トイレを掃除する女性

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【完全版】トイレ掃除の仕方はこれでバッチリ!効率的な作業手順も解説

2023.12.04 2024.09.26

トイレ掃除の完全版!この記事では、月1回のしっかり掃除から、毎日サッとできるお手入れまで丁寧に解説します。

家の中の数ある掃除箇所でも、トイレは使用頻度も掃除頻度も高い場所。ポイントを押さえて効率的に掃除することが大切です。
また、汚れによって適切な洗剤や道具、掃除の仕方が異なるため、正しい知識を持ってから作業を始めましょう。

トイレ掃除をラクにするためのポイントについても詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

トイレ掃除は大変!汚れやすい場所と効率的な作業手順

掃除をする予定のトイレ

トイレ掃除には、「手間がかかって大変」なイメージを持つ方も少なくありません。
そこでまずは、トイレ掃除が必要な理由についてご紹介します。

また、あわせて解説する、トイレで汚れやすい場所や基本の掃除の順番を押さえておくと、効率的にトイレを掃除できるようになります
ぜひチェックしておきましょう。

トイレ掃除が必要な理由

トイレは毎日何度も使用する上に、家族が多ければそれだけ使用頻度が上がります。
そして、どんなに「キレイに使う」ことを意識していても、使う度に尿や便の汚れが少しずつ蓄積してしまいます

  • 黄ばみ
  • 黒ずみ
  • 水垢
  • ニオイ

掃除をしないでいると、上記の汚れに発展してしまうので注意が必要です。
このような汚れが付着したトイレは、衛生的に良くありません。

また、水を使う場所であるトイレは、水垢やカビなどで汚れやすい場所でもあります。
使用頻度が高く汚れやすい場所であることが、トイレ掃除が欠かせない理由です。

トイレで汚れやすい場所

トイレは全体的に掃除が必要ですが、特に汚れやすいのは下記の場所です。

  • 便座
  • 便器

中でも、便座の裏と便器のフチ裏は汚れは溜まりやすいので、こまめな掃除が必要です。

基本の掃除の順番

トイレ掃除の基本の順番は、下記のとおりです。

  1. 便座
  2. 便器

トイレに限らず、掃除の基本は「奥から手前へ」「内側から外側へ」「上から下へ」です。
順番を間違えると、再度掃除が必要になることもあるので、基本はしっかり押さえておきましょう。

さらに詳しく知りたい方はこちら

トイレの掃除方法【簡単!毎日できる】

掃除中のトイレ

数分でできる下記の簡単な掃除を毎日しておけば、汚れは蓄積しにくくなります。

  1. 便座の表に中性洗剤をかけて拭く
  2. 便座の側面・裏に中性洗剤をかけて拭く
  3. 便器の中に中性洗剤を吹きかける
  4. 便器の中をブラシでこすり洗いする
  5. 水を流す
  6. フタに中性洗剤をかけて拭く
  7. 便器の外側に中性洗剤をかけて拭く
毎日掃除をしていれば、付着した汚れの多くが中性洗剤で取れます。

便座の表部分は肌に直接触れる部分なので、丁寧に拭きあげることが大切です。

トイレの掃除方法【がんこな汚れも!週に1回目安】

こまめに掃除をしていても、黄ばみや黒ずみが発生することは良くあります。
週1回の掃除では、黄ばみ・黒ずみを除去しましょう。
また、壁や床も中性洗剤をつけた雑巾やトイレ用の掃除シートを使って拭き掃除をします。

黄ばみ除去

黄ばみを落とすには、酸性洗剤を使います。

  1. トイレの元栓を閉める
  2. ハンドルを回して水をすべて流す
  3. 便器の内側にトイレットペーパーを並べて置く
  4. トイレットペーパーの上から酸性洗剤をかける
  5. 30分~1時間放置する
  6. トイレの元栓を開けて水を流す
  7. ブラシでこすり洗いする
  8. 水を流す

水を全て抜いてトイレットペーパーを並べて置いてから洗剤をかけると、洗剤が薄れにくくなります。
酸性洗剤は肌に強い刺激となるため、必ずゴム手袋を着用して掃除しましょう

