エアコンのカビを防止!対策4選とおすすめの予防グッズ3選【キレイな空気を維持】
2023.06.07 2024.04.24
エアコン内は湿度が高く、カビ防止が難しいものです。しかし、予防策を講じておくことでカビ防止効果を高め、エアコンをキレイな状態に保つことができます。
この記事では、エアコンのカビ防止におすすめの予防策4選を解説。あわせて、カビ防止におすすめのグッズも3つご紹介しますので、室内の空気をキレイにするためにお役立てください。
目次
エアコンのカビ防止のための基礎知識
エアコンのカビを防止するためには、なぜカビが発生するのか、どの部分にカビが発生しやすいのかを知っておくと効果的です。
そこで、基礎知識としてカビが発生する理由と発生しやすい場所を最初にご紹介します。
エアコンにカビが発生する理由
カビは、下記の条件がそろうと増殖します。
- 湿度が高い
- 温度が高い
- ホコリや汚れなどの養分がある
エアコン内部は、暖かい空気と冷たい空気が混在することで結露しやすい環境です。
結露によって、内部の湿度は80%以上になることも珍しくありません。
カビは湿度60%を超えると発生し始め、80%を超えると増殖しやすくなるとされているため、エアコン内部はカビにとって最高の生育条件だということが分かります。
また、カビが発生しやすい温度は20~35度。エアコン内部はカビにとって快適な気温でもあります。
さらに、部屋の空気に含まれるホコリや汚れを吸い込むことでかき集めてしまうエアコン内部は、カビにとって養分も豊富で増殖しやすい環境なのです。
エアコンでカビが発生しやすい場所
カビにとって好条件がそろうエアコン内部でも、特に下記の場所はカビが発生しやすいです。
- フィルター
- アルミフィン
- 送風ファン
部屋の空気を取り入れる際に最初に通過するフィルターには、ホコリや汚れが多く付着します。
アルミフィンや送風ファンは、空気の通り道となるうえにホコリが付着します。
こうした理由から、フィルターやアルミフィン、送風ファンは特にカビが発生しやすい場所です。
エアコンのカビを防止!おすすめの予防策4選!
エアコンのカビ防止をするなら、下記4つの予防策がおすすめです。
- こまめに部屋を換気する
- エアコン使用後は送風運転する
- 除湿器や除湿剤を使用する
- フィルターをこまめに掃除する
それぞれの予防策について解説します。
こまめに部屋を換気する
換気をしないと、部屋の中の空気はこもったままになってしまいます。
ホコリや汚れがいつまでも部屋の中に残ってしまい、エアコンを使うと大量のホコリや汚れを吸い込んでしまいます。
ホコリや汚れはカビの養分になってしまうため、こまめに換気をして部屋の中のホコリや汚れを外へ出すことが大切です。
換気量を考えると、窓をあけての換気が理想ですが、雨の日などは換気扇を回すのも良いでしょう。
換気をすることで、部屋の湿度を下げることもできます。
エアコン使用後は送風運転する
エアコンを使った後は、エアコン内部が高温多湿でカビにとって最高の条件が整った状態です。
このまま放置してしまうとカビがどんどん増殖してしまうため、エアコン使用後は送風運転をしましょう。
送風運転をすることで、エアコン内部の湿度と温度を下げることができます。
エアコン使用後はすぐに電源を切らず30~60分ほど送風運転をすれば、カビの増殖を防ぐことが可能です。
内部クリーン機能も、送風同様にエアコン内部をキレイな状態にしてくれるため、おすすめです。
除湿器や除湿剤を使用する
部屋全体の湿度が上がると、当然エアコン内の湿度も上がってしまいます。
- 料理中の蒸気
- お風呂からの蒸気
- 部屋干しの洗濯物
このような日常生活の湿気が原因で、部屋の湿度は案外簡単に上がってしまうものです。
湿度を下げるためには、料理中は換気扇を回す、お風呂は扉を閉めて蒸気が部屋に入らないようにすると良いですが、雨の日などは洗濯物の部屋干しが避けられないこともあります。
そのような場合は、除湿器や除湿剤などを使って部屋内の湿度を下げる方法も有効です。
フィルターをこまめに掃除する
部屋の空気を吸い込む際に、最初にホコリなどをキャッチするのがフィルターです。
フィルターにはホコリや汚れが大量に付着しやすいため、こまめに掃除をするとカビに養分を与えず増殖を抑えることにつながります。
フィルターは簡単に外せて掃除機やシャワーで手軽に掃除できるため、2週間~1ヶ月に一度を目安に掃除するのがおすすめです。
エアコンのカビ防止機能は有効?
