公営住宅(市営/県営/都営など)のハウスクリーニングはどうする?【修繕費目安も解説】 - セーフリー

公営住宅(市営/県営/都営など)のハウスクリーニングはどうする?【修繕費目安も解説】

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公営住宅(市営/県営/都営など)のハウスクリーニングはどうする?【修繕費目安も解説】

2024.11.07 2025.08.23

この記事では、公営住宅(市営/町営・県営/都営など)のハウスクリーニングについて徹底解説します。

「公営住宅のハウスクリーニング費用は誰が負担する?」
「ハウスクリーニングを依頼したい際は、まず誰に連絡すればいい?」
「特に汚れた一部だけクリーニングを依頼することは可能?」

といった疑問をお持ちの方も必見です。
汚れが落ちないと問題にならないか不安に思う方も多いでしょう。

そこで、公営住宅のルールから、記事後半では安く抑えるコツまで丁寧に解説します。公営住宅でハウスクリーニング利用を検討されている方は、ぜひ、最後までご覧ください。

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  • お支払い方法

    現金支払い, 銀行振込

作業内容 作業時間 料金
天井埋め込みカセット型エアコン 2時間~ 29,700円
天井埋め込みカセット型 2ファンタイプエアコン 2時間~ 29,700円
天井吊り下げ型エアコン 2時間~ 29,700円
業務用壁掛け型エアコン 2時間~ 29,700円
床置き型エアコン 2時間~ 29,700円
ビルトイン型エアコン 2時間~ 29,700円
室外機 2時間~ 5,500円
作業内容 作業時間 料金
壁掛けエアコン 30分~1時間 14,300円
お掃除機能付き壁掛けエアコン 1時間~1時間30分 20,900円
天井埋込 30分~1時間 25,300円
作業内容 作業時間 料金
室外機清掃 2時間〜 3,300円
排水管高圧洗浄 - 要見積り
ダクト清掃 - 要見積り
作業内容 作業時間 料金
1室 床面積2㎡未満(基本料金) 30分~1時間 10,406円〜
汚れ防止コート(オプション) - 3,872円
トイレロータンク内除菌クリーニング(オプション) - 3,872円
作業内容 作業時間 料金
1か所 間口3m未満(基本料金) - 20,570円〜
レンジフードまたはフード付き換気扇1台(幅95cm未満) 30分~1時間 21,780円
食器棚・冷蔵庫表面クリーニング(オプション) 30分~1時間 2,541円
魚焼きグリルクリーニング(オプション) - 2,541円
小型家電製品表面クリーニング(オプション) - 2,541円
作業内容 作業時間 料金
1室 床面積4㎡・高さ2.4m未満(基本料金) 30分~1時間 21,780円
浴槽エプロン内部クリーニング(基本料金) 30分~1時間 12,100円
浴室暖房乾燥機(換気扇)内部クリーニング(基本料金) 30分~1時間 12,100円
カビ防止コート:床面積4㎡未満・高さ2.4m未満(オプション) - 5,082円
浴槽追いだき配管内除菌クリーニング:浴槽容量300L以下(オプション) - 5,082円
浴槽エプロン内部クリーニング:浴室とセット(オプション) - 5,082円
浴室乾燥機 内部クリーニング:ファン取外し不可(オプション) - 6,413円
浴室乾燥機 内部クリーニング:ファン取外し可能(オプション) - 10,164円
作業内容 作業時間 料金
1R(基本料金) 2時間~ 15,235円〜
洗浄&ワックス(10㎡以内) - 15,235円
剥離&洗浄&ワックス(10㎡以内) - 21,780円
作業内容 作業時間 料金
レール清掃、窓・サッシなどの洗浄~乾拭 2時間〜 14,520円
作業内容 作業時間 料金
レール清掃、窓・サッシなどの洗浄~乾拭 2時間〜 14,520円
作業内容 料金
洗面所:1室 床面積4㎡未満 10,406円
洗面所:床面積1㎡追加ごとに 2,541円

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        公営住宅のハウスクリーニング費用は誰が払う?【賃貸のルール】

        公営住宅のハウスクリーニング費用に関するルール

        公営住宅のハウスクリーニング費用は、各自治体によってルールが異なるため、一概にはいえません。しかし、多くの自治体では、次のようなルールが基準となっています。

        損耗の種類 具体例 費用負担
        通常消耗 家電製品の背面の黒ずみ
        エアコン設置跡
        家具設置の凹みやキズ
        入居者
        経年劣化
        (自然消耗)
        日差しによるクロスの日焼けや変色
        畳の日焼け
        自治体/入居者
        特別消耗 子どもの落書き
        結露放置によるカビ
        タバコのヤニ汚れ
        故意や過失による汚れ
        入居者

