エアコンのにおいを除去する方法4選!自分でできる手軽な対策や注意点を徹底解説
2023.04.27 2024.09.11
この記事では、エアコンのにおいを除去する方法を徹底解説していきます。
エアコンは構造上カビやホコリを溜め込みやすく、送り出される空気が酸っぱい臭いになったりします。
エアコンの異常な臭いを放置していると、不快感があるだけでなく本体の故障や健康上のリスクにも。
自分で簡単にできる対策として、冷房や暖房などエアコン自体の機能を活かして臭いを消す方法があります。
エアコンのにおいを消す方法を探している人は、ぜひチェックしてみてください。
目次
エアコンのにおいを除去する方法【自分でできる】
最初に、自分でできるエアコンのにおいを除去する方法について4つ紹介します。
冷房を16℃に設定して1時間運転する
1つ目の方法は、冷房を16℃に設定して1時間運転する方法です。
エアコン内部にカビが発生していると、そのにおいが送風時などに酸っぱい・くさいと感じられます。
後述しますが、エアコンは構造上の問題で使用するうちに内部にカビが発生してしまうのは仕方ありません。
冷房16℃という極端に低い温度で一定時間運転することによって、エアコン内部に水滴を発生させ、カビを洗い出します。
発生した水分はドレンホースをつたって屋外に送り出されるので、事前にドレンホースが詰まっていないか確認しておきましょう。
16℃で1時間の冷房運転は手軽なにおい対策ですが、必ずにおいが取り切れるとは限りません。あくまでも簡易な方法である点に注意してください。
暖房を30℃に設定して1時間運転する
冷房を16℃にする方法がある一方で、暖房を30℃に設定して1時間運転するにおい対策もあります。
冷房は水滴を発生させてカビを洗い流す方法ですが、暖房はカビを熱で死滅させる方法です。
暖房によりエアコン内部の湿度を低くキープすることで、カビを発生させずエアコンのにおいを抑えることができます。
ただし、暖房30℃で1時間運転する方法も、エアコン内部のカビすべてを排除できるわけではありません。
いずれエアコンクリーニングをしなければ、使用するうちに再びにおいを発し始める可能性が高いでしょう。
エアコンの内部クリーン機能を使う
エアコンの内部クリーン機能とは、エアコンを使用した直後に、自動的にカビの発生を抑える機能です。
冷房や暖房のスイッチを切った直後にエアコン内部を乾燥させr、カビの原因となる水分を抑えます。
特に冷房や除湿機能を使った直後は、エアコン内部の結露が多い傾向にあるので、こまめにクリーン機能を活用するといいでしょう。
しかし、エアコンの内部クリーン機能はどの製品でも利用できる機能ではありません。
これからエアコンを購入する人で、手軽にエアコンのにおい対策をしたい人は、内部クリーン機能が付いているエアコンを選ぶことをおすすめします。
自分でできる範囲のエアコン掃除をする
自分でエアコン掃除をする場合、まずはフィルターを外し、ルーバーを拭くなどして掃除しましょう。
エアコンのフィルターやルーバーを掃除する際には、事故や故障を防ぐためにも、必ず電源プラグを外してから作業してください。
エアコンのにおいが酸っぱい・くさいと感じる3つの原因
上記でエアコンのにおいを除去する方法について4つ紹介しました。
エアコンのにおいが酸っぱい・くさいなど、不快なにおいを発する原因として、以下の3つが挙げられます。
部屋の空気を循環させるため
エアコンは空気を吸い込んで、内部で冷却して送風するという構造です。
そのため、どれだけエアコンを綺麗に掃除しても、吸い込む空気が汚れていればエアコンから送り出される空気を綺麗にすることはできません。
エアコンから酸っぱい・くさいにおいを発する原因として、部屋に舞っているホコリや汚れなどが挙げられます。
その他にも料理中に発生したにおいやペットの毛なども、エアコンのにおいに影響します。
一つひとつはあまりにおいを発生しないものでも、様々な要因が混ざり合うことで不快なにおいに繋がってしまうので、できる限りにおいの原因を減らすように心がけましょう。
使用するうちにエアコン内部にカビが発生するため
上記の通り、部屋の空気がエアコンのにおいに影響しますが、部屋の空気だけでは、なかなかエアコンの風が酸っぱい・くさいと感じることはないでしょう。
部屋の空気に含まれたホコリや汚れなどが、エアコン内部の水分と混ざることでにおいが発生します。
ホコリや汚れが水滴と混ざることでカビが発生し、カビから酸っぱい・臭いにおいが出るという流れです。
エアコンの使用期間が長くなるほど内部のカビの量も増えてしまうので、定期的にクリーニングするしかありません。
長期間放置しているうちにカビが増殖するため
エアコン内部に発生したカビは、放置していると徐々に増殖します。
エアコンを長期間使用していない場合、再び使い始めるときのにおいが酸っぱい・くさいと感じる可能性が高いので注意してください。
特に梅雨の時期は、冬や春の間エアコンを使っておらず、急に除湿や冷房機能を活用するケースが多いでしょう。
長期間エアコン内部で育ったカビが一気に放出されてにおう可能性が高いので、使用開始前ににおい対策をしておくことが大切です。
エアコンのにおいを除去する際の注意点3つ
エアコンのにおいを除去する際には、以下のような3つの点に注意してください。
