2025.06.09 2025.06.09
この記事では、たぬきの足跡について徹底解説していきます。
「家に近くにたぬきがいる気がするけど、本当にたぬきなのか分からない」
「足跡があるけど、たぬきで間違いないのか判断できない」
上記のようなお悩みがあるなら、本記事でたぬきの足跡について知識を深めていきましょう。
記事後半では、具体的な駆除方法についても徹底解説。たぬきに悩まされる前に正しい方法で対処したいなら、ぜひ最後までご覧ください。
目次
たぬきの足跡の見分け方!他の動物と異なる2つの特徴
たぬきの足跡には、「指の数」と「形と大きさ」に特徴があります。本当にたぬきの足跡で間違いないのかを判断する材料となるので、詳しく見てみましょう。
指の数
たぬきの足跡には、通常4本の指の跡があります。
たぬきの足には5本の指がありますが、足跡には4本分しか残らないのが一般的。それぞれの指の先には、小さな爪の跡も残ります。
ただし、足跡が完璧に残らない場合も多く、実際は5本の指の足跡がつくはずなのに4本分しか残っていないケースも少なくありません。そのため、足跡の指の数だけで「たぬき」と断定するのは難しいです。
形と大きさ
たぬきの足跡は、手のひら部分にあたる「掌球」の部分が三角形のように見えるのも特徴。手のひら部分と指部分は離れていて、犬の足跡に近い形をしています。
大きさは、3~4cmほどが一般的。ただし、固体差があるので、大きさはあくまでも目安にしておくと良いでしょう。
たぬきと他の害獣の足跡を比較!
足跡の主がたぬきかどうかを断定するには、ほかの動物と比較して特徴を見極めるのも大切です。
動物 | 足跡の特徴 |
---|---|
たぬき | ・指の跡が4本 ・手のひら部分が三角形 ・3~4cm |
ハクビシン | ・指の跡が5本 ・四角形に近い形 ・5~7cm |
イタチ | ・指の跡が5本 ・手のひら部分よりも指が離れていて爪が長め ・2~3cm |
アライグマ | ・指の跡が5本 ・手のひら部分と指がくっついている形 ・5~8cm |
足跡は、状況によってしっかりと残らないケースも多いです。
ちなみに、猫の足跡はたぬきと同じく4本分の指跡がありますが、手のひら部分は四角形に近く、爪の跡がないのが特徴です。
たぬきの足跡?判断できない時に役立つ他の痕跡【3つの見分け方】
足跡だけでたぬきかどうかの判断が難しい場合には、音や鳴き声、フン、食害なども見てみましょう。それぞれに特徴があるので、見分けやすくなります。
音や鳴き声
特に屋根裏に害獣が住み着くと、足音などの「音」が気になるもの。走り回る音は固体の大きさにより異なります。
基本的にイタチのような小さな動物は「パタパタ」と軽い音ですが、ハクビシンやたぬきのような大きさの動物になると「ドタドタ」と重めの音がします。ネズミのようにより小さな害獣の場合は、「カサカサ」「カリカリ」などの音です。
鳴き声も、害獣の種類により異なります。
- たぬき:「キューン」「ウワーン」「ギャーギャー」
- ハクビシン:「キーキー」「キューキュー」「ギャーギャー」
- イタチ:「キーキー」「クククク」
- アライグマ:「クルルル」「キュッキュッ」
基本的には上記のような特徴がありますが、状況によって鳴き声を変える動物も多いので、ほかの特徴とあわせて判断しましょう。
フン
害獣が住み着くと、フン害に悩まされるケースが多いもの。悪臭や病原菌などマイナスなイメージばかりが付きまとうフンですが、害獣の種類を特定するのには役立ちます。
動物 | フンの特徴 |
---|---|
たぬき | ・2~3cmで丸い ・虫の死骸や種子が含まれる ・ニオイが強い ・1ヶ所にまとめてフンをする |
ハクビシン | ・5~15cmで細長い ・果実が多く含まれる ・ニオイは強くない ・1ヶ所にまとめてフンをする |
イタチ | ・6mmほどで細長い ・動物の毛が含まれる ・ニオイが強い ・1ヶ所にまとめてフンをする |
アライグマ | ・5~18cmで細長い ・雑食性なのでさまざまなモノが含まれる ・ニオイが強烈 ・1ヶ所にまとめてフンをする |
大きさや形、内容物などである程度害獣の種類を特定できるでしょう。
食害
害獣が住み着くと、家にある食材や庭木などが食害に遭うケースも多くなります。食害が発生しているなら、その残骸も害獣の種類特定に活用しましょう。
動物 | 食害の特徴 |
---|---|
たぬき | ・生ゴミを漁る ・ブドウなどの柔らかい果実や野菜を好んで食べ漁る |
ハクビシン | ・木登りが得意なので高所にある果実も食べ漁る ・桃やミカン、野菜などを好んで食べ漁る |
イタチ | ・ネズミや鳥類を捕食する ・果樹園や畑を食い荒らす |
アライグマ | ・手先が器用なので、可食部だけを食べる(スイカの中身やトウモロコシの実) ・甘いものを好んで食べ漁る |
どの害獣も雑食性ですが、たぬきよりもアライグマのほうが獰猛で手先が器用など、それぞれに特徴があります。足跡やフンなどとあわせて、参考にしておきましょう。
たぬきの足跡や形跡で存在を確認!駆除する方法は?
