2024.05.08 2024.08.09
本記事では、引っ越しにかかる費用相場と、費用の支払いに利用できるローンについて詳しく解説します。
「引っ越しの費用を用意できるか不安…」
「引っ越し目的でローンって組めるの?」
このような疑問を抱えている方も多いでしょう。引っ越しは、新居の初期費用や引っ越し業者に支払う費用、新たに家財を購入するための費用など、何かとお金がかかります。
引っ越しにかかる費用を用意するためにローンを利用するのも選択肢の一つですが、費用を節約してお得に引っ越すためのコツも知っておきましょう!
目次
引っ越しにかかる費用とは?【相場と内訳】
引っ越しには、賃貸物件を借りる際の初期費用や引っ越し業者に支払う費用など、さまざまな費用がかかります。
まずは、引っ越しにかかる費用の相場と内訳を確認しましょう。
引っ越しにかかる費用相場は家賃の4〜6ヶ月分
一般的に、引っ越しにかかる費用の相場は、新居の家賃4〜6ヶ月分です。
たとえば、家賃6万円の家に引っ越す場合は24〜36万円ほどの費用が必要になるでしょう。
引っ越しにかかる費用の内訳
引っ越しにかかる費用の内訳は、主に以下の通りです。
概要 | 費用相場 | |
---|---|---|
賃貸の初期費用 | 敷金、礼金、仲介手数料など、不動産会社に支払う費用 | 引っ越し先の家賃の3〜4ヶ月分 |
引っ越し業者に支払う費用 | 荷物の梱包や運搬などを依頼した業者に支払う費用 | 20,000〜100,000円程度
※荷物量や引っ越す距離によって変動 |
不用品の処分費用 | ソファーやベッド、大型家電などの不用品を処分する際にかかる費用 | 5,000~
20,000円程度 |
引っ越しにかかる費用のうち、不動産会社に支払う初期費用が大部分を占めます。引っ越しにあまりお金をかけられない方は、敷金礼金ゼロなど、初期費用のかからない物件を探してみましょう。
また、引っ越し業者に支払う費用は、複数業者に見積もりを出せば大きく節約できる可能性があります。
引っ越しの際に利用できるローンの種類
引っ越しの際に利用できるローンは、主に以下の4つです。
- カードローン
- フリーローン
- 目的別ローン
- 自治体の資金貸付制度
それぞれ簡単に紹介します。
カードローン
カードローンは、クレジットカード会社や銀行などが提供している個人向けの融資サービスです。
カードローンは、利用限度額内であれば何度でも繰り返し借入可能であるため、引っ越し後に家具などを購入する際にも利用できます。また、借りたお金の使い道は自由である分、他のローンと比較すると金利が高いというデメリットがあります。
フリーローン
フリーローンは、カードローンと同じくクレジットカード会社や銀行などが提供している融資サービスです。
お金の使い道が自由である点はカードローンと同じですが、借入できる回数は1回のみです。また、フリーローンは年利が6%前後とカードローンと比較すると安い分、審査が厳しい特徴もあります。
目的別ローン
目的別ローンは、その名の通り特定の目的のために利用できるローンです。
一部の銀行や消費者金融などは、「引っ越しローン」などの名称で、引っ越しにかかる費用に利用できるローンを提供しています。引っ越しローンは利用目的が制限されているため、提出書類が多いなどのデメリットはありますが、他のローンに比べると金利は低く設定されている傾向です。
自治体の資金貸付制度
市区町村の資金貸付制度を利用するのもおすすめ。失業された方向けの「総合支援基金」や、低所得者や高齢者向けの「生活福祉資金貸付制度」など、国や自治体によるさまざまな支援制度が用意されています。
地方自治体では、都内から引っ越してくる方向けの資金援助制度を提供している場合もあるでしょう。詳しくは、引っ越し先の自治体のホームページを確認、または直接役所に問い合わせて確認してください。
引っ越しでローンを利用する際のメリット
引っ越しでローンを利用すると、以下のようなメリットがあります。
- 急な引っ越しでも資金を用意できる
- 引っ越し後の家具・家財の購入に経済的な余裕ができる
家庭の事情や転職などで、急な引っ越しを余儀なくされるケースもあるでしょう。そのような時でも、各種ローンを利用すれば十分な引っ越し資金を用意できます。
引っ越しでローンを利用する際のデメリット
引っ越しでローンを利用する際のデメリットは、主に以下の3つです。
- 利息を支払う必要があるためトータルの支払額は大きくなる
- 審査に通らない可能性がある
- 利用限度額によっては十分な費用にならない可能性がある
それぞれ簡単に解説します。
利息を支払う必要があるためトータルの支払額は大きくなる
