掃除前のリクシルのトイレタンク

リクシル(LIXIL)のトイレタンク掃除は自分でできる?簡単手順からおすすめ頻度まで

2023.12.04 2023.12.04

 

リクシル(LIXIL)は国内シェア約24%と、人気トイレメーカーの一つです。今回はそんなリクシルのトイレでお悩みの多い、タンク掃除の方法について解説します。

トイレタンクは掃除を怠りがちな箇所ですが、雑菌が繁殖しやすいので定期的な掃除が欠かせません。この記事では、そんなタンク掃除の簡単手順をご紹介します。リクシルトイレユーザーは、ぜひ参考にしてみてください。

 

掃除が必要なリクシル(LIXIL)のトイレタンク機種

近年ではタンクレスのトイレも増えていますが、タンクが付いているトイレがまだまだ一般的でしょう。

基本機能を備えたリクシルの「アメージュシャワートイレシリーズ」は、タンクが付いているのでタンク掃除が必要です。

リクシル(LIXIL)のトイレタンク掃除手順【お手入れ簡単!】

リクシルのトイレタンクを掃除しようとしているところ

1ヵ月に一度を目安に、タンクに汚れが目立ってきたら、トイレタンクを掃除しましょう。簡易的にトイレタンクを掃除する際の手順は、以下の通りです。

  1. 掃除道具を用意する
  2. 手洗い鉢を掃除する

各ステップを具体的に見ていきましょう。

1.掃除道具を用意する

  • 雑巾
  • トイレ用中性洗剤
  • トイレ掃除用シート

タンクを傷つけないよう、中性の洗剤を用意しましょう。

2. 手洗い鉢を掃除する

手洗い鉢を含めてタンク全体をトイレ掃除シートで拭き取ります。

汚れが目立つ場合は、トイレの素材に適したアイテムを使って汚れを落としましょう。陶器製のトイレなら中性用洗剤、プラスチック製のトイレならトイレ掃除シートを使うのがおすすめです。

また、トイレ用洗剤がタンク上部の穴からタンク内に入り込むと、故障の原因になります。水で流さずにしっかりと洗剤を拭き取ってください。

リクシル(LIXIL)のトイレタンク掃除手順【念入りなお手入れ!】

リクシルの手洗い鉢とトイレタンク掃除をする準備をしているところ

念入りにトイレタンクを掃除する手順は以下の通りです。

  1. 手洗い鉢を掃除する
  2. タンクを開ける
  3. 止水栓を閉める
  4. タンク内の水を流す
  5. タンクの蓋をはずす
  6. 汚れた部分を掃除する

用意するものと各ステップを具体的に見ていきましょう。

用意するもの

念入りなトイレタンク掃除に必要なものは以下の通りです。

  • ゴム手袋
  • クリームクレンザーもしくは練り歯磨き
  • スポンジ
  • おそうじクリーナー
  • トイレ用中性洗剤

1. 手洗い鉢を掃除する

サッと拭いただけでは落とせない頑固な黒ずみや汚れがあるときは、クリームクレンザーや練り歯磨きを使って落とします。やわらかいスポンジにクリームクレンザーか練り歯磨きを付けて、こすり洗いしてください。

汚れが落ちたらしっかりと水拭きをして、クレンザーや練り歯磨きが手洗い鉢に残らないようにしましょう。タンク内部にクレンザーや練り歯磨きが流れ込むと、故障の原因になりかねません。

2. タンクを開ける

手洗い鉢やタンク周りがきれいになったら、タンクを開けます。

開ける前には必ず、取り扱い説明書にタンク蓋の外し方が記載されているか確認してください。記載がない場合は、自力での掃除は控え、ハウスクリーニング業者に相談しましょう。