近年発売されているエアコンには、カビ防止機能が搭載されている種類が増えています。
「内部クリーン機能」や「マイナスイオン」など名称はさまざまですが、共通しているのは、エアコン内部の湿度と温度を下げることです。
カビ防止機能を使うとカビが絶対に発生しないというわけではありませんが、エアコン内部を乾燥させることで発生しにくい環境にすることができます。
エアコンが自動でカビ対策をしてくれるため、カビ防止には有効といえるでしょう。
カビ防止可能?エアコンに送風がない場合の対処法
カビ防止機能がついていないエアコンの場合は、エアコン使用後に送風運転をすることでカビ予防が可能です。
しかし、送風機能もついていないエアコンの場合はどうでしょうか。
送風とは、内部のファンだけを回転させて風を送り出すモードです。
送風機能がないエアコンの場合、30度以上に設定して「冷房」をかけると実質的に送風となります(室温が30度以下の場合に限ります)。
冷房を送風として使う際は、風量を「自動でなく最大に」にしておきましょう。「自動」のままでは冷房をかける必要性がないと判断されて、運転停止してしまうことがあります。
エアコンのカビ防止におすすめのグッズ3選
エアコンのカビを防止するなら、下記のようなグッズを使うのも効果的です。
- パワーバイオ エアコンのカビきれい
- エアコン用アロマDE防カビ エレガントアロマ
- 防カビ侍 アルコールタイプ
自宅に合いそうなグッズを見つけて、カビを効率的に予防しましょう。
パワーバイオ エアコンのカビきれい
「パワーバイオ エアコンのカビきれい」はコジットから販売されている商品で、貼り付けるだけで手軽なことが魅力です。
商品名にも含まれている「バイオ(微生物)」によってカビを抑制する仕組みで、人体に悪影響を与えないようになっています。
消臭効果も期待できるので、手軽にキレイをキープしやすい商品です。
3ヶ月目安で交換する必要はありますが、コスパも良いといえます。
「パワーバイオ エアコンのカビきれい」は、貼るタイプのほか、スプレータイプも発売されています。
エアコン用アロマDE防カビ エレガントアロマ
woodylaboから発売されている「エアコン用アロマDE防カビ エレガントアロマ」は、アロマの香りでカビを予防します。
天然由来の機能性香料を使っていて、カビ予防だけでなく除菌効果や消臭効果が期待できます。
赤ちゃんやペットがいて強力な防カビ剤などは使いたくないという家庭でも、安心して使えることが特徴です。
貼るだけで簡単に使える点も魅力ですが、香りが強いと感じるケースもあるようなので、アロマの香りが好きな方向けの商品といえます。
防カビ侍 アルコールタイプ
純閃堂の「防カビ侍 アルコールタイプ」は、防カビ効果と除菌効果が期待できる商品です。
防カビを研究している博士が開発した商品で、強力なカビ防止剤が含まれています。
除菌成分も配合しているため、ニオイの元となる細菌やカビの予防が可能です。
スプレータイプで吹きかけるだけで簡単にカビ予防ができ、約1年間、効果の持続が期待できます。
防カビ侍にはさまざまな種類があるため、必ず「エアコン用」の商品を選びましょう。
カビ防止!こんなエアコンの症状には注意
エアコン内はどうしてもカビが発生しやすい環境となるため、日頃からカビ防止をする必要があります。
また、防止をしていてもカビが発生してしまうことがあるので注意が必要です。
「エアコンのニオイが気になる」「吹き出し口やフィルターに黒い点々がある」などといった症状がある場合には、カビが増殖している可能性があります。
エアコンのニオイが気になる
エアコンのニオイが気になる場合、エアコン内部にカビが生えていたり、長年のホコリが蓄積していたりする可能性があります。
パッと見てカビが確認できなくても、エアコン内部は相当汚れていると考えて良いでしょう。
カビやホコリなどが混じった風がエアコンから出てきていることになるため、早めにカビ取りをする必要があります。
吹き出し口やフィルターに黒い点々がある
吹き出し口やフィルターに付着する黒い点々は、黒カビの可能性が高いです。
特に吹き出し口に黒い点々が多く発生しているのなら、エアコン内部はカビが大量発生していると考えられます。
すぐにエアコンを掃除する必要がありますが、エアコン内部まではなかなか手が届きません。業者依頼して徹底的にクリーニングするのがおすすめです。
カビ防止+除去!エアコンの掃除方法
カビを取るなら、下記の方法でエアコンをキレイにしましょう。
- エアコンの電源を切る
- エアコンと周辺に養生シートを設置する
- 本体カバーをあける
- フィルターを外し、掃除機でホコリを取ってシャワーで洗う
- フィンに専用スプレーをかける
- ルーバーを外して水洗いする
- 送風ファンに専用の洗浄スプレーをかける
- 20~30分待ってからリンススプレーで洗い流す
- しっかり乾燥させる
この手順でカビは除去できますが、徹底的にキレイにするなら業者へ依頼してプロに作業してもらうのがおすすめです。
自分でカビを防止するなら、作業の後に洗剤を残さず洗い流し、すべてのパーツを完全に乾かすことが大切です。
自分で掃除する際は、故障を避けるために、電子パーツをぬらさないように養生シートを入念にセットする必要があります。
さらに、洗剤には刺激の強い成分が含まれることがあるため、手で直接触らないように注意しましょう。
エアコンのカビ防止は定期的な手入れが必須!
エアコンにカビが生えてしまうと、ニオイが気になってしまうだけでなく病気の原因になることもあります。
パッと見ただけではカビが生えているかどうか分からないこともあるため、日頃からカビ防止していくことが欠かせません。
エアコンのカビ防止のためには、部屋の換気や湿度を下げるなどのちょっとした工夫が必要です。
カビ防止グッズも取り入れて、エアコンを快適に使いましょう。
エアコンのカビを防止!対策4選とおすすめの予防グッズ3選【キレイな空気を維持】のよくある質問
-
Q. エアコンのカビ防止の方法は?
A.エアコン使用後に送風運転をして、内部を乾燥させる方法が効果的です。
エアコン使用後は内部に湿気が溜まったカビができやすい状態。送風運転により高温多湿の状態を取り除くことでカビ予防が可能です。
-
Q. カビ防止にアルコールは効果的?
A.アルコールを使って拭き掃除をすると、カビ防止に効果が期待できます。
消毒用のエタノールや無水エタノールを薄めて雑巾に染みこませ、拭き掃除をしましょう。
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