2025.04.19 2025.04.19
この記事では、キクイムシのふんについて徹底解説していきます。
その名の通り、木を食べてしまう「キクイムシ」。家の中に木くずらしきもの、キクイムシのふんのようなモノが落ちているなら、被害が広がる前に対処しなければなりません。その際、ほかの虫でなくキクイムシのふんで間違いないのかを見極めるのも大切です。
ここでは、キクイムシのふんの特徴やほかの虫のふんとの見分け方を詳しくご紹介します。記事後半では、キクイムシの駆除方法や予防方法についても徹底解説。キクイムシによる被害を広げたくない方は、ぜひ最後までご覧ください。
PR
その他害虫駆除
今週No.1おすすめ優良業者!!
害虫駆除110番
害虫駆除のご相談・ご依頼を、24時間365日受け付けています。お急ぎの場合は、早朝でも深夜でも、電話1本でスピーディーに対応いたします。日本全国どこからでも、まずはお気軽にご相談ください。
対応エリア全国
目次
キクイムシのふんの特徴【ほかの虫との見分け方も】
キクイムシは、体長3~8mmほどの小さな虫で、茶褐色をしています。体は細長く、その名のとおり、木を食べるのが特徴です。
キクイムシは木材内部に卵を産み付けられ、10ヶ月の幼虫期間を木材内部で過ごします。幼虫期間は木材に含まれるデンプンをエサとし、5~8月頃になると木材に1~2mmほどの穴を開けて出てくるのです。
キクイムシのふんは非常に小さく、粉のような木くずに見えるのが特徴です。穴を開けて出てくる際に発生する木くずとふんが混ざった状態なので、どれがふんなのかを見分けるのは難しいでしょう。
ほかの虫のふんとの見分け方
ふんの形状から、ある程度どのような虫がいるのかを見分けられます。キクイムシをはじめ、屋内でよく見られる虫のふんと比較してみましょう。
虫の種類 | ふんの特徴 |
---|---|
キクイムシ | 粉状で木くずと混ざった状態 |
シロアリ(アメリカカンザイシロアリ) | 0.5~1mmほどで乾燥していて硬く俵状で縦に筋がある |
シバンムシ | 1mm以下で茶色の小さい粒状。両端が尖っている |
ゴキブリ | 1~2mmほどで茶色や黒色。形はふぞろい |
キクイムシのふんは、上記ほかのどの虫よりも細かく粉のようなのが特徴です。
ふんが見られる場所
キクイムシのふんが見られる場所は、主に木材の近く。家具や壁、押入れなど、木材があれば、キクイムシのふんがある可能性があります。
タンスや本棚などのほか、フローリングで見られます。
キクイムシのふん【正しい除去方法】
キクイムシのふんや木くずを見つけたら、直接触らないよう注意して、掃除機やほうきなどで丁寧に除去しましょう。
ふんは人体に影響がないとされていますが、ほかの虫のふんである可能性も考え、ゴム手袋などを着用して作業しましょう。除去したふんは、袋に密閉して処分します。
キクイムシのふんは細かい粉なので、舞い上げないよう、丁寧に除去するのがポイントです。掃除機やほうきのほか、粘着テープなどを使った除去も良いでしょう。
ふんがあるならキクイムシもいる?!被害のサインと放置するリスク
ふんがあるということは、本体であるキクイムシもいると考えられます。しかし、木くずとの見分けが難しいキクイムシのふんの場合、キクイムシがいる証拠としては信憑性が低いかもしれません。
そこで、ここからは、キクイムシによる被害のサインについてご紹介します。あわせて、キクイムシを放置するリスクについても見ていきましょう。
被害のサイン
キクイムシがいて木材が被害を受けていると考えられるサインは、以下です。
- 家具やフローリングに細かい木くずが落ちている
- 木材に1mmほどの丸い穴が開いている
キクイムシは3~8mmほどと小さいため、木材にできる穴もとても小さいです。覚えのない小さな穴が木材に点々と開いていたり木くずが落ちているなら、キクイムシがいる可能性が高いと考えておきましょう。
放置するリスク
キクイムシは木を食べるため、家具やフローリングなどの木材の内部が食い荒らされるリスクがあります。ただし、シロアリのように著しく強度が落ちるほど食い荒らされるわけではありません。
放置するリスクとして挙げられるのは、家具やフローリングの価値が下がったり使用できなくなったりする場合がある点でしょう。
キクイムシは木材に穴を開けて出てくるとそのまま飛び去ってしまうため、成虫が害になるケースも少ないです。とは言え、大切な家具やフローリングなどに大量の穴が開いてしまえば、外観が悪くなってしまう点もリスクの一つです。
キクイムシのふんを見つけたら!正しい駆除・対処法
キクイムシ駆除では、木材に開いた穴から殺虫剤を注入する方法が有効です。また、穴の周辺に殺虫剤を散布するのも良いでしょう。一度注入したら1時間ほど時間を置いて再度注入する作業を数回繰り返すと効果的です。
使用する殺虫剤は、キクイムシ専用のモノやエアゾールタイプが良いでしょう。木材から出てきた成虫のキクイムシにも、殺虫剤が効きます。
また、キクイムシは熱に弱いため、木材を50~60度ほどに温める方法も有効です。熱を加えると、キクイムシの卵や幼虫、サナギを一気に駆除できます。
ですが、穴一つずつに殺虫剤を注入したり木材に熱を加えたりする方法は、手間がかかります。効率的かつしっかり駆除するなら、専門業者へ依頼するのがオススメです。
ただし、キクイムシは非常に小さく木材の内部に生息するため、全てを徹底的に駆除するのは難しいです。
そこで、キクイムシがいる可能性がある木材をそのまま取り換えてしまう方法が推奨されるケースも多くなっています。
キクイムシの駆除について知りたい方は、下記記事もご参照ください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
キクイムシはバルサンで駆除できる?効果ある殺虫剤や予防策も解説
2025.03.28 2025.03.28
キクイムシもふんも見たくない!2つの予防法
キクイムシの被害を防ぐには、以下2つの予防法が効果的です。
- 木材にニスや塗料を塗っておく
- 防虫加工済の家具を使う
できることから、予防策を講じていきましょう。
木材にニスや塗料を塗っておく
キクイムシは木材の内部に産卵し、その幼虫が食害します。そのため、産卵されないよう木材にニスや塗料を塗っておくと良いでしょう。
ニスや塗料を塗ると、木材のニオイなどを変えられるため、キクイムシが好むラワン材やナラ材などであっても塗布するだけで産卵されにくくなります。
防虫加工済の家具を使う
防虫加工済の木材を使った家具であれば、キクイムシの被害に遭いにくいです。防虫加工済でなくても、針葉樹であるスギやヒノキを使った家具であればキクイムシの被害には遭いません。
また、定期的に殺虫剤を散布しておくのも効果的です。
キクイムシのふんを見つけたら駆除・予防も実施しよう!
キクイムシのふんは、ほかの虫のふんと見間違えてしまう場合があるので注意が必要です。キクイムシで間違いないと分かったら、しっかり駆除したり木材を交換したりして被害を食い止めましょう。
キクイムシを徹底的に駆除するなら、プロの業者へ依頼するのもオススメです。セーフリーには、キクイムシの駆除を依頼できる業者が多数掲載されています。最低料金をパッと確認できたり口コミをチェックできたりするので、業者を比較検討しやすいのが特徴です。
まずはセーフリーで、自宅近くの業者を探して見積もりを取ってみましょう!
- キクイムシのふんなのか確認したい…
- キクイムシの被害を食い止めたい…
- キクイムシを徹底的に駆除したい!