羽毛布団をクリーニングに出そう!丸洗いサービスで心地良い日常を
2024.09.19 2024.09.19
本記事では、羽毛布団のクリーニングサービスについて詳しく解説します。
毎日使う寝具は適切に扱いたいもの。特に、高価な羽毛布団は、長く大事に使いたいですよね。
- 羽毛布団はこまめにクリーニングした方がいいの?
- 自宅の洗濯機でも洗える?
- 一般のクリーニング屋さんでも平気?
上記のような疑問に向けて、具体的な流れや料金・業者の選び方をご紹介します。自宅でできるメンテナンス方法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
目次
羽毛布団をクリーニングに出した方が良いのはなぜ?
最初に、羽毛布団をクリーニングに出した方が良い理由を解説します。
- 日々の皮脂や汚れがたまりがち
- ダニが繁殖しやすい
- 羽毛は家庭では汚れを落としにくい
- 水洗い不可の布団も扱える
上記4点を、順番に見ていきましょう。
日々の皮脂や汚れがたまりがち
寝具として毎日使用する羽毛布団には、寝ている間に出る汗や皮脂が繊維に染み込み、内部に蓄積されていきます。
これらの汚れが長期間放置されると、羽毛布団の保温性や通気性が低下し、羽毛の劣化を早める原因になります。布団カバーだけ洗っても、内部の汚れは徐々に増えていく一方。定期的にクリーニングに出せば、羽毛布団の劣化を防げます。
ダニが繁殖しやすい
羽毛布団の内部は、温かく湿気を含みやすいため、ダニの繁殖に適した環境になりがち。ダニはアレルギーの原因となり、健康に悪影響を及ぼすので要注意ですが、日常の陰干しや布団クリーナーだけでは、ダニの完全な除去は難しいのが現状です。
その点、専門のクリーニングでは、しっかり洗浄して高温で乾燥させるので、ダニを死滅させるだけでなく、ふんや死骸などのアレルゲンまでしっかり除去してくれます。
羽毛は家庭では汚れを落としにくい
羽毛布団の内部はデリケートです。家庭の洗濯機やコインランドリーなどで洗うと、羽毛が偏ったり、固まったりしてしまうケースも。
羽毛自体が水分を含むと乾きにくいので、時間をかけずに乾燥させないとカビの原因にもなりかねません。
専門のクリーニングでは、羽毛に適した洗浄・乾燥の技術が整っているため、布団の中までしっかりと汚れを落とし、羽毛を一気に乾かしてふわふわの状態に戻せます。
水洗い不可の布団も扱える
一部の羽毛布団は、水洗い不可の表示が明記されています。水洗いが生地や羽毛にダメージを与える恐れがあるからですが、布団クリーニング業者は、素材や羽毛に負担がかからない適切な洗浄方法で洗浄してくれます。
しかも、羽毛布団の素材にあわせた専用の洗剤を使用してくれるので、安心して預けられますね。
羽毛布団のクリーニングサービスの特徴【頻度・期間・料金】
羽毛布団のクリーニングサービスについて、特徴を解説します。
- クリーニングに出す頻度
- クリーニングにかかる期間
- クリーニングにかかる料金
- クリーニングとリフォームの違いは?
それぞれ、参考にしてください。
クリーニングに出す頻度
清潔に保つ必要がある羽毛布団ですが、実は洗いすぎるのも布団にとって良くありません。クリーニングは臭いや汚れが気になった段階、または、3〜5年に1回くらいがちょうどいい目安です。
少ない印象があるかもしれませんが、その分、体に直接触れる布団カバーは、2週間程度を目途に洗いましょう。
体や汗に直接触れるカバー類をこまめに洗い、羽毛布団本体のお手入れ回数はできるだけ抑えるのが、羽毛布団を清潔に長持ちさせるための秘訣です。
クリーニングにかかる期間
羽毛布団をクリーニングに出した場合、クリーニング業者に預ける期間の目安は以下の通りです。
- 持ち込み→10日前後
- 宅配サービスあり→2~3週間程度かかる場合も
一般的なクリーニングより所要時間がかかるので、季節の変わり目のタイミングなどに依頼すると良いでしょう。
クリーニングにかかる費用
布団クリーニングにかかる費用相場は、以下の通りです。
シングルサイズ | 3,500円~7,000円前後 |
ダブルサイズ | 7,000円~9,000円前後 |
リピート割引などの適用や、その他布団とのパックプランの有無など、料金設定は業者によって異なります。
あまりにも安価な価格のお店は、羽毛布団専用のクリーニング実績が少ない可能性もあるので、実績の有無事前に確認すると安心ですよ。
クリーニングとリフォームの違いは?
