エアコン業者に掃除してもらったのに臭い!再クリーニング?においの原因と対処法
2023.06.12 2024.08.30
エアコン業者に掃除を依頼したのに、使用時にエアコンから嫌な臭いが漂ってきた経験はありませんか。
エアコンからの悪臭は、部屋の臭いやカビ、汚れなどが主な原因です。この記事では、エアコンクリーニングをしたのに臭いがする原因、適切な対処法について解説します。
また、エアコンクリーニング業者選びで失敗しないためのコツもご紹介します。エアコンクリーニングの業者選び、クリーニング後の臭いでお悩みのときはぜひ参考にしてみてください。
目次
エアコンクリーニング後の臭いの原因【業者に掃除してもらったのに!】
エアコンクリーニングをしてもらったのに、使用時に臭いが発生する原因として、まず下記6つが考えられます。
- 部屋の生活臭拡散
- ドレンホース先端の臭い取り込み
- エアコン室外機の汚れ
- ドレンパンの臭い
- エアコン内部に残った汚れやカビ臭
- 洗浄不足や洗浄液のすすぎ不足
以下、臭いを発生させる主な原因について詳しく見ていきます。
部屋の生活臭拡散
エアコンは部屋の空気を循環させる仕組みなので、部屋の生活臭が臭いの原因になることがあります。
汗、料理、タバコやペットなど生活臭が部屋の壁紙やカーテンに染みついていると、その臭いを含む空気をエアコンが吸い込んでしまいます。
エアコンが生活臭を含んだ空気をかき集めて室内に放出するため、特にエアコンから臭いがするように感じるのです。生活臭が原因の場合は、エアコンクリーニングではなく、臭いが染みついた家具や壁紙、カーテンなどの消臭や除菌が効果的でしょう。
ドレンホース先端の臭い取り込み
ドレンホースというパーツから臭いが発生することもあります。ドレンホースは室外機の近くに設置され、エアコン内部で発生した結露を排出します。
その先端が排水溝に浸かっていたり、先端近くに臭いの強いものが置いてあったりすると、その臭いが室内機に取り込まれて、室内にまで放出されることがあるのです。
エアコン室外機の汚れ
エアコンの室外機が汚れていると、エアコンの稼働率が低下して臭いの発生につながることがあります。
室外機の周辺に物を置いている、ゴミが溜まっている、直射日光が当たっているといった状態は、室外機の稼働率を妨げている可能性が高くなります。
室外機はエアコン使用時に熱を排出する働きがありますが、その働きが妨げられるとエアコンの効率が悪くなり臭いが発生することがあるのです。
ドレンパンの臭い
エアコンの熱交換機から出る水を受ける役割を持っているドレンパンが掃除されていないと、臭いが出ることがあります。
水分を受けることからカビや雑菌が繁殖しやすいドレンパンですが、掃除してもらえないことがあります。それは、エアコンの構造上掃除がしづらく時間がかかるからです。
また、ドレンパンまで掃除してくれても、洗剤や洗浄不足で汚れがしっかり落ちきっていないと臭いが発生します。
エアコン内部に残った汚れやカビ臭
エアコン内部にカビ、雑菌などが残っていると、エアコンから悪臭が漂うことがあります。
次に挙げる洗浄不足の可能性もありますが、そもそも一般的なクリーニングでは洗浄できない奥の方に臭いの原因があることも。
洗浄不足や洗浄液のすすぎ不足
ドレンパンだけでなく他の部分で洗浄が不足していたり、洗浄液のすすぎが不足していると、臭いの原因が残っているため、当然クリーニング後も臭いが継続します。
洗剤の量が不足していたり、目に見える部分しか洗浄しなかったりとクリーニングのやり方が適切でないとカビや汚れが残ってしまいます。
また、エアコンが想像以上に汚れていると、一度の洗浄で汚れを落としきれずカビや汚れが残り、不快な臭いを発生させるのです。
洗浄不足の場合は、クリーニングを依頼した業者に再度作業を依頼するか、エアコンの完全分解洗浄をおこなっている業者に相談してみましょう。
クリーニング後に臭いが発生したらどうするべき?
