富士通のエアコン掃除方法・お手入れ手順解説!プロのクリーニングは必要?【適切な頻度や費用相場も】
2023.07.31 2023.07.31
富士通のエアコンは、全機種に内部のカビの発生を抑えてくれる熱交換器加熱除菌機能を搭載しています。
とはいえ、長く使っているとゴミやホコリが溜まってくるもの。エアコンの効率を高めて清潔に使用するためには適切な掃除が必要なのです。
ここでは、富士通のエアコンを自分で掃除する方法とクリーニング業者に依頼する頻度について解説します。富士通のエアコンを使っている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
富士通エアコンの主なシリーズとお掃除機能の有無
富士通のエアコンの主な種類とお掃除機能について表にまとめました。
主なお掃除機能と清潔機能 | |
---|---|
nocria Cシリーズ |
|
nocria Dシリーズ |
|
nocria Vシリーズ |
|
nocria Wシリーズ |
|
nocria Zシリーズ |
|
nocria Xシリーズ |
|
特に、カビ増殖を抑えるためのエアコン内部の加熱除菌は富士通エアコンの大きな特徴と言えるでしょう。
富士通のエアコン掃除に役立つ機能6つ
富士通のエアコンの掃除の負担を軽減してくれる機能、エアコンをきれいに保ってくれるお役立ち機能について詳しく解説します。
熱交換器加熱除菌
湿度や適度な温度などカビが発生しやすい条件が整っている熱交換器のカビ対策に役立つ機能です。
冷房または除湿運転をしたあとに、室内機に残っている湿気を取り除くために熱交換器を加熱、除菌してくれます。毎日おこなう必要はありませんが、3日に1回の使用がおすすめです。
加熱除菌運転には約30分間かかり、その間部屋の湿度や温度が上昇してしまうため、部屋に誰もいない状態にするといいでしょう。
内部クリーン運転
室内機内部を乾燥させて、カビや雑菌の繁殖を抑えてくれる機能です。エアコンをきれいに保つためにも、エアコン使用後毎回内部クリーン運転をすると安心です。
プラズマ空清
電気集塵で空気中のホコリや花粉、カビを強力にキャッチして、室内の空気をきれいに保ってくれます。
防菌・防カビコーティング送風ファン
風が吹き出してくれるファンの部分を清潔に保つ機能です。防菌、防カビに優れたコーティングを施すことにより、それらがファンに付着するのを防いでくれます。
ハイドロフィリック熱交換器
エアコン内部の熱交換器に抗菌、防カビコーティングを施してエアコン本体の除菌力を強化しています。
また、コーティングのおかげで熱交換器にホコリや細菌が付きにくく、汚れも落としやすくなっています。
フィルター自動お掃除
フィルターに付着したホコリを自動で除去してくれる機能です。フィルターを部分ごとに専用ブラシできれいにしながら、フィルターのホコリをしっかりと除去してくれます。
除去したホコリはダストボックスに溜まります。フィルターに付くホコリの量を1年間2gで計算した場合、お手入れは約5年に1度でOKです。
しかし、フィルターに詰まりやすい細かいホコリ、油分を含むホコリが多い環境で使用した場合、1年に一度を目安にフィルターの掃除をすることをおすすめします。
富士通エアコンも定期的に掃除して清潔をキープ
富士通のエアコンはお掃除機能が充実していますが、家庭での掃除でより清潔な状態をキープできます。
掃除機能が充実しても掃除が必要な理由
お掃除機能が充実している富士通のエアコンですが、自宅でのお手入れが必要です。エアコンの使用状況、長年の使用によりエアコンのフィルターやダストボックス、エアコン内部に汚れが溜まってくるからです。
汚れの蓄積により、異臭やエアコンの効率低下といったトラブルが発生しやすくなります。掃除機能が付いていても、定期的な掃除・クリーニングは必要です。
取り外しできない吹き出し口はプロに掃除を依頼
定期的な掃除で、エアコンをきれいな状態に保てるでしょう。しかし、自分で掃除できる箇所には限界があります。
分解してクリーニングが必要な箇所は、無理をせずプロに掃除を依頼することをおすすめします。
富士通エアコン(掃除機能なし)のお手入れ手順
掃除機能が付いていない富士通のエアコンは、2週間に1度を目安に掃除しましょう。ここでは、自分で掃除する手順を解説します。
- 電源プラグを抜きエアフィルターをエアコンから外す
- ホコリを掃除機で吸い取る
- 汚れがひどいときは水洗いする
- エアフィルターを取り付ける
以下それぞれのステップについて詳しく見ていきます。
