引っ越しは何日かかる?新居までの距離や家族構成別に徹底解説

2024.06.08 2024.09.04

この記事では、引っ越しが完了するまで何日かかるのか徹底解説します。

引っ越し完了までにかかる期間は、2カ月程度といわれています。ただ、新居までの距離や家族構成で期間が変わることも。早く引っ越しを終わらせるには、全体の流れを把握し、準備を進めることが大切です。

記事後半では、効率的に荷造りする方法も紹介。手間を省いて効率的に引っ越したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

最短で引っ越しするには何日必要?【新居の状態による違い】

引っ越しに何日かかるのかを質問する女性

部屋探しを始めてから引っ越し完了までにかかる期間は、2カ月程度だといわれています。ただ、効率よく準備を進めれば期間を短縮できることも。最短で引っ越す場合の期間は、以下の通りです。

新居・契約の状態 引っ越し期間
契約済みですぐに住める 最短即日
契約完了前 3日〜1週間
物件探し前 1カ月程度

契約済みで新居がすぐに住める状態であれば、最短即日での引っ越しが可能です。ただし、新居の入居審査には1日〜10日程度かかること。

早く引っ越ししたい場合は、物件を契約する際に入居審査期間を確認しておきましょう。

引っ越し完了まで具体的に何日かかる?【新居までの距離別】

引っ越しに何日かかるのかを想定して準備する女性

引っ越し当日は、旧居から新居まで荷物を運搬する必要があります。移動距離によっては、引っ越しにかかる時間が大きく変わることも。とくに、遠方への引っ越しを予定している場合は、計画的に作業を進められます。

ここでは、引っ越し当日から完了までにかかる日数を、移動距離別に確認していきましょう。

短距離(200km未満)の場合

同じ県内や隣町、隣接する県への引っ越しなど、新居が200km未満の場所にある場合は、基本的に当日中に転居できる場合が多いです。自動車での移動時間は3時間程度で済む場合が多いので、午後に旧居を出発しても無理なく荷物を運べます。

移動時間の目安は、以下の通りです。

移動距離 移動時間の目安
東京都練馬区〜神奈川県横浜市(40km) 45分
京都府京都市〜兵庫県神戸市(70km) 1時間30分
愛知県名古屋市〜大阪府大阪市(170km) 2時間30分

中距離(200〜500km)の場合

地方をまたぐ中距離の引っ越しでは、自動車の移動だけで半日以上の時間がかかるでしょう。転居先にもよりますが、旧居を出発してから引っ越しが完了するまで2日かかることも

旧居からの移動と転居作業で2日間かかることを前提に、引っ越しの計画を立てると安心です。移動時間の目安は、以下の通りです。

移動距離 移動時間の目安
東京都練馬区〜新潟県新潟市(310km) 4時間
京都府京都市〜静岡県浜松市(220km) 3時間40分
愛知県名古屋市〜広島県広島市(480km) 6時間40分

長距離(500km以上)の場合

遠方に引っ越す場合は移動距離が500kmを超えるケースも多いため、移動だけで2〜6日程度かかる場合があります。自動車で転居先に向かう場合は、運転手の休憩を挟みながら移動するのでさらに時間がかかることも。

引っ越し当日から荷解き完了までは、3日〜1週間以上を想定しておきましょう

移動時間の目安は、以下の通りです。

移動距離 移動時間の目安
東京都練馬区〜兵庫県神戸市(530km) 7時間
京都府京都市〜宮城県仙台市(800km) 10時間
北海道札幌市〜福岡県福岡市(2,300km) 33時間

引っ越しにかかる期間は何日違う?【家族構成別】

引っ越しに何日かかるのかを想定して準備を進めるカップル

家族構成でも引っ越しの期間は大きく変わるので要注意です。基本的には、人数が増えるほど即日での引っ越しが難しくなる傾向があります。転居時は移動距離だけでなく、家族構成も含めて引っ越しの計画を立てることが大切です。

ここからは、家族構成で引っ越し期間は何日変わるのか確認していきましょう。

1人暮らし(単身)の場合

単身者は荷物量が少ないため、短期間で引っ越せるケースが多いです。引っ越し業者の繁忙時期を避ければ、転居先にもよりますが、最短即日での引っ越しが可能です。即日に引っ越したいなら、閑散期を狙うのがおすすめ。

また、転居先に入居できる、電気やガスなどライフラインの手続きが完了している状態の場合も、最短1日で引っ越しが可能です。ただし、転居先が遠方にある場合は、即日の引っ越しは難しいでしょう

