2024.05.31 2024.11.29
高い防犯性とデザイン性を兼ねそろえたディンプルキーは、多くの住宅や賃貸物件で採用されている鍵です。紛失や破損などにより合鍵が必要になったとき、どこで作ればいいのか、費用はいくらかかるのか、そもそも作れるのかなど、疑問が浮かぶ方は多いはずです。
そこで記事では、ディンプルキーの合鍵に関する疑問を徹底的に解説します。安心して合鍵を作れるように、必要な情報をわかりやすくまとめました。ディンプルキーの合鍵作成を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
ディンプルキーの合鍵は作成できる
ディンプルキーは、その複雑な構造から合鍵の作成が難しいと思われがちですが、基本的には作成可能です。鍵の種類によって作成方法が異なり、メーカー純正キー(非登録制)であれば、専門の機械を持つ鍵屋さんに依頼すれば作成できます。
登録制ディンプルキーの場合はメーカー問い合わせが必要
登録制ディンプルキーは、セキュリティ性を高めるため、メーカーに登録された情報に基づいて合鍵を作成します。そのため、合鍵の作成にはメーカーへの問い合わせが必要です。メーカーの窓口やホームページから、必要な情報(鍵番号、セキュリティカード情報、身分証明書など)を提出し、手続きを進めることになります。
そもそもディンプルキーとは?防犯性や構造について
ディンプルキーとは、鍵の表面に複数の丸いくぼみ(ディンプル)がある鍵のことです。このディンプルの深さや位置の組み合わせによって、非常に多くの鍵パターンを作り出すことができ、ピッキングなどの不正開錠に対する高い防犯性を実現しています。
ディンプルキーの構造は、内部に複数のピンが配置されており、鍵を差し込むとディンプルの位置と深さに合わせてピンが上下に動きます。正しい鍵が差し込まれた場合のみ、すべてのピンが正しい位置に揃い、鍵が回転して開錠できる仕組みです。
また、ディンプルキーは従来のギザギザした鍵(ピンシリンダーキー)に比べて、ピッキングが困難な構造になっています。ピンの数が多いうえに配置も複雑なため、ピッキングに時間がかかり、成功率も低くなります。
こちらの記事では、ディンプルキーの仕組みについてさらに詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
ディンプルキーの仕組みとメリットを徹底解説!交換方法と費用も紹介
2024.02.29 2024.11.29
ディンプルキーの合鍵作成できる場所
ディンプルキーの合鍵は、主に以下の場所で作成できます。
- 鍵専門店
- メーカーやその代理店
鍵専門店は、ディンプルキーの合鍵作成に特化した技術と設備をもっているため、安心して依頼できます。メーカー純正キーの作成にも対応している場合が多いです。
また、メーカーやその代理店は純正キーの品質を保証しており、セキュリティ面でも安心です。ただし、メーカーによっては対応していない場合や、時間がかかる場合があります。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、状況やニーズに合わせて、適切な場所を選びましょう。例えば、お急ぎの場合は鍵専門店、セキュリティ面を重視する場合はメーカーやその代理店に依頼するのがおすすめです。
ホームセンターでは対応していないケースが多い
ホームセンターでは、一般的な鍵の合鍵作成は行っているものの、ディンプルキーのような特殊な鍵に対応していないケースが多いです。これは、ディンプルキーの合鍵作成には専用の機械や技術が必要であり、すべてのホームセンターがそれらを備えているわけではないためです。
ただし、一部のホームセンターでは、専門のテナントが入っていたり、一部の店舗で対応していたりする場合があります。事前に電話やウェブサイトでの確認をおすすめします。
【依頼先別】ディンプルキーの合鍵を作成するまでの流れ
ディンプルキーの合鍵を作成するには、主に以下3つの方法があります。
- メーカーに依頼する
- ネットショップに依頼する
- 鍵屋に依頼する
それぞれの依頼先によって、手続きや必要なものが異なります。自分に合った最適な方法を選びましょう。
メーカー
メーカーに依頼する場合の流れは、以下の通りです。
- メーカーの窓口またはホームページで、ディンプルキーの種類や必要な情報(鍵番号、セキュリティカード情報、身分証明書など)を確認する
- メーカーの指示に従い、必要書類(身分証明書のコピー、注文書など)を準備する
- 鍵と必要書類をメーカーに郵送する
- メーカーが合鍵を作成し、指定の住所に郵送または店舗で受け取る
メーカーによっては、セキュリティカードが必要な場合があります。紛失している場合は、再発行の手続きが必要になることがあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
ネットショップ
ネットショップを利用する際の流れは、以下の通りです。
- ディンプルキーの合鍵作成に対応しているネットショップを探す
- ネットショップのフォームに、鍵の種類や情報(鍵番号、メーカー名など)を入力する
- 合鍵の作成を依頼し、オンラインで支払いを済ませる
- 鍵をネットショップに郵送する
- ネットショップが合鍵を作成し、指定の住所に郵送する
個人情報や鍵の情報の取り扱いには注意が必要です。依頼する際は、信頼できるネットショップを選びましょう。
鍵屋
鍵屋に依頼する場合の流れは、以下の通りです。
- ディンプルキーの合鍵作成に対応している鍵屋を探す
- 鍵を鍵屋に持ち込む
- 鍵の種類や情報(鍵番号、メーカー名など)を鍵屋に伝える
- 鍵屋が合鍵を作成し、その場で受け取る
鍵屋の技術力によって、合鍵の精度や仕上がりが異なります。実績や評判を参考に、信頼できる鍵屋を選びましょう。
ディンプルキーの合鍵作成について、こちらの記事も参考にしてみてください!