羽毛布団には、クリーニングだけでなくリフォームという選択肢があります。
クリーニングは、主に布団の清潔感を保つ工程がメイン。ふとんの素材に最適な洗剤を中まで浸透させ、丁寧に洗い乾かすので、購入時のようなふわふわ感が蘇ります。
一方で、リフォームは中の羽毛が傷んでいる、布団のかさが減っている場合に効果的。丁寧に中の羽毛を取り出し、羽毛ごと洗います。羽毛を洗うと、かさがさらに減ってしまうので、新しい羽毛を補充するか、薄手の羽毛布団に仕立て直すか、などのリフォームが主流です。
羽毛布団クリーニングサービスの流れ
それでは、具体的なクリーニングサービスの流れをチェックしていきましょう。
- 前処理:素材のチェック
- 洗濯:素材にあわせた洗剤で洗濯
- 乾燥:仕上げ:素材にあわせた温度で乾燥
- 検品:洗い上がりをチェック
流れに沿って、解説します。
前処理:素材のチェック
羽毛布団にとって最適な洗剤を選ぶために、素材をチェックします。繊細な生地や羽毛にダメージを与えないための重要な工程です。
中わたがかたよらないようにロール状にして、洗濯の段階へ進みます。
洗濯:素材にあわせた洗剤で洗濯
素材ごとに洗剤や仕上げ剤を調合し、洗濯槽の中でふとんを動かさないようにやさしく洗います。専門店なら、綿、合繊、羊毛はもちろん、禁止事項の多い羽毛ふとんも対応できるでしょう。
汗やアカ、フケは水溶性なので、丸ごと水洗いが一番効果的。布団によって、時間・温度・回転数を変えて丁寧に水洗いします。
天日干しやドライクリーニングでは落ちない中わたの汚れまで、専門的な技術でキレイに洗い上げます。
乾燥:仕上げ:素材にあわせた温度で乾燥
洗濯後は、熱風で乾かします。高温で一気に乾かせば、布団を傷めずに高温殺菌効果が見込めます。この時点でダニなども一斉に死滅できるわけです。
平面上で一気に乾かした後は、回転式乾燥機でふっくら復元乾燥します。
検品:洗い上がりをチェック
ふとんの状態を1枚ずつ検品して、梱包します。
羽毛布団クリーニング以外にできる自宅メンテナンス
羽毛布団のクリーニングは数年に1度で問題ありませんが、日々自宅でできるケアを怠らないのが重要です。具体的なメンテナンス方法をお伝えします。
- 布団カバーはこまめに洗う
- 折りたたんで優しく押す
- しまう前には陰干しする
- ふんわりと保管する
順番に解説していきます。
布団カバーはこまめに洗う
羽毛布団の布団カバーは、こまめに洗いましょう。
羽毛布団自体は頻繁に洗えませんが、肌に直接触れる布団カバーを清潔に保てば、布団内部への汚れや皮脂の浸透を防げます。寝具に繁殖しやすいダニなども増えにくく、アレルゲンの防止につながるでしょう。
特に、寝汗をかきやすい体質の方や風邪を引きやすい乾燥した季節には、1~2週間ごとに洗濯するのがおすすめ。布団カバーを外すタイミングで、布団の換気対策にもなりますよ。
折りたたんで優しく押す
布団カバーを洗濯するタイミングなどで、羽毛布団自体を小さめにたたんで、上から何度か優しく押しましょう。この作業がポンプの役割を持ち、布団内の湿った空気を入れ替えます。
中の羽毛に湿気を溜め込まないように気を付ければ、羽毛布団の劣化防止に直結します。しかし、無理に圧縮したり、強く押しつぶすと羽毛が傷つき、布団のふんわり感や保温性が失われるので、注意してください。
しまう前には陰干しする
春夏に羽毛布団を長期間しまう前には、必ず陰干しして湿気をしっかり取り除きましょう。
湿気が残ったままでは、カビや臭いの原因になります。直射日光に当てると、生地や羽毛が傷む恐れがあるため、風通しの良い日陰で半日程度干すのがベストです。
3年~5年に一度は、しまう前にクリーニングに出すと良いですね。
ふんわりと保管する
羽毛布団を保管する際は、ふんわりとした状態を保つ点も重要ポイント。
通気性のある不織布の収納袋で、布団を軽く折り畳む程度にして保管してください。上には他の重い物を載せないようにしつつ、たまに換気するのを心がけましょう。
ふんわりと保管すれば、羽毛布団の保温性とボリュームを維持できます。