引っ越し業者の閑散期は、5〜8月、11〜2月です!ただし祝日や連休は、引っ越しの需要が一時的に増えて予約が取りづらくなるので早めに準備を進めましょう。

同居人がいる(家族世帯)場合

子どもがいる家族世帯や同棲するカップルの場合は、即日での引っ越しが難しくなります。とくに子どもがいる場合は、学校や保育園の手続きが必要になるので即日の引っ越しが難しいです。

また、転校や転園に必要な書類が手元に届くまでに、2週間〜1カ月かかる場合があります。

転居先の学校や保育園の手続きも必要になるため、引っ越しが完了するまで長期間かかるのを想定すべきでしょう。2人暮らしや家族世帯は、単身者に比べると荷物も多くなるので、引っ越し期間が長くなる傾向があります。

引っ越しの期間は、最低でも1カ月程度と想定しておくのがよいでしょう

引っ越しに必要な期間は2ヶ月程度!退去まで何日かかる?

引っ越しに何日かかるのかについて説明する業者

退去までの手順は、以下の通りです。

  1. 物件探し
  2. 旧居の解約
  3. 業者の選定
  4. 引っ越し準備
  5. 引っ越し前の手続き
  6. 荷物の搬出・部屋の掃除

それぞれの手順について詳しく解説します。

1.物件探し

引っ越しの準備は、まず物件探しから始めます。目安としては、引っ越し予定日の2カ月前から転居先を探し始めるのがおすすめです。「早い!」と思われるかもしれませんが、入居審査には1日〜10日程度かかります。申し込みの順番が遅いとさらに時間がかかることも。

引っ越し予定日の1カ月前までに入居申込を済ませ、2週間前には入居審査が終わって契約が完了している状態にするのが理想です。

条件が多い場合は、賃貸物件が見つかるまでに時間がかかるので、早めに物件を探しましょう。

2.旧居の解約

転居先が決まったら、旧居の解約手続きを進めます。旧居を解約するには、大家さんや不動産会社へ退去予告が必要です。原則として退去予告は「前月の末日まで」と定められていますが、賃貸物件によって期限は変わります。

引っ越す際は、賃貸借契約書に記載されている退去予告期間を事前に確認しておきましょう。

ただし、入居期間が1年に満たない場合、退去予告の期限を守っても短期解約違約金が発生するケースがあります。無駄な費用が発生してしまうので、短期解約違約金についても、旧居の契約時に受け取った賃貸借契約書で確認しておくと安心です。

3.業者の選定

物件探しや旧居の解約手続きと並行して進めたいのが、引っ越し業者の選定です。引っ越し業者は料金プランを豊富に用意しているので、業者選びに時間がかかるでしょう。

各業者で価格設定も大きく異なるため、複数業者に見積もりを取り、しっかり比較検討する時間を取りましょう。

目安としては、引っ越し予定日の1カ月前には業者を決めておくのが理想。ただし、引っ越し業者の繁忙期に転居する場合、多くの依頼で業者の予定が埋まりやすくなります。申し込みが遅れると希望の日程で引っ越しできない場合もあるので、早めに依頼を済ませておくと安心です。

引っ越しの訪問見積もりを検討する方は、以下の記事で流れや注意点をご確認ください。

転居予定日までの期間が長いほど、引っ越し費用は安くなります。早めに引っ越し業者に申し込んで総額費用を抑えましょう!

4.引っ越し準備

転居先や引っ越し業者を決めたら、次は荷造りです。荷造りが完了するまでにかかる日数は、引っ越す人数で変わります。家族世帯は、最低でも1カ月程度の期間が必要といわれているため、早めに取り組むのがおすすめ。単身者は、最低でも2週間ほどの期間がかかるといわれています。

引っ越しの費用は、転居に持ち込む荷物の量で変わります。引っ越し前に不用品を手放し、転居に持ち込む荷物量を最小限に抑えれば、引っ越しの料金を安く抑えられるでしょう。不用品の処分は、1カ月前までに済ませておきましょう。

引っ越しのやることリストを確認したい方は、以下の記事をご覧ください。

5.引っ越し前の手続き

引っ越し当日の14日前から、役所などで各種手続きが可能です。主な手続きは、以下の通りです。

  • 転出届の提出
  • 印鑑登録の廃止手続き
  • 国民健康保険の手続き
  • 児童手当の住所変更

印鑑登録の廃止手続きは、転出届を提出すると自動的に印鑑登録が廃止され、別途手続きが不要な自治体もあります。また、引っ越し先でも手続き方法が異なるため、転居先の市区町村のHPを確認してから手続きを進めましょう。

