室外機

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エアコンクリーニングの室外機洗浄オプションは必要?所要時間や料金目安も解説

2024.11.07 2024.11.14

この記事では、エアコンクリーニングでオプションとして設定されていることが多い「室外機クリーニング」について、作業の詳細や料金相場などを徹底解説します。

「室外機洗浄を追加した方が良いような、室外機の状態は?」
「複数台の室外機クリーニングを依頼すると高い?逆に、室外機だけでも依頼可能?」
「きれいな室外機のメリットは?お金をかける価値がある?」

といった疑問も解消できます。

エアコンクリーニング依頼時のオプション選びでお悩みの方、また、室外機の異音・不具合等でお悩みの方も、ぜひ参考にしてください。

室外機洗浄の必要性【エアコンクリーニングにオプション追加すべき状態とは?】

室外機を洗浄する男性

屋外に設置されている室外機は、雨風や台風などに耐えられるように設計されているため、シーズンごとの高頻度のお手入れは必要ありません。

また、室外機とエアコンは空気のやり取りを行っていないので、室外機が汚れていても、汚い空気がそのまま入ってくることはありません。

ただし、室外機は外に設置されているため、砂ぼこりやゴミが溜まって汚れてしまいます。それを放っておくと、室外機がうまく機能しなくなり、冷暖房の効率が低下し、エアコンの寿命を縮めてしまうので、掃除は必要です。

室外機クリーニングのサイン

次のような状態になったら、室外機クリーニングを追加するとよいでしょう。

  • 室外機からキュルキュルやカタカタなど異音がする
  • 周囲にゴミが溜まっている
  • 室外機の内部が汚れている

このような時は室外機クリーニングのサイン。どれも放置されがちなサインですが、砂ぼこりやゴミなどで汚れやすくなっています。具体的には次のような音や汚れ具合が洗浄するサインです。

サイン 原因
ゴーゴーと大きな異音がする 室外機に汚れやホコリが溜まっている
ガタガタと音がする 室外機まわりにある物が近すぎて音が振動している
吸込口(背面や側面)がホコリやゴミで内部が見えにくい ホコリやゴミで目詰まりしている

具体的な音の原因については、後述しているので参考にしてください。

室外機は設置場所にもよりますが、道路に面した交通量の多い場所などは、排気ガスによって汚れやすいといえます。さらに、排気ガスには油汚れを含んでいるため、なかなか落としにくい特徴も。他にも、鉢植え・プランターや雑草などの土埃しやすい場所、鳩などの鳥のフン、ペットの毛、洗濯物から出る綿ほこりなども室外機が目詰まりしやすい原因になります。

上記のサインのほかに、年1〜2回程度定期的に洗浄しましょう。冷暖房を使う前のタイミングの、5〜6月と10〜11月がおすすめです。

室外機クリーニングの作業内容と相場【流れ・所要時間】

室外機の洗浄の内容や料金

ハウスクリーニング業者が行う、室外機クリーニングとは一体どんな作業なのでしょうか。費用やどこまできれいにしてくれるのか、作業範囲まで詳しく解説します。

室外機クリーニングの作業範囲と流れ

プロの屋外機クリーニングは、屋外機のパーツを分解し、パーツの丸洗いや内部を高圧洗浄機で徹底清掃してくれます。そのため、運転効率が上がり、エアコンの効きが格段に良くなったのを実感できるでしょう。

作業の流れは次のとおりです。作業時間は約1時間かかります。

  1. 室外機のカバーを取り外し、パーツを分解
  2. 熱交換器に専用洗剤をかけ丸洗い
  3. カバーやプロペラ部分を水洗い
  4. 乾燥させてパーツの取付け

可能な限りパーツを分解します。外装パネルや熱交換器、プロペラのファンなど普段は掃除できない汚れを徹底的に洗浄します。

電装部品は水がかからないように養生するので、故障の心配もありません。最後はパーツを乾かして、元通り組み立てて動作を確認。汚水を洗い流して作業を終了します。

エアコンと屋外機を同時に洗浄すれば、相乗効果でエアコンの効きもよくなり、おすすめです。

室外機クリーニング費用の目安

室外機クリーニングの相場は、1台につき5,000円〜10,000円。アパートやマンションなど集合住宅では、ベランダの天井へ吊り下げられて設置されている室外機は、8,000円〜が目安です。