さらに詳しく知りたい方はこちら
合鍵作成の疑問を完全解決!依頼できる場所・料金相場・注意点等
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ディンプルキーの合鍵作成にかかる費用と納期
ディンプルキーの合鍵作成にかかる費用と納期は、依頼先によって異なります。具体的な目安は、以下の通りです。
依頼先 | 費用 | 納期 |
メーカー | 3,000円~8,000円程度 | 2週間~1ヶ月程度 |
ネットショップ | 1,500円~5,000円程度 | 1週間~1ヶ月程度 |
鍵屋 | 2,000円~6,000円程度 | 当日~数日 |
スピードを重視するなら鍵屋、安さを重視するならネットショップへの依頼がおすすめです。また、実際の費用や納期は状況によって異なりやすいので、複数の業者に見積もりを取り、比較検討しましょう。
ディンプルキーの合鍵作成で失敗しないための注意点
ディンプルキーの合鍵作成は、通常の鍵と比べて注意点が多いです。注意すべきポイントは、主に以下の3つです。
- 賃貸物件の場合は大家さんの許可が必要
- 合鍵作成には原本鍵(マスターキー)が必要
- 合鍵作成には鍵番号や認証IDなどが必要
これらのポイントに注意して、スムーズに合鍵を作成しましょう。
賃貸物件の場合は大家さんの許可が必要
賃貸物件の場合、合鍵の作成には大家さんや管理会社の許可が必要です。そもそも、鍵は物件の所有者である大家さんや管理会社に帰属します。そのため、入居者が勝手に合鍵を作成するのはNGです。
合鍵を作成する前に、必ず大家さんや管理会社に相談し、許可を得る必要があります。許可を得ずに合鍵を作成してしまうと、最悪の場合、契約解除や損害賠償請求に発展するケースもあるのです。
大家さんや管理会社に相談する際は、合鍵を作成する理由や、作成後の鍵の管理方法などを具体的に説明しましょう。合鍵が必要な理由が正当であれば、許可が下りる可能性は高くなります。
合鍵作成には原本鍵(マスターキー)が必要
合鍵を作成する際には、基本的に原本鍵(マスターキー)が必要です。これは、ディンプルキーの複雑な構造を正確に複製するためです。
仮に合鍵から合鍵を作製すると、わずかな誤差が積み重なり、複製された合鍵が正常に動作しない可能性が高まります。その結果、鍵穴のピンと合致せず、鍵が開かなくなることがあるのです。
また、鍵の種類によっては鍵番号だけでは正確な複製が難しく、原本鍵を元に作成する必要があります。原本鍵を紛失してしまった場合は、鍵業者に相談して、鍵交換の検討も必要になるでしょう。
合鍵作成には鍵番号や認証IDなどが必要
ディンプルキーの合鍵作成には、以下のものが必要になります。
- 鍵番号:鍵の種類やメーカーを特定するための番号
- 認証ID:セキュリティ強化のために設けているID
- セキュリティカード:鍵番号や認証IDなどの情報が記載されているカード
- 身分証明書:運転免許証やパスポートなど公的な証明書
特に、メーカー純正キーの場合はセキュリティカードや、身分証明書の提示が必須となります。合鍵作成を依頼する前に、必要なものを確認して準備しておくと、スムーズに手続を進められます。
ディンプルキーの合鍵作成はこんなときも大丈夫?