黒ずみ除去

黒ずみ除去には、塩素系漂白剤がオススメです。

  1. トイレの元栓を閉める
  2. ハンドルを回して水をすべて流す
  3. 便器の内側にトイレットペーパーを並べて置く
  4. トイレットペーパーの上から塩素系漂白剤をかける
  5. 15分~1時間放置する
  6. トイレの元栓を開けて水を流す
  7. ブラシでこすり洗いする
  8. 水を流す

塩素系漂白剤を使う際も、ゴム手袋の着用が必須です。
また、汚れの落ち具合を見ながら放置時間は調整すると良いでしょう。

トイレの掃除方法【しっかり!月に1回目安】

月に1回程度は、トイレを全体的にしっかり掃除する必要があります。
このタイミングでは、下記の掃除を行います。

月1回の頻度で全体的な掃除をしておくと、キレイなトイレを維持しやすくなります。

トイレ掃除の仕方とポイント|場所別

掃除をしてキレイになったトイレのイメージ

トイレ掃除と一口に言っても、場所それぞれで方法が異なる部分があります。
そこで、ここからは各場所ごとに掃除の仕方とポイントを見てみましょう。

  • 便座
  • 便器
  • シャワートイレ
  • ペーパーホルダーやドア、レバー
  • 壁や床
  • タンク
  • 水受け
  • 換気扇

便座

便座は、下記の手順で掃除します。

  1. 表部分に中性洗剤をかけて拭く
  2. 側面・裏部分に中性洗剤をかけて拭く

表部分は、常に清潔にしておく必要があります。
また、側面や裏部分には、便や尿が付着することがあるため、細かい部分まで念入りに拭きあげることがポイントです。

便器

トイレ本体となる便器は、ブラシでこすり洗いが基本です。

  1. 便器の中に中性洗剤を吹きかける
  2. 便器の中をブラシでこすり洗いする
  3. 水を流す
  4. 便器の外側に中性洗剤をかけて拭く

黄ばみが気になる場合には酸性洗剤、黒ずみが気になる場合には塩素系漂白剤を使いましょう。
掃除の際に汚れることがあるため、便器の外側は最後に拭きあげるのがコツです。
また、あわせてフタも中性洗剤をかけて拭きあげておきましょう。

シャワートイレ

シャワートイレにも、尿石や水垢、カビなどの汚れが付着します。
ノズルの自動洗浄機能がついているのであれば、こまめに使ってキレイを維持しましょう。
また、定期的にしっかり掃除することも大切です。

ノズル掃除

  1. 「ノズルそうじ」などのボタンを押してノズルを出す
  2. 中性洗剤を染み込ませたウェットシートでやさしく拭きあげる

「ノズルそうじ」などのボタンがない場合は、水性調節つまみを中央部分に合わせて、ノズルが出てくるまで「止」ボタンを押しましょう。
ノズル部分にはアルカリ性の洗剤は使わず、必ず中性洗剤を使います
シャワーの穴部分に汚れが詰まっている場合は、爪楊枝で丁寧に取り除きましょう。

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脱臭フィルター掃除

  1. 脱臭フィルターを取り外し、歯ブラシでこすり洗いする
  2. 乾かして取り付ける

カートリッジと一体になっていない場合は水洗いも可能です。

便器と便座の隙間掃除

便器と便座の間にも汚れが溜まるので、忘れずに掃除します。

  1. 「着脱機能」や「リフトアップ機能」などを使って、便座を取り外す
  2. 中性洗剤を染み込ませたウェットシートで拭きあげる
  3. 黄ばみが気になる部分には、中性洗剤を染み込ませたトイレットペーパーを塗布する
  4. 2~3時間放置する
  5. トイレットペーパーを流して、やさしくこすり洗いする
  6. 水拭きする

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ペーパーホルダーやドア、レバー

ペーパーホルダーやドア、レバーなども、良く使う部分です。
ウェットシートやトイレ用掃除シートなどを使って、こまめに拭きあげましょう

壁や床

壁や床にも、尿などの汚れが付着します。

  1. 中性洗剤を染み込ませたウェットシートで拭きあげる
  2. 水拭きする

壁は上から下へ、床は奥から手前へ拭いていきましょう。

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タンク

タンク内はカビが発生しやすいため、月に1回を目安に掃除すると安心です。

手軽な掃除方法

  1. 一度水を流す
  2. 手洗い用の水が出てきたら、手洗い排水口からスプーン1杯の重曹かトイレ用洗剤を入れる
  3. 3~6時間放置する
  4. 数回水を流す