各種ローンを利用すればまとまったお金を用意できるため、貯金がない方でも引っ越しできます。しかし、カードローンやフリーローンなど各種ローンは、利息が上乗せされて返済するため、トータルの支払額は大きくなってしまいます。
目先のお金が必要だからといって無闇に借入せず、返済計画をしっかり立ててからローンを利用しましょう。
審査に通らない可能性がある
フリーローンやカードローンを申し込んだら、収入や他社からの借入状況など総合的な要素から審査されます。
そのため、審査に通らずに借入ができない可能性もあると覚えておきましょう。
利用限度額によっては十分な費用にならない可能性がある
審査に通ってローンを組めたとしても、利用限度額が少なくて十分な引っ越し費用にならない可能性もあります。特に初回の借入では、10万円程度の少ない枠しか用意されないケースも多いでしょう。
利用限度額が少ないからといって複数業者から借入すると、その分利息をたくさん支払うことになってしまうので気をつけましょう。
引っ越し費用を抑えるコツ5選
引っ越し費用を抑えるコツは、以下の5つです。
- 複数の引っ越し業者に見積もりを依頼する
- フリー便などの安いプランを利用する
- 引っ越し前に不用品を処分する
- 引っ越しの閑散期や平日を選ぶ
- 敷金・礼金ゼロなど初期費用の安い物件を選ぶ
それぞれ簡単に紹介します。
複数の引っ越し業者に見積もりを依頼する
引っ越し費用を抑えるには、複数業者に見積もりを依頼しましょう。同じ距離で同じ荷物量の引っ越しであっても、業者によって費用は異なります。
また、ある業者では通常料金内で行ってくれるサービスでも、他社では追加のオプション料金がかかるといったケースもあります。
一括見積もりサイトなどを使えば複数業者への見積もり依頼は簡単にできるので、お得に引越すためにぜひご利用ください。
フリー便などの安いプランを利用する
引っ越し費用を抑えるには、フリー便などの安いプランを利用しましょう。フリー便とは、引っ越し業者の作業時間を「午前から」「午後から」など指定せずに作業をしてもらうプランのことです。
引っ越し業者の都合の良い時間に合わせることで、通常のプランよりも安く引っ越せます。
「費用を安くしたい」と業者に希望を伝えれば、フリー便以外にも費用を安く抑えられるプランを提案してもらえるかもしれません。
引っ越し前に不用品を処分する
引っ越し業者に支払う費用は、運ぶ荷物が多いほど大きくなります。特に、大型家具や電化製品などは、作業員を増やさなくてはいけないケースもあり、運搬に費用がかかりやすいです。
大きな荷物は引っ越しを機に処分して、新居で買い替えれば、引っ越し費用を抑えやすいです。
引っ越しの閑散期や平日を選ぶ
引っ越し業者に支払う費用は、時期や曜日によっても異なります。特に、3〜4月は新学生や新社会人など引っ越し需要が高い繁忙期であり、引っ越し業者の費用も高くなります。
また、土日祝日は引っ越し客が集中するため費用が高くなりやすいです。特別な事情がない限りは、引っ越しは閑散期や平日など費用が安い時期にしましょう。
敷金・礼金ゼロなど初期費用の安い物件を選ぶ
引っ越しにかかる費用は、不動産会社に支払う初期費用が大半を占めます。そのため、敷金・礼金ゼロなど初期費用の安い物件を選べば、お金をかけずに引っ越しできるでしょう。
築年数が古い物件や、駅から遠い物件など、借り手がつきにくい物件であれば、初期費用を抑えられる可能性が高いです。
引っ越し費用を抑えるためには早めの見積もりを!
本記事では、引っ越しの際に利用できるローンや、費用を節約する方法を紹介しました。
銀行や消費者金融のローンを利用すれば、まとまった資金が用意できなくても引っ越し可能です。しかし、年15〜18%ほどの高い利息を支払うことになるため、計画的に利用しましょう。
引っ越し費用が用意できない時は、ローンの利用を検討するよりも、まずは引っ越し自体にかかる費用を抑える方法を考えると良いです。
引っ越し業者を探す際は、ぜひセーフリーをご利用ください。セーフリーでは優良な引っ越し業者を多数紹介しているため、希望の条件に合う業者が見つかるはずです!気になる業者を見つけたら、無料見積もりで問い合わせてみましょう!
引っ越し費用はローンで支払い可能!費用相場から節約方法なども紹介のよくある質問
-
Q. 引っ越し費用をローンで支払うことはできますか?
A.ローンで支払えます。カードローンやフリーローン、目的別ローンなどが引っ越し費用にあてられます。
-
Q. 引っ越し業者でローンを組めますか?
A.引っ越し業者でローンを組めることはほとんどありません。
-
Q. 引っ越し費用を用意できない時にはどうしたらいいですか?
A.ローンを組むか、複数社に見積もりを依頼するなどして引っ越し費用を抑えましょう。
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