2024.01.09 2024.01.15
引越しの繁忙期といえば3月ですが、
「どうしてもこの時期に引越ししなければいけない」
「繁忙期だから引越し費用が不安」
といった方も多いでしょう。そこで本記事では、引越しを3月にする場合の費用相場、安く抑えるためのポイントについて詳しく解説していきます。
また、記事後半では、3月に引っ越す際に押さえておきたい注意点も紹介しています。年度末に引越しを控えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
3月の引越しは高い?繁忙期ピークの週はどこ?
3月は引越しの繁忙期であり、料金も通常期に比べ高めに設定されています。2月、3月、4月の引越し費用相場を、単身の場合で比較してみましょう。
単身(荷物少なめ) | 単身(荷物多め) | |
---|---|---|
2月 | 平均3万9,000円 | 平均4万7,000円 |
3月 | 平均4万5,000円 | 平均6万円 |
4月 | 平均4万3,000円 | 平均5万7,000円 |
参照:価格.com調べ
2月と3月で6,000円〜13,000円、3月と4月で2,000円〜3,000円の差があると分かります。
また、3月の中でも費用に違いがあります。3月中の費用相場についても確認していきましょう。
単身(荷物少なめ) | 単身(荷物多め) | |
---|---|---|
3月上旬 | 平均4万5,000円 | 平均5万3,000円 |
3月中旬 | 平均5万円 | 平均6万3,000円 |
3月下旬 | 平均4万5,000円 | 平均6万4,000円 |
参照:価格.com調べ
3月上旬よりも中旬の方が、5,000円〜9,000円高くなっています。一方、中旬と下旬では荷物量によりかかった費用平均の高い時期が違っており、荷物量多めの場合、3月下旬に最も費用が高くなるデータが出ています。
3月の引越し費用相場【世帯人数×運送距離×荷物量】
続いて、3月の引越し費用相場を、世帯人数、運送距離、荷物量に分けて見ていきましょう。
単身(荷物少なめ) | 単身(荷物多め) | 夫婦・カップル | 3人家族 | 4人家族 | |
---|---|---|---|---|---|
15km以内 (同一市区町村程度) |
平均3万3,000円 | 平均3万8,000万円 | 平均7万5,000円 | 平均9万9,000円 | 平均10万5,000円 |
50km以内 (同一都道府県内程度) |
平均4万4,000円 | 平均4万8,000円 | 平均8万円 | 平均11万円 | 平均14万円 |
200km以内(近隣地方) | 平均5万5,000円 | 平均6万5,000円 | 平均14万円 | 平均19万円 | 平均15万円 |
200km以上(遠方) | 平均7万5,000円〜8万6,000円 | 平均9万円〜11万円 | 平均20万〜21万2,000円 | 平均27万〜28万円 | 平均29万円〜30万円 |
参照:引越し侍調べ(3月上旬)
4人以上の家族で引越しする場合、引越し業者によって大きな差が発生することもあるため、あくまでも目安として考えてください。
ここからは、3月に単身、夫婦・カップル、家族で引越しする場合の費用相場について、詳しく解説していきます。
単身(一人暮らし)の場合
単身で3月に引越しする場合、以下の表が費用相場となります。
荷物少なめ | 荷物多め | |
---|---|---|
15km以内 (同一市区町村程度) |
平均3万3,000円 | 平均3万8,000万円 |
50km以内 (同一都道府県内程度) |
平均4万4,000円 | 平均4万8,000円 |
200km以内 (近隣地方) |
平均5万5,000円 | 平均6万5,000円 |
200km以上 (遠方) |
平均7万5,000円〜8万6,000円 | 平均9万円〜11万円 |
参照:引越し侍調べ(3月上旬)
単身者の引越しは荷物量が少ないため、2人暮らしや家族に比べ費用が低くなりやすいです。しかし、3月の繁忙期は単身の引越しであっても費用が上がることが一般的です。
特に短距離の引越しであっても、トラックのサイズや作業員の人数、作業時間などによって費用が異なります。