        具体的に解説します。

        経年劣化による汚れは自治体負担

        経年劣化とは、時間経過によって品質の低下や汚れが発生することです。建物は年数が経てば経つほど少しずつ劣化して、不具合が生じるといった現象を指します。

        例えば、ネジが錆びて引き戸が動かなくなったり、音が出たりすることや、畳や壁の日焼けなどです。こういったものに対しては入居者に責任はありません。

        また、自然災害による汚れや破損も自治体負担になっています。

        通常消耗は借主負担が通常

        通常消耗とは、どんなに気をつけても、生活するうえで生じる小さなキズや凹み、汚れのことです。

        具体的には、画びょうの穴、家具設置による床の凹みや設置跡、冷蔵庫など家電製品の電気焼けは通常消耗です。

        公営住宅での通常消耗で必ず含まれているものは「畳」「襖」「障子」。「クロス」「ガラスのはめ替え」など含まれるケースもあります。短期間の入居であっても、表替えや張り替え費用を負担しないといけません。

        それ以外の通常消耗に対する責任や修復は自治体によって異なります。

        退去時の原状回復は借主負担

        退去時は、借主側に原状回復する義務が生じます。

        原状回復の範囲は、自治体ごとに細かなガイドラインが設けられており、「通常消耗」や「特別消耗」を含むケースがほとんどです。

        特別消耗とは、借主が故意や過失(清掃不備も含む)によってつけた傷や凹み、汚れのことです。

        • タバコのヤニ汚れ
        • 子どもの落書き
        • カビ放置による建物の傷みなど

        原状回復の範囲は、「入居のしおり」にも掲載されているので、不明な点は自治体へ問い合わせましょう。

        国土交通省の「原状回復をめぐるガイドライン」は適用しないケースが多い

        公営住宅を退去する際の原状回復の範囲は、自治体によって異なります。民間の賃貸に比べると、借り主の負担がどうしても大きくなりがちです。

        公営住宅 民間賃貸住宅
        通常消耗 必要 不要
        自然消耗 不要/必要 不要
        特別消耗 必要 必要

        公営住宅の場合、経年劣化など関係なく、クロスの全面張り替えを要求されるケースもあります。

        このような大きな修繕やハウスクリーニングの費用について、国土交通省の「原状回復をめぐるガイドライン」が論点になります。このガイドラインには、賃貸物件の原状回復の範囲について定められています。「原状回復とは、賃借人が借りた当時の状態に戻すことではない」とし、「自然消耗や通常消耗は貸主、特別消耗部分を借主が負担する」と定義しています。

        しかし、ガイドラインに該当するのは、あくまでも修繕や清掃費用を家賃に含めている民間の賃貸であり、公的で低廉な賃料(修繕費や清掃費用を家賃に含めていない)公営住宅は適用しないとした考えが主流になっています。

        しかしながら、高すぎる修繕やハウスクリーニング費用を請求された場合は、適正かどうか自治体へ問い合わせましょう。

        さらに詳しく知りたい方はこちら

        公営住宅のハウスクリーニングにかかる費用

        公営住宅のハウスクリーニング費用

        公営住宅におけるハウスクリーニング費用について解説します。公営住宅でハウスクリーニング費用が最も必要になるのが、「退去時」でしょう。

        退去時のハウスクリーニング業者は自治体が指定している場合もあるので、事前に確認してください。自分で依頼できる場合は、複数社で見積もりを取って比較しましょう。

        退去時にかかる費用の目安

        公営住宅の退去時にかかる修繕費の相場は約20〜30万円です。修繕箇所や居住年数など状態によって異なるため、もっとかかるケースもあります。

        修繕費用に含まれる内訳は次のとおりで、領収書の提出も必要です。

        • 畳の表替え(JAS規格2等のもの):1畳につき、5,000円〜20,000円程度
        • 襖の張替え:片面1枚につき4,000円〜6,000円程度
        • 障子の張替え:1枚につき約3,500円〜

        自治体によって、網戸の張替え、壁の塗装やクロスの張り替えが修繕費用に含まれます。

        上記以外では、次のような撤去や修繕費もかかります。

        • 入居者責任の破損や汚れ
        • 設置されていたものを壊したときの修理や取替え費用
        • 入居者自ら設置したお風呂や手すりなどの撤去費用
        • 壁のフックや画びょうやシールなどすべて原型に戻すための費用
        • トイレやお風呂など水回りの清掃料金