念入りな掃除方法

  1. トイレの止水栓を閉める
  2. レバーをまわして水を抜く
  3. タンクのフタを外して、中性洗剤を染み込ませたウェットシートでこすり洗いし水拭きをする
  4. タンクの内部の汚れ部分に中性洗剤をつけてスポンジやブラシでこすり洗いする
  5. 止水栓を開け、水が溜まったらタンクのフタを閉める
  6. 数回水を流す

タンクのフタはとても割れやすいため、慎重に外してこすり洗いすることが大切です。
また、タンク内部には細かい部品が多く、種類によっては酸性洗剤やアルカリ性洗剤が使えないトイレもあります
基本は中性洗剤を使いますが、どうしても汚れが取れない場合は、トイレそれぞれで使える洗剤を確認しておきましょう。

水受け

水受け部分には、水垢汚れが多く付着します。

  1. クエン酸水を染み込ませたウェットシートで拭きあげる
  2. 水を流す

クエン酸水は、水100mlに対してクエン酸小さじ1杯を混ぜて作ります。
クエン酸水を使って、手軽にサッと掃除できる環境にしておくと安心です。

換気扇

換気扇には、ホコリやカビなどが発生してしまいます。
汚れが溜まると換気できなくなりニオイが充満してしまうため、しっかり掃除していきましょう。

  1. 換気扇の電源を落とす
  2. カバーを外してウェットシートや歯ブラシで汚れを落とす
  3. 換気扇内部の汚れを掃除機で吸い取る
  4. 換気扇内部をウェットシートで拭きあげる
  5. カバーを戻す

換気扇掃除をする際は、マスクをしてホコリなどの汚れが体内に入らないようにすることが大切です。
また、高所作業となるため、脚立などで安定した足場を設けてから掃除をしましょう。

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トイレの掃除は汚れに合わせた洗剤選びも大切

トイレ掃除に使う洗剤

トイレ掃除では、汚れに合わせた洗剤を選ぶことも大切です。

  • 黄ばみ
  • 黒ずみ
  • 水垢
  • ニオイ

それぞれに適した洗剤を、具体的に見てみましょう。

黄ばみ

残ってしまった尿が積み重なっていくと、黄ばみになります。
黄ばみはアルカリ性なので、酸性洗剤を使うと効果的です。

  • サンポール
  • クエン酸

上記のほか、酸素系漂白剤のオキシクリーンを使っても良いでしょう。

黒ずみ

酸性の汚れである黒ずみには、塩素系漂白剤やアルカリ性洗剤が効果的です。

塩素系漂白剤

  • ハイター
  • カビキラー

アルカリ性洗剤

  • ドメスト
  • 重曹
  • セスキ炭酸ソーダ

水垢

水垢も黄ばみ同様にアルカリ性なので、酸性洗剤を使います
クエン酸で取れないものは、サンポールを使うと良いでしょう。

  • クエン酸
  • サンポール

ニオイ

ニオイが気になるなら、スプレータイプで使える下記のアイテムが効果的です。

  • 重曹水
  • 消臭スプレー

ただし、スプレーをしても便座や便器を掃除してもニオイが気になる場合、原因は別の部分にあるかもしれません

  • 壁や床
  • 便器と床の隙間
  • 便座カバーやマット

上記を掃除したり洗濯したりして、ニオイを元から解消しましょう。

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トイレで役立つ掃除道具は?

トイレ掃除で役立つ掃除道具は、下記のとおりです。

  • 洗剤
  • ブラシ
  • お掃除シート
  • ゴム手袋
  • マスク
  • 脚立

ブラシは、力を込めやすいトイレ専用のブラシがオススメです。
ほかに、細かい部分をこすり洗いできる使い古しの歯ブラシも活躍します。
拭き掃除ではトイレ用のお掃除シートがベストですが、ウェットシートやトイレットペーパーでも代用できます。
洗剤を使う際は、手荒れ防止のためにゴム手袋を着用しましょう

換気扇を掃除する際は、落ちてくるホコリなどの汚れを吸い込まないためのマスクと、安定した足場を作るための脚立も必要です。

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トイレ掃除のおすすめ頻度

トイレ掃除は、下記の頻度を目安にすると安心です。

毎日

  • 便器
  • 便座

週に1回

  • ペーパーホルダー
  • ドア
  • レバー
  • 便座カバー
  • マット
  • 便器(頑固な汚れ対策)
  • シャワートイレ(ノズル)