圧縮袋は厳禁!一度圧縮してしまうと、羽毛布団のふわふわ感が損なわれます。
羽毛布団を保管する際の押し入れも清潔に保ちたいですよね。以下の記事で押し入れの掃除方法を解説しているので、あわせて参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
【押入れ掃除】ホコリやカビ・ダニの撃退方法!かび臭さの取り方も解説
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羽毛布団のクリーニング業者を選ぶポイント
最後に、羽毛布団のクリーニング業者を選ぶポイントをお伝えします。
- 羽毛布団クリーニングに特化した専門業者を選ぶ
- 事前見積もりを丁寧に実施してくれる
- アフターサービスが充実している業者もおすすめ
上記3点を、参考にしてください。
羽毛布団クリーニングに特化した専門業者を選ぶ
羽毛布団のクリーニングは、専門知識と技術が必要です。一般的なクリーニング店でも受け付けている店舗がありますが、羽毛の特性を考慮した適切な洗浄や乾燥が難しい場合があります。
羽毛布団クリーニングに特化した専門業者は、羽毛を傷めずにしっかり洗浄し、ふんわりと仕上げるノウハウを持っています。数年に1度だけのクリーニングとは言え、羽毛の状態に合わせたクリーニング方法を選択したほうが、布団の寿命を延ばせるでしょう。
事前見積もりを丁寧に実施してくれる
クリーニング前には、必ず事前見積もりを依頼しましょう。
羽毛布団の状態に沿った事前見積もりをチェックすれば、料金やサービス内容が明確になり、想定外の追加料金などのトラブルを防げます。
羽毛布団の汚れ具合や素材によって最適なクリーニング方法が異なるため、複数業者の見積もりを比較検討すると良いでしょう。見積もり作成時の対応で、店舗のサービスクオリティも把握できるので、一石二鳥と言えます。
アフターサービスが充実している業者もおすすめ
羽毛布団は、寝具の中でも特に繊細なアイテム。万が一クリーニング時にトラブルが発生したとしても、アフターサービスが充実している業者なら安心です。
トラブルに対する補償だけでなく、羽毛布団を使わない季節の保管サービスや羽毛の状態へのアドバイスなどを提供している店舗は、顧客満足度も高いはず。口コミの内容からも判断できますよ。
羽毛布団のクリーニングサービスを活用しよう!
羽毛布団クリーニングサービスの詳細や、日々のメンテナンス方法などをご紹介しました。
冬場は重宝するかたわら、夏場はしまい込みがちな羽毛布団は、その折々で適切な扱いが必須。高価な羽毛布団だからこそ、丁寧なクリーニングサービスを定期的に依頼するのがおすすめです。
セーフリーは、多数のクリーニング業者を比較検討できるサービス。口コミも確認できるので、近所で評価の高い業者を選んで、相見積もりを取ってみましょう。
羽毛布団をクリーニングに出そう!丸洗いサービスで心地良い日常をのよくある質問
-
Q. 羽毛布団はどのくらいの頻度でクリーニングに出せばいいですか?
A.羽毛布団は、一般的に3~5年に一度の頻度でクリーニングに出すのが理想的です。
少ない印象があるかもしれませんが、頻繁にクリーニングしすぎると羽毛が傷む恐れがあるため、必要以上に出すのは避けましょう。 -
Q. 羽毛布団を長期保管する時のポイントを教えてください。
A.羽毛布団を長期保管する際のポイントは以下の通りです。
・十分に乾燥させる
・通気性の良い袋を使用する
・風通しの良い場所で保管
・重い物を載せない
長期保管前に、布団クリーニングに出すのもおすすめです。 -
Q. 羽毛布団のクリーニングサービスが得意な業者を探したいのですが。
A.比較情報サイトの「セーフリー」は、全国のハウスクリーニング業者を多数掲載しています。羽毛布団のクリーニングが得意な業者も、絞り込み検索で簡単に探せますので、ぜひ活用してください。
ハウスクリーニング全般やその他屋内清掃(水まわり・窓/フローリングを除く)の
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