        退去時の部屋の清掃は必須ですが、ハウスクリーニングに依頼するかどうかも自治体によって異なるので、確認しましょう。

        なお、入居時に支払った敷金からは修繕費用が相殺されず、そのまま支払うケースが多いようです。

        次は、撤去時などにかかるハウスクリーニング費用について解説します。

        間取り別

        部屋全体をきれいにする場合、間取り別で依頼します。間取り別に含まれる作業の内訳は次のとおりです。

        • キッチンやバスルームなどの水回りの清掃
        • ベランダ・玄関の清掃
        • フローリングの洗浄とワックスがけ
        • エアコンクリーニング(設置されている場合のみ)*

        *別途費用がかかる場合もあり

        間取り別は空室か入居中かによって料金が異なります。入居中は、清掃時に物を避けたり、養生シートを敷いたりという手間がかかる分、料金が高くなります。

        間取り 入居中 空室
        1DK・2K 15,000〜40,000円 19,000〜30,000円
        1LDK・2DK 41,000〜70,000円 29,000〜40,000円
        2LDK・3DK 51,000〜70,000円 40,000〜45,000円
        3LDK・4DK 61,000〜100,000円 43,000〜75,000円

        少しでも料金を安くするなら、物をすべて撤去したあとに依頼しましょう。

        場所別

        部屋全体ではなく、浴室やキッチンなどの特定の場所のみ依頼する方法があります。

        ハウスクリーニング箇所 料金
        浴室 12,000〜17,000円
        キッチン 10,000〜20,000円
        トイレ 6,000〜10,000円
        レンジフード・換気扇 7,000〜20,000円
        洗面所 6,000〜10,000円

        お風呂やキッチンなど自分で掃除が大変な場所は、スポット的にお願いしましょう。

        入居時・入居中のハウスクリーニングにかかる費用の目安

        入居時や入居中は自分でハウスクリーニングを依頼して、きれいにする必要があります。汚れが気になる箇所や範囲によって、間取り別や場所別で依頼しましょう。

        入居中にハウスクリーニングが必要になる箇所の料金は、上記の場所別に加えて、次のような箇所がかかります。

        ハウスクリーニング箇所 費用
        エアコン(壁掛け) 8,000円〜
        エアコン(お掃除機能付き) 15,000円〜
        ベランダ(10㎡あたり) 10,000円〜

        公営住宅は鳩などの害獣が住みやすい場所で、糞によって悪臭や汚れがひどい場合があります。自治体によっては対処してくれますが、ベランダ清掃は自分でしないといけない可能性もあります。

        エアコンは自分で設置して、入居中の掃除も自分で依頼します。ホコリやカビ汚れが付着しやすいので、気づいたらエアコンクリーニングに依頼しましょう。なお、退去時は撤去が必要です。

        さらに詳しく知りたい方はこちら

        公営住宅でハウスクリーニングを依頼する際の注意点

        公営住宅でハウスクリーニングを依頼する際の注意点

        ハウスクリーニングを自分で依頼する際は、自治体規定の原状回復に沿った内容を確認して、依頼しましょう。自治体によっては、浴槽や網戸の撤去などは対象外のケースもあり、知らずにすべて依頼してしまうと無駄な出費になります。

        また、自分でつけた手すりや個人で付けた壁掛けなどはもちろん、画びょうやフック、カーテンレールなどすべて撤去する必要があります。「原型に戻す」が基本です。できれば、公営住宅でのハウスクリーニング経験がある業者だと、どこまでの範囲をすればよいか安心して依頼できるでしょう。

        公営住宅でハウスクリーニングを利用すべきタイミング

        公営住宅でハウスクリーニングを依頼するタイミング

        公営住宅で、ハウスクリーニングを利用するタイミングや、よくあるサービスの使い方について解説します。

        • 入居時
        • 入居中(定期掃除)
        • 退去時(原状回復)

        以下、ご自身のタイミングについて参考にしてください。

        入居時

        公営住宅は古い物件も多いため、入居時の汚れが気になるケースもあるでしょう。

        公営住宅は民間の賃貸と異なり、現状での引き渡しがほとんどです。つまり、自治体がハウスクリーニングを依頼してきれいにすることはなく、前住居人がどこまできれいにするかによって、状態もさまざまです。お風呂のカビ汚れやクロスの黄ばみが残っていることもしばしば。また、長年住居人がいなければ、ほこりや汚れが蓄積していることもあります。

        上記の場合、ハウスクリーニングの依頼や費用は、入居者負担になるケースが多いでしょう。ただし、破損や故障については、入居前に必ず確認して、写真や動画で状態を残しておきましょう。自治体へ問い合わせれば、修繕してくれる可能性があります。

        入居時(定期掃除)

