シャワーヘッドの掃除方法!意外と汚ないって本当!?【お手入れのコツも解説】

シャワーヘッドの掃除方法!意外と汚ないって本当!?【お手入れのコツも解説】

2024.01.25 2024.02.06

こちらの記事では、シャワーヘッドの掃除方法やキレイに保つコツなどを詳しく解説します。

  • 「最近、シャワーの水圧が弱い気がする」
  • 「シャワーの水が変な方向に飛んでいく」
  • 「シャワーのお湯から嫌なニオイがするような・・・」

これらの現象は、主にシャワーヘッドにたまった汚れが目づまりを起こすことで発生します。
意外と汚れやすいシャワーヘッドもちょっとした掃除でキレイに保つことが可能ですよ。ぜひ記事の方法を参考にしてみてください。

シャワーヘッド掃除で落としたい汚れ【4種の原因】

シャワーヘッド掃除で落としたい汚れ【4種の原因】

そもそも、シャワーヘッドに汚れがたまるのはなぜでしょうか。
掃除方法を知る前に、どのような原因で汚れるのかを把握しましょう。

  • 白く硬い汚れは水アカ
  • お風呂を好むカビ
  • せっけんやシャンプーのカス
  • 洗った際に付着する皮脂

白く硬い汚れは水アカ

シャワーヘッドに白くて硬い汚れが付着していたら、それは水に含まれるカルキによる「水アカ」です。

普段使っている水には、マグネシウム・カルシウムなどのミネラルが含まれています。
シャワーを使った後、シャワーヘッドに残った水滴が蒸発すると、ミネラルだけが残って固まりこびり付いてしまうのです。

もともとがミネラルなので、不衛生な汚れではないものの、一度こびり付くとなかなか取れません
また、そのまま放置していると、シャワーヘッドの穴を塞いでしまうことがあるため、水やお湯が変な方向に飛んだり、出なくなったりしてしまいます。

お風呂を好むカビ

お風呂は温度・湿度ともに高く、「カビ」が大好きな場所。繁殖する条件が揃いやすい絶好の空間です。

普段から、使用後に浴室を乾燥させる習慣がないと、表面的にはカビが見えないシャワーヘッドでも、内部にカビが発生している可能性があるのです。

せっけんやシャンプーのカス

体や髪の毛を洗うときに、シャワーヘッドに「せっけんやシャンプーの泡」が飛び散って水分が蒸発すると、シャワーヘッドに石鹸カスがこびり付いたままになります。

石鹸カスがこびり付き蓄積すると、水アカと同じようにシャワーヘッドの穴を塞ぐため、水が変な方向に飛んだり、出なくなったりする現象が起きます。

石鹸カスは、水アカと比べると柔らかい汚れなので、比較的取り除くのは簡単。ただ、掃除をしないとどんどん溜まりますのでこまめにケアしましょう。

注意すべき点は、石鹸カスはカビの好物ということ。放置するとカビが発生しやすくなるので、注意が必要です。

洗った際に付着する皮脂

体や髪の毛を洗ったときにシャワーヘッドに飛び散るのは、泡だけではなく「皮脂」も一緒に飛び散ります

皮脂は、水アカや石鹸カスと同じようにシャワーヘッドに蓄積する汚れの一つです。

タンパク質が含まれている皮脂は水では落ちません。40℃くらいのぬるま湯で溶けやすくなるとは言え、蓄積するとお湯でも落としづらくなります。

水アカや石鹸カスと一緒にこびり付くと、落としづらさはさらにアップするので、こまめに取り除くように心がけましょう。

シャワーヘッド掃除で必要なアイテム

シャワーヘッド掃除で必要なアイテム

シャワーヘッドの掃除では、特別な専門道具を用意する必要はなく、どこの家庭にもあるアイテムで簡単に実施せきます。

ここでは、シャワーヘッド掃除で用意するアイテムについてご紹介します。

  • クエン酸・重曹
  • 塩素系漂白剤(カビキラー・ハイターなど)
  • 古い歯ブラシ
  • キッチンペーパー・ラップ

汚れに気付いた時にすぐに手元にあるものばかりですね。

クエン酸・重曹

水道水に含まれるカルシウムやミネラルからなる水アカは、アルカリ性の成分からできています。

アルカリ性の汚れに対して、クエン酸や酢など酸性のものを使うことで、中和反応によって汚れを浮かせて落とすことができるのです。一方の重曹は、アルカリ成分を含んでおり、酸性の汚れに強いです。

クエン酸と重曹を用意して、それぞれが得意とする汚れに使えば、お風呂の汚れが簡単に落とせてピカピカになりますよ。

塩素系漂白剤(カビキラー・ハイターなど)

