して温度変化が起こり、冷蔵庫が変形する可能性があります

【水抜きの方法】

水抜きの方法は、以下のとおりです。

  1. 製氷機能を停止する
  2. 冷蔵庫の電源を切る
  3. 冷蔵庫の食材を外に出す
  4. 水抜きして作業は完了

冷蔵庫の食材を外に出す時は、部品を取り外してきれいに掃除しましょう。冷蔵庫の掃除が完了したら、水抜きします。ただし、水抜きの方法は使用している冷蔵庫の種類によって異なることも。取扱説明書に記載されている方法を確認してから作業を進めましょう。

再利用の場合は冷蔵庫を掃除をする

冷蔵庫を再利用する場合は、冷蔵庫内をきれいに掃除しましょう。

通常はぬるま湯で濡らしたタオルで拭き取れば、汚れを落とせます。一方、頑固な汚れは水拭きするだけではきれいに落ちません。このような場合は、中性洗剤を薄めたものを含ませて擦り落とすのが有効です。

しかし、塩素系漂白剤や研磨スポンジ、クエン酸系洗剤は変色したり傷が付いたりする可能性があります。お手入れに使用できる洗剤は、冷蔵庫の種類によって異なるので、取扱説明書を必ず確認してください。

冷蔵庫の処分は計画的に進める

引っ越し当日まで冷蔵庫を処分するには、計画的に作業を進める必要があります

処分方法別の目安は、以下のとおりです。

手配の目安
家電量販店 引っ越しの1ヵ月前~2週間前まで
リサイクルショップ 引っ越しの1ヵ月前~2週間前まで
フリマ・オークション 引っ越しの1ヵ月前には出品する
不用品回収業者 当日でも対応可能
自治体の指定場所 引っ越しの1ヵ月前~2週間前まで
指定場所に持ち込む 引っ越しの2週間前~前日まで
友人・家族に譲る 引っ越しの2週間前~前日まで
引っ越し業者 引っ越しの1ヵ月前~2週間前まで

引っ越し日が近づいてきた時に焦らなくて済むように、余裕をもって進めましょう。

冷蔵庫の処分は引っ越し業者に依頼すると効率的!

引っ越しで捨てる冷蔵庫の処分方法を調べる女性

今回は、引っ越しで冷蔵庫を処分する方法や費用相場について解説してきました。

引っ越しで冷蔵庫を処分することで、「転居費用を抑えられる」「新居に合わせて新しく買い替えられる」などのメリットがあります。また、処分を引っ越し業者に任せれば、準備にかかる時間を短縮できて効率的です。

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引っ越しで冷蔵庫を処分する方法8選!費用や準備も徹底解説のよくある質問

  • Q. 引っ越しで冷蔵庫を処分する際の注意点は?

    A.

    引っ越しで冷蔵庫を処分する際は、必ず霜取り・水抜きしましょう。霜取り・水抜きを怠ると、運搬時に水漏れが起こり、物が水浸しになります。

  • Q. 冷蔵庫の処分費用を安く抑えるには?

    A.

    冷蔵庫の処分費用を抑えたい場合は、以下のような、リサイクル料金と収集・運搬料金がかからない方法がおすすめです。

    ・リサイクルショップで売却する
    ・フリマやオークションに出品する
    ・友人や家族に冷蔵庫を譲る

    また、引っ越し業者に依頼した場合も処分費用がかからないケースがあります。引っ越し作業も依頼したいなら、引っ越し業者を検討しましょう。

  • Q. 冷蔵庫を正しく処分しないと罰せられる?

    A.

    家電リサイクル法は、個人に対して罰則や罰金は設けられていません。ただし、家電メーカーや小売業者は50万円以下の罰金が課せられる可能性があります。

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