3. 止水栓を閉める

水が出てこないように止水栓を閉めてください。

止水栓の位置は取扱説明書で確認できます。

4. タンク内の水を流す

トイレの洗浄ハンドルを回して、タンク内にある水を流します。

タンク内の水が抜けたか、しっかりと確認してください。

5. 汚れた部分を掃除する

汚れを確認し、汚れた部分を集中して掃除します。

汚れがひどい箇所は、トイレ用の中性洗剤を染み込ませた布をかけて、しばらく放置することで汚れが落としやすくなります

しばらく放置してから布をとって、トイレ用洗剤が残らないようにしっかりと水拭きをします。その後、タンクの蓋をしめて、止水栓を開けてください。

リクシル(LIXIL)のトイレタンクを掃除する際のポイント3つ

リクシルのトイレタンクをきれいにするコツがいくつかあります。

コツを抑えることで、より効果的に安全にトイレタンクを掃除できるでしょう。

洗剤に注意

トイレタンク内の掃除で使用する洗剤は中性洗剤を使ってください。

酸性、アルカリ性の洗剤を使うと、タンク内部の樹脂製やゴム製の器具を傷めて、止水不良などの不具合、水漏れなどにつながる恐れがあります。

また、タンク内部の金具にトイレ用の中性洗剤が付くと、故障の原因になるため、洗剤が付かないように注意しながら掃除してください。

タンクが外せる機種のみ掃除する

トイレの機種によっては、タンクの蓋が外せないタイプもあります。

自分でトイレタンクの中を掃除できるかどうかを見極めるには、取り扱い説明書をチェックしてください。トイレタンクが自分で開けられる機種なら、外し方が記載されています。

トイレタンク蓋の外し方が取扱説明書に記載されていない場合は、プロに相談しましょう。

練り歯磨きを活用する

トイレのタンク掃除には練り歯磨きの活用がおすすめです。陶器部分の頑固な汚れ、手洗い鉢の水栓金具などがくもってきたときに、練り歯磨きを使って掃除するとピカピカになります。

練り歯磨きは、クリームクレンザーよりも研磨剤がきめ細かく、傷がつきにくいのが特徴です。ただし、新しいタンクに使用すると、研磨剤の働きで艶がなくなることがあるので、注意が必要です。

リクシル(LIXIL)トイレンタンクの「プラスチック製手洗い鉢」の汚れ掃除

リクシルのトイレには、プラスチック製の手洗い鉢が使われている種類があります。

素材に合わせた方法で掃除することで、素材を傷めることなく汚れを落とせます。

用意するもの

手洗い鉢に付いた汚れを落とすときに用意するものは以下のとおりです。

  • 消しゴム
  • 掃除用クリーナー
  • 掃除用シート

掃除の手順

まず、トイレタンクに洗剤が入り込まないように、布を使って手洗い鉢の穴をふさぎます。次に、掃除クリーナーやシートを使って手洗い鉢に付いた汚れを拭き取ります。汚れが取れないときは、消しゴムを使うと取れる場合もあります。ただし、「砂消しゴム」は使用できません。

消しゴムのカス、洗剤をきれいに拭き取り、穴をふさいでいた布を取り除きます。

プラスチック製手洗い鉢を掃除するときの注意点

プラスチックは乾いたトイレットペーパーや布ではなく、必ず水や洗剤で湿らせた布かシートで掃除してください。

乾いた布やトイレットペーパーを使うと便器に傷がつきます。また、アルコールや酸性、アルカリ性の洗剤も、プラスチックの劣化を進めるので使わないようにしましょう。

リクシル(LIXIL)のトイレタンク掃除で清潔感のあるトイレ空間に!

リクシルのトイレタンク掃除の適切な進め方、注意点について解説しました。

適切なトイレタンク掃除を習慣づけることで、トイレタンクへのダメージを抑えて、清潔にトイレを保てます。リクシルのトイレタンク汚れが自力で落とせないときや、掃除でタンクを傷つけるのが不安なときは、プロに相談してみましょう。

リクシル(LIXIL)のトイレタンク掃除は自分でできる?簡単手順からおすすめ頻度までのよくある質問

  • Q. リクシルのトイレタンクは掃除が必要なの?

    トイレタンクは汚れが溜まりやすいので、定期的な掃除が必要です。

  • Q. リクシルのトイレタンクはどれでも掃除できるの?

    タンクが付いている機種は基本的に掃除できます。しかし、取り扱い説明書にタンク蓋の外し方が載っていない場合は、自力での掃除は控えてください。

  • Q. リクシルのトイレタンクはどの洗剤でも掃除できる?

    基本的には中性洗剤を使います。アルカリや酸性の洗剤は、タンクにダメージを与えるので使用を控えましょう。