結露のとり方・掃除方法を徹底解説!タオルでの拭き方のコツや結露対策も紹介
2025.01.06 2025.01.06
この記事では、結露のとり方、掃除方法について徹底解説していきます。
冬や梅雨など、外気との気温差が大きくなりやすい季節は、窓を中心に結露が多く発生します。結露はただの水分ではありますが、放置すると健康被害が発生する場合があるので、早めの対処が欠かせません。
ここでは、そんな結露の取り方、掃除方法を詳しくご紹介していきます。記事後半では、結露の予防方法についても徹底解説。寒暖差による水滴やくもりでお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
結露のとり方・掃除方法【アイテム別の作業手順】
結露が発生したら、できるだけ早く掃除しましょう。結露をとるには、主に下記3つの方法があります。
- タオルでの拭き方
- 新聞紙での吸い取り方
- 便利アイテムを使う方法
それぞれ、正しい方法で作業するのが大切です。
タオルでの拭き方
タオルを使うと、ササっと結露を除去できます。
- 下から上へ、結露を拭きあげる
- 汚れている部分を拭き掃除する
- 水滴や拭き跡が残らないよう丁寧に乾拭きする
なお、一般的なタオルの表面はデコボコしているため、拭き残りが発生しやすいです。効率的にしっかり結露をとるなら、吸水性が高いタオルを使用しましょう。
新聞紙での吸い取り方
窓掃除でも役立つ新聞紙なら、拭き終わったらそのまま捨てられるので手軽に掃除できます。
- 下から上へ、結露を拭きあげる
- 汚れている部分を拭き掃除する
- 水滴や拭き跡が残らないよう丁寧に乾拭きする
手順はタオルと同じですが、新聞紙に含まれるインクの油分や繊維により、窓掃除の効果も期待できるのが大きなメリット。結露をとりながら掃除もできるので、一石二鳥です。
便利アイテムを使う方法
ワイパーやスクイージーなどの便利アイテムを使う方法も、効率的です。ワイパーやスクイージーなら水滴が残りにくいので、短時間で結露を除去できます。
- 一方の手にタオルを持ち、落ちてくる水滴をキャッチできるようにしておく
- ワイパーやスクイージーを上から下へ動かして結露をとる
ポイントは、ゴム部分をガラスにしっかり密着させること。密着が甘いと水滴が残ってしまうので、窓を傷つけないよう気を付けながら十分密着させましょう。
また、タオルでしっかりと水分を受け止めるのも重要なポイントです。
結露掃除ではカビやすい箇所の対処も忘れずに!【要対策!】
結露そのものはただの水滴ですが、水滴が残るとカビが発生するのが困りもの。カビが発生してしまったら、場所ごとに適切な方法で対処しなければなりません。
- 窓やサッシ
- パッキンや窓枠
- カーテン
- 壁紙・フローリング
カビやすい箇所それぞれで、対処法方法を見ていきましょう。
窓やサッシ
窓やサッシは、カビが発生しやすいのでこまめに対処していくのが大切です。
- 薄めた中性洗剤を付けた雑巾でカビ部分を拭き取る
- 水拭きと乾拭きをする
上記の方法のほか、ウタマロなどの住宅用中性洗剤を使う方法も有効です。
- 住宅用中性洗剤をカビ部分に吹き付ける
- 5分ほど放置する
- 水拭きと乾拭きをする
発生したばかりの初期のカビなら簡単に落とせるので、こまめに対処していきましょう。
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パッキンや窓枠
パッキンや窓枠のカビは、なかなか頑固で落としにくい場合が多いです。中性洗剤を使ってみて落とせなければ、下記の手順で塩素系漂白剤を使いましょう。
ただし、塩素系漂白剤はとても強い洗剤です。使用の際は窓を開けて換気し、マスクやゴム手袋を着用する必要があります。
- キッチンペーパーを濡らしてカビ部分に貼る
- キッチンペーパーの上から塩素系漂白剤を吹き付ける
- 15分ほど放置する
- 新しいキッチンペーパーで水拭きする
- 乾拭きする
塩素系漂白剤は、酸性の洗剤と混ざると有害なガスが発生するため、混ぜないで使います。また、アルミサッシには使えないことも、覚えておきましょう。
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カーテン
窓との距離が近いカーテンやレースカーテンも、結露によりカビが発生しやすいです。
- カビ部分を中性洗剤でこすり落とす
- 水洗いして乾燥させる
- アルコールを吹き付ける
中性洗剤で落ちない場合は漂白剤を使うのが有効ですが、カーテンの材質や色、柄によっては色落ちなどが起こるため、注意して使う必要があります。
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壁紙・フローリング
窓近くの壁紙やフローリングにも、カビが発生するケースがあります。
- 薄めた中性洗剤を付けた雑巾でカビ部分を軽くこする
- 水拭きと乾拭きをする
基本的には、上記の手順で落とせるカビが多いです。ポイントは軽くこすること。力を入れすぎると壁紙やフローリングのワックスが剥がれる場合があるので注意しましょう。
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結露を掃除せず放置するリスク2選【拭き取らないとどうなる?】