ただし、天井吊り下げの室外機は対応できない業者もあるので、事前の確認が必要。また、型が古いものは経年劣化により壊れやすいため対応してもらえない可能性もあります。

室外機クリーニングや掃除しないとどうなる【汚れの放置はNG】

室外機洗浄をしないリスクとは

室外機の汚れをそのまま放置しておくと、次のようなリスクが高まります。

  • 故障の可能性が高まる
  • 音が大きくなる
  • 電気代が高くなる

それぞれについて、以下詳しく解説します。

故障の可能性が高まる

室外機の背面にはアルミフィンと呼ばれる熱交換器があります。この部分が目詰まりして不具合が起こると、熱交換がうまく行えなくなります。すると、室外機に余計な負担がかかり、エアコンの寿命を縮めたり、故障につながったりする可能性も。

また、排水溝やドレンホースと呼ばれるホースにゴミが詰まると、故障の恐れがあります。

室外機をきれいに保つことは、エアコンの寿命を伸ばすことになります。

音が大きくなる

室外機の汚れを放置していると、異音がしたりガタガタと大きな音を立てたりします。自分たちが気になるだけではなく、近隣へ騒音として問題視される可能性もあるでしょう。

室外機からの異音の原因は、次のようなことが考えられます。

異音の種類 原因
ガタガタ 室外機の表面が物にぶつかっている
キュルキュル・
カタカタ
モーター部分が劣化や故障している可能性が、早急に対策を
コポコポ ドレンホースの目詰まり、排出した水が逆流する恐れが

異音はほっておかず、早めにプロへお願いしましょう。

電気代が高くなる

室外機の汚れを放置しておくと、室外機の熱交換器が上手く稼働せず、エアコンの効きが悪くなります。エアコンの効きが悪い状態で使い続けると、その分電力を多く消費するため、結果、電気代が高くなるでしょう。

エアコンが効率的に稼働できるためにも定期的な掃除が必要です。

室外機洗浄だけなら自分でもできる?エアコンクリーニング業者に任せない方法

室外機掃除用の道具

掃除範囲は限られますが、室外機の掃除は自分でできます。自分で掃除できる範囲は、天板や正面の吹出口、背面や側面の吸込口です。

まず、以下のものを準備しましょう。

  • ホウキ
  • 雑巾
  • 古い歯ブラシ
  • ちりとり

ホコリがするので、汚れてもよい格好でマスクやゴム手袋をしてください。作業時間は15分ほどです。

  1. エアコンの電源プラグを抜く
  2. 室外機の天板をホウキで掃いて、雑巾で拭く
  3. 吹出口や吸込口のホコリを歯ブラシで取る
  4. ドレンホースの詰まりを取る

背面のアルミフィン(熱交換器)を掃除する際は、金属が変形しやすいので、あまり力を入れすぎないよう気をつけましょう。

ドレンホースはエアコンの結露を外へ排出するためのホース。ゴミやホコリが溜まりやすい部分なので、歯ブラシなどを使って汚れを外へかき出します。

最後に室外機の周り20cm以内は物を置かないように、片付けましょう。室外機周辺に物を置くと、空気の流れを妨げてしまい、効率的に稼働できなくなります。

室外機クリーニングをエアコン掃除業者に任せるメリット2選

室外機の洗浄を業者に依頼するメリット

室外機の掃除は自分でできるものの、繊細な内部の洗浄は難しいもの。エアコン掃除業者へ依頼するメリットを解説します。

  • 自分でやって故障するリスクを回避できる
  • 内部をきれいにすると長く使える

内容を詳しく解説します。

自分でやって故障するリスクを回避できる

室外機を自分で掃除する際に、ついやりがちなリスクは次のとおりです。

  • 高圧洗浄機で洗う
  • 室外機を動かす
  • 室外機を分解する

室外機は外に設置されているため、大雨や台風で中に多少水が入り込んでも壊れない設計になっています。しかし、大量の水が基盤に入り込むと故障の原因に。

また、高圧洗浄機の強すぎる水圧により、パーツの破損や変形の原因になることも。室外機の内部は非常に繊細で、内部の構造や専門の知識がないと、故障するリスクがあります。