        入居時、キッチンの頑固な油汚れやお風呂やトイレのカビなど、自分で落とせない汚れは、ハウスクリーニングをうまく活用するのがおすすめです。

        依頼や費用の負担は入居者ですが、普段から掃除してきれいに保つことを心がけていれば、退去時に大がかなりな掃除費用がかからずに済みます。

        とくに、お風呂場のカビ汚れは退去時に清掃が必要なため、自分で清掃が難しい箇所は、プロへ依頼するのが、結果的にコストパフォマンスが良いといえるでしょう。

        さらに詳しく知りたい方はこちら

        退去時(原状回復)

        退去時、長年使用した部屋の汚れをどうしたらいいか迷う人は多いでしょう。

        公営住宅退去時には、借主が入居時と同じ状態に戻す「原状回復」の義務があります。公営住宅では、民間の賃貸と異なり、経年劣化などを含めた広範囲の原状回復になっています。そのうえ、過失や故意による汚れも借主が負担しないといけません。

        退去時に高額な費用にならないよう、原状回復の範囲や費用を必ず確認しておきましょう。

        公営住宅のハウスクリーニング費用を安く抑えるコツ

        公営住宅のハウスクリーニング業者を選ぶコツ
        公営住宅のハウスクリーニング費用は、入居時から退去時まで入居者が負担します。少しでも費用を抑えるために、次のようなコツを押さえて節約しましょう。

        退去時の依頼は荷物や家具の移動が終わってから

        退去時は、家具や荷物をすべて撤去した後の空室状態で、ハウスクリーニングを依頼しましょう。部屋全体(間取り別)でのハウスクリーニング費用は、空室状態のほうが2〜3割ほど安くなります。

        また、間取り別であれば、水回りや玄関までほぼすべてが掃除の範囲。複数箇所頼むなら、セット料金か間取り別で依頼しましょう。

        2LDK・3DKの間取り料金(空室) 水回り4点セット
        (キッチン・換気扇・お風呂・トイレ)
        キッチン・換気扇・お風呂・トイレを場所別で依頼したときの合計
        40,000〜50,000円 20,000円〜 42,000円〜

        あらかじめ自分で掃除しておく

        ハウスクリーニングは依頼する範囲や汚れ具合によっても価格が変動します。あれもこれもと追加すれば、その分料金は高くなります。自分が掃除できない箇所だけに絞って、ハウスクリーニングを依頼しましょう。

        また、蓄積されたなかなか落ちにくい汚れは、特殊清掃として別途料金がかかる場合があります。普段から定期的な掃除はもちろん、少しでも掃除しやすいように自分で掃除しておくと、料金が安くなる可能性があります。

        相見積もりをとる

        ハウスクリーニング費用は業者によって料金が異なります。1社だけでは、その料金が相場と合っているのか、適正なのかが分かりません。自分の予算や条件にあった、清掃内容や価格を見つけるためにも、複数社で見積もりを依頼しましょう。

        できれば、大手から地域密着型まで幅広い業者から見積もりを取ることをおすすめします。

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        県営や市営団地のイメージ

        公営住宅のハウスクリーニングの費用相場や安く抑えるコツについて紹介しました。公営住宅では、入居時や退去時のハウスクリーニング費用は自己負担です。自治体によって原状回復の範囲が異なるため、必ず賃貸契約書を読んで、確認しておきましょう。

        ハウスクリーニングを自分で探す場合、全国のハウスクリーニング業者を掲載しているセーフリがおすすめ。費用はもちろん、口コミや実績も比較できます。自分の条件に合う業者を見つけるためにも、まずは自宅近くの業者を探してみましょう。

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        公営住宅(市営/県営/都営など)のハウスクリーニングはどうする?【修繕費目安も解説】のよくある質問

        • Q. 公営住宅のハウスクリーニング費用は誰が払うの?

          A.

          公営住宅のハウスクリーニング費用は、借主が支払うのが基本です。退去時は原状回復の義務があるため、必要であれば依頼してきれいにします。また、入居時や入居中も借主が支払います。

        • Q. 公営住宅退去時のハウスクリーニング代っていくらぐらい?

          A.

          部屋全体をハウスクリーニングは間取り別料金がかかります。1DK・2Kなら空室で19,000〜30,000円、1LDK・2DKなら29,000〜40,000円です。

        • Q. 公営住宅退去時の掃除を自分で済ませてはダメ?

          A.

          運営する自治体によって撤去時の、原状回復の範囲が決められています。お風呂やトイレなど水回りの清掃は必須ですが、ハウスクリーニングか自分で掃除するかはさまざまです。自治体や契約書で確認しましょう。

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