ハクビシンの駆除は市役所に依頼できる?受けられるサポートや補助金について
2024.07.10 2024.09.03
今回は、ハクビシンの駆除を市役所に依頼できるか解説します。
ハクビシンが発生したために、市役所に駆除依頼したい方もいるでしょう。しかし、市役所の対応範囲は駆除ではなく、あくまでもサポートです。
本記事では「どのようなサポートが受けられるのか」「助成金は支給されるのか」などについて紹介。市役所に相談する注意点や、他の駆除方法についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ハクビシン駆除を市役所に依頼できないのはなぜ?【例外は?】
多くの市役所では、ハクビシンなどの害獣駆除に対応していません。市役所が民間の専門業者とは異なる行政機関であり、業務範囲に害獣駆除が含まれていないためです。
市役所は、公共の利益を守るための広範な業務を実施していますが、害獣駆除に必要な専門知識や技術をもっているわけではありません。そのため、駆除サービスを直接実施することはもちろん、委託するための予算確保も難しいのが実態でしょう。
ハクビシン駆除にあたって市役所がしてくれる4つのサポート
私有地におけるハクビシン被害について、市役所は直接的な駆除までは対応してくれませんが、いくつかのサポートを提供しています。
- 駆除の許可
- 駆除に関するアドバイス
- 駆除道具の貸し出し
- 害獣駆除業者の手配
ここでは、市役所が提供する4つのサポート内容について詳しく説明します。
駆除の許可
ハクビシンを駆除するには、市役所から駆除の許可を得る必要があります。
鳥獣保護管理法により、個人に無許可で害獣駆除することは禁止されています。
申請方法は自治体によって異なりますが、一般的には申請用紙に必要事項を記入し、提出する形となります。捕獲許可が出れば、合法的に罠を仕掛けるなどして駆除作業が可能です。
駆除に関するアドバイス
ハクビシン駆除に関する、具体的なアドバイスを提供してくれます。効果的な駆除手段や対策、駆除アイテムの使用方法をレクチャーしてくれるでしょう。
初めてハクビシンを駆除する方、どのように対処すればよいかわからない場合は、市役所に相談すれば指導を受けられるのです。
駆除道具の貸し出し
一部の市役所では、ハクビシン駆除に必要な罠や捕獲器を貸し出しています。個人で購入すると高額になるため、自力で駆除する方にとって市役所からの貸し出しは、大きなサポートと言えるでしょう。
ただし、捕獲器の使用には狩猟免許が必要なケースもあり、事前の確認が必要です。また、貸し出し期間は自治体によって異なりますが、一般的に2週間から1ヶ月程度と決まっていることも多いでしょう。
害獣駆除業者の手配
市役所は、直接的に駆除しない代わりに、害獣駆除業者を紹介してくれる場合があります。自分で駆除するのが不安な場合や、予防も同時にしてほしい場合はプロの業者に依頼しましょう。
ただし、市役所が紹介する業者だけに頼らず、自分でも複数業者のサービス内容や費用を比較検討し、最適な業者を選びましょう。
ハクビシン駆除の補助金はある?市役所で手続き可能?
一部の自治体では、ハクビシンなどの害獣駆除に対して補助金を支給しています。補助金は、駆除にかかる費用の一部を自治体が負担するもので、経済的な負担を軽減できます。
ただし、補助金の対象は自治体によって異なり、個人宅の被害には適用されない場合がほとんどでしょう。
市役所による補助金は、主に農地や広範囲にわたる被害に対して支給されます。
ハクビシン駆除を市役所に相談する際の注意点3つ
市役所は、ハクビシン駆除に関するさまざまなサポートを提供していますが、いくつか注意点もあります。
- 捕獲したハクビシンは自力で処分しなければいけない
- 即日で対応してもらえない
- 駆除業者が選べない
相談する前に、以下3つの注意点を把握しておきましょう。
捕獲したハクビシンは自力で処分しなければいけない
市役所で罠や捕獲器を借りてハクビシンを捕獲した場合、処分は自力でしなければいけません。捕獲したハクビシンは、野生動物としてさまざまなウイルスや寄生虫をもっている可能性があり、適切な処理が求められます。
しかし、自治体では捕獲した害獣の回収は対応していないため、自分で対応する必要があります。さらに、法律により狩猟免許をもたない個人が害獣を処分するのは禁じられているため、駆除業者に依頼するのが一般的です。
即日で対応してもらえない
市役所に害獣駆除を依頼する場合、即日対応は基本的に難しいです。罠や捕獲器を借りる手続きや、駆除業者の紹介は時間がかかり、申請してから数日かかるのを想定しておかなければいけません。
また、土日祝日は市役所の窓口が閉まっているため、相談や手続きは平日にする必要があります。害獣被害が発生すると一刻も早く対策したいところですが、市役所を通じた対応には時間がかかることを理解しておきましょう。
駆除業者が選べない
