予防掃除は必須?風呂場やキッチンなど箇所別でカビ・油汚れなど汚れ対策を解説
2025.01.27 2025.01.27
この記事では、風呂場やキッチンなど箇所別の予防掃除について徹底解説していきます。
日々の掃除を楽にしたいなら、汚れを溜めないように工夫する「予防掃除」がおすすめ。日頃から掃除自体を減らす対策を心がければ、軽いお手入れだけで家の中をきれいな状態に保てます。
掃除の手間や労力も大幅に減らせるので、家事もグッと楽になるはず。
記事内では、カビや黒ずみ、油汚れなどが溜まりやすい箇所を中心にご紹介。掃除が楽になる方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね!
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目次
予防掃除・汚れ対策【水まわり編】
水まわりで予防掃除・汚れ対策したいのは、以下の場所です。
それぞれの概要を確認していきましょう。
トイレ
トイレが汚れる主な原因は、水垢や黄ばみ、尿石、黒ずみ、カビ等です。
予防掃除・汚れ対策は、以下のとおり
予防掃除・汚れ対策 | |
---|---|
便器 | トイレを流すたびに洗浄してくれるトイレ用洗剤やコーティング剤を使うのが有効。皮脂汚れが付かないようにこまめに拭くことも大切です。 |
床 | 飛び散った尿は、使い捨ての掃除シートですぐに拭き取りましょう。普段から防汚効果のある洗剤で掃除すると、汚れが付きづらくなります。 |
壁 | 壁が汚れる主な原因は尿の飛び散りなので、こまめに水拭きして汚れを防止するのが有効。防臭防汚効果がある洗剤を使うと汚れが付きづらくなります。 |
便器や床、壁の頑固なカビを取る方法について知りたい方は、以下の記事を確認してください。
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トイレのカビ取りに効果的な方法は?徹底除去できるコツを詳しく解説
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風呂場
風呂場が汚れる主な原因は、カビや水垢、皮脂、石鹸カス等です。
予防掃除・汚れ対策は、以下のとおり
予防掃除・汚れ対策 | |
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浴槽 | 浴槽は水垢や湯垢、皮脂汚れが溜まりやすい箇所。入浴直後は汚れが落ちやすいので、洗剤を含ませたスポンジで軽くこすり洗いしましょう。 |
床・壁 | 浴室の壁や床には水垢や石鹸カス、カビが溜まります。入浴直後は汚れが落ちやすいので、浴室から出る前に全体に熱いシャワーをかけて洗い流しましょう。 |
鏡 | 鏡の主な汚れは、水垢やウロコ汚れです。水滴が残らないように、入浴後は乾いた布で拭き取りましょう。週1回程度は磨いておくと水垢の蓄積を防げます。 |
入浴後は、窓を開けたり換気扇を回したりすると、空気が循環するのでカビ予防策として有効です。
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洗面所
洗面所が汚れる原因は、水垢や皮脂、ほこり、髪の毛、カビなどが挙げられます。
予防掃除・汚れ対策は、以下のとおり。
予防掃除・汚れ対策 | |
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洗面ボウル | 洗面ボウルには水垢やカビ、黒ずみ等の汚れが溜まります。クエン酸水(水200mlにクエン酸15g)を含ませた布でこまめに拭きましょう。 |
収納棚 | 見落とされがちですが、収納棚はカビやほこりが溜まりやすい場所。重曹水(水200mlに重曹15g)を含ませた布でこまめに拭きましょう。 |
床・壁 | 床や壁が汚れるのは、皮脂や水滴、化粧品等の飛び散りが原因です。放置すると黒ずみに変化するので、こまめに拭き掃除しましょう。 |
洗面台にこびりついた黒カビの落とし方を知りたい方は、以下の記事を確認してください。