また、単身パックや学生向けの引越しプランなど、特定のニーズに合わせたサービスを提供している業者も多く、これらを利用することで相場よりも安く引越しができる場合もあります。
夫婦・カップル(2人暮らし)の場合
夫婦やカップルで3月に引越しする場合、以下の表が費用相場となります。
2tトラック | 3tトラック | |
---|---|---|
15km以内
(同一市区町村程度) |
平均6万円 | 平均8万円 |
50km以内
(同一都道府県内程度) |
平均6万5,000円 | 平均9万円 |
200km以内
(近隣地方) |
平均8万5,000円 | 平均12万円 |
200km以上
(遠方) |
平均10万5,000円 | 平均15万5,000円 |
参照:賃貸スタイルコラム調べ
夫婦やカップルでの引越しは、単身者に比べて荷物量が多くなるため、それに伴い費用も上昇します。特に家具や家電などの大型アイテムが増えるほど、運送に必要なトラックのサイズや作業員の人数も増え、引越し費用も高くなります。
ただ、割引プランなどを利用することで、費用を抑えることができる可能性もあります。また、荷物の整理や廃棄を行い、必要最小限の荷物で引越しを行うことも、費用を抑える有効な手段の一つです。
3人以上の家族の場合
3人以上の家族で3月に引越しする場合、以下の表が費用相場となります。
4tトラック | 10tトラック | |
---|---|---|
15km以内
(同一市区町村程度) |
平均10万円 | 平均12万5,000円 |
50km以内
(同一都道府県内程度) |
平均11万5,000円 | 平均14万5,000円 |
200km以内
(近隣地方) |
平均14万5,000円 | 平均18万5,000円 |
200km以上
(遠方) |
平均19万5,000円 | 平均25万円 |
参照:賃貸スタイルコラム調べ
3人以上の家族での引越しは、荷物量がさらに多くなり、それに伴い引越し費用も大幅に増加します。家族数が多いほど、子供の荷物や家具、家電などの量も増え、それだけ多くの人員と作業時間が必要になるためです。
しかし、家族全員で荷造りを行うなどして効率的に作業を進める、引越し業者と相談して家族向けの引越しプランを選ぶことで、少なからず費用を抑えられるかもしれません。
引越しを3月にするときに費用を抑える7つのポイント
3月は引越しシーズンのピークであるため、どうしても引越し費用が高くなります。しかし、以下のポイントを押さえることで、費用をある程度抑えることが可能です。
- 3月上旬に引っ越す
- 平日/午前中に依頼する
- フリー便/混載便などのプランを利用する
- 早めに引越しの予約をする
- 不用品は処分しておく
- オプションは利用しない
- 複数業者の相見積もりを行う
「どうしても3月に引越ししなければいけない…」「少しでも引越し費用が安くなれば…」といった方は、ぜひ参考にしてみてください。
3月上旬に引越す
3月中旬から下旬にかけては、新学期や新年度の開始に伴い、引越し需要が最も高まります。そのため、3月上旬に引越すことで、中旬や下旬に比べ低料金で引越しできるでしょう。
平日/午前中に依頼する
土日祝日や午前中は引越しの需要が高まり、それに伴い引越し費用が高くなりがちです。反対に平日や午後に引越しを行うことで、料金が割安になる可能性があります。
フリー便/混載便などのプランを利用する
フリー便や混載便といったプランを利用することで、引越し費用を大幅に削減できる場合があります。フリー便は、引越し業者の都合に合わせて引越しを行うプランで、料金が割安になる代わりに、引越し時間が指定できません。
混載便は、他の荷物と一緒に運ぶことで費用を抑えるプランです。どちらも柔軟なスケジュールで引越しが可能な場合に適しています。
早めに引越しの予約をする
引越し費用を抑えるためには、早めに予約を入れることが重要です。特に3月は引越しシーズンのピークで、予約が集中します。早期予約することで、より希望に近い日程かつ、割安な料金で引越し業者を確保することができます。
また、繁忙期を避けるためにも、できるだけ早い段階で日程を決めることをおすすめします。