ただの水滴だからと結露を放置すると、健康被害が発生したり建物がダメージを受けたりします。具体的にどのようなリスクなのか、ここで確認していきましょう。
健康被害が発生する
結露だけで健康被害が発生するケースはあまりありませんが、結露によりカビが発生すると健康被害発生のリスクは高くなります。カビ胞子によってアレルギー症状が起こる場合があるためです。
- 咳
- 鼻水
- かゆみ
上記をはじめとするアレルギー症状のほか、喘息やアトピー性皮膚炎などを発症する危険があります。
また、結露が発生するような高温多湿の環境では、ダニも増殖しやすいです。ダニの死骸やフンもアレルギー症状を引き起こす原因となるため、注意しなければなりません。
建物がダメージを受ける
カビを放置すると、どんどん広がって建物そのものが腐敗してしまう危険があります。腐敗が進むと、耐久性が低下してしまうため、リスクが高くなります。
拭いても拭いても結露が発生してしまう原因は?【掃除しきれない…】
結露は、室内が暖かく外気が冷たい時に発生します。外気との境目となる窓は、室内の暖かい空気と外気がガラス越しにぶつかる場所。室内の暖かく湿った空気が、外気によって一気に冷やされてしまいます。
一気に冷やされた室内の空気は、水蒸気が水滴に変わり、結露が発生する仕組みです。
なお、室内の温度が高ければ高いほど、多くの水蒸気を含むことができます。冬は加湿器を使う家庭も多いこともあり、結露が多く発生しやすくなっています。加湿器自体のお手入れも欠かせません。
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結露や湿気によるカビの予防法4つ【掃除をラクに!】
厄介なカビを予防するなら、ここでご紹介する4つの方法を実践しましょう。
- 定期的に換気する
- 温度や湿度を上げすぎない
- サーキュレーターを使う
- 【カビ予防】アルコールスプレーを吹き付ける
ちょっとした心がけでカビの発生を抑えやすくなるので、できることから始めてみましょう。
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定期的に換気する
窓を開けたり換気扇をまわしたりして換気をすると、室内にこもっている湿気を外に逃がせます。寒い時期には窓を開けたくないものですが、毎日5分を2回ほどでも良いので、空気を入れ替えてあげると効果的です。
換気をすると、湿気だけでなく空気中のホコリなども室外に出せます。ホコリなどはカビの養分となるため、定期的に換気して室外に出しておくと良いでしょう。
換気の際は、窓を2ヶ所以上開けて空気の通り道を作っておくと効率的です。
温度や湿度を上げすぎない
すぐに部屋を暖めたいからと、暖房器具や加湿器を使って室内の温度や湿度を上げすぎると、結露が発生しやすくなりカビの増殖にもつながります。
室内の温度は20度前後、湿度は50%ほどを目安にすると良いでしょう。
サーキュレーターを使う
サーキュレーターを使い、室内の空気を循環させるのも有効です。窓付近に設置すれば、窓付近で暖かい空気が停滞しにくくなり、結露を予防しやすくなります。
アルコールスプレーを吹き付ける
カビ予防には、除菌効果があるアルコールスプレーを使いましょう。カビが発生しやすい窓やカーテン、パッキンなどに定期的に吹き付けておくのがオススメです。
特に、カビ取り剤や塩素系漂白剤を使えないアルミサッシや塗装部分などは、アルコールスプレーでカビ予防しておくと安心です。
結露の掃除は早めがGOOD!部屋全体での対策が◎
結露の掃除は、できるだけ早く実施するのが大切です。カビの発生につながらないよう、換気や除湿などの予防策も取り入れ、結露による被害を減らしていきましょう。
結露対策では窓や壁などが中心ですが、部屋全体を定期的に掃除してキレイにしておくのも、健康維持では重要です。
部屋全体の掃除は、プロに依頼するのがオススメ。一度プロに依頼して汚れをリセットすれば、その後のお手入れもラクになります。結露のよるカビも、プロなら徹底的にキレイにしてもらえます。
セーフリーには、部屋の掃除を依頼できる業者を多数掲載しています。条件検索で自宅近くの業者を見つけやすくなっているので、まずは検索してみましょう。
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- 結露の掃除が面倒…
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まとめて一掃してもらうのがオススメ!
結露の取り方・掃除方法に関するよくある質問
-
Q. 適切な結露の取り方は?
A.適切な結露の取り方では、下記の方法が挙げられます。
・タオルでの拭き方
・新聞紙での吸い取り方
・便利アイテムを使う方法水滴を丁寧に拭き取りましょう。
-
Q. 結露でカビが発生した場合の対処法は?
A.結露でカビが発生した場合の対処法は、中性洗剤を使ってこすり落とすことです。中性洗剤で落とせない場合は塩素系漂白剤を使いますが、材質によっては使えない場合があるので注意しましょう。
-
Q. 結露を予防する方法は?
A.結露を予防する方法は、下記の3つです。
・定期的に換気する
・温度や湿度を上げすぎない
・サーキュレーターを使う