月に1回

  • タンク
  • トイレブラシ
  • 収納棚

半年に1回

  • 換気扇
  • シャワートイレ(脱臭フィルター)

ただし、家族の人数などによって汚れ具合は異なるため、状況に合わせて定期的に掃除することが大切です。

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トイレ掃除をラクにするポイント5つ

トイレ掃除のポイントを教える女性

トイレ掃除に手間をかけないためには、下記のポイントを押さえておくと安心です。

  • トイレ内には物を多く置かない
  • 掃除用具はトイレ内に収納して汚れが気になったらその場で掃除する
  • 汚れに合った洗剤を選ぶ
  • 使いやすい掃除アイテムを選ぶ
  • トイレ掃除をルーティン化する

トイレ内には物を多く置かない

トイレ内には、小物や本など、なるべく物を置かないようにしましょう。
尿汚れなどはトイレ内に飛び散るため、物を多く置けばそれだけ掃除の手間が多くかかることになるためです。
収納棚にも置くものは最低限にしておくと、掃除の手間が少なくなります。

掃除用具はトイレ内に収納して汚れが気になったらその場で掃除する

トイレ掃除のためのブラシや洗剤などはトイレ内に収納し、汚れに気付いた時にすぐ掃除するのがオススメです。

汚れは時間が経つと落ちにくくなるため、気付いた時にサッと対応できる環境にしておきましょう。

汚れに合った洗剤を選ぶ

トイレ内に蓄積する汚れはさまざまで、効果的な洗剤もそれぞれに違います。

 

黄ばみや水垢には酸性洗剤、黒ずみには塩素系漂白剤やアルカリ性洗剤などと使い分けることが効率的に汚れを落とすポイントです。

ただし、塩素系漂白剤と酸性洗剤は、混ぜると有毒ガスが発生するので、けっして混ぜないようにしましょう

使いやすい掃除アイテムを選ぶ

ゴシゴシこすり洗いをするならトイレ用の大きめブラシ、細かい部分は歯ブラシなど、アイテムを使い分けることも大切です。
拭き掃除でも、しっかり掃除したい場合はトイレ用のお掃除シート、手軽にサッと掃除したいならトイレットペーパーで代用するなどすると掃除がラクになります。

トイレ掃除をルーティン化する

腰が重くなることもあるトイレ掃除は、ある程度ルーティン化しておくと進めやすいです。
毎日の掃除はサッとできる部分だけ、毎週〇曜日は頑固な汚れだけ、毎月〇日にはタンクなどのしっかり掃除など、大まかに予定を立てておきましょう。

こまめなトイレ掃除で快適な暮らしを!

「毎日掃除しなければ」と考えるとトイレ掃除が億劫になりやすいですが、汚れに気付いたらその場で掃除するなどのポイントを押さえると、キレイを保ちやすくなります。

ただし、汚れの度合いによっては、キレイにするのが難しいこともあるでしょう。
そのような場合には、業者へ依頼して徹底的に掃除してもらうのがおすすめです。
一度キレイにしてもらえばその後の手入れもラクになるので、業者の利用も検討してみてはいかがでしょうか。

【完全版】トイレ掃除の仕方はこれでバッチリ!効率的な作業手順も解説のよくある質問

  • Q. トイレ掃除はなぜ必要?

    A.

    使用頻度が高いトイレには、黄ばみや黒ずみ、水垢などの汚れがどんどん蓄積します。
    これらを放置すると頑固な汚れになり環境が悪くなるため、掃除が必要です。

  • Q. トイレ掃除はどう進めると効率的?

    A.

    トイレ掃除は、下記の順番で進めるのが効率的です。

    1.便座
    2.便器
    3.壁
    4.床

    また、中性洗剤でのサッとできる掃除は毎日行い、しっかりとした掃除は月に1回などと決めておくと進めやすいです。

  • Q. トイレ掃除は月に何回くらいするべき?

    A.

    拭き掃除や軽いこすり洗いは、毎日すると汚れが蓄積しにくくなります。
    毎日が難しい場合、最低でも週に1回は掃除をし、月に1回は丁寧に掃除をするのがオススメです。

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