1.電源プラグを抜きエアフィルターをエアコンから外す
故障の原因となり得るため、電源プラグを抜いてください。前面パネルを開けて、エアフィルターを取り外します。
前面パネルの汚れが気になる場合は、水かぬるま湯を含ませて硬く絞ったきれいな布で、汚れを拭き取ってください。
2.ホコリを掃除機で吸い取る
エアフィルターのホコリを掃除機で吸い取ります。ダストボックスなど、掃除機が届きづらい場所は乾いた布で拭き取るなどして、ホコリをきれいに取り除きます。
3.汚れがひどいときは水洗いする
掃除機で吸い取り切れなかった汚れやホコリがあるときは、フィルターを水洗いします。
水洗いだけで落としきれない汚れは、台所用洗剤を溶かした水にしばらく浸け置きしてください。汚れが浮いてきたら、柔らかい布やブラシを使って汚れを落とします。
固いものを使うとフィルターを傷める原因となるため気を付けてください。また、直射日光や高熱に当てると劣化をすすめるため、必ず日陰干しにしましょう。
4.エアフィルターを取り付ける
乾いたエアフィルターを取り付けます。乾いた状態で取り付けしないと、カビを発生させる原因になるため、しっかり乾かしてください。
また、取り付け手順に誤りがあると、エアコンが通常通り運転しません。きちんと取り付けでいているかを確認するためにも、取り付け後に電源を入れてから試運転しましょう。
富士通エアコン(掃除機能あり)のお手入れ手順
掃除機能が付いている富士通のエアコンも、汚れの状況に応じて掃除をしましょう。自動掃除機能が付いているエアコンは、フィルターのホコリがたまるダストボックスや空気清浄ユニットのお手入れがメインです。
- エアコンの運転を停止して電源プラグを抜く
- ダストボックスとエアフィルターを外す
- 柔らかい布で汚れを拭き取る
- 汚れが気になるときは水かぬるま湯で拭き掃除
- エアフィルターとダストボックスを取り付ける
- プラズマ空清ユニットを取り外す
- 水洗いする
以下それぞれのステップについて詳しく見ていきます。
1.エアコンの運転を停止して電源プラグを抜く
エアコンの故障につながるため、エアコンの運転を停止して電源プラグを抜いてから掃除にとりかかりましょう。
2.ダストボックスとエアフィルターを外す
前面にあるパネルを開けてダストボックスとエアフィルターをそれぞれ取り外します。取り外し方は機種によって異なるため、説明書などを確認しながら取り外しすることをおすすめします。
3.柔らかい布で汚れを拭き取る
エアフィルターやダストボックスが汚れているときは、柔らかい布で汚れを拭き取ってください。柔らかい布を使っていても、強くこするとフィルターを傷める原因となるため、力を入れてこすらないように注意してください。
4.汚れが気になるときは水かぬるま湯で拭き掃除
布で拭いて落としきれない汚れは、水かぬるま湯を使ってきれいにします。水かぬるま湯にしばらく浸けておくと、汚れが浮いて落ちやすくなります。
また、水かぬるま湯だけでは汚れが落ちづらい場合は、台所用洗剤を薄めた液に浸けておくと効率よく汚れを落とせます。
洗ったエアフィルターとダストボックスは日陰でしっかり乾燥させてください。早く乾かすために、ドライヤーや直射日光に当てるとフィルターやダストボックスが傷むので気を付けてください。
5.エアフィルターとダストボックスを取り付ける
エアフィルターとダストボックスを適切に取り付けます。取り外した順番とは逆のやり方で、適切に取り付けましょう。
6.プラズマ空清ユニットを取り外す
室内の空気をきれいに保ってくれるプラズマ空清ユニットは取り外して水洗いできます。
7.水洗いする
40度以下のぬるま湯に10~15分ほど浸け置きします。汚れがひどいときは浸け置き用の液に台所用の中性洗剤を溶かしておくと、汚れが落ちやすくなります。
汚れが落ちたら洗剤の残りがないようにしっかりとすすぎ、日陰でよく乾かしてください。プラズマ空清ユニットが乾いたら、適切に取り付けします。
取り付け方法が誤っていないかを確認するためにも、掃除後に電源を入れて試運転をしましょう。試運転のときに異音や警告ランプが点灯した場合、部品の取り付けに誤りがある可能性が高いでしょう。
富士通エアコンの掃除はプロに依頼すべき?その必要性と頻度
富士通のエアコンの掃除機能と自分でのお手入れで清潔な状態を保てるでしょう。しかし、自力では掃除できない箇所もあるので、汚れの状況に応じて、もしくは定期的にプロのクリーニングをおすすめします。
プロにクリーニングが必要な理由