足跡や形跡でたぬきの存在を確認したのなら、次はたぬきを追い出したり駆除したりする方法を決めるステップです。
たぬきは自然といなくなることがないのが基本なので、何かしらの形で追い出したり駆除したりしなければなりません。どのような方法で進めていくのか、状況に合わせて決めましょう。
追い出すなら燻煙剤や忌避剤が有効
追い出すだけなら、免許も申請もなしにすぐ実践できます。燻煙剤や忌避剤を使えば、効率的にたぬきを追い出せるでしょう。
燻煙剤は、屋根裏や床下などの閉鎖空間で有効な方法。ただし、居住空間に煙が入らないよう目張りをする必要があるでしょう。また、火災が発生しないよう、正しい使い方をするのも重要です。
市販されている忌避剤は、噴射するだけで使えるのでとても手軽。とは言え、どちらも効果は一時的で、また戻ってきてしまう可能性が高いです。
捕獲や駆除には許可・免許が必要
たぬきは鳥獣保護法で保護されている動物なので、免許や申請なしに勝手な駆除や捕獲ができません。勝手に駆除や捕獲をすると法律違反になるので注意しましょう。
どうしても自分で捕獲や駆除をしたい場合は、狩猟免許を取得し、市役所などで許可申請をする必要があります。
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専門業者への依頼がベスト!
たぬきを徹底的に駆除したいなら、専門業者へ依頼するのがベスト。免許があり専門知識や経験もある専門業者なら、たぬきを徹底的に駆除するだけでなく再発防止策を講じてくれるケースが多いです。
業者へ依頼すると、15,000~300,000円ほどの費用がかかるのが一般的。相場に幅があるのは、状況によって料金が大きく変わるためです。たぬきが多かったり被害範囲が広かったりすると、費用が高くなります。
費用はかかってしまいますが、自分で追い出しても戻ってきてしまうリスクを考えると、早めに業者へ依頼してしっかり駆除しておくべきでしょう。
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たぬきの足跡を見つけたらすぐに対策!【放置厳禁!】
足跡があり、たぬきが生息しているのが確実になったら、すぐに駆除するのが大切です。放置すると、どんどん数が増えて被害が拡大してしまいます。
たぬきが住み着くことによる被害は、フン害による衛生環境の悪化や騒音によるストレスのほか、噛まれたり引っかかれたりするとケガをしたり感染症にかかったりするリスクもあります。
また、たぬきを放置すると被害がどんどん広がり、家屋そのものへのダメージも大きくなるでしょう。放置する時間が長くなればなるほど、駆除費用も家屋の修繕費用も高くなる点もリスクの1つです。
たぬきの足跡を発見したら業者に相談!
たぬきの足跡は、4本の指に三角形の手のひらが特徴。似たような足跡の害獣もいるので、足跡だけでなくフンや音なども参考にして見極めましょう。住み着いているのがたぬきだと判明したら、早めに駆除するのがオススメです。
徹底的な駆除をして再発防止を目指すなら、プロの業者に依頼しましょう。
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たぬきの足跡に関するよくある質問
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Q. たぬきの足跡の特徴は?
A.たぬきの足跡は3~4cmほどの大きさで、指の跡が4本、手のひら部分が三角形をしているのが特徴です。
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Q. たぬきとハクビシンの足跡の違いは?
A.たぬきとハクビシンの足跡の違いは、指の跡が大きいです。たぬきは4本、ハクビシンは5本です。また、手のひら部分はたぬきが三角形、ハクビシンが四角形で、全体的にハクビシンのほうが足跡のサイズが大きくなっています。
-
Q. たぬきがいたらどう駆除する?
A.たぬきがいたら、専門業者に依頼して駆除してもらうのがベストです。たぬきは鳥獣保護法で保護されているため、勝手に駆除したり捕獲したりすることはできません。