市役所が紹介してくれる駆除業者は、地域の契約業者に限られることが多く、自分では選べません。市役所の紹介だからといって、必ずしもその業者が最適であるとは限らず、場合によってはサービスの質や対応に不満を感じるかもしれません。
駆除業者を選ぶ際は市役所の紹介に頼るだけでなく、自分でも他の業者を調べ、サービス内容や費用を比較しましょう。相見積もりを取れば、より満足度の高い業者を見つけられます。
市役所に頼めないハクビシン駆除!すみやかに業者依頼を【3つのメリット】
市役所ではハクビシン駆除を直接しないため、迅速に駆除したい場合は専門の駆除業者に依頼すべきです。ここでは、業者に依頼することで得られる3つのメリットについて、詳しく説明します。
確実に駆除してくれる
専門の駆除業者は、豊富な経験と専門知識をもっています。ハクビシンの生態や行動パターンを熟知しているため、最適な方法で確実に駆除作業してくれるでしょう。
また、最新の駆除技術や機材を使用し、安全かつ効率的にハクビシンを捕獲します。自己流で駆除を試みるよりも、業者に依頼することで、再発を防ぐための徹底した対策が可能です。
フンや巣などの処理も任せられる
ハクビシンの駆除後は、フンや巣などの処理も必要です。これらの残骸は、悪臭や病原菌の原因となり、放置しておくと健康被害を引き起こすためです。
駆除業者は、捕獲だけでなくフンや巣の処理も含めて対応してくれます。専門的な清掃と消毒で、安心して生活できる環境を取り戻せるでしょう。また、自分でするには危険が伴う作業をプロに任せることで、安全性も確保されます。
害獣対策のアドバイスをくれる
駆除業者は、ハクビシンの再発防止のための詳しいアドバイスを提供してくれます。家の構造や周囲の環境に応じた具体的な予防策を提案し、今後の被害を未然に防ぐ手助けをしてくれるでしょう。
例えば、侵入経路の封鎖や庭の管理方法、餌となるものの適切な処理方法など、実践的なアドバイスを受けることで、ハクビシンの侵入防止につながるでしょう。
市役所に頼めないハクビシン駆除の業者選び【3つのポイント】
ハクビシンの駆除を市役所ではなく駆除業者に依頼するときは、3つのポイントを覚えておきましょう。業者選びで失敗しないために、ぜひチェックしてください。
実績・口コミを確認
まずは、業者の実績や口コミを確認するのが大切です。長年の経験があり、多くの駆除実績をもつ業者は、信頼性が高いです。
また、過去の依頼者からの口コミや評判をチェックすれば、業者の対応やサービスの質を把握できます。インターネットのレビューサイトやSNS、友人や知人の紹介などを活用し、信頼できる情報を集めましょう。
見積もりが明瞭か
見積もりの内容が明瞭であるかもチェックポイントです。見積もりが不明瞭な業者は、後から追加料金が発生する可能性があります。
駆除費用の内訳が詳細に記載されているか、サービス内容に含まれる項目が明確に示されているかをチェックしましょう。透明性の高い見積もりを提供する業者は、安心して依頼できるでしょう。
複数業者に見積もりしてもらう
複数業者から見積もりを取るのをおすすめします。複数の見積もりを比較することで、適正な料金やサービス内容を把握できます。
業者によって価格や提供されるサービスに差があるため、複数の見積もりをもとに最適な業者を選んでください。相見積もりを取れば、最もコストパフォーマンスの高い業者を見つけられます。
市役所対応NG!ハクビシン駆除はプロに相談を!
今回は、ハクビシンの駆除を市役所に依頼できるか解説しました。補助金の有無や相談するときの注意点などについても、お分かりいただけたかと思います。
仮に自力で駆除しようとして、市役所で道具を借りてもハクビシンを見つけるところから始めなければいけません。さらに、捕獲したハクビシンを処分するのは法律違反なので、結局免許を取得した業者に任せる必要があります。
そのため、ハクビシンの捜索から駆除、処分まで全て任せられる、駆除業者に依頼するのが一番早くて確実です。
セーフリーでは、地域や条件を指定しながら駆除業者を探せるので、大変便利です。もちろん無料で使えますので、ぜひお試しください。気になる業者を見つけたら、無料見積もりに進んでみましょう!
ハクビシンの駆除は市役所に依頼できる?受けられるサポートや補助金についてのよくある質問
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Q. ハクビシンの駆除を市役所に相談するのは無料?
相談は無料です。市役所が手配した駆除業者に依頼すると、料金が発生します。
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Q. どこの市役所もサポート体制は同じ?
市役所によってサポート体制は異なります。住まいの自治体に確認しましょう。
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Q. ハクビシン駆除は自力でも可能?
ハクビシンは鳥獣保護管理法で守られているため、許可を得なければ駆除できません。許可を得ても身体能力の高いハクビシンを、自力で駆除するのは困難でしょう。