エアコンは完全分解しないと、隅々まで汚れを落とせないからです。ルーバーやファン、吹き出し口といった箇所は、分解しないと掃除しづらい箇所です。
エアコンは精密機器のため、自分で分解するとエアコンの故障につながるリスクが高くなります。エアコンを清潔に保つためには、プロの力を借りましょう。
エアコンクリーニングの理想的な頻度
1~2年を目安にエアコンクリーニングの依頼をおすすめします。お掃除機能が付いていても、長年の使用によりエアコン内部に汚れが溜まっている可能性が高いからです。
また、使用状況によってはエアコンがかなり汚れている場合があります。エアコンから異臭がする、効きが悪くなった気がするといった違和感を覚えたら、掃除を依頼する時期かもしれません。
富士通のエアコン掃除はどこに依頼?【メーカーorクリーニング業者】
エアコンのクリーニングをする場合、メーカー(富士通)とクリーニング業者のどちらかに依頼することになります。メーカーとクリーニング業者の価格やサービスなどの一覧を表にして比較してみました。
メーカー(富士通) | クリーニング業者 | |
---|---|---|
料金 | 約17,000前後 | 9,000円前後 |
技術力 | 高い | 高い |
クリーニング方法 | 高圧洗浄 | 高圧洗浄 |
メーカークリーニングの特徴
メーカー(富士通)のエアコンクリーニングの特徴は、メーカーによる預かり洗浄です。一般的に、壁にエアコンをかけた状態で高圧洗浄するケースがほとんどでしょう。
預かりによる分解洗浄のメリットは、通常のクリーニングでは落としきれない汚れもしっかりと落とせることです。
また、高機能の機種の場合、クリーニング業者によっては対応できないこともあります。メーカーであれば、機種に関わらずクリーニングに対応してもらえるでしょう。
クリーニング業者に依頼した場合のメリット
クリーニング業者に依頼するメリットは、メーカーに依頼するよりも価格を抑えられることです。
一部のクリーニング業者では、エアコンの分解洗浄、高機能機種のクリーニングにも対応してくれます。費用についてもメーカーよりもお得にクリーニングできる可能性が高いでしょう。
富士通のエアコン掃除はクリーニングは業者がおすすめ?
富士通のエアコンをクリーニングするなら、何を重視するかで適した依頼先が変わります。
コストを重視するならクリーニング業者に依頼しましょう。信頼のおけるクリーニング業者なら高機能機種や分解洗浄にも対応してもらえます。
適切な掃除とクリーニングで富士通のエアコンを快適に使おう
富士通のエアコンは掃除機能が充実しており、定期的なお手入れできれいな状態を保てます。とはいえ、使用状況や経年により汚れが蓄積してくると、エアコンの効率や異音などのトラブルが発生しやすくなります。
定期的な掃除とクリーニングを活用し、富士通のエアコンを清潔、快適に使用しましょう!
富士通のエアコン掃除方法・お手入れ手順解説!プロのクリーニングは必要?【適切な頻度や費用相場も】のよくある質問
-
Q. 富士通のエアコンお掃除機能の特徴は?
A.全機種に熱交換器加熱除菌機能を備えています。自分で掃除しづらいエアコン内部を清潔に保てます。
-
Q. お掃除機能が付いている機種の富士通エアコンもお手入れは必要なの?
A.長年の汚れが定着するので、自分でお手入れが必要です。
-
Q. 掃除機能が充実していてもプロのクリーニングは必要?
A.使用状況によりますが1〜2年を目途にプロのクリーニングを依頼しましょう。エアコンの内部は分解しないと掃除できないからです。
エアコンクリーニングの
地域からおすすめ業者を探す
エアコンクリーニングの関連記事
-
エアコンが臭い原因やニオイ対策は?冷房・暖房・送風など使い方ごとにも解説
-
ダイキンエアコンのストリーマ掃除方法を徹底解説!【点滅のリセット方法も】
-
エアコンの冷房の臭いを取る方法は?冷房で臭いを取り除く方法も解説【簡単】
-
エアコンクリーニングで故障したらどうする?対処法や補償範囲を徹底解説
-
エアコンクリーニングの相場は?安い時期と費用を抑えるポイントも紹介
-
10年以上クリーニングや掃除していないエアコンはリスクだらけ?知っておきたい対処方法
-
ダイキンお掃除機能付きエアコンの掃除方法【洗浄できる箇所やお手入れ頻度まで徹底解説】
-
天吊りエアコンのクリーニングの料金は?洗浄作業内容やおすすめ頻度をご紹介!
-
エアコンがホコリ臭い原因は?対処法・掃除方法を徹底解説!
-
エアコンのアルミフィン掃除用ブラシおすすめ5選【熱交換器の隙間まで綺麗に!】