カビキラーやハイターなどの塩素系漂白剤は、しつこい黒カビに効果的です。

強い成分なので、使用する時は換気をしたり、ゴム手袋をしたりしましょう。

古い歯ブラシ・つまようじ

シャワーヘッドの小さな穴などの、細かい部分を掃除する際に活躍してくれるのが、古い歯ブラシ

シャワーヘッドのすき間などにたまりがちな黒ずみや水アカ汚れに、古い歯ブラシを使うことで、細かい部分でも汚れを簡単に落とせます。

つまようじも使用できますが、先が折れないように気を付けましょう。

キッチンペーパー・ラップ

古い歯ブラシやつまようじなどを用いても取り除けない汚れには、より強力な洗浄液を使用します。

その際、直接手に触れないようにキッチンペーパーやラップを用いて、パック代わりに洗浄液を浸透させることで、頑固な汚れやつまりが軽減します。

シャワーヘッドのお掃除方法【汚れ別】

シャワーヘッドのお掃除方法【汚れ別】

シャワーヘッドの掃除といっても、どのような汚れがこびり付いているかで掃除方法は変わります。

  • 水アカ・石鹸カスの掃除方法
  • 黒カビの掃除方法
  • さまざまな汚れが混じっている場合の掃除方法

大きく上記の汚れに分類できるので、それぞれ確認していきましょう。

水アカ・石鹸カスのお掃除方法

アルカリ成分を含む水アカや石けんカスは、「クエン酸」や「お酢」を使って汚れを落としましょう。

クエン酸の酸性成分を利用したシャワーヘッドの掃除手順は、以下のとおりです。

  1. 洗面器にぬるま湯を1Lくらい入れ、クエン酸大さじ1、またはお酢200mlを溶かす
  2. 1にシャワーヘッドを漬けて、1〜3時間程度放置する
  3. 古い歯ブラシでシャワーヘッドの穴を掃除する
  4. 汚れがとれたら水で流す

なかなか取れない汚れや、シャワーホースとの接続部など細かい部分も、古い歯ブラシやつまようじを使うと汚れが落ちやすいです。

つけ置きの方法でも落ちない汚れの場合は、シャワーヘッドをクエン酸パックしましょう。

手順は以下の通りです。

  1. 水100mlにクエン酸粉末小さじ1を混ぜて、クエン酸水を作る
  2. キッチンペーパーをクエン酸水で濡らしてから、シャワーヘッドに巻く
  3. 2の上からラップをかぶせて根元を輪ゴムでとめる
  4. 1時間ほど放置して、古歯ブラシでシャワーヘッドの穴を掃除する
  5. 汚れがとれたら水で流す

水で流したあとは、シャワーヘッド内に水が残らないようによく水を切りましょう。

黒カビの掃除方法

シャワーヘッドについた黒カビは、塩素系漂白剤のカビキラーやハイターで落としましょう。

シャワーヘッドに塗布するだけでは汚れが落ちない場合は、塩素系漂白剤を薄めてつけ置き洗いするのも効果的です。

つけ置き洗いの手順は、以下のとおりです。

  1. 洗面器に水を入れて、カビ取り剤のスプレーを5回程度プッシュする
  2. 1.にシャワーヘッドをつけて20~30分程度放置する
  3. 水でしっかり洗い流す

塩素系漂白剤と酸性のクエン酸やお酢が混ざると、有毒ガスが発生するので注意してください。

さまざまな汚れが混じっている場合の掃除方法

酸性の油脂やカビ、アルカリ性の水アカなどがすべて蓄積している場合には、クエン酸と重曹を混ぜたものを使うと同時に汚れを除去できます。

クエン酸と重曹を使った掃除手順は、以下のとおりです。

  1. お湯2Lにクエン酸50g、重曹大さじ2を入れる
  2. 1.にシャワーヘッドを入れて、1~3時間つけ置きする
  3. 古歯ブラシでシャワーヘッドの穴を掃除する
  4. 汚れがとれたら水で流す