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シンク
シンクが汚れる原因は、水垢や油汚れ、石鹸カス、黒ずみ、ぬめり等があります。
とくに、水垢は放置すると黒ずみや黄ばみなどの頑固な汚れになることも。クエン酸水(水200mlにクエン酸15g)で定期的に掃除するのが効果的です。
水垢を防止するには、シンク内に水分を残さないのが一番です。使用後に水分を拭き取る習慣をつければ、有効な水垢対策につながります。
排水口
排水口が汚れる主な原因は、食べかすや油脂、洗剤・石鹸カス、髪の毛、皮脂、カビ等です。
予防掃除・汚れ対策は、以下のとおり。
予防掃除・汚れ対策 | |
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キッチン | 生ゴミや食べ残し、調理油が流れ込んでカビ等の雑菌が繁殖してしまいます。ゴミ受けにネットをつけたり油を適切に処理したりするのが有効。使用後は、排水口の蓋やパッキンを中性洗剤でこすり洗いましょう。 |
浴室 | 髪の毛や石鹸カス、皮脂汚れが溜まりやすい箇所。これらの汚れはカビの栄養源になるので、排水口の蓋やパッキン等を取り外して洗いましょう。落ちない頑固なカビ汚れには、塩素系漂白剤が有効です。 |
洗濯機 | 洗剤くずや皮脂、髪の毛等が溜まりやすいです。汚れを放置するとカビの繁殖を招くので、排水口に汚れが溜まらないように、糸くずフィルターや洗剤投入口を取り外して定期的に洗いましょう。 |
予防掃除・汚れ対策【キッチンまわり編】
キッチンまわりで予防掃除・汚れ対策したいのは、以下の場所です。
それぞれの概要を確認していきましょう。
コンロ・IH
コンロ・IHが汚れる原因は、調味料や油の飛び散り、鍋底の汚れ、吹きこぼれ等があります。
予防掃除・汚れ対策として重要なのは、汚れたらすぐに拭き取ることです。使用直後であればそれぞれ軽い汚れなので、水拭きすれば簡単に落ちます。
ただし、ベトベトした汚れをそのままの状態にして加熱すると頑固な焦げ付きやこびり付きになることも。汚れが軽いうちに拭き取る習慣をつければ、きれいな状態を保てます。頑固な焦げ付きやこびり付きは、アルカリ洗剤で中和させてから拭き取るのが効果的です。
コンロ・IH掃除の注意点について知りたい方は、以下の記事を確認してください。
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換気扇
換気扇が汚れる原因には、調理油やほこり、たばこのヤニ等があります。
汚れを溜めないために、使用後は軽く油分を拭き取る習慣をつけることが大切です。そのまま長時間放置すると油分が固まり、落ちにくい頑固な汚れになることも。使用後は、重曹やセスキ炭酸ソーダ、アルカリ洗剤を含ませた布でサッと拭きましょう。
また、予防対策として油汚れ予防コートを施すのもおすすめです。表面に薄い膜を形成するので、油汚れも水拭きだけで簡単に落ちやすくなります。
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床・壁
キッチンの床や壁が汚れる原因は、調理油の飛び散りや油分を含んだ蒸気、たばこのヤニ等です。
これらの汚れはいつの間にか床や壁に蓄積し、そのまま放置すると簡単に落ちない頑固汚れになることも。予防掃除として有効なのは、使用後に軽く水拭きすることです。
水分が残るとカビ発生の原因になるので、水に濡らした布は固く絞りましょう。
汚れ対策としては、油はね防止ネットやアルミのレンジガードを使用するのがおすすめ。床にはキッチンマットを置くと、床の汚れを防止できます。
冷蔵庫
冷蔵庫が汚れる原因には、調味料・飲料の漏れや肉や魚のドリップ、結露によるカビ等があります。
これらの汚れを放置すると雑菌が繁殖し、悪臭の原因になることも。最悪の場合は、冷蔵庫に保存している食材に雑菌が付着する危険性もあります。
予防掃除・汚れ対策は、以下のとおり。
予防掃除・汚れ対策 | |
---|---|