上記以外にも、以下の手続きが必要です。

  • 光熱費の停止・再開
  • 各保険や銀行の住所変更
  • 郵便局の転送手続き
  • インターネット回線等の移転

インターネット回線や固定電話などの移転は、開設工事が必須。開設工事が完了するまで2週間〜2カ月かかるため、通信会社に早めに連絡して工事日の予定を立てましょう。

6.荷物の搬出・部屋の掃除

すべての荷物を搬出したら、指定された退去日までに旧居を掃除しましょう。賃貸物件の入居者は、退去時に原状回復義務が生じます。退去当日の立会い時は、壁や床、エアコン等の設備などの状態を細かく確認されることも。

自然的な劣化や損耗等は貸主負担になりますが、故意や過失で汚れた壁や床の傷は入居者負担になるため、室内をきれいに掃除しておきましょう。

引っ越しに必要な荷造りは何日かかる?【効率的に進める方法】

引っ越しに何日かかるのかを調べる女性

荷造りには、7〜14日程度の時間が必要と言われています。荷物の量が多い場合は効率的に進めないと、引っ越し期間に影響することも。荷造りを効率的に進める方法は、以下の通りです。

  • 新居の部屋を想定して荷造りする
  • 新居に搬入する荷物は最小限にする
  • 使用頻度の低い物から梱包する

それぞれの方法について詳しく解説します。

新居の部屋を想定して荷造りする

荷造りする時は、新居の部屋を想定して荷物を梱包することが大切です。たとえば、段ボールを荷物に詰める時は、新居の間取りや動線に合わせて仕分けしましょう。

どの部屋にどの荷物を運び込むのかを決めた上で、荷造りすると荷解きがスムーズです。また、段ボールの側面に箱の中身を記載しておくと、新居に搬入する際に、引っ越し業者に指示しやすくなるので効率的です。

新居に搬入する荷物は最小限にする

荷物が少ないほど段ボール数も減るので、荷解きにかかる時間を大幅に削減できます。また、荷物量が少ないと引っ越し料金も抑えられるため、新居に持ち込む荷物は最小限にまとめましょう。また、冷蔵庫や洗濯機、ソファなど大型の家具や家電の買い替えを検討している場合は、転居前に処分して引っ越し費用を抑えるのがおすすめです。

使用頻度の低い物から梱包する

引っ越しの際は、前日まで旧居での生活を続けながら荷造りする必要があります。効率的に荷造りするには、旧居での使用頻度が低いものから優先的に段ボールに詰めるのがおすすめ。

反対に、掃除用具や日用品など新居ですぐに使用するものは、荷解きで簡単に取り出せるように仕分けておくと新生活がスタートしやすいです。

引っ越しは何日かかる?一般的には2ヵ月程度!

引っ越しに何日かかるのかを説明する業者

今回は、引っ越しが完了するまで何日かかるのかについて解説してきました。

引っ越し期間は、一般的に2カ月程度ですが、新居までの距離や家族構成で大きく変わります。とくに、旧居から転居先までの移動が長い場合はかなり時間がかかることも。短期間で引っ越したいなら、全体の流れを踏まえた上で効率的に準備を進めることが大切です。

引っ越し業者を効率的に探したいなら、業者との出会いをサポートしてくれる「セーフリー」を活用するのがおすすめ。口コミが多数掲載されており、サイト上で複数業者を比較できます。業者を探したら、無料見積もりからしてみましょう!

引っ越しは何日かかる?新居までの距離や家族構成別に徹底解説のよくある質問

  • Q. 引っ越し業者は当日連絡でも対応してくれる?

    引っ越し業者の稼働状況に余裕がある場合は、当日でも対応可能ですが、前日までに引っ越しの準備を済ませておく必要があります。

  • Q. 時間がかかる荷造りを早く終わらせるには?

    荷造りを早く終わらせたいなら、転居に持ち込むものと不要なものを精査しましょう。不要なものがわかれば、あとは段ボールに詰めるだけです。

  • Q. 準備も大詰め!引っ越し前日にやることは?

    引っ越し当日に慌てないためにも、前日は極力身軽な状態でいることを目指しましょう。前夜に梱包されていないのは、寝具や寝巻き、着替え、退去時に必要な掃除用具だけになるのが理想です。

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