重曹やクエン酸は水に溶けにくいので、お湯に少しずつ入れて混ぜる必要があります。

重曹より洗浄力の高いセスキ炭酸ソーダを使うのもおすすめです。重曹でも落ちないカビや皮脂汚れがあるなら、セスキ炭酸ソーダを使用してみましょう。

その場合、セスキ炭酸ソーダは大さじ1程度でOKです。

シャワーヘッドを掃除せず放置したら?【よくある3つのトラブル】

シャワーヘッドを掃除せず放置したら?【よくある3つのトラブル】

シャワーから出るお湯が汚れているように見えないからといって、シャワーヘッドが汚れていないわけではありません。

シャワーヘッドの見えない箇所の汚れを、実感しないまま放置した場合のリスクをお伝えします。

  • シャワーのお湯がまっすぐ飛ばない
  • お湯の出が悪くなる・水圧が弱くなる
  • シャワーからのお湯が臭くなる

上記の症状に、思い当たる節がある方も多いはず。順に確認していきます。

シャワーのお湯がまっすぐ飛ばない

汚れがシャワーヘッドの穴をふさいでしまうと、本来ならまっすぐ出るはずのお湯が違う方向に飛び出してきます

少しのつまり程度であれば大きな影響はありませんが、そのまま放っておくと、シャワー時間が長くなり、無駄な水道代がかかります。

お湯の出が悪くなる・水圧が弱くなる

汚れによるつまりがさらに蓄積すると、シャワーヘッドにお湯が出ない穴が増えてきます。

つまりを起こしている穴が増えれば増えるほど、お湯の出が悪くなるだけでなく、その他の箇所からの水漏れが起こるなどの二次被害につながりかねません。

シャワーからのお湯が臭くなる

シャワーヘッドの内部に汚れが蓄積したり、カビが生えたりすると、シャワーヘッドから悪臭が発生する可能性があります。

そこまで汚れがたまってしまった場合は、早急に汚れを撤去しないとシャワーの故障の原因になります。

そもそも内部がそこまで汚れていると、せっかく身体や髪を洗ってもキレイに洗浄できる気がしませんね。

シャワーヘッド掃除で汚れ予防!【3つのコツ】

シャワーヘッド掃除で汚れ予防!【3つのコツ】

シャワーヘッドに汚れがこびり付いてしまうと、掃除も大変になるだけでなく、とても不衛生な状態になります。
ここから、汚れを予防するコツを紹介します。

  • 浴室の換気をしっかりする
  • シャワーヘッドの水を毎回きちんと切る
  • シャワーヘッド高い位置にかける

日頃から汚れを予防して、掃除の時短や衛生的な空間を実現しましょう。

浴室の換気をしっかりする

入浴後の浴室は温度も湿度も高くなっているので、換気をしないとカビが大好きな環境になってしまいます。

入浴後は浴室の窓を開けたり、換気扇を回したりして、カビが発生しにくい状態にしておきましょう。水切りワイパーで、壁や床の水切りを行うのも効果的です。

シャワーヘッドの水を毎回きちんと切る

使用頻度の高いシャワーは、日頃予防していても汚れが蓄積しているもの。

定期的にシャワーヘッド内の水をきちんと切ることで、水アカも発生しにくくなります。その他の汚れもこびりつきにくいので、掃除の手間も軽減するでしょう。

シャワーヘッド高い位置にかける

シャワーを浴びた後は、シャワーヘッドに飛び散った皮脂やシャンプー・ボディーソープなどをきちんと流し、シャワーヘッドを振って水を切り、高い位置にシャワーをかけておきましょう。

水が切れやすくなるだけでなく、高い位置にかけておくことで下に溜まりやすい湿気を防ぎ、カビが付きにくくなります

シャワーヘッドやバスルームの掃除はプロに依頼も

シャワーヘッドの掃除方法やキレイに保つためのコツなどをご紹介しました。
バスルームは使用頻度が高く湿気がこもりやすいため、壁や床、バスタブを中心に水アカやカビなどの汚れが溜まりやすい場所。なかでも汚れに気づきにくい部分がシャワーヘッドです。
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シャワーヘッドの掃除方法!意外と汚ないって本当!?【お手入れのコツも解説】のよくある質問

  • Q. シャワーヘッドってなぜ汚れるの?

    シャワーヘッドの汚れる原因には、主に以下が挙げられます。
    ・水アカ
    ・黒カビ
    ・シャンプーやせっけんのカス
    ・油脂
    どの汚れも、使用頻度の高いシャワーの際に徐々に蓄積される汚れです。
    日々のメンテナンスで軽減できますが、逆に、放置すると頑固な汚れに進化してしまいます。

  • Q. シャワーヘッドを掃除しないとどうなる?

    シャワーヘッドの汚れが蓄積すると、シャワーのお湯がまっすぐ飛ばなかったり、水量の出が悪くなったりします。
    その結果、水道代が余計にかかるだけでなく、他の箇所に負荷がかかり水漏れの原因にも。
    衛生的にも良くないので、定期的に掃除を心掛けましょう。

  • Q. 自分で掃除するのは面倒な場合はどうすればいいですか?

    シャワーヘッドの汚れが蓄積すると、かなり頑固。慌てて掃除しようとしても意外と手間がかかります。
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