エアコンのにおい対策中は部屋を換気しておく
エアコンのにおい対策として、冷房や暖房で1時間運転する方法を挙げました。
特にエアコンを冷房16度で運転していると、閉め切った空間の家具や壁に結露が発生する可能性があります。
部屋の湿度上昇を防ぐためにも、運転中に部屋の換気もしておくと良いでしょう。
また、部屋の換気はエアコンのにおいが気になる時だけでなく、常に心がけたいカビ・ホコリ対策です。
換気することで部屋の空気に含まれているホコリや汚れを屋外に排出できます。
エアコン内部にホコリや汚れを取り込まないように、室内は清潔に保ちましょう。
内部クリーン機能はカビを除去するわけではない
先述したように、エアコンのにおい対策の一つとして、内部クリーン機能の活用を挙げました。
内部クリーン機能はカビの発生防止に効果が期待できますが、カビを除去するわけではありません。
内部クリーン機能は、あくまでエアコン内部で発生してしまう水分を使用後すぐさま乾燥させることで、新たなカビ発生を抑える機能です。すでに内部にたくさんのカビが発生している場合は効き目が弱いでしょう。
内部クリーン機能を使ってもなかなかエアコンの酸っぱい・臭いにおいがなくならない場合は、エアコン内部がすでにかなり汚れているかもしれません。
発生したカビを除去するには、エアコン内部の掃除が必要です。
セルフクリーニングもしくは業者への依頼を検討してみてください。
エアコン用の消臭スプレーはあくまでも一時的な対策
エアコンのにおい対策の一つとして、エアコン用消臭スプレーが挙げられます。
エアコン用消臭スプレーとは、エアコン内部に使用できるスプレーで、防カビやにおい消しなどの効果が期待できます。
数百円程度で購入できるうえに手軽な方法で便利ですが、あくまでも一時的なにおい対策であることに注意してください。
また、エアコン用ではない普通の消臭スプレーをエアコンに吹きかけると故障に繋がる可能性が高いためおすすめできません。
エアコンのにおいに対して根本的に対策せず放置しておくと、酸っぱい・臭いなどの不快なにおいがする以外にも様々なデメリットに繋がります。
「エアコンが酸っぱい・臭い=エアコン内部にカビが発生している」という状況です。
においが酸っぱい・臭いという状況でエアコンを使用し続けると、エアコンの送風に含まれるカビや汚れを吸い込んでしまい、健康リスクに繋がる可能性もゼロではありません。
さらに、カビによってエアコン内部の熱交換器やファンの機能がおとろえてしまい、寿命よりも早く故障してしまうかもしれません。
自分でエアコンのにおいを除去できないときは業者依頼
ここまで、自分でできるエアコンのにおい対策やにおいの原因、注意点について解説しました。
自分で対策してもエアコンのにおいが消えない場合は、業者に依頼するのも一つの手です。
業者に依頼すれば、根本的なエアコンのにおい対策をしてもらえます。
当然エアコンクリーニング代は業者によって異なりますが、相場は10,000円程度でしょう。
先述したように、エアコンの異臭を放置していると、健康リスクやエアコン故障などに繋がる可能性があります。
健康リスクやエアコンの故障が発生すれば、治療費や新しいエアコンの購入費がかかり、かえって高額な費用が必要となるでしょう。
健康や故障のリスクを抑えるためにも、できる限り早めに業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
今回の記事では、エアコンのにおいを除去するための対策や注意点について解説しました。
エアコンは構造上酸っぱい・臭いにおいを発生しやすいため、自分でもできる対策を把握しておくことが大切です。
また、エアコンのにおいの基本情報についてはこちらの記事にまとめているので、ぜひご覧ください。
エアコンは冷房を16℃にすることなどでにおい対策ができますが、根本的に解決しない場合はできる限り早めに業者への依頼も検討してみましょう。
エアコンのにおいを除去する方法4選!自分でできる手軽な対策や注意点を徹底解説のよくある質問
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Q. クーラーの臭いを消す方法は?
A.冷房16℃や暖房30℃にして、1時間程度運転させます。その際、窓を開けての換気も忘れずにしましょう。フィルターやルーバーの掃除をするとより効果的です。
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Q. エアコンの内部クリーン機能とは?
A.エアコンを使用した際に発生した水分をすぐさま乾燥させる機能です。エアコン内部の水分を飛ばすことでカビの繁殖を抑え、酸っぱい・臭いにおいが発生しないようにしてくれます。
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Q. エアコンの臭い取りは何度でできる?
A.冷房であれば16℃、暖房であれば30℃がおすすめです。冷房なら水滴を発生させて内部のカビや汚れを洗い流し、暖房なら熱でカビを死滅させることが可能です。
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