業者にエアコンクリーニングを依頼した後に悪臭が発生したときは、まずは作業を依頼した業者に相談してみましょう。優良業者であれば、再クリーニングをしたり、クリーニング代を返金してくれたりと、適切な対応をとってくれるはずだからです。
エアコンクリーニング業者の補償制度
エアコンクリーニング業者のほとんどが、作業に対する補償制度を設けており、作業後に発生したトラブルの内容に応じた対策や提案をしてくれます。
個人から大手までエアコンクリーニング業者のほとんどが、損害補償保険に加入していますが、中には加入していない業者も。自社の公式ホームページなどで、損害補償保険に加入していることを紹介している業者も多いので、問合せ前に確認しておきましょう。
補償の対象となる主な症状
エアコンからの異臭や異音、水漏れなどエアコンクリーニングに関連する補償内容は多岐にわたります。
プロのエアコンクリーニングでは、エアコン前方のパーツをを外し、高圧洗浄機を使って念入りに掃除するため、丁寧に作業をしていても部品や本体を壊してしまうケースもあるからです。
また、特に古いエアコンでは、パーツの分解時や取り付け時に、接合部が割れてしまったり、部品を落として壊したりといったケースも起こり得ます。
さらには、クリーニング時に床や家具、カーテンなどに汚れやキズが付いた場合も補償の対象となります。
エアコンクリーニング業者の対応
作業を依頼したエアコンクリーニング業者に連絡をすると、その原因と対策を提案するために点検に来てもらえます。
点検で臭いの原因が判明した場合、それに適した対策や作業を提案してくれるはずです。臭いの原因がクリーニングの不備だった場合、再度クリーニングをしてくれるでしょう。
業者の対応や作業に納得いかず返金を希望する場合は、業者によって対応が異なります。
まずは早めに相談すること
エアコンクリーニング業者の多くが補償制度を設けていますが、期限があるため注意が必要です。
業者によって補償期間が異なりますが、一般的に作業から3日以内、長くても1週間程度。それは、クリーニングからある程度の期間経過してから起こった臭いなどのトラブルは、エアコンクリーニングが原因かどうかわからなくなってしまうからです。
作業が原因で起こるトラブルは、作業後すぐに症状が見られる可能性が高いため、補償期間が短く設定されています。補償の範囲内で対応してもらうためにも、再クリーニング後はすぐにエアコンを稼働させて問題がないかをチェックしましょう。
臭いやその他の不備が見つかっても電話がつながらない場合や、営業時間中の連絡が難しいときは、HPなどに記載されているメールで伝えるといいでしょう。
他の業者に依頼することも検討してみよう
作業を依頼したエアコンクリーニング業者から補償を受けられない、対応に不満がある場合は、他の業者に作業を依頼することも検討してみましょう。
エアコンクリーニングをおこなっている業者はたくさんあるので、依頼先の業者によって仕上がりにも差が出ることがあります。
業者選びで失敗しないようにするためにも、さまざまな点を考慮して慎重に判断しましょう。
エアコンクリーニング優良業者の選び方6選【プロの掃除で臭いを取る】
個人から大手までエアコンクリーニングを請け負っている業者がたくさんありすぎて、依頼先を選ぶのに迷う人も多いでしょう。
良質な作業をしてくれる業者が多いですが、中には作業が雑だったり、相場以上もしくは以下の費用を請求したりする悪徳業者まで存在します。「業者に掃除してもらったのに臭い!」ともうならないために。
良質なエアコンクリーニング業者を見極めるポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
損害補償に加入しているかどうか
エアコンクリーニング後に異音や異臭だけでなく、エアコン本体が故障することもあるため損害補償に加入している業者を選ぶと安心です。
損害補償加入業者なら、作業で発生したトラブルや事故を補償してくれるので安心です。
加入していない業者を選んでしまうと、作業や修理費用を負担してもらえない可能性が高いでしょう。
明確な見積もりを提示してくれる
作業にかかる費用を明示してくれる業者を選びましょう。ある程度の相場があるものの、エアコンクリーニングの費用は業者によって異なるからです。
エアコンクリーニングは、壁掛けエアコンが8,000~12,000円、お掃除機能付きのエアコンは18,000円から23,000円が費用相場です。
相場より極端に安かったり高かったりする業者は避けることをおすすめします。また、作業後の追加費用や後日高額費用を請求してくる業者もあるので、事前の問い合わせや見積りで費用を確認しておきましょう。