不用品は処分しておく
引越しの際は、持っていく荷物の量が費用に影響します。不用品を処分し、荷物の量を減らすことは、引越し費用を抑える有効な方法です。
引越し前に不用品を整理し、売却、寄付、またはリサイクルすることで、荷物を減らすとともに、新居での生活空間をより快適にすることができるでしょう。
オプションは利用しない
引越し業者は、梱包、家具の組み立て、家電の設置などさまざまなオプションを提供していますが、追加料金が発生します。費用を抑えるためには、必要最低限のサービスのみを利用し、できることは自分で行う姿勢が大切です。
自力での梱包や家具の設置など、引越し作業の一部を自分で行うことで、オプション料金を節約できます。
複数業者の相見積もりを行う
複数の引越し業者から相見積もりを行うことで、各業者のサービス内容と料金を比較することができます。コストパフォーマンスに優れた業者を選択できるだけでなく、見積もり結果をもとに他の業者との値下げ交渉にも利用できます。
引越しの予算に限りがある場合は、複数の業者から見積もりを取ることが推奨されます。
引越しを3月にするときに知っておきたい【4つの注意点】
3月は多くの人が新生活を始める引越し繁忙期。引越しをスムーズに行い、トラブルを避けるためにも、以下4つの注意点を理解しておくことが重要です。
- 引越し費用が高くなりやすい
- 引越し業者の予約を取るのが難しい
- 書類申請・手続きに時間がかかる
- 家賃交渉などに応じてもらえない
3月の引越しを検討中の方は、チェックしておいてください。
引越し費用が高くなりやすい
3月は引越し需要がピークに達するため、引越し業者の料金が高騰しやすい時期です。繁忙期は人手やトラックが不足しがちで、その結果、引越し費用が通常よりも高く設定されることが多いです。
できるだけ費用を抑えたい場合は、早めに引越し業者に予約を入れる、平日や午後に引越しを行う、荷物を減らすなどの工夫が必要です。
引越し業者の予約を取るのが難しい
引越しシーズン中は、多くの人が引越し業者のサービスを利用するため、希望する日時に予約を取ることが困難になります。特に週末や月末、月初は予約が集中しやすいです。
引越しの日程が決まったら、できるだけ早く業者に連絡し、予約を確保しましょう。
書類申請・手続きに時間がかかる
3月に引越しを行う場合、新しい住所への転入届けや各種公共サービスの手続きなど、さまざまな書類申請が必要になります。この時期は多くの人が同様の手続きを行うため、役所やサービス提供会社によっては混雑し、手続きに通常よりも長い時間がかかることがあります。
余裕を持ったスケジュールで手続きを進めることが重要です。
家賃交渉などに応じてもらえない
3月は新生活をスタートする人が多いため、不動産市場も活発になります。この時期は賃貸物件が多くの人に注目されるため、家賃交渉や特定の条件での物件探しが難しくなることがあります。
物件を選ぶ際には余裕をもって情報収集を行い、ある程度の妥協は覚悟しておかなければいけません。
3月の引越しなら早めの行動を!
いかがでしたでしょうか?引越しを3月にするときの費用相場や、安くするポイントについてお分かりいただけたかと思います。
基本的に3月に引越しをすると、他の時期に比べて確実に費用が高くなります。しかし、その中でも工夫すれば、費用を抑えた引越しは十分可能です。
本記事で解説したポイントを押さえて、3月の引越しに備えましょう。セーフリーでは、引っ越し繁忙期の3月でも対応可能な業者を紹介しています。引っ越しのことでお悩みならぜひ相談から始めてみましょう。
3月の引越し費用相場!安く抑えられるコツを徹底解説【ピークの週は?】のよくある質問
-
Q. 3月頃に引越しを予定している場合、見積もりはいつからできる?
A.引越しが3月頃であっても、半年前から見積もりできる業者もあります。
-
Q. 同じ3月でも、引越し業者によって費用は大きく異なる?
A.業者によって費用は異なるため、相見積もりを推奨します。
-
Q. 3月の引越し費用は交渉できる?
A.業者によっては、料金の交渉に応じてもらえるかもしれません。
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