また、室外機の分解自体も、専門知識や技術を持っていないと、組み立てが困難です。

室外機の表面は自分で簡単に掃除ができますが、パーツを外したり、内部を洗浄したりするのは、プロでないと難しいでしょう。専門知識を持った人でないと、故障の原因になるからです。故障にならないよう、安全に洗浄できる、プロへお願いしましょう。

内部をきれいにすると長く使える

自分で掃除できるのは室外機の表面部分で、内部まで分解して洗浄できません。しかし、業者へ依頼すれば、内部のパーツまで根本から汚れを落とせるので、機能の効率が向上しやすくなります。結果的に、室外機の寿命を延ばせるため、長く使用できるでしょう。

室外機クリーニングを安く依頼するコツ【エアコンクリーニングのオプションはお得?】

エアコン室外機の洗浄費用を抑えるコツ

室外機の洗浄を依頼する際、安くなるコツについて解説します。

エアコンクリーニングとセットで依頼する

室外機はエアコンクリーニングとセットで依頼すると費用が安くなります。室外機クリーニングだけで依頼もできますが、エアコンクリーニングと別々で頼むと、結果的には割高です。

室外機クリーニング エアコンクリーニング
(壁掛け)
エアコン(壁掛け)
+室外機クリーニング
5,000円〜10,000円 8,000〜15,000円 10,500〜15,000円

エアコンクと室外機をセットでクリーニングすれば、相乗効果で機能が向上し、エアコンの効きが格段によくなります。室外機の汚れが気になるなら、別々で依頼すると手間もかかるため、一緒に依頼しましょう。

相見積もりを取る

エアコンや室外機クリーニングの料金は、業者によって異なります。複数の業者を比較すれば、おおよそのサービス内容や料金の相場が理解できます。自分の条件にあった業者を選びやすくなるため、大手から地域密着型の業者まで複数社比較しましょう。

さらに詳しく知りたい方はこちら

室外機クリーニングの必要性は状況を見て判断!自分でできるケースも

室外機洗浄は定期的に

室外機は屋外にあるため、砂や埃などで汚れやすく、ほっておくと異音や故障の原因になります。エアコンを効率的に長く利用するためにも、室外機のクリーニングは欠かせません。汚れが気になったら、エアコンクリーニングの際に一緒に依頼しましょう。

自分で掃除できるのは表面的な部分。パーツを取り外しての内部洗浄まではできません。安全に徹底的に掃除するなら、室外機クリーニング業者は必須です。

安心して依頼できる業者を探す際は、口コミが見れて比較検討できるセーフリーをご利用ください。まずは、近くの業者を探してみましょう!

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エアコンクリーニングの室外機洗浄オプションは必要?所要時間や料金目安も解説のよくある質問

  • Q. エアコンクリーニングに室外機洗浄のオプションはつけるべき?

    A.

    室外機の汚れや異音があるなら、オプションを利用しましょう。オプションなら、エアコンクリーニングと屋外機洗浄を別で依頼するよりも安くなります。相乗効果で、エアコンの効きも良くなるのでおすすめです。

  • Q. 室外機の掃除は自分でどこまでできる?

    A.

    屋外機の表面部分までです。ホウキやブラシで汚れを落とし、雑巾で拭き上げましょう。内部に水をかけたり、分解したりするのは故障の原因になります。

  • Q. 室外機クリーニングの相場はどれくらい?

    A.

    室外機クリーニングの相場は、5,000〜10,000円ほどです。天井吊り下げタイプなら8,000円〜と少し高くなります。

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