技術力と実績
仕上りに納得するためにも、業者の技術力や実績も重視したいポイントの一つです。エアコンクリーニングに特別な資格は必要ありません。新規参入ハードルが低いことから、業者によって技術力や実績に大きな差があります。
公式サイトやSNSで、画像や動画付きで施工実績や作業の流れを公開している業者もあるので、チェックしてみましょう。他にも、社員研修の有無など、技術力向上のための取り組みが紹介されていることがあります。
技術力や実績が多い業者なら、安心して依頼できること、何かあったときも適切な対応をしてもらえる可能性が高いでしょう。
会社情報の有無
エアコンクリーニングに関するトラブルは、作業後に発生することが多いため、住所や連絡先、メールアドレスといった情報が公開されている業者を必ず選びましょう。
作業発生後にトラブルや不具合が出た場合、作業をおこなった業者に連絡をしますが、連絡手段がなければ当然対処してもらえなくなります。
スタッフの対応をチェック
スタッフの丁寧さや返信までの速さ、質問に対する対応も優良な業者を見極めるポイントになります。最初はメールや電話で問い合わせをすることになりますが、その際丁寧に対応してくれるかどうかも一つの判断材料になります。
問い合わせをしてから連絡が来るまで時間がかかったり、折り返しの連絡が遅かったりすると、スタッフの教育が行き届いていないと判断できるでしょう。
ホームページやSNSで積極的に情報を発信している業者でも、対応が悪いと後日トラブルになるリスクが高いため避けた方が無難です。
口コミや評判をチェックする
実際にその業者を利用したことがある人からの口コミや評判も業者選びの参考になります。店舗名や会社名で検索する、口コミサイトなどで気になっている業者の口コミをチェックしてみましょう。
ただし、口コミや評判は誰が書き込んだのかを特定できないため、100%信じるのは危険です。口コミや評判はあくまでも参考程度にとどめて、他の要素もチェックして、総合的に業者を選ぶことをおすすめします。
自力でエアコンの臭いを解消する際の注意点
エアコンクリーニング後に臭いが気になったときに、すぐに臭いを何とかしたいと思うかもしれません。エアコンの臭いを解消する主な対策と注意点を紹介します。
自力でできる臭い対策
エアコンの臭いが気になったときに自力でできる対策がいくつかあります。
- 冷房で運転
- 暖房で運転
- 部屋を換気
臭い除去方法の詳細については、下記記事を参考にしてみてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
エアコンのにおいを除去する方法4選!自分でできる手軽な対策や注意点を徹底解説
2023.04.27 2024.09.11
エアコンクリーナーの使用は控える
臭いが気になったとき、市販のエアコンクリーナーを使いたくなりますが使用は控えましょう。
内部部品の破損や水漏れ、電気部品の故障、発煙や発火といった症状を引き起こすリスクがあるからです。
エアコンスプレーのリスク等詳細については、下記記事をご覧ください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
エアコン洗浄スプレーは使ってはいけない?理由や“迷わず”業者に依頼すべき場合などを解説!
2023.06.10 2024.09.02
クリーニング後の臭いは早めの対応が大切
エアコンクリーニング後の臭いが気になるときは、作業を依頼した業者に対して、とにかく早く相談しましょう。
補償を設けている業者がほとんどであり、原因に応じた適切な対策を提案してくれるからです。
補償期間は短く設定されているため、できるだけ早くトラブルに気が付くためにも作業後に試運転をして、異常が見つかれば速やかに業者に連絡しましょう。
エアコン業者に掃除してもらったのに臭い!再クリーニング?においの原因と対処法のよくある質問
-
Q. エアコンが臭いときは同じ業者に依頼するべき?
A.補償を受けられるかもしれないので、まずは
クリーニングを担当した業者に相談してみましょう。 -
Q. エアコンの臭い戻りとは?
A.プロの業者にクリーニングを依頼した直後、もしくは数日後にエアコンから異臭がすることです。
-
Q. エアコン業者に過失がある場合は補償してもらえないの?
A.補償期間内であれば補償してもらえる可能性が高いでしょう。補償期間を過ぎてしまうと、基本的に補償してもらえません。
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