庫内 | 庫内が汚れる原因は、調味料・飲料の漏れや肉や魚のドリップです。食材のクズがあれば除去、液漏れは濡れ布巾で拭くことが大切。最後に、庫内全体を除菌シートで拭けば、カビや雑菌の繁殖を抑えられます。 |
製氷機 | 製氷機が汚れる原因は、カビや雑菌、水垢等があります。給水タンクや浄水フィルターは週1回、貯氷ケースは3カ月に1回の頻度で水洗いするのが有効です。 |
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電子レンジ
電子レンジが汚れる原因は、食品の油分や水分の吹きこぼれ、食べ物のカス等です。
これらの汚れを放置した状態で使用を続けると、庫内にこびり付いてしまいます。また、庫内の換気が十分でないとカビが発生することも。
電子レンジの予防掃除としては、使用後にこまめに水拭きするのが理想です。少し面倒になりますが、使用後に都度拭き取ることで汚れのこびり付きを防げます。
最後にアルコール水で庫内を拭けば、カビをはじめとする雑菌の除去や予防に有効です。
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予防掃除・汚れ対策【玄関まわり編】
玄関まわりで予防掃除・汚れ対策したいのは、以下の場所です。
それぞれの概要を確認していきましょう。
玄関床
玄関床が汚れる原因には、靴底に付いた砂や泥汚れ、衣類に付着した花粉等があります。
玄関床は汚れが溜まりやすいので、簡単でも毎日の掃除が重要。とくに、梅雨の時期はカビが繁殖しやすくなるので念入りな掃除が必要です。
また、泥が乾燥すると汚れがこびり付いて黒ずみになるのですぐに拭き取りましょう。
予防掃除の手順は、以下のとおり。
- ほうきでゴミを取り除く
- 床全体を水拭きする
- しっかり乾燥させる
ただし、掃除前に玄関床の材質を必ず確認しましょう。床の材質が大理石等の天然石の場合、掃除で水を使用するとシミになる可能性があります。
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靴箱
靴箱が汚れる主な原因は、靴に付いた砂利や泥、雑菌の増殖やカビ等です。
靴に付いた砂利や泥は、定期的にほうきでかき出せば靴箱に汚れが溜まるのを防げます。要注意なのは、雑菌の増殖やカビです。長時間履いた靴を収納する靴箱は、ほこりが多く湿気がこもりやすいので、掃除を怠るとカビがすぐに発生してしまいます。
予防掃除としては、除菌効果の高いアルコールスプレーで拭き掃除するのが有効です。拭き掃除したあとは、完全に乾くまでしっかり換気しましょう。
予防掃除・汚れ対策【窓まわり編】
窓まわりで予防掃除・汚れ対策したいのは、以下の場所です。
それぞれの概要を確認していきましょう。
窓ガラス
窓ガラスの汚れは、室外側と室内側で変わります。
汚れる原因 | |
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室外側 | 汚れる主な原因は、雨や風で運ばれてきた砂や花粉、黄砂です。一旦付着して日光を浴び続けると頑固汚れに変わるので、水拭きによる予防掃除が必須です。 |
室内側 | 汚れる主な原因は、ほこりや手垢、たばこのヤニ等です。乾いた状態で付着することが多いので、予防掃除として拭き掃除すれば簡単に落とせます。 |
水拭きでも汚れは落ちますが、重曹水やクエン酸水を含ませると洗浄効果がより高くなります。
また、窓ガラスに水分が残ると拭き跡が付くので、水拭きのあとは乾拭きするのが重要。手軽に水切りしたい場合は、窓用ワイパーを使うのも有効です。
サッシ
窓サッシが汚れる原因は窓ガラスと同じですが、とくに注意したいのは結露によるカビです。
結露が発生すると内部に湿気がこもり、カビが発生しやすくなります。カビが繁殖すると、窓サッシが劣化したり塗装が剥がれたりするおそれも。
カビの繁殖を抑えるには、歯ブラシで汚れをかき出し、細かい汚れは水で洗い流す予防掃除が必須です。サッシのカビ取りに役立つ洗剤を知りたい方は、以下の記事を確認してください。