ディンプルキーの合鍵作成は、鍵を紛失したりセキュリティカードをなくしたりした場合でも、諦める必要はありません。状況によって対応は異なりますが、鍵業者やメーカーに相談すれば解決できる可能性があります。
ここでは、よくある事例とその対処法について紹介します。自身の状況に合わせて、参考にしてみてください。
ディンプルキーをすべて紛失した場合
ディンプルキーをすべて紛失した場合でも、合鍵作成は可能です。ただし、この場合、合鍵作成を依頼するのは鍵業者になります。
鍵業者は鍵穴から鍵の種類を特定し、新しい鍵を作成する技術をもっています。ディンプルキーをすべて紛失した場合でも、鍵業者に依頼すれば合鍵の作成が可能です。
注意点としては、鍵穴から作成するため、通常の合鍵作成よりも高額になる傾向があるところです。また、鍵の種類や状況によっては作成に時間がかかる場合もあります。事前に複数の鍵業者に見積もりを依頼し、比較検討するのが重要です。
セキュリティカードを紛失した場合
セキュリティカードには、合鍵作成の際に必要な情報(鍵番号や認証IDなど)が記載されています。所有者の本人確認のための重要な役割も担っているため、セキュリティカード無しで合鍵は作成できないケースがほとんどです。
まずは、鍵のメーカーに問い合わせ、セキュリティカードの再発行が可能かどうかを確認します。再発行可能な場合は必要書類や手数料を確認し、手続きを進めます。もし、セキュリティカードの再発行ができない場合や緊急を要する場合は、鍵業者に相談しましょう。鍵業者によっては、鍵穴から新しい鍵を作成してくれます。
特許権のついたディンプルキーの場合
特許権のついたディンプルキーは、その構造や技術が保護されています。メーカーの許可なく合鍵を作成することは、法律で禁じられています。これは、特許権をもつメーカーが、自社の製品の品質やセキュリティを維持するためです。
特許権のあるディンプルキーの合鍵を作成したい場合は、以下の手順を踏む必要があります。
- メーカーに問い合わせる
- 必要書類を準備する
- メーカーに申し込む
- 合鍵を受け取る
特許権のあるディンプルキーの合鍵作成は、メーカーに直接依頼する以外に方法はありません。鍵業者やネットショップでは対応できないため、注意が必要です。
ICチップ入りのディンプルキーの場合
ICチップ入りのディンプルキーは、鍵の中にICチップが埋め込まれており、高度なセキュリティ機能を備えています。このタイプの合鍵を作成する際には専用の機器が必要になるため、鍵業者やメーカーに依頼しなければいけません。
また、ICチップの情報を読み取る必要があるため、原本鍵が必要になります。原本鍵を紛失している場合は、鍵業者に相談しましょう。
鍵交換に関するご相談は『鍵のトラブル・セーフリー』へ
ディンプルキーの合鍵作成は、メーカーやネットショップでも可能ですが、鍵屋に依頼するのが最もおすすめです。鍵屋は豊富な知識と経験、そして専門の機器を備えているため、さまざまな種類のディンプルキーに対応できます。メーカー純正キーの作成や、鍵穴からの作成など、幅広いニーズに対応できる点も魅力です。
信頼できる鍵屋をお探しの方には、優良業者を多数紹介している『鍵のトラブル・セーフリー』がおすすめです。安心して任せられる業者を簡単にピックアップできるので、ぜひチェックしてみてください。
ディンプルキーの合鍵は作れる?作成方法や費用、注意点まで徹底解説のよくある質問
-
Q. ディンプルキーの合鍵は作成できますか?
A.メーカーや対応している鍵屋で作成可能です。
ただし、以下の場合は注意が必要です。
・メーカーが鍵番号を管理している場合
・特許権がついている場合
・登録制の場合
上記に該当する場合は、鍵に記載されているメーカー名や鍵番号を確認し、メーカーの公式サイトやカスタマーサポートに問い合わせてください。 -
Q. ディンプルキーの合鍵はどこで作成できますか?
A.ディンプルキーの合鍵は、以下の場所で作成できます。
・鍵専門店
・メーカーやその代理店
特に、急いでいる場合は町の鍵屋や出張専門の鍵屋などに依頼するのがおすすめです。その場で作成してもらえる場合があります。
また、専門の知識と技術をもつ鍵職人が在籍しているため、安心して依頼できます。 -
Q. ホームセンターでは作成できませんか?
A.ホームセンターでは、一般的な鍵の合鍵作成はできるものの、構造が複雑なディンプルキーには対応していないケースがほとんどです。
また、ホームセンターの店員は鍵の専門家ではないため、ディンプルキーの合鍵作成に必要な知識や技術が不足している場合があります。そのため、仕上がりが悪かく、鍵が正常に動作しない可能性もあります。 -
Q. ディンプルキーの合鍵作成で失敗しないための注意点はありますか?
A.注意すべきポイントは、主に以下の3つです。
・賃貸物件の場合は大家さんの許可が必要
・合鍵作成には原本鍵(マスターキー)が必要
・合鍵作成には鍵番号や認証IDなどが必要
これらの注意点に気を付けることで、スムーズにディンプルキーの合鍵を作成できます。 -
Q. ディンプルキーをすべて紛失した場合でも合鍵は作成できますか?
A.ディンプルキーをすべて紛失した場合でも、鍵穴から鍵を作成できる場合や、メーカーに依頼して作成できる場合があります。
ただし、賃貸物件の場合は大家さんや管理会社の許可が必要となり、鍵交換が必要になることもあります。鍵の種類によっては対応できない場合もあるので、鍵業者に相談し、状況に合わせて適切な対応をしましょう。
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