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網戸
網戸も窓ガラス同様に室内側と室外側とで汚れが異なります。
ただし、風呂場など湿気が多い場所では、カビが発生しやすいので予防掃除が重要です。カビを防ぐためには、窓の結露が溜まらないように丁寧に拭き掃除するのが有効。
最後に、網戸全体にアルコールスプレーをかけると除菌効果が期待できます。水気が残るとカビ発生の原因になるので、掃除が完了したら十分に乾燥させましょう。
予防掃除・汚れ対策【エアコン編】
窓まわりで予防掃除・汚れ対策したいのは、以下の場所です。
それぞれの概要を確認していきましょう。
本体カバー
本体カバーが汚れる原因は、室内のほこりです。
部屋の掃除や換気を怠った場合、室内にほこりが溜まり、本体カバーに蓄積してしまいます。そのまま放置すると内部まで入り込み、カビが繁殖する原因になることも。予防掃除として有効なのは、固く絞った濡れ布巾による定期的な水拭きです。
使用しない間は、エアコンカバーを装着し、本体にほこりが溜まらないように対策しましょう。
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フィルター
フィルターが汚れるのは、室内のほこりや花粉、調理油、たばこのヤニ等が原因です。
汚れを放置すると内部でカビが繁殖し、健康被害への影響やカビ臭い悪臭を放つことも。最悪の場合、エアコンの故障につながる可能性もあります。
フィルターは水洗いするのが理想ですが、予防掃除は表面のほこりを掃除機で吸うだけで十分です。フィルターの表側からやさしく掃除機をかけて汚れを取り除きましょう。裏側から掃除機をかけるとほこりで目詰まりを起こしてしまいます。
フィルターの掃除頻度を減らす裏技について知りたい方は、以下の記事を確認してください。
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室外機
室外機が汚れるのは、砂や泥、枯れ葉、落ち葉、蜘蛛の巣等が原因です。
外に設置する室外機は、雨風や汚れに耐えられるように作られています。ただし、汚れたまま放置すると、室外機に付いているドレンホースに溜まり、カビが大量に繁殖することも。カビを防ぐには、汚れを溜めないように予防掃除することが大切です。
予防掃除は、本体のほこりや周辺のゴミをこまめに除去し、きれいな状態を維持するのが有効。また、室外機の故障につながるので直接水をかけるのはNGです。
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予防掃除はプロの業者にお任せ!
この記事では、風呂場やキッチンなど箇所別の予防掃除について解説してきました。
汚れを溜めない予防掃除を心がければ、軽いお手入れだけで十分にきれいな状態を保てます。カビや油汚れなどの掃除にかける手間や労力も大幅に減らせるので、家事もグッと楽になるはず。
ただ、予防掃除する時間を取れない方もいるかもしれませんね。
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-
Q. 予防掃除を習慣化するためのコツは?
A.予防掃除を習慣化させるには、取り出しやすい場所に掃除グッズを収納しておくのがおすすめ。掃除グッズを簡単に取り出せると、隙間時間にサッと作業できるので予防掃除を習慣化できます。
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Q. カビや黒ずみ、油汚れに適した洗剤は?
A.洗剤は、汚れの種類に応じて選びましょう。カビに有効なのは、洗浄力が高い塩素系漂白剤や酸素系漂白剤です。黒ずみは、重曹水や中性洗剤を使用すると落ちます。酸性の性質をもつ油汚れには、アルカリ洗剤を使用すると中和して落ちやすいです。
-
Q. ハウスクリーニング業者の費用相場は?
A.ハウスクリーニング業者の費用相場は、部屋の広さや清掃範囲、汚れの程度で変わります。エアコンや換気扇など個別での依頼も可能ですが、水まわりや窓まわりなどまとめて依頼したほうがお得です。